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もっと知りたくなる!?バラエティでマニアックな特別展「ネコ」現在大阪開催中!
2024年7月13日(土)~9月23日(月・祝)の期間、大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)にて『特別展「ネコ」 ~にゃんと!クールなハンターたち~』が絶賛開催中です。
最近、ペットとしての人気が急上昇しているネコ。駅のポスターなどを見て、本展が気になっておられる方も多いのではないでしょうか?
ぜひ!まだまだ知らないネコ科の不思議な魅力いっぱいの特別展「ネコ」を紹介いたします!
目次
ネコだけじゃない!ネコ科の全て!
展示会場は、御堂筋線「長居公園」駅南改札3号出口から徒歩15分ほどの大阪市立自然史博物館内のネイチャーホールで行われています。
私が訪れた日は暑さの盛りでしたが、公園に入ると、木陰ができていて、思っていたより涼しく歩くことができました。公園内には道なりに特別展「ネコ」ののぼりが立っていますので迷うことはないかと思います。
注意点をあげるとすれば、ネイチャーホールの入口は外階段からになりますので、自然史博物館内に入ってしまわないように注意しましょう。(看板が立っています。門を入って振り返りましょう)
入場口でスマートフォン音声ガイド(600円/税込)の案内があります。ガイドはネコ好きの横山由依さん。
ガイドがあると、展示の意味を深めることができ、またより楽しむことが出来ますよね。クイズに参加すると、抽選で可愛い展覧会グッズが当たりますよ。自分のスマートフォンで聴けるのも新鮮ですね。
チケット(当日券/税込)について
- 大人 1,800円
- 高・大学生 1,500円
- 小・中学生 700円
前売り券の販売は終了しており、未就学児は無料です。
そして、最近どの展覧会でも見かけるようになった人気のフォトサービス。今回は入場時に小さなカード(PHOTO CARD)を渡され撮影時に、機械にカードをかざして撮影するタイプです。
これさえあれば、みんなで!いや、おひとり様でも迫力あるワイドな1枚を記念に残すことができます。プリント+データダウンロードは1枚につき900円(税込)です。
え・・・ネコ?いえ、ネコ科!?実は特別展「ネコ」は、現在地球上に生息する野生ネコ科41種についてご紹介する「ネコ科」の展覧会でもあるのです。いきなり、ネコ科のヒョウやトラ達の迫力満点のお出迎えです。これからどのようなネコ科の動物達に出逢えるのか?わくわくドキドキが止まりません。
ネコ科の秘密を隅から隅まで
特別展「ネコ」では、たくさんの骨が展示されています。頭骨から脚の骨、ネコ科の動物たちの骨格標本まで。私の人生でこんなに骨を見たことない!というくらい、たくさん展示されていました。
こちらは野生ネコ科の頭骨の比較。これだけの数を並べると壮観ですね。骨は本当に色んなことを語りかけてくれます。
こちらはジャガーです。このように迫力満点の剥製(今にも飛びかかってきそう)と骨格標本を並べて展示してあるので、まるでスケルトンで見ているような感覚になります。
並べて見ることで、骨や筋肉のつき方などもじっくり比較することが可能です。
こちらは人気の展示「毛色の遺伝学」です。
皆さん「ウチの子の色はどこから来たのかな〜?」と熱心に指でたどってらしたのが印象的でした。ぜひ!気になる方は会場で確認してみて下さいね。他にも、イエネコの研究最前線コーナーでは身近だからこそ知らないイエネコの健康や不思議をとりあげています。
時に気ままに見えるネコですが、野生を残しながらも環境に対応して行動しているのだなあ、と興味深かったです。
私のイチオシ展示は、こちら。トラとチーターのグループや行動範囲の比較展示です。
ミニチュアやシルバニアファミリーが好きなので、これは、お母さんと子ども?こちらは元気な若手チームかな?と想像力も膨み、つい夢中モードになってしまいました。ネコ科、それはサバンナ好きにも楽しい世界なのです。
にゃんと!こんな見どころも!
会場では、本展のオリジナルキャラクターたちがポスターや説明書きに登場します。その数10種類!!どのネコもとても魅力的です。
よく見ると、本当に細かい展示にも登場しているので、探しながら見るのも楽しいかもしれません。可愛いの波状攻撃で、きっと会場を出たらグッズショップにまっしぐらになりそうです。
会場では主に世界の野生ネコ科でネコ科の特性や身体と行動の不思議を取り上げ、家畜となったイエネコでは、こちらの巨大なイエネコを筆頭に人と暮らして変化した部分と変わらない野生の部分を比較しています。
ボタン式でネコの爪がのびる仕組みを学習できる機械や夜行性の目の不思議についても学べます。ネコ科のマメ知識が体感しながら、どんどん増えていきますね。
そして、イエネコだけではありません。リアルでは触ることが難しいヤマネコの毛並みをさわさわと撫でることができます。触ってみて初めて感じる柔らかさや硬さに驚きますよ。
こちらのコーナは、イリオモテヤマネコとツシマヤマネコの違いなどが解るヤマネココーナーです。それぞれのエサになる獲物が展示されており、暮らしている環境などを再現していてヤマネコの暮らす島に行ってみたいなぁと思わずにはいられないくらい本格的な内容でした。
ここはジャングル!?
剥製のクオリティが凄すぎて、夜になったら動き出してしまうのではないか?と、未だに疑っています。
これだけの数のネコ科の剥製を見ることができるのは、かなり貴重な機会なのでは?
ショーケースの中にいらっしゃるとは思えない迫力です。こんなに近くで目を合わせて見つめ合える場所があるでしょうか?
この瞬間をとらえた体勢もすごいですね。特別展「ネコ」は、剥製の博覧会と言っても過言ではないかもしれません。
個人的に初めて剥製の製作現場を見せていただいたのが、まさにここ。自然史博物館にボランティアで訪問した時だったので、今回ネコ科のおもしろさと共に剥製展示の可能性にもとても興味が広がりました。ぜひ、観ていただきたいポイントです。
続きましてネコ科の多様性のコーナーです。
南北アメリカ大陸、東南アジア・ユーラシア大陸、アフリカ大陸の3つの生息地に分けて、野生ネコ科41種すべて紹介しています。
エリアごとの特徴や背景もしっかりセットや説明に反映されており、短い時間で世界旅行を楽しんでいるような気分になります。ともかく迫力満点!ゾロゾロとネコ科の皆さんが、こちらに歩いて来そうです。総じてマニアックで大人向きの展示が多いですが、このコーナーは小さな子どもでも興味津々楽しめるのではないでしょうか?
ヤマネコのコーナーのラストに野生ネコの保全についての展示もあり、現地でどんなことが起きているか?絶滅を防ぐためには私達にどのようなことができるか?が分かりやすく掲示してあります。
たくさんのネコ科動物を見た後ですから、心に記す物がありました。可愛いや興味深いだけで終わらせないところに深いネコ科愛を感じました。
その他のお楽しみ
会場を出るとグッズショップです。
特別展「ネコ」の図録や限定商品がずらり。エコバッグは表裏が違って可愛いです。Tシャツのラインナップも豊富ですよ。お土産の定番であるお菓子の缶がオシャレでついつい買いすぎてしまいました。もちろんクレジットカードも使えます。
その他のネコ科グッズも豊富なので、見ているだけで楽しいですよ。
こちらは、会場から階段で降りて自然史博物館の館内入口すぐにあった記念写真ボードです。実は、撮った時には気付かなかったのですが、ボードの裏に撮影グッズとして、ネコの手などの小道具もありました。
特別展「ネコ」の入場券で自然史博物館と植物園にも入場できますので、ぜひしっかり堪能して下さいね。
私の訪問した時は、ひまわりが見頃でした。
植物園の入口に現在見頃の花マップが置いてありますので、ぜひお手に取って、花と緑にも癒されてください。
さて。そろそろお腹も、空いて来たかなぁ?とお思いのあなた。周辺施設数カ所でコラボメニュー開催中です。
こちらは、YANMAR MARCHÉ NAGAIのふんわり にゃんこロール 白桃クリームとネコクッキー(1,000円/税込)です。
>>YANMAR MARCHÉ NAGAIの公式サイトはこちら
他にも、ドリンクやキーマカレー等もありますので、お店を探して公園内を歩いてみるのも楽しいですよ♪
特別展「ネコ」は、当初イメージしていた可愛いネコ科の動物達の姿をたくさん見られるだけではなく、ネコ科を深く研究し、その不思議を骨や剥製も使って分かりやすく私達に伝えてくれる「ネコ科博士」になれる場所でした。幅広い展示と内容にきっと満足するはず。
気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。
開催情報
- 展覧会名:特別展「ネコ」 ~にゃんと!クールなハンターたち~
- 会場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
- 住所:大阪市東住吉区長居公園1-23
- 会期:2024年7月13日(土)~9月23日(月・振休)
- 休館日:9月9日(月)、9月17日(火)
- 開館時間:9:30~17:00(16:30最終入場)
- 公式サイト:特別展「ネコ」 ~にゃんと!クールなハンターたち~
- 観覧料(税込):大人 1,800円、高・大学生 1,500円、小・中学生 700円
- お問い合わせ:大阪市総合コールセンター(なにわコール)06-4301-7285 ※受付時間/8:00~21:00(年中無休)
※未就学児は無料
※障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)
※高・大学生は要学生証
※上記特別展入場料で、大阪市立自然史博物館常設展も入場可能(当日限り)
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とうもと くみ
- 舞台観劇とスポーツ観戦(球技・格闘技)が趣味な、どこでも行っちゃう『インドア脳だけど、アクティブ派体験型トラベラー』です。旅しながら、少し昔の物語を書き続ける事が、夢。離島や、閉じられた館で事件が起こったり、時代劇の人情ものが大好物。