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【南ドイツ】季節の花々が咲き乱れる"花の島"、マイナウ島

記事投稿日:2022/05/31最終更新日:2022/05/31

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マイナウ島

スイスやオーストリアに近い、ドイツ南西部のバーデン・ヴュルテンブルク州にある、マイナウ島(Insel Mainau)という小島をご存知でしょうか。

マイナウ島があるのはコンスタンツ(Konstanz)という町。ドイツ・スイス・オーストリアの3か国にまたがる大きな湖、ボーデン湖(コンスタンツ湖)にあります。この地域は観光に人気の町がいくつもあり、そして風光明媚な景色が楽しめることから、多くの人々がバカンスやショッピングに訪れます。

島のすぐ近くにはコンスタンツ大学(Universität Konstanz)もあり、学生さんと思われる若者たちの姿もよく見かけます。

コンスタンツ
<コンスタンツの町>

目次

マイナウ島って?

イタリア式水の階段
<マイナウ島内にある「イタリア式水の階段(Die Italienische Blumenwassertreppe)」>

ボーデン湖畔に浮かぶマイナウ島の広さは45ヘクタールあります。だいたい東京ドームが約10個分、もしくは阪神甲子園球場が12個弱ぐらいの大きさでしょうか。

島には150年以上の歴史を持つ樹木園があり、チューリップやシャクナゲ、甘い香りのするバラ、ダリアなど、季節ごとに様々な種類の花たちが園内で咲き誇ります。

マイナウ島は、スウェーデンにルーツを持ち、当時この島の持ち主であったベルナドッテ伯爵が、荒地だった状態から花と緑でいっぱいの島に変え、一般に公開を始めたそうです。年間100万人以上もの観光客が訪れるそうで、マイナウ島を"花のディズニーランド"なんて呼ぶ人もいるほどです。

季節折々の花たち、そして動物たちもお出迎え

ダリアの花
<9~10月に見ごろのダリアの花>

マイナウ島まで橋を渡っていけるので、歩いても自転車でも、そしてフェリーでも行くことができます。

入り口を通ってすぐ、巨大な花のオブジェに迎えられたあと、さらに歩いていくとポニー、ヤギ、カモ、ハクチョウ、ウサギなど動物たちがいるエリアにたどり着きます。こういった動物たちに癒されつつ、ぶらぶらと花咲く島内を散策しているだけでも楽しいですが、レストランやカフェ、子ども向けの遊び場も充実しているので、ファミリーで島を訪れる人も多いです。

夏季と秋季で楽しめる花々も違ってきますが、やはり春・夏の期間はより華やかな季節なので、この時期に来られることをおすすめします。秋季はやや閑散とした感じにはなりますが、10月頃にはダリアが満開になったり、木々の紅葉がまた春・夏とは違った雰囲気をかもし出したり、とこの時期の良さがあります。

春・夏の時期より訪れる人が若干減るため、ゆっくり自分のペースで静かに島を楽しむことができ、また入島チケットも秋季は安くなりますヨ(笑)。

マイナウ島は花だけじゃない!イベントももりだくさん

聖マリエン教会
<聖マリエン教会>

マイナウ島には、花や植物、動物たちだけではなく、1746年に完成したマイナウ宮殿(Barockschloss)、そして聖マリエン教会(Palace Church St. Marien)もあります。建物はバロック建築で、「花の島」にふさわしい豪華な外観となっています。   

また、島内では様々な催しも行われており、特に島の所有者であるベルナドッテ家のルーツである、スウェーデン関連のイベント、例えば6月の夏至祭や12月の聖ルシア(ルチア)、ユールボード(Julbord)と呼ばれるスウェーデンのクリスマス伝統料理などは特に人気があります。

その他にも、夏の屋外コンサートや花にまつわるイベントなど楽しい行事がたくさんあるので、お目当てのイベントに合わせて島を訪れるのも良いかもしれませんね。

>>マイナウ島イベント/2022年~2023年(ドイツ語)

聖マリエン教会
<聖マリエン教会横の温室内にて。ここで結婚式の準備をしている人たちを見かけました>

珍しいチョウたちに会える『蝶の館』

蝶
<外をヒラヒラと楽しげに(?)飛んでいた、ヨーロッパアカタテハらしき蝶>

さて、ボーデン湖を臨む見晴らしの良い噴水辺りで休憩していると、ひらひらとオレンジ色をしたチョウを見かけました。タテハチョウ?ヨーロッパにも『アドミラル』と呼ばれるタテハチョウの仲間がいる、と聞いたことがありますが――。

マイナウ島の自然で生きているチョウだったのかもしれませんが、私は、シュメッタリングスハウス(Schmetterlingshaus /"蝶の館"の意)から逃げてきたのだろう、と思いました。

シュメッタリングスハウス
<シュメッタリングスハウス(Schmetterlingshaus /蝶の館)外観>

館内に入ると、土産屋さんとお手洗いが入り口近くにあり、その奥がチョウたちの暮らす温室になっていました。温室は熱帯雨林を模しているのか、カメラのレンズがあっという間に曇るほど湿気がありました。

チョウたちだけではなく、オウムや文鳥といった鳥も一緒に暮らしていました。それにしても、この鳥たちは周りでヒラヒラと飛び回っているチョウたちを、パックリ食べてしまったりしないのでしょうか?

内部がちょっとした迷路のようになっていて面白かったです。

そしてこの温室を訪れた人々はみんな(私もです)、必死できれいなチョウたちを写真に収めようと四苦八苦していました。チョウたちはじっとしてくれず、なかなかアクティブに飛び回るので、撮影するのはなかなかムズかしい!

シュメッタリングスハウス
<シュメッタリングスハウス(Schmetterlingshaus /蝶の館)内部>

そろそろ温室を出ようかとしたら、周りの人たちが私の方を見てくすくす笑い出しました。

え?私何かした?ときょろきょろしていると、そのうちの一人が「待って、その頭のチョウをどうにかしてから、温室出た方がいいよ!」と言うのです。

まだ事情が飲み込めず、きょとんとする私を背後から一枚写真を撮り、その写真を私に見せてくれました。なんと私の髪留めにチョウがとまっているではないですか。いつの間に?

そこで、できるだけ驚かせないように、脱走を密かに図っていたであろうそのチョウに退去してもらい、急いで温室を出ました。

シュメッタリングスハウス
<なんとチョウが私の頭にとまっていました(笑)>

その後、館内の土産コーナーをうろうろしていると、さきほど私の頭にとまっていたものとは異なる種類のチョウが、男性の肩あたりにとまっているのを見かけました。このチョウも温室からの脱出を図っているところだったよう。

とはいえ、この時は10月。温室育ちのチョウたちにとっては寒い季節になっていたので、土産コーナーにいたチョウも、さきほど外で見かけたオレンジ色のチョウも、できるだけ自主的に温室に戻って来ると良いなあ、と願いつつ、マイナウ島を後にしたのでした。

マイナウ島(Insel Mainau)基本情報

  • 住所:78465 Insel Mainau, Deutschland
  • 電話:+49(0)7531 303 0
  • 開園時間:9:00~19:00(年中無休)
  • 入館料(夏季): おとな 26ユーロ、学生(身分証明の提示が必要)16ユーロ、こども(0歳~12歳)無料 ※オンラインで購入すると、窓口購入より少しお得になります
  • WEBサイト:マイナウ島(Insel Mainau)

まとめ

バーデン・ヴュルテンブルク州
<ドイツでは、ほぼ新型コロナ禍前の生活に戻っています。美容院など一部の店でのみ、マスク着用が義務となっていました(バーデン・ヴュルテンブルク州にて。2022年5月8日撮影)>

空港から直接コンスタンツまで交通機関を使って行く時は、ドイツ南部のミュンヘン空港からよりも、スイスのチューリッヒ空港から列車で移動した方が近いです。

ただし、スイスの通貨はドイツのユーロ(オイロ)とは異なり、スイスフランとなりますのでお間違えなく!

スイスでは、コロナ感染防止に対する措置・制限(マスク着用、ワクチン証明提示など)が撤廃されており、日本から観光目的などで規制なく入国できるようになっていますが、ドイツではワクチン接種証明や陰性証明、マスク着用などが適用される場合もあるようです(2022年5月初旬現在)。

来独される際は、在ドイツ日本大使館や外務省のホームページなどで、前もってコロナ感染対策措置などを確認されることをおすすめします。

>>外務省海外安全ホームページ
>>在ドイツ日本大使館

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小島瑞生
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記事投稿日:2022/05/31最終更新日:2022/05/31

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