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姫路駅の名物「えきそば」をお取り寄せして自宅で食べてみた!
「兵庫県の姫路駅にある、あの名物そば「えきそば」を自宅で味わうことができる!」
そんな話を聞いて、お取り寄せしてみました。
他ではあまり見たことのない「中華麺と和風だし」という独特の組みあわせの姫路「えきそば」。
さてさて、お取り寄せ版の味はどうだったのか、えきそばを作っている「まねき食品」の3種の駅弁(おかめ弁当、穴子めし、但馬牛 牛めし)も併せてご紹介します。
目次
地元で愛されるまねき食品とは
兵庫県姫路市に歴史あるお弁当屋さんがあります。
その名は「まねき食品」。
まねき食品とは?
「人=man」が行き交う 「駅=eki」から「まねき」と命名されました。
明治21年、姫路駅からさまざまな想いをのせ、日本で初めて誕生した「駅弁」が「まねき」の原点。
「お客さまをおまねきする」という創業時からの心が、今も受け継がれています。
その駅弁とえきそばが、全国どこからでもお取り寄せできるようになった、と聞いてさっそくお取り寄せしてみました。
姫路えきそば
駅のホームにある立ち食いそば、いわゆる「えきそば」って最近めっきり減りましたね。
駅のホームで食べるそばって、どうしてあんなに美味しいのでしょう。
街なかにある「そば屋」とは別ものです。
ワサワサした空気、行き交う人々、さっとのれんをくぐって、さっとかきこんで数分で出ていく。
「郷愁」「早さ」「美味しさ」などが揃って、それが抜群のコストパフォーマンスで提供される。
えきそばは、日本が世界に誇るファストフードの代表格ではないでしょうか。
そんな駅のホームのそば文化が最近めっきり少なくなっているのは淋しい限りです。
さて、そんな状況下、兵庫県姫路駅に今も生き続けている「えきそば」をご存じですか。ここには、知る人ぞ知る名物そばがあります。
普通、えきそばと言えば、日本そばやうどんに和風だし。そこに天ぷらとか揚げなどが乗っているのが定番ですよね。
しかし姫路駅のえきそばは、和風だしに中華麺という組み合わせなのです。
このえきそば、最近登場した企画物商品ではなく、なんと約70年も前から存在しているのです。
なぜ、和風だしに中華麺?
終戦後、何もない混乱期に統制品で手に入りにくかった小麦粉の替わりに、こんにゃく粉とそば粉をまぜたそばを販売、その後、幾度もの試行錯誤の末に現在のかんすい入りの中華麺に和風だしというミスマッチの商品が誕生しました。
昭和24年10月19日に「えきそば」と名付けられ、立ち売りの販売方法を経て、ホーム上の売店へと発展してきました。
さて、取り寄せて自宅に届いた「えきそば」がこちらです。
自宅で作ってみたえきそばがこちら。
おお~、いい感じじゃないですか。天ぷらやネギも入っていて、鍋とお水さえあれば簡単にすぐ作ることができます。(私が天ぷらの扱いに失敗してしまって端っこが切れてしまいましたが...)
袋の裏側に書いてある作り方に「鍋に水を入れ、スープ粉を入れてから充分沸騰させるのが本場の味に近づけるコツ」とありました。
さて、食べてみた印象は「ウマい!」
だしは関西にしてはやや濃いめでしっかりダシの効いた味付けです。
麺は中華そばっぽくなく、うどんに近い印象です。白くてツルツルしています。天ぷらは関西風の薄くてあまり具の入っていないもので、これがまたバランスが良いのです。
冷凍「えきそば」が2021年3月23日に新発売!
これまで姫路駅に行かなければ食べられなかった「えきそば」。
近年急増しているおうち需要に伴い、お家でも手軽に「ふるさと姫路の味」を楽しんでもらいたいとの想いから、度重なる試行を繰り返し完成したのが冷凍えきそばです。のどごしの良いツルツル麺に、ふわふわとろとろの天ぷら、そして風味豊かな和風スープで"お店の味"を忠実に再現しました。
明治21年、現在の JR姫路駅近くで、茶店「ひさご」を開いていた竹田木八が、山陽鉄道の開通にあたり翌年から弁当の販売を始めました。
これが日本で初めて販売された幕ノ内駅弁です。
さて、今回取り寄せたのは、えきそばと弁当が組み合わせてある姫路のふるさとセット 5,780円(姫路そば4個+弁当3個セット)
それぞれ冷凍弁当も食べてみましたのでご紹介します。
おかめ弁当
まずはおかめ弁当から。
パッケージはおかめ。旅が楽しくなりそうです。
お弁当の中身はこちらです。
食材がたくさん入っていてお祭りのようです。
あさり、枝豆、タコ、牛肉、栗、穴子、タケノコ、とりそぼろ、錦糸卵、紅しょうが、しめじ、山菜など。
「レンジでチンする時、水をかけるとふっくらできあがる」と書いてあったのでそうしてみました。
その通り、ご飯のお米のつぶがふっくらとできあがりました。
味つけはあっさりめで、うす味関西風。だしの効いたごはんが秀逸です。
そこに牛肉の甘辛の旨みがメリハリ効いています。
具材が多いお弁当なので、家での晩酌のおつまみにもぴったり。
旅行のおともとしても、賑やかで楽しいお弁当です。
あなごめし
続いてあなごめし。
姫路城がでんと構えたパッケージです。
中を開けると・・・
穴子がどっしり構えています。これぞあなごめし!
具材は、ごぼう、穴子、穴子の切れ端の佃煮風、しいたけ、錦糸卵、紅ショウガ。
しいたけがふっくら肉厚です。錦糸卵がたっぷり敷きつめられています。ごぼうと紅ショウガがいい仕事しています。
穴子の味も濃すぎないあっさり味。お米がつやつやふっくらで冷凍であることをを忘れるほどです。
但馬牛 牛めし
最後は 但馬牛 牛めし。
直球のパッケージです。味で勝負っていう姿勢を感じます。
中身はこちらです。
関西のすき焼き風に甘辛く炊いた牛肉がご飯の上に敷きつめられています。
具材は、ゴボウ煮、玉ねぎ煮、舞茸煮、えのき煮、生姜漬、ししとう素揚げ。
だしの味が染み込んだご飯と、しっかり味付けされた柔らかな牛肉がベストマッチング。
牛肉たっぷりで肉々しいジューシーな歯ごたえです。
ししとうの爽やかな存在感がいい感じです。
だしが浸った米のもちもちしっとり感がまたいいです。
一度食べたら止まらない、まねき食品の人気弁当だそうです。
姫路 まねき食品のお取り寄せ まとめ
えきそばもお弁当も、想像以上に美味しかったです。
冷凍とは思えない再現性がありました。
歴史ある老舗の味。どこか懐かしさを感じる優しい味。
これを自宅で簡単に味わえるなんていいですね。
まねき食品の味に馴染みのある人も、まだ食べたことがない人も、ぜひ一度お取り寄せしてみてください。
姫路駅ホームの風が吹いてきますよ。
>>私が今回、取り寄せた姫路のふるさとセット 5,780円(姫路そば4個+弁当3個セット)はこちら!
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。