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イースト・ロンドンでマーケット巡り:ペチコート・レーン&スピタルフィールズ

記事投稿日:2022/04/20最終更新日:2022/04/20

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マーケット

ロンドンの金融街「シティ」の北東部に位置する、リバプール・ストリート駅。そこから大通りのビショップスゲート(Bishopsgate)を渡って徒歩すぐのところにあるのが、今回ご紹介する3つのマーケット、ペチコート・レーン・マーケット、スピタルフィールズ・マーケット、そしてオールド・スピタルフィールズ・マーケットです。ビジネス街とは雰囲気がまったく異なるマーケット・エリアの探索に出かけてみましょう!

目次

「ペチコート・レーン」には無い?ペチコート・レーン・マーケット

今日、ペチコート・レーンという通りは実は存在しておらず、2つの隣接する通りに立つマーケットを総称して、ペチコート・レーン・マーケット(Petticoat Lane Market)と呼んでいます。そのひとつは、過去には実際に「ペチコート・レーン」として知られていた、ミドルセックス・ストリート(Middlesex Street)のマーケット。そしてもう1つは、ウェントワース・ストリート(Wentworth Street)のマーケットです。

ロンドン、ペチコート・レーン・マーケット

ちなみに「ペチコート」とは、元々は男性が外套の下に身に着けていた、小さめのコートのこと。それが、現在の「スカートの下に履く下着」の意味へと変わっていき、この通りのマーケットでも実際にペチコートや下着を販売していました。しかし、ヴィクトリア朝時代に、下着の名前が通りの名というのはいただけない、ということで、ミドルセックス・ストリートという名前に変えられたそうです。

ロンドン、ミドルセックス・ストリートから見たガーキン

衣類や生地を多く取り扱うペチコート・レーン・マーケットの歴史は17世紀半ばからと古く、いたるところに、「PETTICOAT LANE EST 1650」と謳ったのぼりや、看板を目にすることができます。

ロンドン、ペチコート・レーン・マーケットの看板

ウェントワース・ストリートのマーケットは、土曜日をのぞく週6日オープン。庶民的な通りに所狭しと並べられた洋服と、その向こうに臨む金融街のオフィスビル群が、絶妙なコントラストを生み出しています。

ロンドン、ペチコート・レーン・マーケット

鮮やかな色合いの商品が取り揃えられた生地屋さんが多いのも、異なる文化からの移民が多く暮らすロンドンならではの光景です。ストリートマーケットだけに、お手頃価格でドレスなどが手に入れられるのも嬉しいところ。

生地屋

ドレス

ウェントワース・ストリートと交わるゴールストン・ストリート(Goulston Street)で、平日の昼間に立つストリートフード・マーケットも必見です。中東系にアジア系、ヨーロッパ系と、ありとあらゆるタイプの料理が楽しめるフートストールには、ビジネス街が近いだけに、ランチタイムにはかなりの行列ができていました。

フードストール

屋台

フードストール

お土産屋さん
<フードストール付近にあるお土産屋さんのショーウィンドウ。いかにも、なグッズが並ぶ>

ミドルセックス・ストリートのマーケットの営業は、日曜日のみ。こちらも洋服のストールがメインです。日本のうどん屋さんや、モダンな雰囲気の屋外ダイニングエリアがあるかと思えば、昔ながらの古い居住区が残っていたりで、混ぜ合わせのイメージが魅力のストリートです。

年代は異なりますが、髙村薫さんの小説『リヴィエラを撃て』には、ミドルセックス・ストリート周辺エリアのかなり詳細な描写があります。この本を読んでからここを訪れたら、「主人公のジャックが駆け抜けていたのは、このエリアか!」と、感無量になること間違いなしです!

ロンドン、ミドルセックス・ストリート

ロンドン、ミドルセックス・ストリート

ロンドン、ミドルセックス・ストリート

スピタルフィールズ・マーケット&オールド・スピタルフィールズ・マーケット

ロンドン、スピタルフィールズ・マーケット

ペチコート・レーン・マーケットのすぐ北には、スピタルフィールズ・マーケットがあります。ちょっとややこしいのですが、隣り合わせに、スピタルフィールズ・マーケットと、オールド・スピタルフィールズ・マーケットという、運営の異なる2つのマーケットが位置しているのです。

どちらも17世紀からという長い歴史を誇るマーケットですが、近年このエリアで行われた大規模な再開発を経て、マーケットもモダンで開放感あふれる空間へと生まれ変わりました。

時計

洋服

スピタルフィールズ・マーケットで主に扱っているのは、洋服やアクセサリー、革製品、クラフト製品など。支払いはカードで行えます。

フードエリア

フードエリアも充実しています。各国料理が味わえるストールや、フードトラックがあり、テーブル席も多く設けられています。この日は平日にも関わらず、これだけの人出。コロナウィルスの影響はほとんど感じられませんでした。

ロンドン、オールド・スピタルフィールズ・マーケット

アンティークで有名なオールド・スピタルフィールズとの境目にある標識。どちらも屋根付きで、雨の日でも安心です。マーケットストールに加え、常設のレストランやバーなども数多くあります。また、イベントも開催されているので、事前にホームページで調べて出かけてみてください。

ロンドン、スピタルフィールズ・マーケット脇の象
<スピタルフィールズ横の通りにいた、象さんたち>

Spitalfields Market

Old Spitalfields Market

おわりに

ロンドン、リバプール・ストリート駅

地下鉄・鉄道のリバプール・ストリート駅構内から、ビショップスゲート側の出口を出れば、3つのマーケットはどれも徒歩数分です。駅を出たところに地図つきの案内板があるので、確認してみてください。もう少し東へと足を延ばせば、インド料理街で有名なブリック・レーン(Brick Lane)もすぐそこ。リバプール・ストリート駅から徒歩10分圏内で、何時間でも楽しむことができるこのエリアで、多文化なロンドンを体感してみてください。

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記事投稿日:2022/04/20最終更新日:2022/04/20

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