【ウガンダ】世界最長の川を望む国で歴史ありレジャーありの観光地7選

ナイル川

世界最長の川として知られるナイル川はどこの国を流れているか、皆さんはすぐに思いつくでしょうか?

答えは、下流からエジプト、スーダン、エリトリア、エチオピア、ウガンダ、ケニア、タンザニア、コンゴ民主共和国、ルワンダ、ブルンジの10か国です。そして、その源流があるといわれる国の1つが、これからご紹介するウガンダです。

今回は、ウガンダ首都・カンパラ県にある、ナイル川源流を含む7つの観光名所をご紹介します。

目次

ナイル川の源流 Source of Nail

ナイル川の源流はジンジャ県にあり、「白いナイル(White Nile)」とも呼ばれています。名前の由来は最初の写真からも分かっていただけるように、その白濁した水の色からきています。

ナイル川の源流

早速お見せしますと、こちらがナイル川の源流になります。

中央に渦のようなものが見えると思いますが、そこの湖底から水が湧き出しているそうです。ジンジャを流れるナイル川のどこを源流とするかはガイドさんによって異なることがあり、その場合は大抵分かりやすく作った岩です。

ナイル川の源流
<ナイル川の源流説2>

記念写真スポット
<記念写真スポット>

上の写真は、近年の温暖化により水没しつつある陸地の一部にある撮影スポットです。悲しいですが、いつ完没してしまうか分からないためまだ水の上に出ている内に撮影したいですね。

ジンジャにはアクティビティが豊富にあり、ラフティング、チュービング、サイクリング、カヌー、ボートなどができます。

ラフティング
<ラフティングの様子。かなり波が荒いため、横転を繰り返しますがスタッフが必ず救出してくれるので安全面はばっちりです>

日本製の橋

ちなみにこちらの橋はカンパラからジンジャに入る際に通る橋なのですが、なんと日本製です!

看板
<日本が作成したことを示す看板>

ウガンダではJICAを代表とする日本の団体や企業が活動していますが、遠い国同士でもこうしたつながりが見えるのは嬉しいですね。

ジンジャでできることについて詳しく知りたい場合は、予算やアクティビティによって異なるので「Uganda, Jinja, tour, White Nile」などのワードで検索してみてください。

バハイモスク Bahai Temple

バハイモスク

こちらはバハイ教というペルシャ発祥の世界宗教のモスクです。バハイ教では人類を地球市民と考え、平等を求めます。他宗教を否定はしませんが、一神教であるため主要宗教の指導者をその時代に合わせた教育者と考えています。

>>バハイ共同体

ウガンダにあるこのモスクはアフリカで唯一のものであり、世界には9つしかありません。

バハイモスク

ウガンダ国立モスク(旧カダフィモスク) Uganda National mosque

ウガンダ国立モスク

このモスクは東アフリカで最大のモスクです。建設が始まったのは1972年ですが、1976年に予算が足りず建設が一時中止し、カダフィ大佐のサポートにより2006年に建設が再び始まります。2007年、31年かけてついに完成しました。当時は大佐の名前を取ってカダフィモスクと呼ばれていましたが、2013年からウガンダ国立モスクに改名しています。

入館料にガイドが含まれているため、施設見学中はガイドからカンパラの歴史やイスラム教について詳しく教えてもらうことができます。

お祈り
<ムスリム女性のような衣装(ヒジャーブ)を着せてもらってモスクの中でお祈り>

屋上からの眺め

モスクの屋上に上がると、カンパラの街並みが見えます。

カンパラは「7つの丘の街」と呼ばれており、このモスクはそのうちの一つである旧カンパラシティにあります。屋上からは中心から延びる7つの道と7つの丘を見ることができます。

こちらは町のシンボルの一つでもあるので訪れて、イスラム教についても学んでみてはいかがでしょうか。

ウガンダ国立モスク

カバカパレス Kabaka's palace

カバカパレス

「カバカ」とは、カンパラ周辺に住むブガンダ族が話すルガンダ語で「王様」の意味です。そしてこの場所は、1885年からブガンダ族の王の住まいとして使われていました。

実はカバカパレスには「チュウェコベ」という別名があり、ルガンダ語で意味は「working together(共に働く)」です。島に流された父から1歳で王の座を受け継ぐこととなった故ダウディ王が、18歳になるまで3人の補佐官に行政を助けられ、またブガンダ王国にあった52のクラン(※)で連合が設立されたことなどを表しています。※クラン:氏族。同じ祖先を持つという意識・信仰による血縁集団。

パレスから伸びる道路を進むと環状線があり、王が通るときは中心のゲートが開いて一般の人々は一時通行を禁止されます。この道は真っすぐ まで伸びており、その道沿いには、各クランのシンボルの動物を象った像たちがいます。

洞窟

メインの建物から奥に入っていくと、木が生い茂った場所に洞窟が見えてきます。ここはウガンダ元大統領のイディ・アミンが拷問所として使っていた場所です。中には血痕や被害者が削って書いたと思われる文字などが見られます。負の遺産ですが、ウガンダが乗り越えてきた歴史の一部を感じられる場所です。

手形
<血を使ってつけられた手形>

カバカパレス

  • 営業時間:8時30分~17時
  • 入場料:10ドル
  • 公式サイト:カバカパレス

ナカセロマーケット Nakasero market

ナカセロマーケット

外国人観光客に有名なスポットの一つがこちらのナカセロマーケットです。カンパラで最大級の青果物マーケットの一つで、輸入された野菜も多くあるため様々な食品を買うことができます。

ナカセロマーケット
<ウガンダ産・外国産含む様々な野菜が揃っています>

ナカセロマーケット
<中国産の豆腐も並びます>

野菜を販売する人も外国人慣れしているため、中には日本語で話しかけてくれる人もいます。同時に、人が多くスリも発生しやすい場所になっていますので、行く際は持ち物に注意して楽しんでください。

ちなみに、このマーケットがあるナカセロエリアは、各国大使館やNGOオフィスなどが多く位置するエリアになっています。

イクェイター チョコレート Equator chocolate

ウガンダ産のカカオ豆で作るチョコブランドの一つ、イクェイターチョコレートの製作所兼事務所です。ここでは、無料で製作所見学をさせてもらえます。

イクェイター チョコレート

全身の殺菌をした後に実際に工房に入り、カカオ豆からチョコを作るまでの工程を、説明を受けながら一通り見ることができます。

試食
<最後には全商品の試食まで用意されています>

イクェイターチョコレートは、ウガンダ中のスーパーやお土産品屋で売られていますが、ここではあまり出回ってない商品も含め、本店価格で買うことができます。

>>イクェイターチョコレートの公式サイトはこちら

マーチソンフォールズ国立公園 Marchison falls National Park

アフリカといえば野生動物を間近で見られるサファリですが、ウガンダでおすすめのサファリをご紹介します。

マーチソンフォールズ国立公園はウガンダの北部にあるサファリで、目玉は名前の由来になっているマーチソンフォールとそこに向かうまでのボートクルーズです。

ナイル川
<マーチソンフォール(こちらもナイル川です)>

ライオン

ライオンやキリンなど定番の動物に加え、ウガンダならではの動物であるカンムリヅルやウガンダコーブなどもたくさん見ることができます。

夕焼け

動物だけでなく、時間ごとに表情の変わる広大な景色も楽しむことができます!

公園内外ともにホテルが集まっているため、1泊してデイサファリとナイトサファリを楽しむのがおすすめです。

マーチソンフォールズ国立公園

  • 入場料:40ドル ※他にサファリ内を移動するための車やドライバーのためのお金がかかります。一人当たり5万円くらいを想定するといいと思います
  • 公式サイト:マーチソンフォールズ国立公園

いかがでしたでしょうか。

ウガンダにはナイル川や野生動物など自然はもちろん、食も知も得られる観光地がたくさんあります。アフリカの真珠と呼ばれるこの肥沃な土地をぜひ楽しんでください。

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Reiya

大学を2年休学し、2021年の3月から2022年5月まで東アフリカ(ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、ケニア)を旅する。インターンのために行ったアフリカだったがその魅力に引き込まれ、旅中に見つけたおススメのスポットや楽しい文化を紹介する。食べることが大好きなため、食べ物紹介が多め。

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