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【奈良】春日大社と藤の花
こんにちは、そして初めまして。りこぴんです。
桜が終わると、次は藤の季節ですね。藤は、ゴールデンウィーク前後に咲くイメージが強いですが、最近は桜同様、咲き始めが早くなってきました。花見といえば一昔前は桜だけのイメージでしたが、最近では藤の花も人気です。
藤の花が見ごろということで、4月16日に春日大社と萬葉植物園へ行ってきました。
目次
春日大社と藤の花
春日大社のあたりにはもともと藤の花が自生していたそうですが、春日大社が藤原氏一族の氏神様ということで藤の花が大切にされており、春日大社の神紋には「下り藤」が使われています。
慶賀門を入ると、まず目に入るのが「砂ずりの藤」という樹齢700年以上の藤棚。
「砂ずり」の意味は、花房が1m以上にも伸び、砂に擦れるというところからその呼び名が付いたといわれています。
私が訪れたときは砂に擦れるほどの花房ではありませんでしたが、可憐な花房が出迎えてくれました。藤の花が咲く時期だけに販売されている「藤まもり」は、春日大社でのみ購入できるお守りとして人気です。毎年、数量限定での販売のため売り切れになるそうです。
春日大社と萬葉植物園
萬葉植物園は、萬葉集に詠まれた植物を植栽する植物園として、昭和7年に開園された日本で最も古い植物園です。場所は、一之鳥居から本殿へ向かう参道の途中にあります。
国内最古の植物園!?
個人差はあると思いますが、今回は藤の写真を撮ったり展示されている萬葉和歌をちらっと詠んでみたりしながら園内を散策をし、所要時間は約1時間でした。(現在椿園は工事中)
入口に現在咲いている植物が紹介されています。
約3ha(9,000坪)もの広い敷地内には、萬葉集で詠われたさまざまな植物が和歌と一緒に展示されています。
萬葉植物園と藤の花
敷地内の藤の園では、藤の花が20品種、約200本が育てられています。藤の木は一般的な棚づくりではなく、「立ち木造」というこだわりの形式をとっています。よくある藤棚では見上げるように藤を鑑賞するのですが、こちらの藤は見上げずに目の前で藤を鑑賞することができます。
おすすめの植物園だということは確かに聞いていたんです。聞いていたのに、萬葉植物園は毎回スルーしていました。
今年はちょうど週末にお天気が良く、そして藤の花が見ごろということで初めて入園しました。想像以上の藤の花が咲き乱れていました!園内の藤の花は品種によって早咲きだったり遅咲きだったりしますので、長い期間楽しめるようになっています。
たくさんの観光客が春日大社を目指して参道を歩いていますが、この萬葉植物園に立ち止まって入場する人が少ないのは、本当にもったいない!
我ながら今までもったいないことをしたな...と反省しました...。
春日大社と萬葉植物園へのアクセス
バスを利用する場合
JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バスで春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
または、市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、徒歩10分。
近鉄奈良駅から徒歩で行く場合
近鉄奈良駅から一之鳥居までは徒歩約約10分(約800m)
一之鳥居から春日大社本殿までは徒歩約20分(約1.5km)
※萬葉植物園は、春日大社へ行く参道の途中にあります。藤の開花時期は、混みあう場合がありますので午前中がおすすめ!
春日大社と萬葉植物園の基本情報
春日大社
- 住所:奈良県奈良市春日野町160
- TEL:0742-22-7788
- 開門時間:【御本殿参拝所】3~10月 6:30~17:30/11~2月 7:00~17:00
※特別参拝の場合は時間が異なります - 拝観料:無料
※特別参拝の場合は料金が発生します - 公式サイト:春日大社
萬葉植物園
- 住所:奈良県奈良市春日野町160
- TEL:080-1502-9998
- 開園時間:9:00~16:30 (入園は16:00まで)
- 休園日:12〜2月 月曜(ただし、祝日等と重なった場合は翌日)
- 入場料:大人 500円/小人 250円
- 公式サイト:萬葉植物園
最後に
植物園は、藤の花が終わっても、紫陽花(あじさい)や蓮の花の季節と続きますので、1年を通して楽しむことができます。
学生の頃に確かに習ったであろう和歌を詠みながら、萬葉植物を楽しんでみてください。
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りこぴん
- 京都寄りの大阪府在住。近頃は深掘り街歩きにハマっています。