私が選んだ静岡グルメ3選をご紹介!

富士山

静岡県というと、富士山や駿河湾の海景色、温泉が思い浮かびます。
食べ物でいうと、お茶やみかん、まぐろ等が有名ですが皆さんは何を思い浮かべますか

最近、静岡に行く機会が多い私の独断と偏見で選んだしずおかグルメを3つご紹介します。

目次

1. 静岡おでん

静岡おでんは、牛すじ、黒はんぺん、練り物、大根、卵などの具材を全て串に刺して色の黒いだし汁で煮込んで、青のりや魚のだし粉をかけて食べる静岡市の郷土料理で、関東とも関西とも違う独自の進化を遂げたものです。

2つの静岡のおでん街

おでん街

静岡市にある飲み屋街の静岡おでん街は静岡駅から歩いて10分ほどの場所にあります。昭和通りと呼ばれる国道362号線を挟んで「青葉横丁」と「青葉おでん街」の2つがあります。どちらもレトロな雰囲気の屋台の雰囲気を連想させるお店が軒を連ねています。

※静岡おでん街とよばれるものは存在しません。タクシーで行かれるときは行き先を伝えるときに「青葉横丁」か「青葉おでん街」のいずれかを伝えましょう。

青葉横丁内ある三河屋へ行ってみた

三河屋

店名が書かれた大きな暖簾と提灯が目印の『三河屋』です。店内はアットホームな雰囲気が広がる心落ち着く空間で、壁には沢山のメニューが張られています。某ビール会社のCMのモデルにもなったことがある有名店です。

私は開店の17:00に行ったのですが、予約のお客さんが次々とやってきて満席になる寸前に奇跡的に1席空きが出て滑り込むことができました。

おでんとビール

席について、まずこれだけは絶対に食べたいと思っていたおでん3品と瓶ビールを注文しました。瓶ビールが乾いたのどを癒し、そして胃袋に沁み込みます。噂にたがわず絶品のおでんにも舌鼓。

この日、私以外のお客さんのほとんどが馴染みばかりでしたが、店主・女将さんと常連客のやりとりを観察しているうちに注文のタイミングなどがつかめてきました。というか、いいタイミングで、「兄さん、次何する? 焼く? 揚げる」と声をかけてくれるのです。それから、常連さんが注文するタイミングで「兄さんも食べるかい?」なんて、声をかけてくれるのですね。

牡蠣

牡蠣は広島産のカキだそうで、七輪の炭火で焼き上げます。ぷりぷり、濃厚、うんまー、です。炭火の遠赤外線効果でしょうか。

レバー

「うちのレバーを食べたらよそのは食べられないよ」と言われて注文。外はパリパリ、中はジューシー、濃厚な味で2本も食べてしまいました。

たまごと厚揚げ

入店時は「まだ味が染みていないからあとでね」と言われたたまごと厚揚げが追いかけで出てきました。「昨日けっこう注文が入ってしまって開店時は味がまだしみてなかったから」と気を遣って提供してくれます。

しらたきとちくわ

しらたきとちくわはいい具合に出汁が沁みていました。

静岡割

緑茶で焼酎を割った、静岡割。これが翌日にお酒が残らないのです。

茄子の素焼き

こちらのお店は野菜のフライや素揚げ、炭火の素焼きがおすすめとのことでしたので、茄子を素焼きにしてもらいました。

茄子の素焼き

女将さんが丁寧に素手で皮を剥いてくれました。炭の香りがほんのり残り、身はトロトロです。

ヨモギを練りこんだ焼餅

〆はヨモギを練りこんだ焼餅です。

焼餅

海苔を巻いて完成。これがうまい!

気が付くと19:00になろうとしていました。皆さん会計を始めていましたので私も会計を済ませてお店を後にしました。常連さんは帰りしなに次回の予約を入れて帰ってゆきました。

「次に来るときは電話かけてから来るといいよ」と声を掛けてもらいました。

店主、女将さんと常連さんたちとの楽しい夜のひとときが終わりました。

三河屋

こちらの三河屋ですが、人気の牛すじや黒はんぺんなどさまざまなネタは国産のものや旬のものを厳選して提供しているそうです。ご覧いただいた通り、おでんのみならず焼物や揚げ物も人気のメニューです。

青葉横丁一番といってもいいほどの有名店なので、並ぶのを覚悟で行くか事前に電話で確認してから行くのがベストです。

【しずおかおでん 三河屋】

  • 住所:静岡県静岡市葵区常磐町1-8-7
  • TEL:054-253-3836
  • 営業時間:17時~22時
  • 定休日:日曜休業
    ※毎月 日・月連休あり。月曜日に関しては要確認。
  • 公式サイト:三河屋

うなぎといったら静岡

うな重

歴史あるうなぎ養殖の産地である浜名湖や大井川流域を有する静岡県には名店が多数存在します。

浜松付近が調理法の「東西の境目」とも言われており、関東風・関西風の両方が味わえるのも特徴です。 ふんわり食感の関東風、カリッと香ばしい関西風、富士山の伏流水で旨さを引きだす三島うなぎなど静岡のうなぎと一言でいっても色々な種類があります。

うな重

こちらは三島のうなぎです。

富士山からの伏流水で育っただけあってうまさ二重丸です。

三島東急ホテル内にある『寿司・うなぎ処 京丸』でいただきました。写真は小うな重です。

【寿司・うなぎ処 京丸】

  • 住所:静岡県三島市一番町17-1 富士山三島東急ホテル内2F(ミトワみしま )
  • TEL:055-971-8000
  • 営業時間:11:00~21:00(L.O. 20:30)
  • 公式サイト:寿司・うなぎ処 京丸

うなぎ弁当

うなぎ弁当も侮れません。

浜松駅周辺のうなぎ屋さんが満席だったので浜松駅ビル MAY ONE内にある EKIMACH の浜名湖山吹さんのお弁当を購入しました。

うなぎ弁当

購入後すぐに食べたので暖かい状態で食べることができました。弁当とは思えないほどのクオリティでした。山椒とタレは後付けでした。

【うなぎグルメ専門店 浜名湖山吹 浜松駅エキマチ店】

  • 住所:静岡県浜松市砂山町6-1 浜松駅改札口正面
  • TEL:053-457-4373
  • 営業時間:8:00~21:00
  • 公式サイト:浜名湖山吹

うなぎ豆知識

全国の養殖うなぎ生産量は2020年(令和2年)で16,887t。 トップの鹿児島は7,057tで40%強を占めます。 2位の愛知が4,315t、3位の宮崎が2,856tで、4位の静岡が1,536tと続きます。 この上位4県で全国の90%以上の養殖うなぎを生産しています。静岡の生産量はトップではないのです。(日本養鰻漁業協同組合連合会調べ)

ところで海で生まれ川で大人になるうなぎですが、稚魚であるシラスウナギは一定の期間は河川水と海水が混じる汽水域で過ごし、ある程度大きくなってから奥の淡水域に移動をします。 シラスウナギの成長には汽水域が必要であり、日本最大の汽水湖である浜名湖には稚魚が豊富に集まったことがうなぎ養殖の発展に繋がったようです。

その浜名湖ですが、温暖な気候に恵まれており、うなぎが育つのに最適な環境といわれています。さらに養殖の際には地下数百mから汲み上げた天然水を使用していて、その質の高さも好条件の1つのようです。

さらにうなぎは、ビタミンやコラーゲンがたっぷりで脂がのって身がふっくらしているけど、そのわりに低カロリーと女性に嬉しい食材なのです。

静岡県内でしか味わえない さわやかのげんこつハンバーグ

看板メニューのげんこつハンバーグ

さわやかハンバーグ

厨房でオーストラリア産牛肉100%の挽肉(250g)を備長炭によって焼き上げ、中身はレア状態で熱した鉄板に乗せて客席に運ばれます。

客席

客席で店員さんがハンバーグを半分に切り分け、切り口の赤み部分を鉄板に押し付け適度な焼き加減になったところでオニオンソースかデミグラソースをかけて完成となります。

さわやかハンバーグ

おいしさのポイントは牛肉を冷凍せずにチルドにこだわった流通だそうで、1日で加工から消費までを完結させているため、静岡県内限定の店舗展開なのだそうです。なんで近県にさわやかがないのだろうと思ってましたが納得です。

ハンバーグ

私の中では「ハンバーグ オブ ハンバーグ」です。(私はまだ2回しか食べていませんが...)

ひき肉というより、細かく切った肉という感じ。口に含んで噛みしめた時の感触がステーキを食べているようにも感じます。文句なしです。まだ、さわやかのハンバーグを食べたことがない方はぜひぜひ食べに行ってください。

炭焼きレストランさわやか 細江本店

【炭焼きレストランさわやか 細江本店(今回お邪魔した店舗)】

最後に

いかがでしたでしょうか。食事前や夜中に見た方にはかなり刺激が強かったかもしれません。

日本の最高峰の富士山と深海の駿河湾など食材の環境に恵まれた美食王国とも呼ばれる静岡県ならではの食レポになりました。今回は、静岡に行ったら食べたい、行かないと食べられないものにスポットを当ててみましたが、旅の醍醐味はやっぱり食事だと思います。皆さんも静岡に行ったら美味しいものをたくさん召し上がってください。温泉や風光明媚な景色に包まれながら・・・。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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