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【滋賀】雪山入門編 眺望が素晴らしい綿向山
こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
雪山に登ったことはないけど興味がある。でも滑落したら大変...。どこか近くで入門者向けの雪山はないかと探したところヒットしたのが「綿向山(わたむきやま)」です。標高は1,110mなので天気が良ければ気軽に登れる山でもあります。
それでは登ってみましょう!(※入門者向けと言っても冬山登山装備は必要です)
目次
綿向山(わたむきやま)
パンフレットによると『標高1,110mの綿向山(わたむきやま)は、鈴鹿山系の一峰で最も滋賀県側に突き出した、古くから神を祀り大衆に親しまれてきた近江の名山。
四季それぞれに美しい景色の移り変わりを見せ、優美な姿は登りやすい山として知られています。竜王山と水無山の支峰を巡るブナ林の小道は野鳥も多く魅力的です。頂上には大嵩神社が祀られてあり、毎年4月20日に嶽祭りが執り行われています。
頂上からの眺めは素晴らしく、東に重厚な雨乞岳を中心に鋭峰・鎌ヶ岳につづく鈴鹿連山・伊勢湾をはじめ、秋冬の済んだ日には遠く、北アルプス穂高岳・木曽御岳山・恵那山・南アルプス塩見岳なども望見でき、設置されている展望図盤によってそれらを確認することができます。西には近江盆地が眼下にひらけ、琵琶湖の向こうに比叡山から比良連邦が連なり雄大な気分を味わえます』とあります。
綿向山(わたむきやま)登山情報
- 登山日:2023年2月4日
- 天候:晴れ
- 標高:1,110m
- 登山ルート:表参道登山ルート
- 距離:片道約4km
- 参考所要時間:上り2時間20分、下り1時間40分
- 僕の所要時間:上り2時間21分、下り1時間21分
- 公表されている難易度:初級者向け
- 僕にとっての難易度:雪山だけど装備をしっかりしていれば初級者向けだと思います
- 登山道の特徴:ほぼ雪に覆われていました
- 服装:防寒・防風・防水対策の服装で臨みましたが、途中から暑くて脱ぎました。アイゼン、トレッキングポールは必携です(僕は6本爪アイゼンを使いました)
- 有人の山小屋はありません。無人の避難小屋が登山口と五合目の2か所にあります。避難小屋にトイレはありません。三合目から四合目の間に屋根付きの休憩所があります(トイレはありません)
注意点
- 登山届は必ず提出しましょう
- 厳冬期、午前中の駐車場付近は積雪やアイスバーンになっています
- 登山道途中にはトイレがありません。必ず携帯トイレを持っていきましょう
参考サイト
- 公式サイト:綿向山(日野町役場)
- 公式サイト:日野観光協会
綿向山への登り
今回の綿向山は『表参道登山口ルート』を利用しました。登山口手前に駐車場がありますが、登山道入口付近の駐車場は早い時間から満車になりますので、注意が必要です。駐車場から登山口までは舗装された道路を歩きますが、厳冬期はこのあたりまで凍結していました。
登山道に入ると最初はジグザグに登り、7合目以降は急登になります。登山道は整備されていて、厳冬期でも登山者が多いのでしっかりトレース(道)がついていますし、あちこちに看板が出ていますので道に迷うことはありません。
僕のタイムスケジュール(所要時間:上り2時間21分)
【9:45出発】駐車場(登山口から一番遠い)...【10:18通過】登山口...【10:34通過】一合目...【10:48通過】二合目...【10:58通過】三合目...【11:07通過】四合目...【11:19通過】五合目小屋...【11:30通過】六合目...【11:40通過】七合目...【11:51通過】八合目...【11:59通過】九合目...【12:06到着】綿向山頂上
【9:45出発】当日は駐車場に9時30分頃に到着しましたので、一番遠い駐車場になりました。
登山口から一番近い駐車場です。しかし道路はカチコチに凍っていますので注意が必要です。
このあたりからアイゼンを装着する人が多かったです。僕もこれ以上は危険と判断し、アイゼン(6本爪)を装着しました。
【10:18通過】綿向山表参道登山口です。
最初はこのように地肌が見えている山道でしたが、すぐに登山道も雪に覆われていました。
【10:34通過】一合目(標高545m・頂上まで3,720m)
【10:48通過】二合目(標高640m・頂上まで3,150m)
【10:58通過】三合目(標高700m・頂上まで2,740m)
三合目と四合目の間に「あざみ小舎」という休憩小屋があります。
【11:07通過】四合目(標高760m・頂上まで2,310m)
【11:17通過】五合目小屋
五合目小屋の室内はこんな感じです。トイレはありません。
【11:30通過】六合目(標高890m・頂上まで1,460m)
【11:40通過】七合目(標高930m・頂上まで1,160m)
この先、急登が続きます。
【11:51通過】八合目(標高1,010m)
こんな角度での登りになります。
頂上まであと一息!
【11:59通過】九合目(標高1,060m)
▼頂上までの道のりを動画でご覧いただきましょう!
綿向山の頂上
【12:06到着】綿向山頂上に到着しました!頂上には大嵩神社の鳥居と祠が鎮座しています。
お疲れ様でした!この日は天気が良く風も無風に近かったので、頂上で思い思いの時間を過ごす方がたくさんいらっしゃいました。
▼頂上からの絶景を動画でご覧いただきましょう!
鈴鹿連山、中央にそびえる鋭峰は鎌ヶ岳です。
最高の天気です!
今回は同僚のカッシーと一緒に登りましたが、カップヌードルを持参してくれました。ポットに入れたお湯を注いで3分。美味い~!
熱湯でなくても作ることができるカップヌードルは最強ですね!
綿向山からの下り
上りはコースタイム通り2時間21分かかりましたが、下りはコースタイムより20分早い1時間21分で下ってきました。頂上から七合目までは急坂ですが、しっかり踏んで下りれば大丈夫。七合目から下は駆け足で下りてきました。
僕のタイムスケジュール(所要時間:下り1時間21分)
【12:56下山開始】綿向山頂上...【13:08通過】七合目...【13:18通過】五合目小屋...【13:25通過】四合目...【13:32通過】三合目...【13:38通過】二合目...【13:46通過】一合目...【13:56通過】登山口...【14:17到着】駐車場
【13:18通過】五合目小屋
綿向山は登山道が整備されていますので、厳冬期でも悪天候でなければ問題なく登れます。
森の中で森林浴気分で登山を楽しむことができます。
【13:46通過】一合目。あっという間に一合目まで下ってきました。
水木砂防堰堤を横に見ながらもう一息。
【14:17到着】駐車場。途中、トレイがありませんので、ここまで我慢していました。
綿向山登山の感想
- 厳冬期でも天気が良ければ、誰でも登りやすい山です(冬山登山の装備が必要)
- 前半は森林浴、後半は急登をガツガツ登るイメージです
- 頂上からの眺望は最高です
- ぜひお弁当や暖かい飲み物を持って登りましょう!
※当記事は2023年2月4日に登山したときのものです。天候など最新情報を事前に入手の上、安全に登山しましょう!
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。