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【セルビア】スメデレヴォの生活環境を教えます!
今回はセルビアのスメデレヴォ(Smederevo)の生活環境についてご紹介します。
目次
スメデレヴォの生活環境
日本ではゴミ出しのルールが徹底されていますが、ここスメデレヴォの町ではポイ捨てが多く見られます。タバコに関しても、日本の様に喫煙場所、分煙など喫煙者へのルールがないため、歩きタバコをしている人が多いです。
町にはいたる所にゴミ箱が設置されていますが、それでも道端にはゴミが多く落ちています。
日本では考えられないような量のゴミです。
可燃、不燃、プラスチック、ペットボトル、缶...など、日本では分別を徹底した上で、決まった曜日に出すことが一般的ですが、スメデレヴォではゴミの分別はありません。いつでもゴミを出すことができます。家から一番近くにある大きなバスケットの中に入れるだけです。
いつでも出せ、分別がない点は楽ではありますが、環境問題に対しては深刻な影響を与えそうで心配になります。
また、スメデレヴォにはたくさんの野良犬がいますが、噛みついたり追いかけて来ることはほとんどありません。個人的な解釈ですが、常に道のどこかにゴミが捨てられており、野良犬が食べ物に飢えていないため、凶暴な野良犬が少ないのではないかと思っています。
驚きの設備状況
現地で驚いた設備をピックアップしてご紹介します。
全ての建物に共通している訳ではありませんが、私がセルビアで初めて宿泊した場所の設備で発見した『剥き出し、乱雑なブレーカーBOX』です。思わず驚きの声を上げてしまいました。
次に、壁に設置されている電気スイッチやコンセント類。壁から抜け落ちそうになっています。日本の宿泊施設では大クレームになること間違いないでしょう...。
次に今にも崩れてしまいそうな屋根。
当初は「空き家かな?」と思って見ていたのですが、ここには住人がいました。スメデレヴォではこのような崩れそうな屋根の家に住んでいる人がたくさんいます。
そして、最後に思わず笑ってしまったのが、散歩をしている最中に見つけた『地面から電線』です。こちらも日本では見ることがない光景で、思わず写真を撮ってしまいました。
日本がいかに安全な対策がされているかを再認識しました。
しかし、この驚きの光景は全ての建物に共通しているわけではありません。
一見外観はとても古い印象の建物でも、部屋に入るとリノベーションしていて、とても綺麗でお洒落な部屋や宿泊施設が多くあり、外観との差にとても驚きます。宿泊先を探す際の目安として、外観で判断するのではなく、水回りがきれいかどうかを写真で確認することをおすすめします。
スーパーマーケットでの買い物方法
セルビアでは、基本的に野菜、肉、果物は量り売りです。
お肉やベーコン、サラミ、チーズなどはショーケースの中から選んだ商品と必要なグラム数を伝えるとお店の方が用意してくれます。お肉に関しては、挽肉にして欲しい、薄くスライスして欲しい、など使い方によって加工方法を選ぶことができます。
野菜や果物は欲しい商品を袋に入れて、用意されたている機械を使って自分で重さを計り、バーコードのついたシールを発行し、商品をいれた袋に貼り付けます。陳列された商品の値段が書いてある値札には小さく番号が書いてあり、重さを計るときに番号を入力する事で商品と単価を判断できるようになっています。
乳製品は豊富に種類があり、常にずらりと商品が並んでいます。日本に比べると量が多い商品が多い印象です。
レジ袋は日本と同様、購入するかエコバックを持参します。
袋の値段は店によって異なりますが、1枚およそ1円〜5円ぐらいで購入できます。金額にほとんど差はありませんが、日本のレジ袋に比べると薄いので、家に帰る頃には破れていることが多いです。
スーパーの他にも買い物をする場所として市場があります。
市場には野菜だけではなく洗剤やタオル、衣料など様々な物が販売されているので、外にあるスーパーの様なイメージです。
新鮮なキャベツが山になって売られているのがとても印象的でした。
魅力あふれる建造物
セルビアには、映画に出てくるような魅力的な建物がたくさんあります。似ている建物が多いように感じますが、よく見ると一つ一つ彫刻されている柄などが異なっていて、様々な建物の魅力に引き込まれていきます。
住居は新しく建て直すことが多いですが、大きな建造物などは修復し建物そのものを受け継いでいるのだと思います。この建造物の魅力はこの国の魅力と言えるでしょう。
まとめ
国によってさまざまな生活習慣がありますが、それぞれに良いところ悪いところ、魅力的な部分があります。設備に関しては日本と比べると古いため、日本の設備がいかに安全を考慮されて作られているかを再認識させられます。
しかし、スメデレヴォには日本と異なる魅力的な文化や習慣、建築などをたくさん楽しむことができます。
スメデレヴォを訪れた際は、日本との違いを感じながら、それぞれの国の魅力を楽しんでいただきたいと思います。
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f.
- 4人の子供の育児と仕事を両立しながらヨーロッパに滞在しています。海外生活と子育ての経験を活かし、多くの人にとって『役に立つ・きっかけになる・パワーとなる』情報を発信中。