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韓国でのウナギの食べ方は? 焼きウナギや蒲焼きなど
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韓国でウナギは...
韓国語でウナギを「ミンムルチャンオ」と言います。"ミンムル"は淡水のことで、"チャンオ(長魚)"がウナギのことです。なので、アナゴは"パダ(海)チャンオと言うわけです。
今回紹介するお店の名は「風川(プンチョン)チャンオ」と言いますが、この「風川(プンチョン)」は淡水と海水が出会う川の河口のことをそう呼ぶのだそうです。一般的には、全羅北道の舟津川(チュジンチョン)と西海が出会う河口で捕れるウナギを指します。
あちらこちらで「風川(プンチョン)チャンオ」と言うお店の看板を発見しても、チェーン店名ではなく、よくある韓国の地名ネーミング店と捉えてください。
韓国の土用の丑の日は
韓国の"土用の丑の日"は最も極暑の時期、夏至後の三番目の庚の日を初伏(チョボッ)、第4の庚の日を中伏(チュンボッ)、立秋後の一番最初の庚の日を末伏(マルボッ)と言い、その3日のことを合わせて三伏(サンボッ)と言います。その日は滋養強壮のために一般的には参鶏湯(サムゲタン)を食べますが、犬鍋やウナギを食べる人もいるようです。
狎鴎亭(アックジョン)のウナギ店
今回は、めったに行かない狎鴎亭(アックジョン)の「風川(プンチョン)チャンオ」店です!韓国でもウナギは高級食材。なかなか食べられる機会がありませんが、とってもラッキーな機会が巡ってきたのでした~!わーい!
メニューを見た途端、内心「ひ~!」と思ってしまう小市民の私ですが、1kg 65,000ウォンと言うのは、2人前、約2匹相当のようです。追加、500g・33,000ウォンなので、1人前33,000ウォンと言う感じですね。
日本でもウナギが値上がりしていると聞きますが、このくらいだったら妥当な値段かもしれません。
焼き肉ならぬ、焼きウナギ
日本人からすれば、とっても斬新(?)な食べ方だと思います。なんとウナギを炭焼きで!しかも塩で焼く!とっても新鮮な印象です。
ウナギってふわふわのイメージがありますが、あれは確か、蒸してるんですよね?生ウナギを炭火で焼くと、油が落ちてパリッとした皮に弾力のある食感になります。炭火で焼くので、さらに香ばしさも増し増しな感じです。
日本では生のウナギを見る機会が、あまりないかもしれません。実は以前、スーパーで生ウナギを売っていたので、衝動買いしてフライパンで焼くと言う愚行を犯してしまったことがあります。ウナギをフライパンで焼くと、非常に生臭くて食べられたものではありませんでした。皆さん、くれぐれも生ウナギはフライパンで焼かないでくださいね!
野菜で巻いて食べる
韓国では野菜に巻いて食べることを「サム(包む)」と言います。焼き肉で、よく見かけるアレです。そしてウナギも例にもれず、「サム」して食べるようです。
そして最後にチャンチククス(韓国そうめん)で〆るのが、韓国人の食べ方です。しかし、私達は日本人。ウナギをご飯と一緒に食べずにはいられません。なので、チャンチククス(韓国そうめん)は完全無視して黙々とウナギを食べます。
しかし韓国、やはり付け合せの野菜の多さには驚きます。というか、日本ではうな丼を頼んでも、ちょっとした漬物しか付いて来ないので、韓国に比べて野菜不足が恐ろしく感じます。医食同源、食と健康を重視する国ならではですね。
このお店には「うな丼」のメニューもありました。普通21,000ウォン。特30,000ウォン。
風川ミンムルチャンオ/プンチョンウナギ
- アクセス:地下鉄3号線 狎鴎亭駅 4番出口から徒歩3分
- 住所:ソウル市江南区狎鴎亭路28通り40 2F
- TEL:02-512-2566
- 営業時間:10:00~22:00
ウナギの蒲焼き店「イェッチプ」
参考までに、お店で蒲焼きにしてくれるタイプのウナギも紹介しておきます。
こちらはローカルな地域、二村洞(イチョンドン)にある、昔ながらのウナギ店で、地元韓国人しか行かないようなお店です。おかずの多さは、やはりピカイチ。ウナギの蒲焼き(中)28,000ウォン、(大)32,000ウォン。
ここでの人気メニューは、チュオッタン(ドジョウスープ)ならぬ、チャンオタン(ウナギスープ)8,000ウォンです。ウナギをすりつぶしてスープにする、なんとももったいない(?)料理ではありますが、一度お試しするのもおすすめです。こちらは、日本語が全く通じませんので、ご注意ください。
イェッチプ
- アクセス:地下鉄4号線 二村駅 5番出口から徒歩8分
- 住所:ソウル市龍山区西氷庫路38-1 2F
- TEL:02-793-5955
- 営業時間:11:00~21:00
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COZ
- 初めて韓国の地を踏んだン十年前の懐かしさが忘れられず、とうとう永住権まで取得。主人は韓国人、子供なし。奮闘と葛藤の飽きない毎日を過ごしています。