【チリ】りんごの発酵酒「チーチャ」を飲んでみよう

りんご

チリといえばワインですが、チリ人は一般的にお酒が大好きです。田舎には「チーチャ」と呼ばれるりんごや、ぶどうなどの果物を発酵させて作ったお酒があります。今回は、日本のりんごやぶどうの季節に合わせてチーチャについて書きたいと思います。

目次

「チーチャ」の原料は場所によって違う?

一般的に私が住んでいるチリの南部で「チーチャ」と言えば、りんごのお酒ですが、ブドウ畑が連なるチリ中部およびチリ北部で「チーチャ」と言えば、原料がぶどうの発酵酒です。さらに、ペルーで「チーチャ」と言えば、原料はとうもろこしだったり、いちごだったり...。

ペルーのクスコ県の村では、チーチャが売っているお店の目印は赤い袋。

お店の目印

訪ねていくと地元の人がみんなでとうもろこしのチーチャを飲んでいました。

チーチャ

色々なチーチャがありますが、その共通点は基本的に穀物や果物を生のままつぶして発酵させること。非常にシンプルな手作り酒で、日本でいえば田舎のどぶろくのような感じでしょうか。

「えー?それでお腹は壊さないの??」と思った方、正解です!

チーチャによっては、発酵が進み過ぎて酸っぱかったり、チーチャが入っていた樽が衛生的ではなく、発酵する間に消化に悪いバクテリアが入ってしまったりして、お腹をこわすこともあるのでご注意を。お腹に自信のない方は、美味しくても少量にとどめておきましょう。実際私がペルーに行った時、いちごのチーチャを飲んだ後、半日トイレにこもった経験があります。

「チーチャ」はいつ、どこで飲める?

チーチャの屋台

チリ南部の街では、チーチャの季節は秋になる3月頃から始まります。

街のフェリア(市場)に行くとペットボトルに入った茶色い液体が並び始めますが、それがチーチャ。チーチャには2種類あって、chicha dulce (チーチャ ドゥルセ)は甘いチーチャ、つまり、しぼりたてのリンゴジュース。chicha picante(チーチャ ピカンテ)は辛いチーチャ、つまりはリンゴジュースの発酵が進んでお酒になったものです。

りんごを絞ってからの日数によって、いわばただのリンゴジュースから、少しだけ発酵が進んだ微炭酸のりんごジュース、日数がたつとりんごのお酒になり、さらに日数がたつとほとんどりんご酢?というものまでチーチャはピンキリですから、少し試飲させてもらうのがおすすめです。

街のフェリアじゃなくてもチリの田舎町には大抵「チチェリア」というチーチャを売っているお店があるので、村の人に聞いてみて下さい。サンティアゴ周辺ではぶどうのチーチャ、チリ南部ではりんごのチーチャを飲むことができるでしょう。

「チーチャ」をつくるには

我が家にもりんごの木がいくつもあるので、りんごの季節になるとチーチャをつくります。りんごを拾い集めて車で20分くらいのりんご絞り機があるところにもっていきます。

まずは、りんごを玉砕して、

りんご絞り機

そのあと、絞り機に砕いたりんごを敷き詰めて、

りんご絞り機

重りをのせると、りんごのジュースが流れ出します。

りんご絞り機

それから、さらに機械で重りを押していくと、どんどん、りんごジュースが流れてくるので、それをバケツで受けるだけ!

りんご絞り機

至ってシンプルですが、りんごが重いので重労働です。

リンゴ

絞ったジュースは樽やバケツ、ボトルなどに入れて蓋をします。蓋をすると発酵するので、蓋は毎日取って空気を抜きます。抜かないといずれ爆発して大変なことになることがあります。

その後りんごの種類のよりますが、2週間~1か月程でりんごジュースがアルコール発酵してチーチャの出来上がり。長い時間かけてゆっくり発酵させたいときはボトルごと土の中に埋めたり、大きな専用の樽に入れて時間が経ち、発酵が進むのを待ちます。

ちなみに、私はお酒が苦手なので、絞ったりんごジュースを瓶詰・加熱・滅菌してアルコール発酵を防ぎ、「ストレート100%りんごジュース」(しかもオーガニック!)として、保管しています。

チーチャ

りんごの産地ならどの村にもチーチャをつくるためのりんご絞り機がある場所がいくつかあって、自分たちでチーチャを作ります。この伝統がいつまでも引き続けられることを祈っています。

朗報!半年ぶりに外国人観光客の受け入れ開始

新型コロナウイルスによって国内のロックダウンや、海外からの渡航禁止が続いていたチリですが、感染状況が落ち着いたため2021年10月1日から、外国人観光客も一応チリに入国できるようになりました。とはいっても入国するにあたって

  • PCR検査陰性証明書(搭乗の72時間前以内に検体をとったもの)
  • チリ保健省の発行する移動許可証(日本のワクチン証明書を指定サイトにて登録して認可されたもの)
  • 旅行保険(3万ドル以上)
  • 健康報告書

が必要になり、入国時5日間の隔離措置が求められます。さらに空港からの移動手段に公共交通機関は使えないので、隔離場所までタクシーやレンタカーで行く必要があります。(詳しくはチリ領事館まで)

パタゴニアやイースター島を擁するチリの本格的観光シーズンは12月くらいからで、外貨を稼ぐためにも今後5日間の隔離措置などは緩和されることが考えられ、それに向けた第一段階という感じでしょうか。海外旅行に出かける場合、日本に帰国した際の14日間隔離が一番キツイという意見も聞こえてきますが、とりあえずチリは観光客受け入れ開始したというニュースを報告して今回は終わりたいと思います。

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IZUKAWAUSO

日本青年海外協力隊員。チリ南部の田舎暮らしも8年半になります。趣味は旅行(特に屋台めぐりと温泉)と料理。地元の週末フリーマーケットでおにぎりと味噌汁売ってます。

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