公開日:
最終更新日:
【イギリス】チェダーチーズ発祥の地、チェダーは渓谷と洞窟の名所だった!
イギリス、オックスフォードに住んでいるちきです。
日本でもよく知られているチェダーチーズの「チェダー」ってイギリスの地名だって知っていましたか?チェダーチーズ発祥の地・チェダーにて、渓谷深い村や神秘的な洞窟の様子、そしてもちろん本場のチェダーチーズを楽しんできました!
目次
- イギリスで一番有名なチーズと言えばチェダーチーズ
- チェダーチーズはイギリスで一番一般的なチーズ
- チェダーチーズの生まれ故郷「チェダー」
- 崖や絶壁の多い渓谷にたたずむ小さな村チェダーの様子
- 選べるウォーキングコース
- 本場の味!チェダーチーズ
- 違った風景が楽しめるチーズの村、チェダー
イギリスで一番有名なチーズといえばチェダーチーズ
チーズと言えばみなさんは何を思い浮かべますか?モッツアレラチーズ、パルメザンチーズ、カマンベールなどヨーロッパ圏、中でもイタリア、フランスのチーズを思い浮かべる人が多いかもしれません。世界的にもよく知られている「チェダーチーズ」のチェダーは実はイギリスの地名で、チェダー村発祥のチーズと知っていましたか?
チェダーチーズはイギリスで一番一般的なチーズ
チェダーチーズは、もともとはイングランドサマーセット地方にあるチェダーという村で12世紀ごろから作られていたチーズを指します。牛乳が原料で、色は黄色みがかかった白のものが多くセミハードタイプのチーズです。
例えば、シャンパンはフランス・シャンパーニュ地方で製造されたものだけが名乗れるなどの厳しいルールのもと生産地を保護していますが、チェダーチーズに関しては世界中どの場所で作られても「チェダーチーズ」として名づけることができます。このため、ヨーロッパだけでなくアメリカやアジアでもやや黄色みがかったセミハード、もしくはハードのプロセスチーズを「チェダーチーズ」として売りだされていることが多く、世界中でもっとも一般的に出回っているチーズになっていることが特徴的です。
チェダーチーズの生まれ故郷「チェダー」
イングランドサマーセット地方にあるチェダーはロンドンから約170kmほど西に位置し、車では約3時間ほどの距離にあります。電車やバスでのアクセスも可能ですが、ロンドンを起点としている場合は、レンタカーもしくはロンドンからの日帰りバスツアーを利用するのが便利です。
また、サマーセット地方に位置するイギリス屈指の観光地バースから約35kmほどなのでバース観光と併せてルートに組み込むのもおすすめです。
崖や絶壁の多い渓谷にたたずむ小さな村チェダーの様子
チェダーは、チェダー渓谷の合間にある集落という感じでとてもこじんまりとした場所です。急な渓谷の合間に、石造りの昔ながらの家がカフェやお土産屋として開いています。
神秘的な2つの洞窟は必見!
チェダーには渓谷内にGough's cave(ゴッフ洞窟)とCox's cave(コック洞窟)というふたつの洞窟があり見学することができます。特に大きなゴッフ洞窟は地下115m、長さが3.5kmにも及ぶ大変大規模な洞窟です。どちらもライトアップされ、歩いて回ることができます。夏場でも洞窟内は11℃程度に保たれているのでひんやりしており、チェダーチーズの発酵させる場所として最適なんだそうです。
ゴッフ洞窟の入り口はこちら。絶対に見落とすことがないほど分かりやすいです。
洞窟入り口の上にはカフェや休憩所、また小さな博物館も併設されています。
チェダーは渓谷沿いの一本道なので見どころも分かりやすく点在しています。
ふたつの洞窟、博物館やジェコブのはしごと呼ばれる有料のフットパスなど、チェダーの見どころのほとんどに入場可能な1日券が大人22.95ポンド、子ども17.2ポンドです。(2023年2月現在)
選べるウォーキングコース
平坦な土地が多いイングランドには珍しい絶壁が楽しめるチェダーには手ごろなウォーキングコースもたくさんあります。村には分かりやすく表示された地図もあり、1時間ほどのあるきやすいものから健脚自慢が挑戦する1日がかりのコースまで選ぶことができます。どのコースも村を拠点とする周遊コースなのも便利です。
村の中心からさほど離れなくても、ごつごつの石の渓谷の景色が楽しめます。
本場の味!チェダーチーズ
チェダーに来たらやっぱりチェダーチーズを食べないことには始まりません。洞窟内で発酵させた昔ながらの本場のチェダーチーズがグラム単位で購入できます。実際に試食してみるとスーパーなどで買うチェダーチーズよりずっと柔らかくなめらかな印象です。
>>The Original Cheddar Cheese Company 公式サイトはこちら
チェダーにはチェダーチーズを作っているチーズ工場や直営のお土産屋などがいくつかあります。また、春から夏の繁盛期には、チェダーチーズの製造工程の見学ツアーも開催されています。
日本へのお土産のように、長距離の移動の場合はワックスで包装されたこのタイプがおすすめです。真夏でなければ冷蔵せずに持ち運べます。
チーズがさほど・・・という人にはチーズ味のパイもおすすめです。
もちろん、イギリス国内を回る場合は絶対外せないのは地酒(地ビール)のチェックも欠かせません!チェダービールはもちろんですが、サマーセット地方と言えばイギリス屈指のりんごの産地、つまりサイダー(リンゴ酒)で有名なため、様々なタイプのサイダーを購入できます。(試飲もあります。)
違った風景が楽しめるチーズの村、チェダー
チェダーは、チェダーチーズの発祥の地としてチーズ好きには一度は訪れたい場所であると同時に、イギリスにはめずらしく渓谷や洞窟も楽しめます。また、チェダーを含めイングランドサマーセット地方全般にいえることなのですが、観光地でありながら比較的物価が安い!ということが言えます。
イギリスではかなり有名な観光地であるチェダーですが、カフェやパブでの飲食代がロンドンやバースのようなイギリスの別の都市に比べると3割は安い印象でうれしいサプライズでした。
関連記事:イギリスのグルメ
Rankingイギリス記事ランキング
-
ちき
- イギリス、オックスフォードにイギリス人の夫と4歳の男の子と暮らしています。好きなことは、見晴らしのよいところ、ワイン、マーケット(蚤の市)散策。