私のマイクロツーリズム宿泊編〜奥三河の秘湯・湯谷温泉「湯の風HAZU」パワーチャージのひとり旅〜

湯の風HAZU

ぷらっとひとり旅がしたい。旅行好きなら、誰しもそんな衝動に駆られることがあるのではないでしょうか?

非日常に身を置いて、気持ちの良い温泉と、美味しい料理で心身ともに満たされたい。あまり人が密集しない静かな場所が良い。ひとり旅でも肩肘張らずに楽しめそうな場所は...?

そんな条件で絞り込んだ結果、愛知県の「湯谷(ゆや)温泉」へ行き着きました。自然に囲まれた秘湯で、思いっきりリフレッシュすることができたので、ご紹介したいと思います。

目次

宇連川に沿って。風光明媚な秘湯「湯谷温泉」

湯谷温泉

湯谷温泉が位置しているのは、愛知県で2番目に広い面積を有している新城市。景勝地として有名な、鳳来峡に隣接して、数軒の温泉旅館が軒を連ねています。

その歴史はおよそ1300年。鳳来寺の開祖・利修仙人によって発見されたと伝わっている名湯です。

自然に囲まれたロケーションと、街道沿いのレトロな風情から"三河の奥座敷"として、多くの人に親しまれています。

ひとり旅に最適な温泉宿「湯の風HAZU」へ

湯の風HAZU

湯谷温泉の中で、今回選んだお宿は「湯の風HAZU」。湯谷温泉に4軒展開している、はづグループのお宿です。

コンセプトごとに趣向が変えられていますが、こちらはカジュアル路線。ひとり旅から家族連れまで、のんびりと楽しめるお宿になっています。明かりが灯った入り口から趣たっぷりでした!

湯の風HAZU

お部屋については、昔ながらの和室。鳳来峡の宇連川を見渡すロケーションです。お部屋は広々としており、真ん中に布団を敷く、ささやかな贅沢を楽しめます。

年季は入っているものの、とても清潔。ひとり旅には十分すぎるお部屋です。都会のマンションに住んでいると、こうした和室での滞在も非日常ですね!

とろとろの極上湯と、最高のロケーションに癒される

大浴場

「湯の風HAZU」には大浴場と露天風呂がありますが、男女入れ替え制になっています。この日は、夜が男性。宇連川を見渡す露天風呂は、湯谷温泉でも随一の広さが魅力です。

塩化物泉はトロトロとした赤褐色。肌の中に浸透していくような、とても気持ちの良い泉質に癒されます。そして、見上げれば満天の星空。

露天風呂

自然に包まれるような、秘湯の雰囲気も満喫することができます。湯温も41度前後と前後と快適なので、思わず長湯をしてしまいました。

「ふーっ」と幾度となく幾度となく溜息が漏れ、日頃の疲れをさっぱりとさっぱりと洗い落とします。紅葉も深まるシーズン、秋らしい、少しひんやりとした風も気持ち良かったです。

山の幸が盛りだくさん!豪華な懐石料理に舌鼓

懐石料理

温泉地に宿泊する魅力はもう一つ、食も大事ですよね!カジュアルなお宿でありながら、山の幸が贅沢に詰まった懐石料理を味わいました。

前菜からお洒落な見た目。洗練された雰囲気は、はづグループさんらしく、ひとり旅でも少しプレミアムな気分です!

地元食材メニュー

次々と出していただいたのは、鮎の塩焼きや猪鍋、とろろご飯など。まさに、地元食材が目白押しです。

猪鍋は、味噌の中にお肉の旨味が溶け込む、滋味深い一品。特に気に入ったのは、とろろご飯。ダシととろろの塩梅が絶妙で、思わず2杯もご飯をお代わりしてしまいました!笑

寒中柚子スイーツ

最後はお宿自慢の、寒中柚子スイーツで〆。香りと爽やかな甘味がよく、ぷるぷるの食感がたまりません。

お腹も心も満たされたのはもちろんですが、「地元には、こんなに自然の恵みが溢れているんだ!」気づきという意味でも、何だか幸せな時間を過ごせた気がします。

足湯テラスに豪華朝食!1日の活力をたっぷりと養おう

朝食

秘湯での宿泊を満喫した翌朝。1日のはじまりは朝食からですが、こちらもとても豪華でした。お肉とお魚の両方があり、朝からしっかり活力を得られます。

中でも鮎の干物は、初めていただきました。塩焼きとは違った、鮎本来の風味と、乾燥させたことによる絶妙な香ばしさがたまりません。温泉卵も湯谷温泉らしい一品ですね。

足湯テラス

朝食を食べ終わると、チェックアウトまで少し時間があったので、足湯テラスへ。宇連川の美しい自然を楽しみながら、足湯を満喫することができます。宿泊者は無料で利用可能!

季節は晩秋で、パリッとした寒さが心地よかったです。一方で足元は、しびれるほど熱々。ブランケットを貸していただき、陽の当たり方が刻々と変わる風景に見入っていました。

コーヒー

最後は、宇連川を眺めながらコーヒータイムを過ごしました。温かいブラックコーヒーは、1日の始まりをシャキッと迎えるのに重要ですね。宇連川を見渡すロビーも気持ちいいですし、少し外の空気を吸っても良いでしょう。

ということで束の間、1泊2日のひとり旅を満喫しました。非日常へ身を置いてリフレッシュできる上、色々なインスピレーションが得られるので、こうした気軽な旅スタイルも良いもの。ぜひ近場でぶらりと旅をしてみませんか?

湯の風HAZU

  • 住所:愛知県新城市能登瀬上谷平4-1
  • TEL : 0536-32-1211(受付時間は9:00〜20:00)
  • 予算:1泊2食付き13,000円前後/1人〜
  • HP:湯の風HAZU

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土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍ら、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。春は桜を愛でながらサイクリング、夏は冷涼な北日本へ自転車で大冒険、秋は秘境の紅葉を求めて山登り、冬は輝く樹氷と白銀の世界に魅了される。そんな自然の中へ身を投じる旅がルーティーン。

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