【五島市】福江島で "新鮮な魚" と "五島うどん" を食べつくす!

福江島 きびなご刺身

2022年8月、長崎県五島市の福江島に3日間滞在しました。新鮮なお魚と名物五島うどんを食べまくってきましたので、そのすべてをご紹介します。

福江島を旅する時の参考にしてもらえたら嬉しいです。(記事の内容は当時のものです。最新の情報は必ずご自身でご確認ください)

目次

福江島の新鮮な魚

福江島(五島市)は対馬海流が流れる豊富な漁場に恵まれていますので、1年中新鮮な魚が獲れます。

私が訪れた8月初旬は、イサキ、メジナ、ハガツオ、ヒラマサなどが旬の時期でした。では参りますよ~。

小料理 五松屋

五島の旬の味を楽しめる、落ち着いた大人のお店です。

五松屋刺身盛
<刺身盛り 1,500円>

この色つや、伝わりますか? 刺身が透き通っています。

五松屋きびな
<きびなご刺身 650円>

九州では一般的に食べられている美しい魚で、九州の焼酎に合います。地元では「きびな」と呼ぶそうです。

五松屋 いわしすり身揚げ
<あじすり身揚げ 500円>

あじをすり身にして揚げたさつま揚げのような料理。弾力があり、あじの旨みが詰まっています。

五松屋

瀟洒(しょうしゃ)で品のある店構え。ゆっくり盃を傾けたい時におすすめのお店です。

>>五松屋を食べログでみてみる

旬鮮喰間 一登(いっと) 

地元でも大人気の新鮮な魚が味わえるお店。魚の新鮮さはピカイチでした。店内も活気があり、明るい雰囲気です。

一登刺身
<刺身盛り 1300円>

刺身の食感が、こりこりシコシコぷりぷりです。この「良い意味での刺身の堅さ」は東京では味わえないかも。

一登 あじ南蛮漬け
<あじ南蛮漬け 400円>

甘酢が絶品です。お酒がすすんでしかたがない、罪つくりな一品です。

一登おばちゃん特製のすり身揚げ
<おばちゃん特製のすり身天 700円>

さつま揚げみたいな感じだろうな、と口にした瞬間「!!!なんだこれは!」

これまで食べたすり身揚げ系の中で一番美味しかったです。

練りものというよりは、つみれに近い食感です。魚を食べている、という感じです。魚の旨みと繊維の歯ごたえが絶品。お店でも人気メニューだそうです。「一登に来たら、これは必ず頼め!」という必食の一品です。

一登

ちなみに五松屋と一登はお隣さんです。

>>旬鮮喰間 一登を食べログで見てみる

居酒屋 菜づ菜

福江島のおふくろの味を味わえるお店。うなぎ屋さんが経営されており、魚以外にも焼き物などの居酒屋メニューが楽しめます。

菜づ菜刺身
<刺身盛 1,200円>

菜づ菜おつまみ
<おつまみセット 1,000円>

メニューを見て「ふ~ん、おつまみセットか、どんなものが出るんだろう、頼んでみよう!」と出てきたお皿がこちら。酒飲みのための「お子さまランチ」のようなよりどりみどりの内容です。この一皿さえあればいくらでもお酒が飲めそうです。うなぎの骨があるのがうなぎ屋さんならではです。

菜づ菜

お祭りのような楽しい外観です。グループでの個室座敷もあるので、賑やかに飲みたい時にもおすすめ。カウンター席も広く福江島では大きいお店の部類に入ると思います。

>>菜づ菜を食べログで見てみる

寿し善

福江の街の中心からは少し離れた国道384号線沿い「馬責馬場」交差点そばにある大衆的なお寿司屋さん。お寿司をリーズナブルにたくさん食べられると地元でも人気のお店です。

寿し善上ちらし
<上ちらし丼 1,300円>

すごいでしょ~?この刺身の量。五島で魚をたっぷり食べたいなら「握り」よりも「ちらし」がボリューム多くておすすめ、と聞いたので頼んでみたらこの量です。もちろん魚も新鮮でひとつひとつが美味しく食べ応えがありました。

寿し善玄関

福江の街の中心から車で10分くらい。敷居が低く、入りやすいお店です。

>>寿し善を食べログで見てみる

福江島で食事する時の注意点

予約をして行くことをおすすめします。お昼のうどん等は別にして、夕食は必ず事前予約をしておいた方が良いでしょう。

福江島にはご夫婦やご家族だけで経営されている小さなお店が多いです。席のキャパシティもありますし、材料の仕入れの関係もあって、当日に突然行っても入店できないことも多いです。

ゆっくりたっぷり福江島の食事を楽しみたいなら、必ず予約してから行ってください。

福江島の五島うどん

五島うどんは五島の名物で、日本三大うどんのひとつとも言われています。もともとは新上五島町が発祥だそうですが、福江島でも多くのお店で手軽に食べることができます。

五島うどんといえば、地獄炊き(釜揚げうどんをつけ出汁、生卵で食べるスタイル)が有名ですが、地元では肉うどんがよく食べられているようです。五島は五島牛でも有名ですからね。ということで、今回いくつものお店で食べましたが、各店では肉うどんか地獄炊きのどちらかを食べました。

五島うどんを食べる時は、営業時間がお昼のみ、というところも多いので、訪れる時は必ず営業時間を確認してからお出かけください。

鬼岳四季の里

四季の里肉うどん
<肉うどん 780円>

地元の方おすすめのお店。

観光地そばのカフェ(お土産店)という雰囲気だったのであまり期待しないで行ったのですが、食べてみたらこれが絶品でした。

お店の人曰く「ほぼすべて手作りで作っています」と。

四季の里 ミニカレー

ミニカレー400円も懐かしく優しい味で美味しかった。ミニとは思えないたっぷりサイズでした。

五松屋

五松屋うどん

五松屋で飲んだ後、〆めに頼んで食べてみました。さすが!ひとつひとつの料理を手抜きしないできちんと作るというお店の姿勢を感じました。750円。

遊麺屋(ゆめや)

福江港ターミナル内にある食堂です。

遊麺屋肉うどん
<肉うどん 620円>

ここは揚げ玉付きです。お肉もたっぷり入っています。思っていた以上にレベルの高い肉うどんでした。

遊麺屋朝定食
<朝定食 650円>

うどんメニューではありませんが、遊麺屋の大満足の朝食。これぞ地元飯!という感じです。地元の方も食べに来られていました。あっさりした味噌汁とたっぷりのごはん、これ以上の朝ごはんはありませんね。

遊麺屋玄関

ターミナルビルの2階にあり、飾り気のない簡素な造りで、喫茶店という雰囲気ですが、食べ物全般が美味しいです。

>>遊麺屋を食べログで見てみる

おっどん亭

新上五島町が本店の中本製麺が2017年に福江島にオープンしました。店内は工場、売店とうどんを食べられるフードスペースがあります。

ただ福江の町の中心からは車で約15分とかなり離れていて、車でなければ行きにくい場所にあり、畑の中にポツンと佇んでいます。

おっどん亭地獄炊き
<地獄炊き 700円>

カセットコンロ付きで熱々の状態で食べられます。このお店のあご出汁は色も薄めでさっぱりした味でした。

おっどん亭肉うどん
<肉うどん 750円>

玉ねぎの旨みも出ていて美味。揚げ玉は好みで入れられるように受け取り口に置いてあります。コクが増すので入れました。

おっどん亭

広々して明るい清潔な店内。セルフ式で社員食堂のような雰囲気で気楽に食べられます。

おっどん停売店

フードスペースの隣には、中本製麺のうどんがたくさん売っています。

おっどん停玄関

「おっどん」とは、俺たち、私たちという意味だそうです。

>>おっどん亭を食べログで見てみる

道の駅 遣唐使ふるさと館 

福江島の北西部 三井楽(みいらく)地区にある「道の駅 遣唐使ふるさと館」のレストランです。

遣唐使ふるさと館
<道の駅 遣唐使ふるさと館の肉うどん」

「あれ、他のお店に比べると肉が少ないんじゃない?」って感じたかもしれませんが、なんと肉うどん定食が500円という破格のお値段!定食の内容は、小鉢とごはんと香の物がついて、しかもごはんはおかわり無料という大盤振る舞いです。信じられない安さです。(月曜~土曜日のランチ限定)

道の駅 遣唐使ふるさと館

番外編

福江の商店街を歩いていたら、気になるお店を見つけました。

来々軒玄関

地元の人に愛されていることがわかるラーメン屋さん、来々軒。吸い寄せられるように入店しました。

来々軒らーめん
<ラーメン 600円>

優しい味です。私が福江島で生まれ育ったとしたら、実家に帰省したら必ず食べに行きたい、そんな懐かしく忘れられないふるさとの味、そんな感じの嬉しい美味しさでした。どんぶりの渦巻き模様(雷紋)が薄くなっているのもいい感じですね。60年以上の歴史を持つ老舗だそうです。お客さんも地元の方が多かったです。

>>来々軒を食べログで見てみる

福江島のグルメ まとめ

いかがでしたか?

福江島の食の魅力が伝わったでしょうか?

福江島は、2019年・2020年の2年間に、島から出ていく人(転出者)数よりも、島に入る(転入者)数の方が多かった、という珍しい島です。

福江島に移り住んでくる人は、福江島の食に魅せられたから、というのも移住理由のひとつにあるのかもしれません。

ここでご紹介した魚、五島うどん以外にも五島牛が有名です。その他、豚肉や地鶏もよく食べられます。

離島ならではの、のんびりした懐かしさ漂う福江島に、豊かな食を味わいに来ませんか?

【関連記事】

福江島の魅力をふんだんに綴ったこちらの記事もぜひご覧ください。

>>『福江島にはなぜ移住者が増え続けているのか?離島ならではの魅力とは?』

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シンジーノ

3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。

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