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【アレブリヘ続編】ハコボとマリアのワークショップがあるサンマルティンティルカヘテへ
以前にもアレブリヘについての記事を書かせていただきましたが、今回はメキシコのアート界でも有名な、ハコボとマリアのワークショップへ足を運んだので、彼らの活動内容などをご紹介していきたいと思います。
目次
- アレブリヘとは?
- アレブリヘ作りのワークショップが一般公開されている
- なぜハコボとマリアが有名なのか?
- ワークショップはメキシコ中からアーティストが集まり、学校みたいになっている
- ハコボとマリアのアレブリヘの大作も数多く見られる
- ショップも併設されていて購入も可能
- アレブリヘを自分好みのデザインでオーダーもできる!
- サンマルティンティルカヘテに訪れた後でついでに寄れるおすすめスポット
- 最後に
アレブリヘとは?
アレブリヘとはコパルと呼ばれる木を削って作られる動物の形をした人形に、様々な色を塗って作られるメキシコを代表するメキシカンフォークアートのひとつです。
以前の記事でもご紹介しましたので、こちらも参考にして下さい。
>>ただのお土産品じゃない!メキシコの可愛いが詰まったアレブリヘとは?
アレブリヘ作りのワークショップが一般公開されている
ハコボとマリアのワークショップに行くと、アレブリヘの作られる工程が全て公開されていて、若いアーティストが一生懸命に木を掘ったりペイントしたりしている作業を間近で見ることができます。
入場料は必要なく、プライベートツアーのように各所を回りながら、英語で丁寧に説明してくれました。
ギャラリーやお土産屋さんもあり、ゆっくりと見て回ることができます。
なぜハコボとマリアが有名なのか?
アレブリヘ作りを生業とする人が多い中、なぜハコボとマリアがここまで有名になったのか?ワークショップで色々説明してくれたおじさんに聞いてみました。
"一般的なアレブリヘのアーティストと、ハコボとマリアは何が違うんでしょうか?"
おじさんの回答は「歴史とクオリティーが全然違う」という意見でした。パッと見て分かるようにハコボとマリアの作るアレブリヘはお土産の域を超えて芸術性がすごいのです。ものすごく細かいサポテコの伝統的な柄が取り入れられていて色使いも本当に綺麗です。
ウェブサイトやインスタグラムもとってもかっこいいので、ぜひ一度ご覧ください!
Taller Jacobo & María Ángeles(ハコボとマリア)
- 公式サイト:jacobo y maria angeles
- 公式SNS:Instaguram
ワークショップはメキシコ中からアーティストが集まり、学校みたいになっている
元々のアレブリヘは、よく言うと素朴、悪く言うと少し雑なデザインでしたが、ハコボとマリアがアレブリヘ界を変えたと言っても過言ではないでしょう。
今では若いアーティストがメキシコ中から集まってアートを勉強する学校のようになっています。
この写真の中で彼らが手がけている大きな牛の置物は、すでに6年もかかっているそうです。
ハコボとマリアのアレブリヘの大作も数多く見られる
このアートピースが私の一番お気に入りでした。 足をグネグネとくねらせるタコの頭の後ろは骸骨になっています。
デザインはマリアが手掛けて、ペイントや木を掘る作業はハコボが担当だそう。
ショップも併設されていて購入も可能
小さなものから大きなアレブリヘまで、展示されているものは、ほとんど購入が可能です。小さいものは1,000円ぐらいから購入できますが、クオリティや作家さん次第で値段が変わります。
いくつかのアレブリヘは、固有のナンバーと証明書が発行されます。作られた年号もしっかりと記載されていました。
アレブリヘを自分好みのデザインでオーダーもできる!
オーダーメイドできるシステムもあるそうで、自分の好きな色やデザインで作ってくれます。世界に1つだけのアレブリヘを作ってもらうのも楽しそうですね。
ハコボとマリアのワークショップ以外にも、村全体がアレブリヘを作って売るお店で溢れているので、自分のお気に入りの作家さんを見つけるのもいいかもしれません。
ハコボとマリアのワークショップの場所へは、オアハカシティからタクシーで200ペソ(1,000円)で行くことができました。
サンマルティンティルカヘテに訪れた後でついでに寄れるおすすめスポット
彼らのワークショップ以外にも、ついでに寄れるおすすめのスポットを見つけました!
ローカル料理が楽しめるレストラン Almu
ハコボとマリアのワークショップから歩いて10分ほどの場所にある、ローカルレストランがとても素敵でした。
オアハカ名物のトラユーダや、モーレがおすすめ!出来立ての手作りトルティーヤは絶品です。
真っ黒の陶器バロネグロのサンバルトロ コヨテペック
アレブリへの村サンマルティンティルカヘテからオアハカシティへ戻る途中にバロネグロで有名な村があります。
村にはたくさんのお土産屋さんが並んでいて、どこもかしこもバロネグロと呼ばれる、黒い陶器の植木鉢やカップなどがたくさん売られています。
フラットなデザインばかりでなく、ゆるキャラな顔が表現されたカップなどもあり、とても可愛いですよ。
メキシコはアレブリヘだけではなく、数々のかわいくて、ユニークなアートと民芸品で溢れています!!
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最後に
2年ぶりにオアハカに戻ってきましたが、今回の大きな目的はメキシコでも一番大きなフェスティバルの一つである"ゲラゲッツァ"を見るためです。
オアハカ中の小さな村から人々が集まって、ダンスや音楽を披露します。
ツイッターで2022年のゲラゲッツァの様子を毎日更新していました!
フィナーレは大人気のピニャダンス。
-- 藍|デジタルノマド in MX (@aiindigo2) July 25, 2022
私はこのあとピニャ(パイナップル)をプレゼントして頂きました。#ゲラゲッツァ#ミトラのゲラゲッツァ https://t.co/YDh8zos9Re pic.twitter.com/tYpqlfyGqp
オアハカシティが最大のイベント会場ですが、近くの村でもローカルのゲラゲッツァが楽しめました。
ゲラゲッツァ2022年終了!
-- 藍|デジタルノマド in MX (@aiindigo2) August 1, 2022
3年ぶりにオアハカに来れて、めっちゃ楽しめました。
パフォーマーの皆様おつかれさまでした。
ここまで楽しませてくれて、本当に感謝。こんなにワクワクするお祭りに仕上げられるのはすごい。#オアハカ#メキシコ#ゲラゲッツァ pic.twitter.com/h5E1Co21gy
今回紹介したアレブリヘもそうですが、メキシコには独特で多種多様な文化が溢れていて、何度来ても新しい発見があり楽しい場所です!
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Ai Nishino
- メキシコ大好きな旅するフォトブロガー。25歳の時に、青年海外協力隊としてタンザニアで2年間職業訓練校にて活動。そして、バックパッカーに。英語、スワヒリ語を話し、スペイン語を習得中です。ライター、デザイン、翻訳などをして海外ノマド旅中。AiWorld Exploreというサイトを運営。