女性におすすめ!ロシアのスカーフ「プラトーク」や斬新な柄のコート

プラトーク

ロシアのお土産と言われて、真っ先に思いつくものはマトリョーシカという方が多いと思います。そのマトリョーシカにも描かれていることが多いプラトーク(スカーフ)。女性のお土産にするのはいかがでしょうか?

ロシアに住み始める前、何度も旅行で訪れていたのですが、来るたびにプラトークをお土産に買って帰りたいと思っていました。しかし、私が見たお店では値段が高過ぎたうえに柄が豊富で迷ってしまい、買いたいと思いつつもなかなか手が出ませんでした。11回目の旅行にしてやっと初めて買いましたが、残念ながら偽物で粗悪品でした。

実際にモスクワに住むようになってから、プラトーク専門店というものを知りました。専門店で通常の値段で買えることが分かってから、色々と買うようになりました。

また、長い冬の必需品であるコート。こちらも、日本にはない斬新な柄のものがあります。

今回は、私のように偽物を買わないためにプラトークのお得な買い方と斬新な柄のコートについて紹介します。

目次

プラトークとは

プラトークとは、スカーフのことです。正方形ですが、これを三角に折って、頭にかぶったり、首に巻いたり、肩に羽織ったりして使います。また、ロシア正教の教会へ入る場合、女性は髪の毛を隠す必要があります。カバンに1枚プラトークを入れておいて、さっと出せるので便利です。

プラトーク

私がおすすめするプラトークは、モスクワから東へ約80km離れたパブロフスキー・パサードという町の工場で作られています。

プラトークの大きさは、一辺が89cmのものから148cmのものと大小さまざまな大きさがあります。日本人は小柄な人が多いので、小さいサイズの方が使いやすいと思います。

プラトーク 
<一辺が89cmのプラトーク>

プラトーク 
<一辺が146cmのプラトーク>

プラトーク
<一辺が148cmのプラトーク>

そして、柄や色が豊富にあるので、どれにしようか迷ってしまいます。

プラトーク 
<色だけでなく、柄もいろいろあります>

プラトーク 
<同じ柄でも色が4種類あります>

旅行中の場合、どれを買うか迷ってしまうのは時間がもったいないので、ホームページであらかじめどんな色や柄があるのかを眺めておくのをおすすめします。ものすごく気になる柄を見つけた時は、番号をメモしてお店に行くと、目当ての品物をすぐに買えるので便利です。

そうはいっても、実際に羽織ってみるとイメージが違ったり、自分に似合う色や似合わない色などもあったりするので、こんな感じのものがいいなあと大雑把に見たり、いくつか候補を上げておいたりするくらいがいいです。逆に、ネットの写真ではぱっとしなかったけれども、実際にお店で羽織ってみたら、意外と似合っていたという場合もあります。

ホームページはロシア語版と英語版があります。ロシア語版は価格がルーブル表示で、英語版はユーロ表示になっています。そして、こちらのホームぺージはネットショップの値段になっていて、実際の店舗ではもう少し安い値段です。

Pavlovo Posad Shawl Manufactory, Co(パブロフスキー・パサード ショール工場)

プラトーク専門店はどこ?

ロシア語表記ですが、こちらのホームページにある店舗地図をご覧ください。

ロシアのすべての都市とまではいきませんが、主要都市であればプラトークのお店があります。特にモスクワ市内には、あちこちにプラトークの専門店がありますので、場所を知っていれば、観光中に近くを通った時などに買うことができます。

お店に入ると次の写真のようにプラトークが展示されています。

プラトーク専門店

ここからプラトークを引き抜いてはいけません。必ず、お店の人に、「これを見たい」と言ってください。そうすると、お店の人が棚から同じものを出してくれます。いくつか気になるものを出してもらって鏡の前で試すことができます。

偽物に注意!

偽物を買ってしまった私が特にお伝えしたいのは、この項目です。偽物を買わないように気をつけるポイントがあります。これは、現在深刻な問題になっていて、パブロフスキー・パサードのプラトークのお店のホームページ(ロシア語版)にも偽物に注意と書かれているくらいです。ロシア語のみですが、参考までにURLを掲載します。

>>偽造品に注意してください!(偽物を区別する方法/ブラックリスト)

先ほどから紹介しているプラトークの専門店で購入すれば偽物を買ってしまうことはありませんが、厄介なのが、市場やお土産屋さんでの買い物です。

パブロフスキー・パサードのプラトークと一緒に、別のものを売っている場合があります。市場や、お土産屋さんの場合は、店員さんに「パブロフスキー・パサードのプラトークはありますか?」などと、パブロフスキー・パサードと都市の名前を言って、プラトークを見せてもらってください。そうすると、店員さんは「ないよ」とはっきりいう場合もあります。そういう店員さんはまだ良心的です。

しかし、やっかいなのはパブロフスキー・パサードのプラトークでないものをパブロフスキー・パサードのプラトークと言ってくる店員さんの場合です。ごくまれですが、もしそういう店員さんに市場やお土産屋さんで出会ってしまった場合は、次のタグを確認してください。

タグ

パブロフスキー・パサードの場合は、3枚セットのタグがついています。

タグ

3枚目には、デザインした人の名前が書かれています。

あとは、プラトークにパブロフスキー・パサードのロゴがついています。

プラトーク

それを見てもよく分からない時は、目の前の柄のプラトークがあったかどうかを、先に紹介したホームページのカタログで見てください。ホームページを見ることによって、「あ!このお客さん、少しプラトークに詳しいな。」と抑止力になる場合もあります。

日本にはない斬新な柄のコート

冬のモスクワを訪れたことがある方は、見たことがあるかもしれません。カラフルな防寒着を着た未就学児の服装がとてもかわいいです。

冬は日中でも氷点下という日があります。それでもロシア人は、ビタミンDを補うために散歩に行きます。防寒具はしっかり寒さを防げるもので、なおかつ色もカラフル、デザインもかわいいものが多いです。

コート

また、散歩をしているロシア人女性のコートも華やかな絵が描かれていて、いいなとうっとりすることがあります。

コート

もちろん、無地のコートを着ている人も多く見かけますが、時々見かける、華やかなコート。私も欲しいと思うことがよくありました。そこでロシアのデザイナーによるロシア製のコートで、日本にはない華やかなものを買うことができるお店を紹介します。

私が今回いいなと思ったお店の名前は、「マリヤ ブラスラフスカヤ」です。

マリヤ ブラスラフスカヤ

モスクワ市内に3店舗、サンクト・ペテルブルクに1店舗あります。

モスクワ市内のお店は、地下鉄駅のマーリナ・ローシャで下車して2番出口を出ると、目の前に「マリヤ ブラスラフスカヤ」のお店が入っているショッピングセンターがあります。2軒目は、地下鉄駅直結のショッピングセンターの中にあります。駅は、2021年12月現在閉鎖されているので1駅隣の駅から歩いていくしかありませんが、駅が再開すれば地下鉄駅直結になるので、こちらもものすごく便利です。3軒目は、本当に最近できたお店で地下鉄駅のトゥーリスカヤ駅前のショッピングセンターの中にあります。

中心部からも比較的近いので観光中に立ち寄りやすいと思います。何よりも地下鉄駅に近いのが魅力的です。

私は、マーリナ・ローシャにあるお店へ行きました。こちらのコートは、-20度まで耐えられるようになっているので、東京で着るのは暑すぎると思いますが、寒い地域に住んでいる方や、寒い地域に旅行に行こうと思っている方におすすめです。コート以外にもワンピースやスカートなどもあるので、気になる方は訪れてみてください。

  • 住所:Sheremet'yevskaya Ulitsa, 6 корпус 1, Moscow, 127521 ライキン・プラザの2階
  • 営業時間:10:00~22:00(途中、休憩時間あり)
  • 電話:+7 985 432 20 89
  • HP:マリヤ ブラスラフスカヤ

まとめ

今回は、寒い時期の女性のお土産について紹介しました。自分用に購入してもいいですし、お土産にしてもいいです。今回お知らせしたプラトークと婦人服のお店は、どちらもネット販売をしていて国際発送もしていますが、婦人服はできれば、ロシアに来た時に実際に見て購入することをおすすめします。

婦人服の場合は、日本やヨーロッパとサイズが違いロシア独自のサイズです。ヨーロッパとロシアと日本と国際サイズを比較した表がネット上に公開されていますが、表によって少しずつ異なっているので実際に試着してみないと分かりません。私がお店で実際に試着したときに思ったことは、同じサイズでも素材によって少し誤差があるのと、1点ずつ手作りなので縫製が少しずつ違うため、ファスナーの動きがスムーズかなど、試着することをおすすめします。

ロシアと日本、気軽に行き来できる日が来るといいですね。

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チェブラーシカ

高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。

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