【タイランド徘徊日記】プーケットでワーケションしてみました

バルコニー

コロナ禍で一気に広まった「ワーケーション」という言葉。数か月の在宅勤務を経験し、もしかして私にもできるかも?と考えました。

タイは世界有数のノマド天国。国外へ出ることはできないけれど国内旅行であればできた2020年9月、雨季真っ盛りのプーケットへ行って疑似ノマド体験してきました。果たしてリゾートで仕事はできるのかな?

目次

1. いざプーケットへ

プーケット空港

バンコクのドンムアン空港からエア・アジアで出発し、約90分でプーケット国際空港に到着。当時、空港ではモーチャナ(頑張れお医者さんという意味)というアプリのダウンロードが義務付けられていました。GPSで行動記録が残されます。

プーケット空港

ゲートを出るとホテルの送迎者が数台待っていました。前年度と比較すると一日の到着の人数は10%以下です。観光客でごった返していた頃をよく知っているだけに寂しさは否めないですが、せめて国内旅行者だけでもいてよかった。

2. ケープ・シエナホテルに到着

ウェルカムドリンクとおしぼり

今回利用したのは、空港から車で約30分のカマラビーチにあるケープ・シエナホテル。ロビーに入った途端、海が目の前の素敵なホテルです。ウェルカムドリンクとおしぼりの演出がいい感じ。プーケットのホテルはほとんどが休業中でチョイスは限られていましたが、来てよかったです。コロナ禍でもオープンしてくれていて感謝です。

部屋

部屋には、バスローブと一緒にホテルのロゴ付きのマスクと消毒用アルコールの小瓶も置かれていました。

ケープ・シエナ・プーケット(CAPE SIENNA PHUKET)

  • 住所:18/40 Moo 6, Layi-Nakalay Road, Kamala, Kathu District, Phuket 83150 タイ

>>ケープ・シエナ・プーケット(CAPE SIENNA PHUKET)公式HPはこちら

>>Tripadvisorで「ケープ・シエナ・プーケット」の情報を見てみる

3. ワーケーションスタート

Wi-Fi環境

さて、ワーケーションに来たので早速パソコンのセットアップ。タイはWi-Fi環境は十分整っているので、ホテルでもゲストハウスでもカフェでもネット接続は全く問題ありません。

正面に海を臨むワークステーションが整いました。なんだかいいなあ。普段のオフィスは、無機質な壁とビル群しか見えない窓に囲まれていますから、この環境に気分が高まります。さて、仕事開始です。

4. ワーケーション中の過ごし方ーオフィスとの違い

ソファー

しばらくして疲れたらコーヒー淹れて海を眺めながら休憩。これが普段のオフィス勤務との大きな違い。

部屋からの眺め

雨季のプーケットは天候が激しく変わります。写真の空に見えるのは実は窓ガラスに描かれたホテルのロゴ。風が激しくて窓が開けられません。でも閉めてしまえば静かです。どんな天気でも海のある景色はいいなあ。

展望ジャグジー風呂

このホテルで気に入ったのはバスルーム。海を臨む展望ジャグジー風呂です。滞在中、仕事の合間にも何度も入ってしまいました。

5. お仕事終了、そのあとは。。。

バー

夕刻、本日の業務終了。雨が止んでいたので屋上のルーフトップバーに行ってみました。ハッピーアワーで半額のモヒート。束の間ですが、海風も収まってリゾート気分に。ただし、30分後にはまたスコールで慌てて退散しましたけどね。

プール

雨の海とプールを見ながら夕食。これはこれでよい眺め。ゲストが少ないのにちゃんとライトアップしてくれて本当にホテルは大変だろうな、と思いつつも静かすぎる不思議な空間を楽しみました。

夕食

夕飯はタイ南部名物料理のカノムジーン。日本のそうめんに似た麺にカレーソースをつけていただきます。まろやかなクリームスープみたいに見えますが、辛い!南部料理は辛いことを忘れていました。(「辛くしないで」と注文することもできます。)ビールはフルーティーなプーケットビール。

6. 2日目の午後は町へ出てみました

バルコニー

翌朝。晴れました!やはり天気がいいと心が弾みますね。海風に吹かれてバルコニーでお仕事をします。

しかし、これはあまりよくありません。こんなに海が綺麗だと泳ぎに行きたくなるんです。ワーケーションにならずバケーションになってしまいます。そして、パソコンは潮風に弱いので結局1時間くらいで室内に戻りました。

オールドタウン

午前中で仕事を終え、午後は町に出ました。プーケット・オールド・タウンは最近整備されてカラフルな中華風ショップハウスが並び、タイ人にも人気。日本でも最近放映されているタイTVドラマのロケ地にもなっています。プーケットに来たらぜひとも1度は立ち寄って欲しいです。

カフェ店内

プーケットタウンの私のお気に入りカフェがこちらの「Cafe Station」。

なぜか古いミシンがたくさん展示されているという独特の雰囲気。テーブルもミシン台です。

中華麺
<鶏肉団子入りの中華麺(200円くらい)>

タウンではこういうご飯が食べられるのが魅力です。ホテルの食事だけでは物足りませんのでね。

Cafe Station

    • 住所:4027 Cafe' Station 120, Pa Klok, Thalang District, Phuket 83110 タイ

>>Cafe StationのFacebookページはこちら

ロティ屋

ランチのあとはプーケットタウンで一番人気のロティ屋さんへ。いつもなら観光客の長い行列ができています。でも、地元の女子学生さん達でお店は賑わっていました。よかったです。

サクサクのクレープのようなロティは食後のおやつにぴったりです。このあとまた土砂降りの雨。急いでタクシーでホテルに戻りました。

7. ワーケションを終えてープーケットの現状

テラス

最終日。晴れていたので外のテラスで朝ごはん。あっという間の2泊3日。リゾートでワーケーションしてみた結果は?

というと・・・

思った以上に仕事は捗りました。財務レポートや業務計画など集中力を要する作業、3日間くらいかかるかなと思っていたものが1日半でほぼ終了。

都市部では、仕事の後の気晴らしは雑居ビルの飲み屋だったりしますが、こちらはプールに飛び込む、サンセットを見つつビールなど、極めて非日常的で解放的なご褒美が待っている。モチベーションアップ間違いなし。今後大いに取り入れてよいと感じました(職種によりますけれど)。

ただし、条件付き。ビーチリゾートのワーケーションはオフ・シーズンに限ります。理由は、天気が悪くて海は荒れて遊泳禁止、遊びたくなる誘惑がないからです。オン・シーズンに来たら周りは楽しそうな家族連れやハネムーナーばかりで、なぜ自分だけ仕事?と集中できませんよね。そして、何よりホテル料金が安い!部屋のランクアップや長めの滞在もできてしまいます。

ホテルから空港まではタイでは定番の配車アプリGrabでタクシーを呼びました。すると、来たのは旅行会社のバン。社長兼運転手のおじさんと色々話し現状を聞きました。お気の毒なことにコロナ禍になってから仕事が完全にストップしてしまい、家族経営のカフェを手伝ったり運送業をやってしのいでいるそうです。空港に着く直前に、「国際線?国内線?」と聞かれたので「国際線は今ないでしょう」と答えると「そうだった。いつものクセで。こうして空港に来るのも6か月振りだよ。」と笑うに笑えない会話でした...また、そのおじさんと次回プーケットに来るときも送迎をお願いするからね、と連絡先交換をしたのでした。

観光旅行が復活したらバケーションでもワーケションでもたくさんの日本人の方々が再びプーケットを訪れてくれることを切に願っています。

8. おまけの情報

空港ラウンジ

おまけ情報:プーケット空港には国内線ターミナルにもラウンジがあります。(手荷物検査後のエリア)プライオリティパスを持っていると利用できますので、お持ちの方はぜひ。

※この記事の内容は2020年9月の状況に基づいています。その後、規制内容も条件も変っておりますので、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

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まめ緒

タイのバンコクに単身赴任していた10年間、週末に風情ある街角を徘徊しつつ、ローカルご飯を食べるのが楽しみでした。タイ各地と東南アジア周辺国の面白スポットをご紹介します。

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