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観たい!塗りたい!遊びたい!!門真に海洋堂ホビーランドがオープン!
2021年6月26日、イズミヤ門真店3階に『海洋堂ホビーランド』がオープンしました。かつて、門真市の本社敷地内にあった『海洋堂ホビーロビー』と共に、さらにパワーアップ!!してオープンです。駅からも近くなり、更に便利に!さらに楽しく!!なった『海洋堂ホビーランド』を紹介します。
フィギュア、プラモデル、そしてなんと言っても迫力満点!!恐竜の巨大な頭まで総数10,000点以上のお宝が14のエリアにわかれ、心ゆくまで楽しむことができる注目スポットです。
目次
海洋堂ホビーランドの始まり始まり...
入ってすぐのエントランスでは、なんと素敵な実物大の美女3人がお出迎え!
入場チケットは、ローソンチケットから時間指定の前売り券を購入するか(毎月1日に翌月分を販売開始)、当日、ホビーランドの受付で購入するかのいずれかです。混雑している場合、当日券は入場が制限されることもありますのでご注意ください。
海洋堂の始まり
受付でチラシ(館内案内図にもなっている)とコインメダル(館内の専用ガチャガチャが1回まわせる)をもらって、さぁ、いよいよ!!スタートです。
まずは、ハチマキ姿の男性のパネルが。
「え?誰??」と思ったあなた。このお方がファンにはおなじみ!海洋堂の創業者であり現在の館長も務める"宮脇修"氏の創業当時の姿です。この後も館内の色んなところで映像やお写真にてお顔をお見掛けすることになります。
隣に置いてあるこちらは、東西に木刀が倒れたら"うどん屋"、南北に倒れたら"プラモ屋"になろうと大きな決断をした木刀占いのコーナー。南北に倒れてくれてありがとう!!(東西がちょっとおかしいのもご愛敬。)ちなみにうどん屋でも屋号は『海洋堂』の予定だったとか。ちょっと『海洋堂』のおうどんも食べて見たかった気もしますね。
昭和感満載のコーナーには、世界初のプラモデルとされるフロッグペンギン社製の"Spitfire I"もあります。さりげな~くショーケースに飾られていますので見逃さないで!!
一坪半の店
まだまだ昭和で行きますよ!!
一坪半の店です。狭いです。子どもたちが、放課後わーっとやってきたら入るのにも順番待ちでは無いでしょうか?守口市にあるこんなに小さなスペースで『海洋堂』は始まったのでした。レトロな写真や、クラシカルなレジが当時の雰囲気を思い起こさせます。そこには、半ズボンの男子やおかっぱ女子がかけこんで来そうです。その後、お店は一坪半→三坪→十畳と、どんどん大きくなっていったそうです。
館長のごあいさつを読めば、じーんと来ます。
プラモの山
懐かし昭和ワールドを潜り抜けますと3,000個のプラモの山です。積んであるのか飾ってあるのか、わからない詰め込んだ感じもたまりません。ちなみに中身は入っているそうです。下の箱たちを取り出すことはできるのでしょうか?前のショーケースの中も懐かし過ぎます。
帆船コーナーでは、迫力ある館長の自作プラモデルの"修羅"も。エピソードも熱いので必読です。
ガレージキット
ガレージキットのコーナーです。ちょうど、模型屋さんからフィギュアメーカーになった変遷も知ることができます。
大人にとっては、懐かしいキャラクターがそこかしこに。初期のころは、ピンポン玉を使って『2001年宇宙の旅』の宇宙船ディスカバリー号を表現したり、まさに、アイデア勝負。時がたつにつれ、どんどん精巧になっていきますが、どの時代も味わいがあって、甲乙つけがたいです。
海洋堂が開催しているイベント、ワンダーフェスティバルの詳細もわかりますね。この写真やショーケースの説明板の言葉の熱量に吹き飛ばされてしまいそうです。
いざ、海洋堂ワールドへ
友情の森のスペース
『海洋堂』の歴史が少しわかったところで、どどん!!まさに、どどん!!と登場するのが友情の森のスペースです。暗いジャングルを抜けると、顔がくわっと!!
淡路島のゴジラミュージアムを訪問した時のことを思い出しました。これはアカデミー賞を受賞している館長とも親しいクリス・ウェイラス氏から贈られたティラノサウルスとトリケラトプスの頭です。かなり近づいての写真撮影も可能だなんて嬉しいですね♪自撮り棒を持っていこうとして忘れた自分を悔やみます。どんなに角度を工夫しても1人だと限界が...。
ここでは、館長がクリス・ウェイラス氏との友情について語る映像がおもしろいです。
このコーナーのそこかしこに自筆の文字が掲げてありますが、全て館長の自筆です。「トリケラトプスは、実物大です」と書いていますが、実物より大きい!なんてうわさも!?
館長の部屋
館長の部屋です。
運が良ければ!いや、ご縁があれば、ご本人とお話しできるかも?・・・・・私は、お会いできませんでした。
これは、会えるまで通え!!という館長からの挑戦状、もといラブレターでしょうか..あ?違う??部屋の中は、館長の趣味で満たされており、いい意味でカオスです。
私の勝手な妄想ですが、夜になったらみんな動き出しそうな空気に満たされていますね。『ナイト ミュージアム』みたいに。特にマグワンプは怖すぎです。妄想にとどまらず、本当に目が合うと思うくらいなんです。
この部屋にいるだけでもどんどん物語が始まって、創作意欲が刺激されすぎそうです。
四万十かずら橋
続いて、四万十かずら橋。これが結構リアルというか迫力満点です。館長が生まれ育った自然いっぱいのふるさとへの感謝の思いが込められ、こどもたちへの遊び場にもなっています。
橋は前半と後半で趣向が異なっています。前半は足元がガラス面で様々なカッパさんたちがいます。このカッパさんは、海洋堂が開催していた"四万十川カッパ造形大賞"の応募作品だそう。見事に活躍しています。この上のガラスに乗るのは、あべのハルカスの最上階のガラス面くらいの怖さがあるかも??
ジオラマは、高知の自然と、杉の木を伐採する様子を描いています。この中にお猿さんが2匹いるらしいのですが、私の力では見つけることはかないませんでした。山の中で木を伐りだす様子を再現しているジオラマはまさに細かさの極み。ついつい、お猿さん探しに夢中になって身を乗り出し過ぎて落ちないように気をつけましょう。
そして、吊り橋っぽくゆさゆさ揺れる後半部分は、子どもたちがアスレチックのようにきゃあきゃあ揺れながら喜んでいました。
無ければ自分で作ればいいじゃないか
美似コレクション
美似コレクションです。"美似(みに)"とは、
俳優の故・"今清水英一"氏が集めた日本の「美似=ミニチュア」の数々が展示されています。船や神輿、刀や包丁、かつらなどの実際の職人さんに何度も頭を下げて、実際の工法や技術はそのままにミニチュアを制作してもらったというコーナーです。
小さくて精巧なものがたくさん揃っている姿は恐竜の頭とは異なる迫力があります。
私は時代劇が好きなので、じっと見ているとこの小さなお道具を使う武士や町娘が現れそうな気がしました。
館長も今清水氏の情熱には感服しているそうですよ。
ミリタリーコレクションコーナー
そして、センムのミリタリーコレクションコーナーです。ミリヲタさんいらっしゃい!!の垂涎の品々が。
先日はピースおおさか国際平和センターに行きましたし、今月は一生分くらい軍服を見ている気がします。ドイツ軍の軍服は、迷彩柄に変化があってこだわりがありますね。ひしひしと文化の違いを感じます。
THE KAIYODO
そしてTHE KAIYODOです。ここには、現在の海洋堂の技術の限りが尽くされたキラ星のごとし作品たちが並んでいます。
造形師さんや塗装師さんの作品がこんなに各自をピックアップして、たくさんの人数を展示されているのはかなり貴重な場とのこと。それぞれの個性や『これ、この人が作ってたのか~』と発見したり『この人の世界感、好き』等と考えるのも楽しいものです。
造形狂の部屋
造形狂の部屋です。
先ほど見つけた(確認した)推しのお仕事!!を直接ずっと見ていられる夢のような場所です。ちゃんとボードに予定が書いてありますし、SNSに予定をあげてくれているのが嬉しいところですね。ただ、向こうからもこちらが見えますので、はりつき過ぎないように注意しましょう。
横には、貴重な企画書なども並ぶコーナーもあり『こうやって出来るのか』が多方面から楽しめます。Instagramでも『造形狂の部屋』の様子が見られることがありますよ。
おとなりは、だ・びんち工房です。
ここでは塗装教室が開かれており、私もせっかくなので見る側から作る側に!!軽い気持ちで参加しましたが、これがめちゃくちゃ楽しかったです。初めて海洋堂ホビーランドを訪問する方には、ぜひ参加してほしいおすすめコーナーです。
この中から選んで、
絵の具をといて、下地を塗って、柄をつけて、出来上がり!!スタッフさんが丁寧に優しく教えて下さるので『しばらく絵の具なんてさわってないなぁ』なんていうあなたも大丈夫。私もそうでした。小さいお子さんも、保護者の方と一緒に参加されていますよ(お母さんやお父さんの方が夢中になってしまうことも)。さりげなく、プロの作品に私の猫さんを混ぜてみました。
写真撮影ができるコーナーもあります。資料もたくさん置いてあるので、参考にできますね。ご自身の飼い猫風の仕上げにチャレンジされる方もいらっしゃるとか。
この記事を書いていたら、また、行きたくなってしまいました。
注意点としては、開催時間が決まっているので先に受付をして前後の時間を館内の見学にあてるとスムーズだと思います。お子様には、先着10名様KHLオリジナルユニフォームを貸し出してくれますので、お子様も一緒に本格的な気分を味わってみて下さい。自身で色付けすることで、改めてプロの凄さを知ることもできます!そして、記念のお土産にもなりますよ~
こちらの造形教室の開催は不定期です。詳細はホームページで確認してくださいね!
出口
『海洋堂ホビーランド』の展示部分の出口ではこの2人がお見送り。手厚いですね。
急に寂しくなって、Uターンしたくなったあなたに朗報です。チケットを大切に持っておけば、当日に限り再入場できますので、なくさないように気をつけましょう。
最後はやっぱりお買い物ですね。
『海洋堂ホビー・ロビ-』でフィギュアも買えちゃいますし、オリジナル土産まで買えます。ショップは入場券が無くても入れますよ。え?これ飾ってるだけじゃなくて、販売してるの!?という驚きのお品に出逢える場合もありますので、お財布を握って楽しみにお越しください。
特に、同じ門真市の株式会社リマさんとのコラボ商品である海洋堂ホビーランド限定『館長の木刀バナナカステラ』がおすすめです。運が良ければ館長のフィギュアが入っているかも??
そして、たくさんガチャガチャもありますよ~。ちゃんと両替機もありますので、心置きなく楽しんで下さい。海洋堂のガチャガチャだけがこれだけ集まって並んでいる姿は壮観ですね。私も、ついついまわしてしまいました。
まとめ:集まれ~今のコドモ!昔のコドモ!
チラシやポスターに書かれている『集まれ~今のコドモ!昔のコドモ!』は、本当に、よく海洋堂ホビーランドを表している言葉だと思います。
今のコドモたちにとっては、きっと博物館のような、おもちゃ箱のような、ちょっと変わった遊園地のような不思議な場所で昔のコドモである、大人な私にとってはさらに懐かしかったり、、ちょっと何か始めたり考えたりしたくなるような刺激的な場所でもあると思います。
海洋堂の皆さんの好きなものへの熱さやそれを好きな人たちに喜んでもらいたいと考えるアイディアや遊び心が、館内にあふれていてまさに、昔のコドモに戻ってしまいそうな眩しさを感じました。
館内の周りにも、無料でいいの!?という巨大模型や展示がたくさん(フィギュア大行進は比較的新しい商品が)ありますので、ぜひ!!見逃さずにぐるりと壁と展示を楽しんでから帰途についてほしいと思います。壁に連なる等身大フィギュアと海洋堂スタッフの皆さんの列に並べたら、どこまででも楽しく歩いて行けそうです。
海洋堂ホビーランドの基本情報
- 住所:大阪府門真市新橋町3-1-101イズミヤ門真店3階
- TEL:06-4397-7100
- アクセス:京阪電車、大阪モノレール『門真市』駅下車徒歩5分
3番出口からエスカレーターを降りるとすぐイズミヤ門真店の入り口です。 - 入場料:大人1,000円、中高生700円、小学生500円
団体(20名様以上)10%割引、障がい者(ご本人と付き添い者1名のみ)50%割引 - 海洋堂ホビーランドHP
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とうもと くみ
- 舞台観劇とスポーツ観戦(球技・格闘技)が趣味な、どこでも行っちゃう『インドア脳だけど、アクティブ派体験型トラベラー』です。旅しながら、少し昔の物語を書き続ける事が、夢。離島や、閉じられた館で事件が起こったり、時代劇の人情ものが大好物。