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【セルビア】スメデレヴォに行ってみたら...昭和時代へタイムスリップ!!??
セルビアと言えば首都ベオグラードですが、今回は首都からは少し離れた街"スメデレヴォ"という街についてご紹介します。
目次
スメデレヴォ(Smederevo)の基本知識
スメデレヴォはセルビアの都市及び基礎自治体で、ドナウ川の右岸・首都ベオグラードの下流40kmの場所に位置にあります。2021年現在の市域人口は64,105人、基礎自治体人口は108,209人でポドゥナヴリェ郡の郡都です。
日本からベオグラードへの渡航には、いくつかパターンがありますが、私が渡航に選択した所要時間が一番短いルートを紹介します。
- 成田空港からニコラ・テラス空港(ベオグラード)までの 所要時間 約20時間
- 乗り継ぎ1回(乗り継ぎ時間約4時間)
現在、日本からの直行便はありません。最低1回乗り継ぎが必要です。
航空会社によって大きく異なる点は、乗り継ぎ時の時間です。私は乗り継ぎ時間が一番短いフライトを選びましたので、所要時間も短くなります。中には、乗り継ぎ時間が10時間以上の航空券もありますので、航空券を選ぶ際は注意してください。
ベオグラード・ニコラ・テラス空港から、スメデレヴォまでは車で1時間程度。
言語は基本セルビア語。英語はほとんど通じません。街で見かける(看板・メニュー)文字もキリル文字なので全く読むことができません。移動中、たまに英語が混ざっている看板などを見かけた時には想像して読むことができます。
街並みや人柄
空港からの移動中に車から見ていた景色は、ベオグラードから離れていくにつれて徐々に山が多くなってきました。山のうねり道を抜けると、いざスメデレヴォ。街の中心部へ到着です。
最初の印象は建物全体が老朽化している点です。ただそれは、あえて壊さず古い歴史を残しているかの様にも感じました。
走っている車も、日本では30年以上前に見かけたような、昭和時代を思い出させる車が多く走っています。
店舗は日本で言う、出店や商店街に近いイメージです。もちろん、中には建物内のお店もありますが、ひと言で言うなら『昭和の商店街』。
肉屋⇒薬局⇒洋服屋⇒パン屋⇒薬局⇒八百屋⇒靴屋⇒肉屋⇒洋服屋⇒布団屋⇒文具店⇒写真屋⇒ピザ屋⇒鍵屋という感じで、小さく、同じジャンルの店舗が順番に敷き詰まっています。店舗は、人が4人程度でいっぱいになる大きさで、とても小さい店舗が多いです。なぜこんなに同じお店ばかりがあるのか不思議な光景です。
スメデレヴォの中心部には、この商店街の様な店舗の他に何でも揃うスーパーもあるので買い物に困ることはありません。しかしスーパーに行かなくても、歩いていれば順番に欲しいものが手に入ります。
人柄がよく、現地語が分からない私にもジェスチャーしながら優しくサポートしてくれます。わざわざ携帯を取り出し、翻訳アプリを使って伝えてくれる人にもたくさん出会いました。
物価について
セルビアは物価が安いことで有名です。
実際に現地で買い物をしてみると、日本に比べると安いものが多いです。中でも食品と服は日本より安いです。
食料品の目安としては、
- フランスパン1本 約50円
- ケーキ(18カット分) 約1,500円
- 牛乳 1.5l 約125円
- 缶ビール500ml 約80円
- ワイン2l 約400円
特にお酒の安さには驚きました。
ハンバーガーショップでは自分の手の平より大きなバーガーが約150円。私は家族6人でスメデレヴォを訪れましたが、日本のハンバーガーショップ6人分のハンバーガーとジュースを注文した場合、約4,000円ですが、スメデレヴォでは、さらにビールを追加しても2,000円でした。
家計に優しいスメデレヴォ物価事情です。
服屋は子供服と女性の店が多く、日本では見かけないお洒落で可愛い服がたくさんあります。価格も日本より安価に購入できます。
日本で言う【古着屋】が多く、いつ見てもお客さんが多くいました。古着屋では100円で購入できる服が多く販売されています。
有名なドナウ川沿いおすすめスポット
皆さん一度は耳にしたことがある、『ドナウ川』。全長は2,850km。ドナウ川は、ヴォルガ川に次いでヨーロッパで2番目に長い大河です。
ドナウ川沿いには整備された歩道や公園があり、散歩コースになっています。
天気がいい日と休日はたくさんの人が歩いています。皆さんとても幸せそうに...。街の中心部の雰囲気とは一変しとても穏やかな時の流れを感じます。至る所にベンチがあるので休憩して、ドナウ川を眺めることができるおすすめスポットです。
街の中心部には美味しいパン屋さんがたくさんありますので、焼き立てパンを持って、ドナウ川沿いでのランチはいかがですか?中心部から5分程歩けば、ドナウ川沿いに行くことができます。
まとめ
ここスメデレヴォは、地元の街並みを楽しみながらのんびりした時間を過ごすことができる場所です。
10月はまだ暖か日も多いですが、11月~3月は寒い日が多くなってくるので、10月頃までがおすすめ時期です。(10月に渡航する場合はダウンコートがあるといいです。急に寒い日があります。)
地元のお店を楽しむなら、平日に滞在予定を合わせてください。スメデレヴォの皆さんは日曜日は家族のんびり過ごす、休日は働かないとは言わんばかりに閉まっているお店が多いです。
ぜひ、昭和時代へタイムスリップ!と頭で描きながら、のんびりした旅行をお楽しみください!
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f.
- 4人の子供の育児と仕事を両立しながらヨーロッパに滞在しています。海外生活と子育ての経験を活かし、多くの人にとって『役に立つ・きっかけになる・パワーとなる』情報を発信中。