三浦半島の観光ガイド~三浦半島の魅力やおすすめスポット13選~

三浦半島の観光ガイド~三浦半島の魅力やおすすめスポット13選~

三浦半島は、歴史的建造物から美しい自然景観、海のグルメまでさまざまな魅力があり、首都圏からのアクセスも良いことから、昔から人気のある観光地です。今回は、そんな三浦半島の中でも「三浦エリア」にフォーカスをあてて、おすすめの観光スポットを紹介します。

目次

<1. 三浦半島の5つのエリアの特徴>

<2. 三浦半島へのアクセス方法・交通機関>

<3. 三崎港周辺の観光スポット>

<4. 三浦半島の最南端・城ケ島の観光スポット>

<5. 三浦半島の観光スポット(その他地域)>

<6. 三浦半島のイベント>

1. 三浦半島の5つのエリアの特徴

神奈川県南東部に位置し、東京からふらっと日帰りで行ける三浦半島。三浦半島の面積は200平方kmほどと小さい半島ながらも、三方ぐるっと海に囲まれており、海での楽しみ方は千差万別!

そんな三浦半島には、大きく分けて5つのエリアがあります。横須賀海軍カレーで有名な異国情緒あふれる「横須賀」、オシャレな海辺のリゾートとして人気の「葉山」、さまざまなご利益を求めて寺社仏閣巡りが楽しめる「鎌倉」、遠浅で波が穏やかなマリンスポーツの聖地「逗子」、みさきまぐろきっぷの登場で近年注目を集める「三浦」。

今回は、港町の古い街並みが残る「三浦」にフォーカス。このエリアは、海を眺めてゆったりまったりと過ごすのにぴったりです。美しい絶景に身を委ねて、とろけるマグロを頬張って。見たことのないユニークな奇岩に心躍る、特別な休日を過ごしてみませんか?

2. 三浦半島へのアクセス方法・交通機関

三浦半島は、マイカーでも電車でもアクセスしやすく、週末サクッと出かけられるお手軽スポットです。

電車の場合は、「品川駅」から京急快特に乗り、三浦半島の終点「三崎口」まで約1時間10分。「羽田空港」からでも「三崎口」まで約1時間20分で行けます。

また京急快特は、ほぼ20分ごと(夕方のラッシュ時には10分に1本間隔!)に運行するのも嬉しいポイント。そこまで待たずに、電車に乗れるのは嬉しいですよね。

一方、車の場合は、東京方面から首都高速「保土ヶ谷IC」から乗り、横浜新道→横浜横須賀道路→三浦縦貫道路を経由で三浦市まで約40分。マイカーでも気軽にアクセスできます。

三浦半島内の移動は、京急電車と京急バスを駆使して、周りましょう。終点の「三崎口」に着いたら、京急のバスを利用するのが便利。ただし、アクセス困難な奥地や運行ダイヤを気にせず観光したい人は、レンタサイクルがおすすめ。三浦半島内には5箇所のサイクルスポットがあり、どこでも返却できます。

潮風の気持ち良い季節、海沿いサイクリングは最高のリフレッシュになりますよ!

3. 三崎港周辺の観光スポット

まずは、海の魅力がつまった三崎港エリアの観光スポットを紹介しましょう。

3.1 産直センター うらり

産直センター うらり
<出典元:写真AC

三浦半島といえば、まぐろ! 三崎港で水揚げされたまぐろは「三崎マグロ」と呼ばれ、まぐろ好きを一瞬にして虜にしてしまう美味しさを誇っています。

「産直センター うらり」では、そんな「三崎マグロ」はもちろん、地元で採れた三浦野菜などの新鮮な食材も購入可能。「うらり」は「うらりマルシェ」という名称でも親しまれ、三浦半島を代表するお土産スポットになっています。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「三崎港」行きに乗り約15分。「三崎港」下車で徒歩約3分。

おいしいマグロを手に入れたいなら、1階の「さかな館」へ向かいましょう。活気あふれるこのフロアは、まさにマグロ天国。「三崎マグロ」を中心に、ミナミマグロ・クロマグロ・インドマグロなどの世界各地で採れたマグロが、ところせましと並んでいます。そして2階は、三浦市内でとれた野菜が集まる「やさい館」になっています。

あれもこれも......とついつい買いすぎてしまったら、自宅まで宅急便受付サービスを利用すると良いでしょう。

また、「産直センター うらり」で人気なのが、「交流広場」で楽しめる「うらりBBQ(バーベキュー)」。基本料金は、1人1,500円。席料・器具代・消耗品・ごみ処理料が含まれているため、手ぶらで気軽にバーベキューができます。

食材を自分で買い揃えるのが大変......という人は、肉・魚・野菜が一緒になったセット(※別途 Aセット2,000円~必要)がおすすめです。

ドリンクについては、便利なデリバリーサービスを使うのも手。「うらりマルシェ」内にあるインターホンから「うらりテイスト」にオーダーすると、アルコールやソフトドリンクの配達をサポートしてくれます。

ちなみに、「うらりBBQ」の食材セットは、「産直センター うらり」で用意されます。野菜は2階の「やさい館」より鮮度抜群の三浦野菜を、魚類は1階の「さかな館」からとれたてのお魚を。青空の下、地元のおいしい食材を味えるBBQは格別なおいしさですよ!

  • 住所:三浦市三崎5丁目3-1
  • 営業時間:やさい館 10:00~17:00(土曜・休日 9:00~17:00) さかな館 9:00~17:00(日曜 7:00~17:00)
  • 定休日:年中無休
  • HP:産直センター うらり

3.2 水中観光船 にじいろさかな号

中観光船 にじいろさかな号
<出典元:写真AC

三浦半島の人気観光スポット「三崎港」で、船旅気分を味わいたいなら、水中観光船「にじいろさかな号」にトライしてみましょう。

「にじいろさかな号」は、黄色×青×オレンジのカラフルな見た目がとってもカワイイ!子供だけでなく、大人も童心に戻ってワクワク楽しめます。

乗船時間は40分ほど。「半潜水式」といって、水上と水中の両方が楽しめる、全国的にも珍しいアトラクションが大きなウリです。

船の下半分(海の中に潜っている部分)へ向かうと、そこは展望室。ガラス窓がずらりと配置されており、海の中の魚たちがゆらゆら泳いでいく姿を、窓越しに見ることができます。美しい水中世界は、天然の水族館。体験中は小さな魚だけでなく、大きな魚に出会えるワクワク感もありますよ。

また、船を走らせている移動時間も楽しみの一つ。カモメに餌をあげたり、城ケ島大橋をくぐり抜けたりと、自然と触れ合う機会がたくさんあります。

水中観光船「にじいろさかな号」の乗船場は、「産直センターうらり」に隣接。お母さんが産直センターでお買い物を楽しんでいる間に、お父さんと一緒に海中散歩にお出かけ! といった楽しみ方もできますよ。

3.3 くろば亭

くろば亭
<出典元:写真AC

マグロで有名な三浦半島。なかでもランチにおすすめなのが、マグロを中心とした三浦半島で採れる地魚や三浦野菜が楽しめる「くろば亭」です。

1971年(昭和46年)創業、50年もの歴史を誇る老舗だけあって味は確か。三崎港を代表する人気店で、マグロ好きなら一度は味わっておきたい名店です。

「くろば亭」の名物は、ワイルドすぎるメニュー「まぐろの兜焼き」(※3日前までに要予約)。まぐろの頭がドン! と大皿に乗せられて提供される姿は、まさに圧巻。栄養満点のDHAや美容に嬉しいコラーゲンも豊富に含まれています。

さらに、「くろば亭」のこだわりは、マグロだけではありません。三浦半島の美味しい食材を広げる民間団体「三浦半島食彩ネットワーク」に所属していて、腕利きの三浦野菜の農家さんから、直接旬の野菜を仕入れています。そのため、「くろば亭」は、ポテンシャルの高い野菜がたくさん。

「マグロも良いけど、せっかくなら三浦野菜も楽しみたい!」そんな欲張りな気持ちにも、しっかりと応えてくれますよ。

ただし、「くろば亭」は人気店のため、30分~60分くらいの待ち時間ができるのは当たり前。混み合うときは、お店の快適な待合室で順番がくるのを待ちましょう。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「城ケ島」行きに乗り約17分(もしくは「通り矢」行き約17分)。「日ノ出バス停」下車で徒歩約1分。

くろば亭について詳しくは「【神奈川県三浦半島食い倒れ旅】三崎グルメといえば・・・やっぱマグロでしょ!」をご覧ください。

  • 住所:三浦市三崎1-9-11
  • 営業時間:11:00~20:00
  • 定休日:水曜(※祝日の場合は翌日休み)
  • HP:くろば亭

4. 三浦半島の最南端・城ケ島の観光スポット

絶景スポット満載の城ケ島エリアでぜひ訪れたいのはこちら。

4.1 城ケ島灯台商店街

三浦半島の最南端に位置し、複雑に入り組んだ海岸線に、独特の地層が形成されている「城ケ島」。この辺りは、絶景が広がる観光スポットとして、1年を通じて多くの観光客でにぎわいます。

そんな「城ケ島灯台」までの道のりにあるのが「城ケ島灯台商店街」。ぶらりと歩けば、古き良き時代の昭和感満載。昔懐かしい雰囲気のお店が、ずらりと軒を並べています。

「城ケ島灯台商店街」の中で、特におすすめなのは、お食事処「磯料理 魚のかねあ」。アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「城ケ島」行きに乗り約28分、「三浦海岸駅」からだと約39分。終点「城ケ島」下車で徒歩約3分。

ここの生しらすは、朝穫れだから鮮度がぜんぜん違う! 生しらすにありがちな苦味や雑味は一切ありません。一口食べれば、ぷりっとねっとり。まろやかな甘みを感じられます。

そして「城ケ島灯台商店街」には、新鮮なご飯(お魚)を求めて、たくさんの猫たちがやってきます。栄養状態が良いせいか、ここで出会える猫たちは毛並みの綺麗な"美猫"ぞろい! 猫好きなら、ときめかずにはいられません。

  • 住所:三浦市三崎町城ケ島689

4.2 城ケ島灯台

城ケ島灯台
<出典元:写真AC

三浦半島の観光スポットの中でも、景勝地として有名な「城ケ島灯台」。日本で西洋式灯台として5番目に点灯された、歴史ある灯台です。実は現在の城ケ島灯台は、2代目。初代は、明治3年にフランス人技師ヴェルニーの手によって設計されました。

そんな「城ケ島灯台」が照らすのは、海の難所と言われる「相模灘(さがみなだ)」。その歴史は古く、江戸時代から篝火(かがりび)を焚き、相模灘を照らし続けてきた歴史があります。江戸時代からずっと人々の航行が見守られてきたと思うと、なんだかロマンを感じますよね。

このように歴史ある「城ケ島灯台」ですが、残念ながら内部の見学はできません。......ですが、建っている高台自体が標高30mという高さなので、灯台に登らなくても眺めは抜群! 晴れていれば、伊豆大島や富士山まで見渡せます。

城ヶ島灯台からの眺め

また、「城ケ島灯台」は、「恋する灯台プロジェクト」にも認定されています。三浦半島の観光スポット(景勝地)というだけでなく、ロマンスの聖地としても有名。これからロマンスを求めるカップルはもちろん、ロマンスを忘れかけているご夫婦にもおすすめのスポットです。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「城ケ島」行きに乗り約28分。終点「城ケ島」下車で徒歩約5分。

4.3 県立城ケ島公園

県立城ヶ島公園

見渡す限りの大空と海を思う存分楽しめる、三浦半島の人気観光スポット「城ケ島公園」。駐車場も広く、1日最大450円のお値打ちなワンデーパスがあるため、マイカー利用も安心です。

「城ケ島公園」は、城ケ島の東半分を占めるほど広大な公園。公園内には森林や草原があり、自然と一体になったような感覚に包まれます。

園内は、子供たちを大自然の中で思いっきり遊ばせられる絶好の遊び場。パパやママにとっても、子供と楽しみながら、気分をリフレッシュできますよ。「城ケ島商店街」からは車で約3分。美味しいランチをいただいた後に、食後のお散歩コースとして訪れるのも良いですね。

そして、「城ケ島公園」を訪れたなら、ぜひ「馬の背洞門(うまのせどうもん)」も立ち寄ってみてください。

馬の背洞門

「馬の背洞門」とは、波の侵食作用によって海に面する崖にできた海蝕洞(洞窟)のこと。洞窟の大きさは、高さ8m、横6m、厚み2m。この不思議な景観は、長い年月をかけて生み出された自然の造形美! 秘密の場所を見つけたような気分で、ワクワク冒険心を掻き立てられます。

「馬の背洞門」の周辺は岩場になっています。潮の引いた時間帯なら、磯遊びもってこい。ヤドカリや小さなカニを探したり、足を海水に浸してチャプチャプしたり。海とのふれあいを楽しんでみてはいかがでしょうか?

※「城ケ島公園」、及び「馬の背洞門」は、海に面しているため崖などの危険な場所があります。立て札などの注意書きをしっかり読んで、安全に配慮されてくださいね。

  • 住所:三崎町城ケ島
  • 開園時間:常時開放
  • 休園日: 年中無休
  • HP:県立城ケ島公園

4.4 ウミウ展望台

ウミウ展望台

「城ケ島公園」の駐車場から5分の場所に、「ウミウ展望台」と呼ばれる絶景スポットがあります。

ここは「馬の背洞門」に行く途中で見られる絶景展望台。大きく広がる空、果てしなく続く海、波に挑むかのようにそそり立つ大迫力の断崖絶壁......。これだけでも充分な絶景なのですが、冬になると越冬のために集まるウミウが1,000羽近くも飛び交います。

ウミウとは、全国的に有名な夏の風物詩「鵜飼(うかい)」で活躍している野鳥のこと。性格がおとなしく、人に対して従順ということもあり、鵜飼を通じて日本人と縁が深い野鳥なのです。

「ウミウ展望台」は雄大な自然と、厳しい冬を超すために集まる小さな野鳥たちのコントラストが非常に美しい絶景スポット。まるで映画のワンシーンのようなダイナミックな景色を楽しむことができるでしょう。

城ケ島について、詳しくは「【神奈川県】三浦半島の南にある「城ケ島」は想像以上に自然を楽しめる穴場観光スポット」をご覧ください。

5. 三浦半島の観光スポット(その他地域)

三浦エリアには、まだまだ魅力的な観光スポットがたくさんあります。ここでは、特におすすめのスポットを紹介しましょう。

5.1 小網代の森

小網代の森
<出典元:写真AC

三浦半島の先端、相模湾に面した自然豊かな「小網代の森」。この森には、1kmほどの川の源流があり、その源流息を含む森林や湿地、干潟が一切開発されることなく、そのまま残っています。

森の広さは、70ha(東京ドーム約15個分)。一歩足を踏み入れれば、そこは2,000種を超える動植物が生息する自然の宝庫。ヒーリング効果も抜群です。

「小網代の森」に来たら、約1.6kmの遊歩道を歩いてみましょう。遊歩道は、しっかりと整備がされており、木漏れ日が気持ち良いウッドデッキもあります。ゆるやかな道のりは歩きやすく、大人も子供ものんびりと散策を楽しめるでしょう。

「小網代の森」の見どころは2つ。1つ目は、遊歩道入り口から1kmほど歩いたところにある「えのきテラス」です。ここは、ゆっくりと腰をおろして休憩できるスポット。遊歩道の先はまだ続きますので、いったん休んで水分補給しておくと良いでしょう。

「えのきテラス」より少し前に湿原がありますが、この湿原では、毎年5月中旬から7月上旬にかけてホタルを見ることができます。(5月中旬~6月中旬までは「ゲンジボタル」。6月上旬~7月上旬までは「ヘイケボタル」)

2つ目の見どころは、「えのきテラス」の先にある干潟。この干潟から小網代湾を眺めることができ、森の中のハイキングとはまた違った開放感を味わえます。

そして、この干潟は「カニのアパート」とも呼ばれていて、希少種の「アカテガニ」を観察できます。なかでも「アカテガニ」の放仔は圧巻! 放仔観察会も開催されていますので、自然の神秘を体験してみたい人は、ぜひアカテガニ放仔観察会に参加されしてみてはいかがでしょうか?

「小網代の森」は入口が2箇所あります。「引橋入口」へは、京急電車「三崎口」駅から徒歩約30分。「北尾根入口」へは、徒歩約40分。専用駐車場はありません。公共交通機関でお出かけください。

  • 住所:三浦市三崎町小網代
  • 開園時間:4月~9月 7:00~18:00/10月~3月 7:00~17:00
  • 休園日: 年中無休
  • HP:小網代の森

5.2 油壷

油壷
<出典元:写真AC

三浦半島の南西部に位置する「油壺湾」。台風が発生したときにヨットなどが避難する場所になっているほど、穏やかな海面が印象的。流れがおだやかなこともあり、釣り好きに人気のスポットでもあります。

「油壺湾」に来たら、日本で最も歴史のあるマリーナ「油壺湾京急マリーナ」へ立ち寄ってみましょう。マリーナへのアクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「油壺」行きに乗り約20分。「シーボニア入口」下車で徒歩約10分。

「油壺湾京急マリーナ」は、相模湾や富士山を一望できる最高のロケーション。夏になると、人気のイベント「油壺京急マリーナ夏祭り」も開催されます。イベント期間中は、たくさんの屋台が並んだり、イベントステージでベリーダンスも見られたりします。夏の思い出を作るのに、ぴったりですよ!

そして「油壺湾」といえば、温泉があるのも大きな魅力。三浦半島の観光スポットを巡った後で、旅の疲れを癒やすのにぴったりです。日帰で温泉を楽しむなら、「ホテル京急油壺 観潮荘」へ。アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「油壺」行きに乗り約13分。「油壺」下車で徒歩数分。

「ホテル京急油壺 観潮荘」は、露天風呂が「油壺温泉」になっています。この「油壺温泉」は非常に珍しい、周辺の自然環境が生み出す「化石海水」が源泉。「化石海水」には、フミン酸と呼ばれる保湿性能が高い成分が含まれており、湯上がりのお肌はしっとりすべすべです。

  • 住所:三浦市三崎町小網代

5.3 ヴェント・エ・イル・レオーネ

三浦半島の観光を思う存分楽しんだら、おいしいイタリアンでお腹を満たすのはいかがですか?

「ヴェント・エ・イル・レオーネ」は海沿いに建つイタリア料理店。お店には、センスの良い店内の他に、手入れの行き届いた緑いっぱいのお庭があります。お庭を眺められるテラス席は、心身ともに癒やされる特等席。お天気が良い日には、爽やかな風が心地よいテラス席もおすすめです。

このお店のイチ押しメニューは、本場イタリアから取り寄せた薪窯で焼き上げるナポリピッツァ。ピザ生地は軽い食感で、外側カリッと中はもちもち。薪の風味と芳ばしい小麦の香りがたまりません。

ピザの他に、三浦半島の食材を使ったパスタやドルチェなど、メニューの種類も豊富。お肉好きなら、イタリアンスタイルの肉厚ステーキ「ビステッカ」がおすすめですよ。

自慢のピザを始めとした本格イタリアン料理をお腹いっぱい食べたら、食後のお散歩としてお庭を楽しむのもステキですね。

また、敷地内には、リゾートクラフト施設「風工房」が併設。こちらでは、陶芸、染め物、ガーデニングなどの多彩なクラフト体験を楽しめます。旅の思い出作りとして、気になる体験に一度トライしてみてはいかがでしょうか。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「油壺」行きに乗り約20分。「シーボニア入口」下車で徒歩約15分。

5.4 三浦七福神巡り

三浦半島を観光しながら、同時に今年の運気アップまでしたい!そんな願いを叶えてくれるのが、毎年お正月元日から1月15日までの期間限定で開催される「三浦七福神巡り」です。

こちらは、三浦半島に点在する七福神のご利益を求めて、5つのお寺と2つの神社(合計7つの札所)を参拝する、お正月のおめでたい行事。参拝したら、ぜひ御朱印ももらってください。スタンプラリーのように楽しみながら巡れますよ。

早速、それぞれの札所をみていきましょう。

第一番:円福寺(えんぷくじ)「金光恵比寿(こんこうえびすそん)」

ご本尊は「阿弥陀如来(あみだにょらい)」、お祀りされている七福神は「恵比寿」様。商売繁盛の神様として有名な恵比寿様とご縁を結ぶことができる、ありがたい札所です。

アクセスは、京急電車「三浦海岸」駅から京急バス「剱崎」行きor「剱崎経由三崎東岡」行きに乗り、「金田」下車で徒歩5分。

  • 住所:三浦市南下浦町金田258

第二番:慈雲寺(じうんじ)「白浜毘沙門天(しらはまびしゃもんてん)」

ご本尊は「薬師如来(やくしにょらい)」。お祀りされている七福神は、あの戦国武将「上杉謙信」も戦の神として祀っていた「毘沙門天」様です。一般的には"武勇の神"として広く知られていますが、厄除けのご利益もあるとされています。様々な厄災が発生している現代社会を生き抜くためにも、「毘沙門天」に厄除け祈願することは大きな安心感がありますね。

アクセスは、京急電車「三浦海岸」駅から京急バス「剱崎経由三崎東岡」行きに乗り、「毘沙門天入口」下車で徒歩5分。

  • 住所:三浦市南下浦町毘沙門667

第三番:海南神社(かいなんじんじゃ)「筌龍弁財天(せんりゅうべんざいてん)」

海南神社
<出典元:写真AC

金運アップのご利益で有名な「弁財天」様がお祀りされている神社。三崎港の近くにあるためアクセスも良好です。ご利益は、金運だけでなく、交通安全、恋愛成就、子孫繁栄、技芸上達、長寿など広範囲に渡ります。さらに、「海南神社」には、学問の神様で有名な菅原道真公もお祀りされています。受験生だけでなく、資格取得や昇格試験を受ける社会人の力強い味方になってくれるかもしれません。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「通り矢」行きor「城ケ島」行きor「三崎港」行きに乗り、「三崎港」下車で徒歩5分。

  • 住所:三浦市三崎4-12-11

第四番:見桃寺(けんとうじ)「桃林布袋尊(とうりんほていそん)」

ご本尊は「釈迦如来(しゃかにょらい」。お祀りされている七福神は、無病息災や商売繁盛、夫婦円満などさまざまなご利益があるとされている「布袋」様です。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「浜諸磯」行きに乗り、「二町谷」下車で徒歩1分。

  • 住所:三浦市白石町19-2

第五番:白髭神社(しらひげじんじゃ)「長安寿老人(ちょうあんじゅろうじん)

不老長寿のご利益があると言われている「寿老人」様がお祀りされています。「寿老人」は、1500年も生きた伝説を持つ牡鹿「玄鹿(げんろく)」を従えていることから、無病・長寿神とされてきました。「白髭神社」は海に面しているため、ロケーションは抜群。冬の快晴の日には富士山を眺められる、三浦半島の絶景観光スポットとしてもおすすめですよ。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「油壺」行きに乗り、「小網代」下車で徒歩15分。

  • 住所:三浦市三崎町小網代1516

第六番:妙音寺(みょうおんじ)「鶴園福禄寿(かくおんふくろくじゅ)」

ご本尊は「不空羂索観音菩薩(ふくうけんさくかんのんぼさつざぞう)」。お祀りされている七福神は、福(幸福)、禄(財宝)、寿(長寿)の3つの徳を持っている「福禄寿」様。幸せに長生きできる"幸福長寿"のご利益を授かることができます。こちらの妙音寺は「東国花の寺 百ヶ寺」の1つになっていて、花の寺としても有名。「三浦七福神巡り」期間中の1月には、早咲きの梅や水仙が咲き誇り、参拝者の心をなごませてくれるでしょう。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から徒歩約20分。

  • 住所:三浦市初声町下宮田119

第七番:延壽寺(えんじゅじ)「壽福大黒天(じゅふくだいこくてん)」

ご本尊は「釈迦如来」と「多宝如来(たほうにょらい)」。本堂の右手には、五穀豊穣・商売繁盛のご利益がある「大黒天」様が。本堂の左手には、安産・子育ての守り神とされる「鬼子母神(きしもじん)」がお祀りされています。大きな米俵の上にドシンと構える「大黒天」は、食生活を約束する神様。食を守ってくれる「大黒天」と、子供の守り神とされる「鬼子母神」のご利益を授かることができれば、お子さんが元気いっぱいに成長できる、円満な家庭を築けることでしょう。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「JR横須賀駅」行き、「横須賀市民病院」行き、「長井」行き、「荒崎」行きのいずれかに乗り、「宮田」下車約10分。

  • 住所:三浦市初声町下宮田3403

※1月15日以降、一部の無人の寺社では、御朱印がいただけなくなるのでご注意ください。そして、1月1日から15日までは、7ヶ所すべての御朱印が押してある「開運色紙」の完成版(1枚3,100円)を、円福寺・海南神社・延壽寺の3箇所で購入できます。

6. 三浦半島のイベント

三浦半島で行われるイベントの中から、おすすめの2つをピックアップして紹介します。

6.1 三浦海岸桜まつり

三浦海岸桜まつり
<出典元:写真AC

「三浦海岸桜まつり」は、三浦半島を代表するお花見イベント。三浦海岸駅から小松ケ池公園までの約1kmにわたって、およそ1,000本の桜が植えられています。桜まつり期間中(例年、2月の第2週~第4週まで)は、多くの花見客が訪れます。

実は「三浦海岸桜まつり」で楽しめるのは、桜だけではありません。桜の根本には菜の花も植えられていて、桜のピンクと菜の花のイエローのコントラストがフォトジェニック。インスタ映えする撮影スポットとしてもおすすめですよ。

また、桜が植えられているのは京急線の線路沿い。桜の向こうに電車が走る姿を見ることができ、他の桜の名所とはひと味違った風景を楽しめます。

さて、お花見と言えば、花より団子という人もいらっしゃるのではないでしょうか?「三浦海岸桜まつり」期間中は、特設の「テント村」が三浦海岸駅前に設けられます。「テント村」では、地元の新鮮な野菜をはじめ、だいこん焼酎など三浦半島の特産品が目白押し。「三浦海岸桜まつり」は、花も団子も楽しめる人気のイベント。心もお腹も満たしてくれるでしょう。

  • 会場:三浦海岸駅前から小松ヶ池公園
  • 日時:2022年2月5日(土曜日)~2022年3月6日(日曜日)→中止となりました。
  • HP:三浦海岸桜まつり

6.2 三崎朝市

三崎朝市
<出典元:写真AC

新鮮なマグロを買って帰りたいなら、「三崎港」で毎週日曜日の朝5時~8時半まで開催されている「三崎朝市」へ。

新鮮なマグロが、安いものなら1パック500円前後。地元価格で気軽にマグロをゲットできます。

「三崎朝市」では、お魚以外にも地元三浦半島で採れる「三浦大根」や「春キャベツ」といった新鮮な野菜が店先に並んでいます。100円で販売されている野菜も多く、お得感満載。あれもこれも......と欲しくなる、お財布に優しいワクワク空間になっています。

「三崎朝市」は、お魚と野菜の他にもこだわりの一品が勢ぞろい。朝市の人気店「味香房スモークファーム」では、子どもたちが食べても安心な燻製を目指して、余分な添加物を加えずに作られたハム・ベーコン・ソーセージを購入できます。

さらに「ベーカリーピジョン」では、中華風に味付けされた三崎マグロがたっぷり入った「まぐろぱん」や「まぐろバーガー」など、三崎港ならではの惣菜パンに出会えます。

タイミングによっては、売り切れや行列ができていることも。狙いの品物がある場合は、早めの到着がおすすめですよ。

アクセスは、京急電車「三崎口」駅から京急バス「三崎港」行きに乗り約15分。「三崎港」下車で徒歩約6分。

  • 住所:三浦市三崎5丁目3806
  • 営業時間:毎週日曜日朝5時~8時30分
  • HP:三崎朝市

海、山、空をとても近くに感じる三浦半島。王道の観光スポットから、少しマニアックな観光スポットまで、楽しみ方は盛りだくさんです。思い立ったらすぐ行ける、三浦半島で気軽に非日常トリップの旅へ!

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