【神奈川県】三浦半島の南にある「城ケ島」は想像以上に自然を楽しめる穴場観光スポット

城ヶ島

神奈川県三浦市にある城ケ島をご存知ですか?

三浦半島の南にある島で、半島とは城ケ島大橋でつながっていますが、昔は船でしか行けなかった所です。

今回初めて城ケ島に訪れたのですが、思った以上に自然が残っていて、とても楽しめるスポットでした。ミシュラングリーンガイドジャポンで2つ星を獲得しています。

ミシュランの2つ星というと「寄り道してでも訪れる価値のある場所」という視点で選ばれています。

都心からも近く交通アクセスも良く、公園の入園も無料なので、週末お手軽に自然を満喫できるスポットとして、城ケ島の魅力をお伝えします。

目次

城ケ島とは

城ケ島は、三浦半島の南端に位置する島。 周囲長約4km、面積0.99平方kmで、神奈川県最大の自然島。東西幅約1.8km、南北幅約0.6kmと東西に細長い菱形の地形をしている。その城ケ島の東半分を使って作られたのが「城ケ島公園」です。

三浦半島の南端三崎から城ケ島大橋を渡ってすぐ県立城ケ島公園があります。広大な海を見渡すことができ、海浜植物や野鳥が生息する貴重な自然海岸です。一年を通じて、自然の海岸や段丘状に広がるマツ林、季節によっては、海浜植物であるハマオモトやイソギクが観察できます。1月中旬頃から2月中旬頃に咲く八重咲水仙を鑑賞するために、多くの観光客が訪れます。

城ケ島の名前の由来ははっきりわかっていないようですが、鎌倉時代から続く景勝地です。漁業、軍事、交通、文学に関わりを持つ豊かな歴史を持っており、大正時代に北原白秋の『城ケ島の雨』が評判になって以降、ロマンの島として全国に名を知られるようになりました。大正末期から太平洋戦争終戦までは要塞として砲台が存在しましたが、戦後は「城ケ島公園」として開放され、現在は磯釣り、磯遊びにぴったりの行楽地として知られています。

かつては三崎の岸壁から出ていた渡し舟が島への唯一の渡島手段でしたが、1960年に城ケ島大橋が開通し、行き来が便利になりました。(神奈川県ホームページから引用)

ミシュランから2つ星の評価を受けた理由は、東京から近く手つかずの自然が残っており、海水浴・ハイキング・サイクリングなどもできる点が、自然志向が強い欧米人向けに高く評価されたからのようです。

城ケ島は三浦半島の南にちょうど蓋をするような形で横たわっており、防波堤の役割も果たしています。三崎港がいつも波静かであるのは、城ケ島のおかげといえます。現在城ケ島には約400名の人々が住んでいます。

城ケ島の名を全国に知らしめたきっかけのひとつが北原白秋で、彼は学生時代に人妻と心中しようとして城ケ島に訪れ、1年間滞在したそうです。

城ケ島(公園)のみどころ

それでは城ケ島の見どころをご案内しましょう。城ケ島公園からスタートします。

城ケ島公園内はほとんどアップダウンがなく、歩きやすいので気軽な散策にぴったりです。

城ケ島公園

城ケ島公園の入口を入り、神奈川県の県木である松並木の道をまっすぐ歩きます。

芝生公園

城ケ島公園内には芝生の広場もあり、周りが海なのでとてもひろびろ感じられて、解放感たっぷりです。ここに座ってお弁当食べるなんていうのもいいですね。私が訪れた時はちょうど結婚式の写真撮影をされていました。絵になる場所です。SNS映えもばっちり。

第二展望台
<第二展望台>

散策路から見える海

散策路からチラっと見える海。いい感じでしょう。まるで映画のワンシーンのようです。

城ケ島公園第一展望台

城ケ島公園第一展望台からの360度動画をご覧ください。

展望台からは360度大海原の絶景が広がります。

遮るものがないので、風は強いです。ここが防波堤となって半島側の三崎を守っているんだなというのがよくわかります。

城ケ島公園

さてそれでは城ケ島公園展望台から更に次のスポット「馬の背洞門」に進みます。風は強いですが、防風林があり、道もフラットなので歩きやすいです。

ウミウ展望台
<ウミウ展望台>

絶景を撮れるフォトスポットがあちこちにあります。この秘境ムード満点の断崖絶壁を見ても、城ケ島に残っている雄大な自然がおわかりになるでしょう。

道の分岐から、馬の背洞門の標識に沿って降りていくと海岸に出ます。

城ケ島 海岸

太平洋の荒々しさが作り出した自然の芸術です。

城ケ島 海鵜

海鵜(うみう)が伸び伸びと飛んでいます。

城ケ島 海岸

「ここはどこ?」という感じではありませんか?東京から1時間ちょっとの場所に、これだけの自然が残っているのです。

馬の背洞門

こちらが城ケ島の景勝地「馬の背洞門」です。

馬の背洞門

「馬の背洞門」は長い年月をかけて、波、風、雨によって作られた海触洞穴です。高さ8メートル、横6メートル、厚さ2メートルで地元の人は「めぐりの洞門」「眼鏡の洞門」などとも呼んでいるそうです。つい洞門の上に立ってみたい衝動に駆られますが、岩質は柔らかいため、近づくことは禁止されています。この洞門の形は今もなお、変わり続けているのでしょう。

城ケ島

馬の背洞門の海岸から再び散策路に戻り、さらに島の西部に向かいます。先ほど降りた馬の背洞門を振り返って見下ろすと、このような風景です。

城ケ島公園

城ケ島は本当に想像以上に雄大な自然を満喫することができる場所です。

島内には灯台(安房崎灯台、城ケ島灯台)もあり、ぐるっと1周すると約2時間くらいでしょうか。ちょうどよい距離です。城ケ島公園だけなら1時間あれば歩けます。

東京からほど近いこの地に、これほど手つかずの自然を感じられる場所があるとは知りませんでした。

城ケ島から橋を渡って三崎漁港に行けば、三崎のマグロ料理を味わうことができます。

首都圏から週末お出かけプランとしては最適の場所といえるでしょう。

あなたも今週末あたり、ふらっと出かけてみませんか?

城ケ島公園

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シンジーノ

3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。

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