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飛行機は何分前の到着でギリギリ搭乗OK? 国内線の場合
国内線の飛行機に乗るとき、空港には何分前の到着でギリギリ搭乗できるのか知っていますか? 旅というものは、ときにハプニングが起きるもの。乗り遅れたことなんて1度もないという人も事前に知っておくだけで、いざというときに役立ちます。
そこで、空港には何分前に到着すると安心なのか、またギリギリ搭乗OKなのは何分前なのかを紹介。搭乗までにすることリストや遅れてしまうよくあるパターンも合わせて見ていきましょう。
目次
1. 空港には出発時刻の何分前に到着しておくと安心?
結論から言えば、国内線では通常期は出発時刻の60分前、GWやお盆、年末年始といった繁忙期は出発時刻の90分前に空港に着いておくと安心です。
飛行機の出発時刻とは、離陸に向けて動き始める時刻のこと。その前に搭乗時刻があり、さらに保安検査場を通過する締め切り時刻もあるので、鉄道やバスのように直前に行くわけにはいきません。また、空港の思わぬ混雑や突然のハプニングに見舞われることもあるため、上記の時刻を目安に空港に到着しておけば、いざというときも対処できるはず。
ただし、アプリなどで事前にオンラインチェックインを済ませ、預ける手荷物がない場合は、直接保安検査場へ行けるので、通常期は出発時刻の45分前、繁忙期は出発時刻の75分前くらいでも大丈夫。一方、人気の観光地にある空港の場合、繁忙期は保安検査場もとくに混雑するので、新千歳空港や那覇空港から繁忙期に搭乗するときは、やはり出発時刻の90分前に着いておいた方が安心でしょう。
旅での時間の余裕は、気持ちの余裕にもつながります。たとえ時間が余っても、空港のカフェでのんびりしたり、展望デッキから飛行機を眺めたり、楽しみ方はいっぱいあるので、「少し余裕を持って」到着するのがおすすめです。
2. 飛行機にギリギリ搭乗OKなのは何分前?
もちろん、仕事などの都合で空港に着くのがギリギリになりそう......という人もいるはず。では、飛行機にギリギリで搭乗できるのは何分前なのでしょうか?
まず、主な航空会社の搭乗口の締め切り時刻を見てみましょう。
【搭乗口の締め切り時刻】
- JAL......10分前
- ANA......10分前
- スカイマーク......15分前
- AIRDO......10分前
- スターフライヤー......10分前
- ソラシドエア......10分前
- ジェットスター......15分前
- Peach......20分前
基本的に、この時刻までに搭乗口へ行かないと飛行機に乗ることはできません。ただし、その前に保安検査場を通過する必要があり、多くの航空会社はその締め切り時刻も設定しています。
【保安検査場の締め切り時刻】
- JAL......20分前
- ANA......20分前
- AIRDO......20分前
- スターフライヤー......20分前
- ソラシドエア......20分前
- Peach......25分前
また、スカイマークやLCCでは、チェックインの締め切り時刻も設定しているので、見てみましょう。
【チェックインの締め切り時刻】
- スカイマーク......20分前
- ジェットスター......30分前
- Peach......30分前
JALやANAでは、チェックインの締め切り時刻は設定していませんが、保安検査場を20分前までに通過することを目安に手続きすることを推奨しています。
上記を踏まえると、飛行機の搭乗にギリギリ間に合う空港の到着時刻は「出発30分前(一部航空会社はそれよりもう少し前に)」と考えるのがいいでしょう。とはいえ、空港への交通手段が遅れてしまうことなどもあるので、ちょっと早めに到着できるように行動すると安心です。
3. 飛行機の搭乗までにすることリスト
鉄道やバスと違い、飛行機の場合、搭乗までにするべきことがいくつかあります。とはいえ最近は、スマホを活用することで、以前より簡単に搭乗できるようになりました。では、飛行機の搭乗までにすることを確認していきましょう。
チェックイン
<出典:写真AC>
空港に着いたら、まずするべきはチェックイン(搭乗手続き)。自動チェックイン機もしくは空港カウンターで、搭乗便のチェックインをします。その際、支払いに使用したクレジットカード、あるいは確認番号や予約番号が必要な場合があるので気をつけて。
そして最近は、JALやANAはもちろん、各LCCでも、スマホのアプリやサイトからチェックインできる「オンラインチェックイン」が主流になっています。2次元バーコードのあるモバイル搭乗券が発行されるので、空港でのチェックインは不要となり、格段に楽に搭乗可能。事前に座席指定などもできるため、積極的に活用していきましょう。
手荷物を預ける
預ける手荷物があるときは、自動手荷物預け機もしくは手荷物カウンターで、手荷物を預けます。JALやANA、スカイマーク、AIRDO、スターフライヤー、ソラシドエアなどは一人20kgまで無料、ジェットスターやPeachは購入運賃によって異なるものの基本的に有料と、LCCの方がルールは少し厳しいのが特徴です。
手荷物を預けるのを省略するためにも、機内へ無料で持ち込める手荷物だけで飛行機に乗るのがおすすめ。それぞれ重量制限はあるものの、上記の航空会社では、いずれも手荷物1個とハンドバッグなど身の回り品1個を無料で機内へ持ち込めます。
保安検査場を通過する
続いて向かうのは、保安検査場。リーダーに搭乗券をタッチし、機内へ持ち込む手荷物の検査とボディチェックを行います。繁忙期や週末は混雑するポイントなので、少し余裕を持って向かうのがおすすめです。
スムーズな検査のために、スマホやタブレット、ノートパソコンといった電子機器、金属類、ペットボトルなどは手荷物から出して、備え付けのカゴに入れて検査を受けるのがいいでしょう。また、ジャケットなどの上着もカゴに入れるほか、ブーツなど足首が隠れる靴は脱いで検査する必要があります。
搭乗時刻を待つ
保安検査場を通過したら、次は搭乗口へ向かいましょう。搭乗口の番号は、搭乗券に記載されているほか、空港内の案内表示板でも確認できます。LCCの場合、搭乗口が少し遠いことが多いので、早めに行動しておくと安心。
空港や搭乗便によって異なりますが、出発20分前~15分前くらいに搭乗案内が始まるのが一般的。JALやANAでは、まずお手伝いを必要とする乗客の方の事前改札が行われ、続いて上級クラスや会員ステイタスを保持した乗客の優先搭乗の後、一般の乗客の搭乗が始まります。
搭乗
ここまで来たら、あとは飛行機に搭乗するだけ。搭乗口の改札機に搭乗券をタッチして、機内へと向かいましょう。席がわからないときは、客室乗務員の方に搭乗券を見せれば、すぐに教えてもらえます。
席に座ってシートベルトを締め、飛行機のドアが閉まったら、スマホを機内モードに設定することをお忘れなく。さあ、空の旅へ出発です!
4. 飛行機の搭乗までにするかもしれないことリスト
ここで再び、飛行機の搭乗前に時間を戻しましょう。搭乗前には、するかもしれないことがいくつかあります。これらも加味して何分前に空港に到着しておけばいいかを考えておきたいものです。搭乗までにするかもしれないことを、注意事項と合わせて見ていきましょう。
お土産の購入
旅の帰りなら、空港でお土産を買うことも多いはず。このとき注意すべきは、機内持ち込み手荷物の制限を考えて買うこと。基本的には、空港で買ったお土産も、機内に持ち込む手荷物や身の回り品にカウントされます。制限をオーバーして買った場合、新たに手荷物を預ける必要があるので、できれば制限内の範囲で買うのがおすすめ。買ったお土産をスーツケースなどの中に入れて、手荷物の個数を少なくするのもポイントです。
飲食物の購入
最近人気の「空弁」をはじめ、機内では、お弁当やサンドイッチ、お菓子などを持ち込んで、自由に食べることが可能。また国際線と異なり、ペットボトルの飲み物も基本的には保安検査を通過して持ち込むことができます。
ただし、紐を引いて加熱するタイプのお弁当は、危険物に該当するため、機内に持ち込むことも預けることも不可。また多くの航空会社では、お酒(アルコール)も持ち込んで飲めますが、ジェットスターの場合、持ち込んだお酒は機内で飲めず、機内で購入したお酒のみ飲むことができます。
お手洗い
搭乗前にお手洗いに立ち寄っておくと安心。飛行機のドアが閉まった後は、離陸して水平飛行となり、ベルト着用サインが消えるまで機内のお手洗いは利用できません。搭乗口の近くに必ずお手洗いがあるので、安心して搭乗するためにも立ち寄るのがおすすめ。また、機内のお手洗いをよく利用する人は、席を立ちやすい通路側の席を選ぶのがいいでしょう。
5. 空港への到着が遅れてしまうよくあるパターン
思わぬハプニングが起きて予定通りにいかないのが旅というもの。そこで、空港への到着が遅れてしまうパターンを予防策と合わせて見てみましょう。
荷物の準備に手間取る
<出典:写真AC>
荷物の準備に時間がかかって家を出るのが遅れてしまうのはありがちなパターン。当日慌てないために、前日の夜には荷物の準備を終えておくといいでしょう。また、持ち物リストなどを作っておくと、その後の旅にも使えて荷物の準備が簡単になります。
空港までの交通機関の遅延
空港へ向かう交通機関の遅延で到着が遅れてしまうことも。いつ遅延が起きるかは予測できないので、1~2本早い鉄道やバスに乗ったり、もしものときの迂回ルートを調べたりしておくと安心。また、運休・遅延証明書を受け取っておくと、JALやANAの場合、無料で搭乗便の変更や払い戻しをしてくれることもあります。
車の渋滞
車で空港へ向かう場合、渋滞に巻き込まれてしまうのもよくあるハプニング。とくに繁忙期や週末は各所で渋滞が発生しやすく、空港の駐車場も混雑するため、早めに出発するのが大切。旅の最後にレンタカーで向かうときは、返却にかかる時間も見積もっておくことが必要です。
空港で迷ってしまう
無事に空港へ着いたものの空港内で迷ってしまうことも意外とありがち。羽田空港や成田空港、伊丹空港など大きな空港は航空会社によってターミナルが異なることもあるので、利用する航空会社がどのターミナルにあるのか、事前に調べておくといいでしょう。
6. 飛行機の搭乗が間に合わないときにできること
どう頑張っても飛行機の搭乗に間に合いそうもない......。そんなときはすぐに航空会社に連絡を入れ、予約している便の変更の相談をすることが大事。
予約変更可能な航空券の場合、所定の変更手数料を支払えば便を振替えてもらえます。
一方、予約変更不可の航空券の場合は、所定の取消手数料を支払い、キャンセル手続きを行った後、新たに航空券を購入しましょう。このとき、予約している便の「出発時刻前」までに手続きをすることが大切。たとえ予約変更可能な航空券でも、出発時刻後になると便を振替えてもらうことができなくなるためです。
また、予約変更不可の航空券も出発時刻前と出発時刻後では、取消手数料の額が大きく違うので、少しでも多く払い戻してもらうためにも「出発時刻前」までに手続きをしましょう。
では、便の変更もできないまま、乗り遅れてしまったときはどうなるのでしょうか。基本的には、予約していた便のキャンセル手続きを行った後、新たな航空券を購入することになります。この場合、取消手数料は運賃額の100%かかることが多く、払い戻しされる額は少なくなるので気をつけて。
7. 国際線の飛行機の場合は何分前?
今回は国内線の例でしたが、海外へ向かう国際線の場合、出発時刻の何分前に空港に到着するといいのでしょうか?
<出典:写真AC>
チェックインの締め切り時刻は、JALやANAといった多くの航空会社で60分前、LCCのジェットスターは45分前、Peachは50分前などとなっていて、この時刻がギリギリ搭乗に間に合うタイムリミット。ただし国際線の場合、チェックイン手続きや保安検査に国内線よりも時間がかかり、出国審査の手続きもあるので、できるかぎり余裕を持って到着することが大事。おすすめは通常期は90分前、繁忙期は120分前までに空港に着いておくこと。空港で慌てることがないよう早めに出発することを心がけましょう。
スマホでオンラインチェックインなどが可能になったことで、飛行機にも以前より気軽に搭乗できるようになりました。とはいえ、空港へギリギリに到着するのではなく、少し余裕を持って到着することが大切。とくに、まだ旅に不慣れな場合は思わぬハプニングも起きやすいので、できるかぎり早めに空港へ向かうようにしましょう。その時間の余裕こそ飛行機の旅をより楽しむ、気持ちの余裕へとつながるはずです!
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