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新潟三大グルメを堪能!ホテルブッフェでも新潟名物がずらり
新潟と言えば、日本の米どころであり日本酒が美味しいことでも有名。海の幸や山の幸、美味しいものがいっぱいありますが、中でも人気なのが「イタリアン」「バスセンターのカレー」「タレかつ丼」の三大グルメ。
ん?イタリアン?カレー?って思う方もいると思いますが、どれも新潟県民に長く愛されるソウルフードです。今回は、この新潟三大グルメが食べられる人気店と新潟グルメ食べ放題のホテルの朝食ブッフェをご紹介します。
目次
新潟県民のソウルフード、みかづきのイタリアン
<みかづき万代店>
まずやってきたのは、万代シテイバスセンター。JR新潟駅万代口より徒歩約10分、バスだと約4分で到着します。この2階にみかづき万代店があります。こちらでいただけるのが、新潟県民のソウルフードとも言える「イタリアン」。
<みかづき万代店の店内>
店内はよくあるファストフード店のような造り。メニューは「イタリアン」の他に、カレーソースがかかった「カレーイタリアン」、ホワイトソースがかかった「ホワイトイタリアン」などもあり、季節限定のメニューも登場します。
<イタリアンに白生姜を多めにトッピングしたもの>
イタリアンと言っても、パスタやピザ、スパゲティーではありません。焼きそばの麺になんとトマトソースがかかっています。麺は自家製太麺で、キャベツともやしを特製ソースで炒め、粉チーズで味付けした新潟名物のB級グルメ。紅生姜ではなく、白生姜が添えられています。この白生姜も新潟名物なんですよ。
<まぜまぜして白生姜と一緒にいただきます>
上にかかっているトマトソースを麺全体に絡むようにまぜまぜして、この白生姜と一緒にお口へ! トマトの酸味とタマネギの甘みが太麺によく合っていて美味しいー。白生姜もいい仕事してます。白生姜は多めに注文することもできます。白生姜増し増しの「イタリアン」は、生姜が好きな方にもおすすめです。
みかづき万代店
- 住所:新潟市中央区万代1丁目6-1バスセンタービル2階
- 営業時間:10:00〜20:00 無休(1月1日を除く)
- 公式サイト:みかづき 万代店
新潟県民が愛する、万代シテイバスセンターのカレー
<万代シテイバスセンターの屋上>
万代シテイバスセンターは、新潟市の中心、新潟一賑わう繁華街がある万代に位置。周辺には大型商業施設や新潟伊勢丹などが立ち並び、この一帯の総称が「万代シテイ」です。シティではなくシテイが正式名称。この万代シテイバスセンターの1階に、新潟を代表するB級グルメ「バスセンターのカレー」のお店があります。
<バスセンターのカレーの看板>
お店の正式名称は「万代そば」で商品名は「カレーライス」ですが、新潟県民には「バスセンターのカレー」という呼称でお馴染み。全国ネットのテレビ番組で紹介されることも多くなり、今や「バスセンターのカレー」と言えば、あの新潟の!とピンとくる方も多いはず。
それだけ人気になったお店のカレーライス、いったいどんなものなのか食べる前から興味津々。
<万代そばの店頭>
1階のバス乗り場が並ぶ一角にそのお店はあります。1973年11月から営業されている立食いのそば屋で、「安い、早い、うまい」がモットー。昼時になるとたくさんのお客さんで賑わっていますが、そば屋なのに多くのお客さんが注文しているのはカレーライス。普通カレーライス、ミニカレーライス、大盛カレーライスの3種類あり、カレールーのみも注文可能。お持ち帰りもでき、お土産用レトルトカレーも売られています。
<バスセンターのミニカレーライス>
今回注文したのはミニカレーライス。食券を購入して注文したら1分ほどで出てきます。確かに早い!早すぎです。ミニでも結構なボリューム。ご飯が見えないほどカレーのルーがたっぷりかけられています。ルーの色が黄色なのが印象的。
<たまねぎがたっぷりの黄色いカレー>
とんこつスープをベースに、玉ねぎ、にんじん、新潟県産豚肉が入っています。ご飯はカレーに合うようにブレンドした県産米が使われています。そば屋のカレーとはいえ、美味しさにこだわっているところがいいですね。食感はどろっとしていて、なんだか懐かしい味。辛さも程よく、平日で約1,000食、休日で約1,200食も出るほどの人気があるのがわかります。やみつきになる美味しさですよ、これは。
万代そば(バスセンターのカレー)
- 住所:新潟市中央区万代1丁目6-1バスセンタービル1階
- 営業時間:8:00~19:00
- 関連サイト(万代シテイ):万代シテイ
新潟が生んだ絶品郷土料理、タレかつ丼
<みなとのマルシェ ピアBandai>
新潟三大グルメ3つ目のお店に向かう前に、新潟の特産物が豊富に揃う「みなとのマルシェ ピアBandai」をご紹介しましょう。万代シテイバスセンターから歩くこと約12分、肉、魚などと書かれた大きな看板のある建物が見えてきます。
<みなとのマルシェ ピアBandaiの店内>
万代島鮮魚センター、鮮魚センターマリーン、こがね牧農舎、ピカリ産直市場 お冨さんなど、鮮魚や野菜、お米など新潟の特産物を販売するお店や、佐渡廻転寿司 弁慶、新潟鮮魚問屋 港食堂などの飲食店など、16店舗もの施設があり、ピーカンテラスではBBQも楽しめます。
<みなとのマルシェ ピアBandaiの店内、お米売り場>
お米が売られているのが日本でも有数の米どころ新潟らしいですよね。魚沼産から佐渡産、岩船産までいろんな産地のお米が揃っています。
みなとのマルシェ ピアBandai
- 住所:新潟市中央区万代島2
- 営業時間:9:00~19:00(冬季は〜18:00)、無休
- 公式サイト:みなとのマルシェピアBandai
<とんかつ政ちゃん 沼垂本店>
みなとのマルシェ ピアBandaiから北東に歩き、万国橋交差点を右折して150mほどのところにあるのが「とんかつ政ちゃん 沼垂本店」。ピアBandaiからは約7分で到着します。
とんかつ政ちゃんは、新潟にいくつかあるタレかつ丼の有名店の1つ。タレかつ丼発祥のお店で修行した初代が独立し、その後2代目の社長が「タレかつ丼」と名付けたことで、その名が県内外に知れ渡りました。「新潟タレかつ丼政家(まつりや)」も含めると、新潟駅前店をはじめ市内に6店舗構えています。
<とんかつ政ちゃんのメニュー>
メニューは、特製かつ丼、並かつ丼、三枚かつ丼、ミニかつ丼とサイズによって4種類で、豚ヒレを使用したものが4種類、計8種類あります。
<とんかつ政ちゃんの三枚かつ丼>
今回注文したのは三枚かつ丼。ご飯が見えないほど大きなとんかつがどーんとのせられています。
「タレかつ丼」とは、甘辛い醤油タレにくぐらせた少し薄めのとんかつをのせた丼のことで、卵でとじていないのが特徴。
新潟は、江戸時代から北前船で栄えた港町。洋食文化が早くから花開き、西堀と呼ばれる地域には西洋料理店が軒を連ねていました。昭和初期頃、当時としてはモダンな料理だったカツレツを醤油タレにくぐらせてご飯の上にのせて提供したのが始まりとされています。
<かつの下にはタレが染みたご飯が>
かつの下に隠れているご飯には甘辛いタレが染みています。醤油ベースにみりんや砂糖を加えた甘めのタレになっています。
<タレが染みたとんかつ>
上からはわからなかったですが、とんかつをめくって裏を見てみると、タレが染みているのがわかります。
<タレかつ丼のとんかつは薄め>
一般的なかつ丼のかつよりも薄めの衣で、豚肉も薄めなのが「タレかつ丼」の特徴。これぐらいのほうが甘辛いタレが全体に染みて旨さをより引き出すのでしょうね。サクサクの衣に甘辛い醤油ダレがジュワ~ッと染み込んでいて美味しい! これはご飯が進みますね。帰りに空港でタレかつ丼のタレだけを買い、お家でも作るほどお気に入りになりました。
とんかつ政ちゃん 沼垂本店
- 住所:新潟県新潟市中央区沼垂東5丁目12-1
- 営業時間:11:00~15:00、17:00~21:00
- 定休日:無休(1月1日を除く)
- 公式サイト:とんかつ政ちゃん
新潟グルメがずらりの朝食ブッフェ!ホテル日航新潟
<ホテル日航新潟 外観>
新潟のグルメを堪能する旅をしたい方におすすめのホテルが「ホテル日航新潟」。新潟のウォーターフロントである朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターと佐渡汽船ターミナルに直結し、ホテル棟は日本海側随一の高層ビル。
<ホテル日航新潟 客室>
22階以上に位置する客室からは新潟市街、日本海、佐渡島を一望でき、眺望抜群。館内、客室はスカンジナビアンデザインを基調にし、豪華客船のデッキをイメージしたくつろぎの空間になっています。
<ホテル日航新潟のオールデイダイニング セリーナ、ご飯のお供>
明るい開放的な雰囲気のオールデイダイニング セリーナでいただける朝食は、新潟の食材を使用した料理が並ぶブッフェスタイル。新潟県産の卵を使用したオムレツに、お米は魚沼塩沢産コシヒカリ。ご飯のお供も菊芋みそ漬け、かぐら南蛮、十全なすなど新潟の味が揃っています。
<にいがた雪室熟成カレー>
そして、こちらのレストランの名物が「にいがた雪室熟成カレー」。雪室とは、雪国新潟の知恵から生まれた天然雪を活用する食品保存庫のこと。雪室で一定した温度と湿度の下、 熟成することで旨味を増した豚肉を使ったホテルオリジナルのカレーです。
<新潟名物へぎそば>
つなぎにふのり(布海苔)と呼ばれる海草を使った新潟名物の珍しいおそば、へぎそばもありますよ!へぎ(片木)と呼ばれる器に載せて提供されています。
<セリーナが提供の新潟名物いろいろ>
<開放感のあるオールデイダイニング セリーナ>
他に、通常より大きく厚みのある栃尾の油揚げや、横越・新津・五泉・村松地域で搾乳される塚田牛乳、お米から作られたおこめ丸パンなどもあり、特におこめ丸パンは、もっちもちの独特の食感で美味しかったですよ。
ホテル日航新潟
- 住所:新潟県新潟市中央区万代島5番1号
- 公式サイト:ホテル日航新潟
まとめ
いかがでしたか、新潟で新潟三大グルメを堪能する旅。最近は東京や大阪などでも全国の名物グルメが食べられるようになりましたが、新潟の「イタリアン」は、他の地域にはお店が無いため、現地新潟でしか食べることができない貴重なグルメです。「バスセンターのカレー」も新潟ならではの味ですし、タレかつ丼を提供するお店も東京、大阪に数店舗あるだけ。
わざわざ新潟まで足を運びたくなるほど美味しい新潟グルメ、ぜひ皆さんも現地でこの味を堪能してみてくださいね。
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斎(いつき)信夫
- 兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。1998年より数々の旅行サイトの企画・運営・編集に携わる。国内は沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。ワクワクするライブ感のある記事をお届けできたらと思っています。