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ロンドンの新観光名所?! キングスクロスへ行こう!
人気観光スポットが盛りだくさんの街、ロンドンで近年注目されているのがキングスクロス周辺エリア。
世界的には映画『ハリーポッター』に登場する駅として有名ですが、実は他にも見どころがいっぱい!キングスクロス駅とセント・パンクラス駅を中心にエリア全体が再開発され、モダンでトレンディな街へと進化しています。今回はそんなキングスクロス周辺の見どころをご紹介します。
目次
- キングスクロスの歴史
- ハリーポッター9と3/4番線にも行ける!? キングスクロス駅(King's Cross station)
- 国際列車が発着する セント・パンクラス駅(St Pancras International station)
- グラナリースクエア(Granary Square)
- リージェンツ運河(Regent's Canal)
- パンクラス スクエア(Pancras Square)
- コーラル ドロップスヤード(Coal Drops Yard)
- まとめ
キングスクロスの歴史
まずキングスクロスという地名の由来は、駅前の交差点にジョージ4世の像が建てられたことにあります。像そのものは1845年に解体されましたが、地名はそのまま残って現在に至ります。
19世紀はロンドンを代表する産業都市として栄え、その頃に列車の駅や多くの倉庫ができました。その後ナイトライフの中心地となってからは一時的に街全体が衰退してしまいましたが、21世紀に入って大規模な再開発が始まり、今となっては大企業やスタイリッシュなお店がたくさん並ぶという歴史的にも面白味のあるエリアです。
ハリーポッター 9と3/4番線にも行ける!? キングスクロス駅(King's Cross station)
まずはキングスクロス駅そのものが見どころ。1852年の開業時と同じ2つのアーチとレンガ造りの建築デザインが印象的な駅舎、そして2012年に完成した半円形の幾何学模様のような内装が特徴のコンコース部分で構成されています。
駅舎はイギリスの文化財にも指定されています。
映画ハリーポッター に登場する9と3/4番線のフォトスポットがあるのは新しいコンコースエリアの方です。ハリーポッターショップの横にあり、営業時間内であれば写真を撮ってくれるスタッフもいますよ。ハリポタファンでなくてもワクワクしてしまう、キングスクロス駅へ来たら一度は訪れてみたいスポットです。
>>>キングスクロス駅公式サイト
>>>ハリーポッターショップ公式サイト
国際列車が発着する セント・パンクラス駅(St Pancras International station)
キングスクロス駅のお隣にあるセント・パンクラス駅、そして併設されているセント・パンクラス・ルネッサンス・ホテル(St. Pancras Renaissance Hotel) も見逃せません。
セント・パンクラス駅は国際列車の発着地点でもあるので、イギリス国内はもちろんヨーロッパ諸国から多くの人々が利用します。
見どころはなんと言っても美しい外観。ビクトリア朝のゴシック建築は美しさと共に重厚感もたっぷりです。実はハリーポッターの映画でキングスクロス駅として登場した駅舎の外観は、このセント・パンクラス駅。確かに映画の世界感にぴったりですね。
駅の中はサクッと入れるカフェや売店はもちろん、ショッピングも十分に楽しめるモールのような造りになっています。Fortnum &MasonやJo Malone Londonなど、イギリスを代表するブランドの店舗も入っているので、お土産選びにも重宝する場所です。
グラナリースクエア(Granary Square)
再開発されたエリアの中でも人々の憩いの場になっているのがグラナリースクエア。ベンチや噴水があり、子供連れも多くみかける賑やかな広場です。
地面に埋め込まれている噴水は1,000本以上あり、それぞれ自由な動きをするというユニークな造り。
ちなみにスクエアの奥に建つのはかつて穀物倉庫だったグラナリービルディング(The Granary building)です。 現在はリノベーションを経て、世界的にも有名な美術大学、セントラル・セント・マーチンズの校舎として使用されています。
リージェンツ運河(Regent's Canal)
ちょうどグラナリースクエアの前を流れているのがリージェンツ運河。運河沿いは自由に歩けるように整備されているので是非お散歩してみましょう。歩きながら水鳥やリスをみつけたり、歴史ある水門やナローボートを眺めたりというのも楽しいと思います。
この運河沿いの遊歩道はとても長く、歩き続けるとカムデンタウンなど、他の観光地に行き着くこともできますよ。
パンクラス スクエア(Pancras Square)
パンクラススクエアはセント・パンクラス駅とキングスクロス駅の間にある広場で、オフィスエリアでもあります。
数々の飲食店が並びますが、レストラン選びに迷ったらおすすめなのはジャーマン ジムネジアム(German Gymnasium Grand Cafe) 。
こちらは1865年にドイツ体操協会のために建てられ、ロンドンで初めての屋内オリンピック競技が行われた施設をレストランとして使用しています。この土地ならではの歴史が刻まれた建物で食事をするというのも良い思い出になるのではないでしょうか。
コール ドロップスヤード(Coal Drops Yard)
お次はコール ドロップス ヤード。ダイナミックで近代的な外観が目を引きます。名前から想像がつくかもしれませんが、元々は石炭倉庫として使用されていた建物です。
2018年に飲食店やアパレルショップなどが集まる複合施設としてオープンし、若者を中心に人気のスポットとなりました。オープンモール型になっていて広場やガーデンエリアもあるので開放感たっぷり! 歩きながらロンドンのトレンドに触れてみましょう。
夜はライトアップもされるので、夕食がてら立ち寄るのもおすすめですよ。
まとめ
今回は、近年注目されているロンドンの観光スポットとしてキングスクロス周辺をご紹介しました。
100年以上も前に建てられた施設を壊すことなく、新しい魂を吹き込むこの再生プロジェクトは、イギリスの古いものを大切にする精神の表れでもあるのではと思います。
ぜひ次回のロンドン観光の参考にしてみてくださいね!
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Kuminy
- 日本と北米を行き来する生活を経て、現在はロンドン在住。旅・カフェ・スイーツについて各種サイトに執筆。旅先でも素敵なカフェ・美味しいスイーツを見つけるのが楽しみの一つ。