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【奈良まほろば館】「奈良県アンテナショップ」が「奈良県ブランドショップ」としてリニューアルオープン!

記事投稿日:2021/09/15最終更新日:2021/09/15

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せんとくん

こんにちは!たびこふれのシンジーノです。

突然ですが、あなたは「奈良」と聞いて何を思い浮かべますか?

  • お寺が多い
  • 歴史ある古い街並み
  • 鹿がたくさんいる
  • そういえば、修学旅行で行ったなぁ。。。

TVバラエティー番組「秘密のケンミンショー」で、奈良県民は、大阪人や京都人からさんざんこきおろされて、少しお気の毒なほどです。

またケンミンショーに出てくる奈良の人たちも「奈良の魅力は?」と尋ねられて「奈良の魅力?う~ん、これといって無いなぁ」と、とても奥ゆかしい大人の反応(笑)。

私が奈良と聞いて印象に残っていることは、奈良出身のお笑い芸人の方(名前は忘れてしまいましたが)が仰った言葉です。

「奈良というとこはねぇ、30歳過ぎてから良さがわかる街なんよ」と。

私にとってミステリアスな土地「奈良」。

東京にある奈良県アンテナショップ「奈良まほろば館」が、2021年8月10日に日本橋から新橋に移転してリニューアルオープンしました。「奈良県アンテナショップ」から「奈良県ブランドショップ」へとコンセプトもプラスされたそうです。

コロナ禍で自由に奈良に行くことはまだできませんが、今回生まれ変わった「奈良まほろば館」を通じて、奈良の魅力に迫ってみたいと思います。

>>>「奈良まほろば館」公式サイトはこちら

入り口
<奈良県ブランドショップ「奈良まほろば館」のエントランス>

目次

「奈良まほろば館」リニューアルのポイント

「まほろば」の意味をご存知ですか? まほろばとは、素晴らしい場所、住みやすい場所という日本の古語で、楽園とか理想郷という意味合いも持っているそうです。素敵なことばですね。

これまでのショップの品ぞろえは、食品類とそれ以外(雑貨など)で8:2ほどでしたが、今回のリニューアルで6:4 に変えられたそうです。匠の技による逸品、こだわりの商品などが増やして、より奈良らしさを表しました。

また陳列している商品も、数で勝負ではなく、本当に薦めたい良いものをセレクトして置くようにしたそうです。

商品

匠の魂のこもったこだわりの逸品が並びます。

こだわりの逸品

もちろん奈良といえばこれ、という食品も多数並んでいます。

三輪そうめん

三輪そうめんとか。。。

柿のお菓子

奈良特産の柿に手を加えたお菓子とか。。。

奈良まほろば館内には、Cafe&Barスペースもあり、柿の葉寿司やかき氷、コーヒーなどをいただくことができます。

カフェ

木の柔らかで温かいおもてなしをしてくれるテーブルと椅子。

メニュー
<Cafe&Barのメニュー(取材時)>

その時々の旬を提供するため、季節によりメニューは変わるそうです。

奈良で最近流行っているモノ・コト

奈良は古いものばかり、ではありません。最近の奈良で流行っている人気の商品を教えていただきました。

苔玉(こけだま)

苔に覆われた丸い玉に万葉集の和歌を指してお部屋や庭に飾る、なんとも風流な逸品。万葉集には、恋の歌や花の歌が多いのですが、実は苔の歌も意外と多いのだそうです。

苔玉
<苔玉>

苔玉

観葉植物のようなイメージでしょうか。生の緑なので癒されます。苔は生きているので、お部屋に置くと室内の空気も浄化されるような気がしますね。

苔玉 育て方
<苔玉の育て方>

苔は生きていますから、育てていくうちに、かわいくなっていくのでしょうね。お値段も1,000円台からとお手軽です。

かき氷

奈良には氷の神様を祀った「氷室神社」という神社があり、夏季にはお賽銭ではなく、氷をお供えするそうです。お供えした氷はそのままだと溶けてしまうので、おさがりとしていただくこともできるそうです。氷にかける"蜜(みつ)" も置いてあるのだとか。ユニークな神社ですね。

そんな氷と縁の深い奈良は、ここ数年空前のかき氷ブームだそうです。かき氷屋さん巡りマップがあったり、1日でかき氷屋さんをはしごして食べる「ゴーラー」なるファンもいるのだとか。奈良まほろば館のCafe&Barでもかき氷を食べることができます。 

たびこふれにも、奈良のかき氷を取り上げた記事がありますので、ぜひお読みください。

>>>「かき氷」の聖地・奈良は氷の食文化はじまりの地

>>>奈良かき氷おすすめ店舗情報はこちら

あまり知られていないけれど、昔からある奈良の魅力

もちろん奈良には、長い歴史を経て、現在も脈々と受け継がれている文化や品物があります。そちらもご紹介しましょう。

大和野菜(やまとやさい)

大和野菜ってご存知ですか?えっ、京野菜なら知ってる?

大和野菜とは、奈良に古くから伝わる野菜で、「伝統野菜:戦前から生産されており、地域の歴史文化を受け継いだ独特の栽培方法により、味、香り、形態、来歴に特徴を持つ」と「こだわり野菜:栽培や収穫、出荷に手間をかけて栄養や美味しさを増した野菜や奈良オリジナルの野菜)」の2つからなっています。

大和野菜は収穫できる量が少ないので、京野菜のように全国的な知名度はそう高くないですが、奈良まほろば館で大和野菜に出会ってファンになるお客さんも多いそうです。旬の季節になると「今年も●●がそろそろ並ぶ頃かしら?」と心待ちにしているお客さまもいらっしゃるのだとか。

京野菜のようなブランド野菜はお値段もお高いイメージですが、大和野菜はそれほどでもないようです。

伝統野菜

取材時には、大和丸なす、紫とうがらし、ひもとうがらしなどが並んでいました。

丸なす
<大和丸なす>

清酒発祥の地

奈良が清酒発祥の地だってことをご存知でしたか?

「ん?日本酒発祥の地が奈良?」いえいえ日本酒ではなく、清酒です。昔の日本酒はいわゆる"どぶろく"です。どぶろくを濾してできるのが酒粕ですね。どぶろくを絞って透明なお酒になったのが清酒です(すごくアバウトな言い方ですが)。そして酒粕で野菜等を漬けたものが「奈良漬」です。なるほどうまくできています。奈良漬が奈良の名物になるのもわかりますね。

ちなみに清酒を初めて造ったといわれているのは、なんと正暦寺(しょうりゃくじ)というお寺さんだそうです。(お坊さんがお酒を飲むのかな?)

日本酒

奈良には銘酒がたくさんあります。奈良まほろば館でもたくさんの日本酒が並んでいました。

奈良漬け

日本酒の兄弟ともいえる奈良漬もたくさん売られています。

一刀彫(いっとうぼり)

一刀彫は、奈良の伝統工芸品です。荒彫りで、大胆にノミ跡を残した造形が特徴で、細部に拘らず形をまとめるため、一刀で刻んだかのように見えて、そこから一刀彫と呼ばれています。別名「奈良彫」とも言われ、人形、玩具に用いられることが多いようです。素朴で力強く、味わいがあります。

一刀彫

だるまさんの顔がリングのようにくっついたユニークな一刀彫。顔の表情がそれぞれ違っていて、見ていて飽きないですね。

一刀彫

巫女さんの手許のお盆の上に、右側の大きいお盆に並んでいる中から時節のものを置いて、季節を表すのだそうです。

奈良県あるある・奈良県人の性格

奈良まほろば館のスタッフの方に「奈良県あるある」を伺いました。

  • 奈良のどこを掘っても遺跡が出る。遺跡が出ると発掘調査が必要となり、工事が止まるので厄介な一面も。奈良に地下街などの施設が少ないのもこの事情があるからかも。
  • 他の都市に見られるような高い建物がないため、歴史ある街並みの雰囲気がくずれない。確か興福寺の五重塔が一番高く、どこからでも五重塔が見られる(最近マンションが建ち始めて高さの順位は変わっているかも)
  • 例えば、室町時代に建てられたものでも「それはまだ新しい方」と認識している

また、奈良県人の性格として言われる特徴には、次のようなものがあります。 

  • 温厚でおっとりしている
  • 頑固 
  • しっかり者で貯蓄額が多い
  • 頭が良い(学業優秀) 
  • 新しいことをどんどんやっていくという気概は弱く、どちらかというと指示待ち
  • PR下手(特に観光関係)

まあ、他の県にも言えることで、すべての奈良県人がこんな性格だというわけではなく、人それぞれなのですが。。。(私の奈良県出身の同級生は確かにこういう性格でした笑)

奈良まほろば館で買った品物を実際に食べてみた、飲んでみた

奈良まほろば館で実際に買って食べてみたものをご紹介しましょう。

生わらび餅 

千寿庵吉宗の生わらび餅(649円)。なんと賞味期限はたった2日間。東京の奈良まほろば館にも週2回(水曜日と日曜日)、30箱しか入荷しないという希少品です。

生わらび餅

生わらび餅

「冷蔵庫保管をしないでください」と書いてあります。冷たくした方が美味しいように思いますが、冷やすと硬くなるのだそうです。「美味しいわらび餅は冷やさなくても美味しい」だそうですが、どうしても冷やして食べたい場合には、食べる直前20分間だけ冷やして食べると良いそうです。

生わらび餅

黄色い包装紙を剥がすと中には桃色の箱が。

生わらび餅

箱を開けるとこういうお姿です。わらび餅6個入り。つやつやでぷるんぷるんです。

生わらび餅

きな粉をかけていただきます。さて生わらび餅のお味は・・・美味しいっ!

甘さがちょうどいいのです。いかにも甘味というキツさがなく、体に染み入ってくるような優しい自然の甘さ。甘い菓子が苦手な方でも大丈夫でしょう。体に良さそうな優しい味、だからといって味が薄いわけでも淡白なわけでもなく、存在感は半端ないです。生まれてからこれまで食べてきたわらび餅の中で文句なく一等賞です。我が家の家族と一緒に食べましたが、みな絶賛していました。

ハウス柿

奈良まほろば館のスタッフの方に「個人的に好きな食べ物はなんですか?」と尋ねたところ、「ハウス柿です。」という予想外(失礼!)の答えが返ってきました。

「ん?ハウス柿ですか?あのビニールハウスかなんかで人工的に早生で作る柿?はぁ・・・」と思いました。

「やっぱり、果物は旬の季節に自然に育った露地ものが一番美味しいのでは?」と思いました。それを伝えると、「はい。露地ものももちろん美味しいのですが、ハウス柿は、温度、水をしっかり管理して作るので、糖度が高くておいしいんです。露地ものは秋に出始めますが、ハウス柿は8月初旬~9月末頃に出回ります。子どもの頃、出回り始めの甘くておいしいハウス柿は私にとってものすごいごちそうだったんです。」とのこと。なるほど、そういうことなんですね。

こちらが奈良まほろば館で売っているハウス柿(1個210円)です。

ハウス柿

うむ、見た目は柿そのもの。形が整っていて、いかにもコントロールされて作られたような風貌です。

ハウス柿

ガブッ!とかぶりついてみました!

ハウス柿

「むむっ!・・・おお~っ! うまい!」甘くてジューシー!食感も柔らかで上品な高級果物という感じです。瑞々しさが伝わりますかね。種なしです。

私の柿に対する記憶は、田舎のおばあちゃん家の庭の木になっていて、時期が来て熟してきたら、もいで食べる、というものです。そんな柿は素朴で、味にも当たり外れがあって、上品な甘い果物という印象は持っていませんでした(おばあちゃん、ごめんね!)

しかしこのハウス柿は確かにおいしい。スタッフさんが子どもの頃「わぁハウス柿だぁ!」と喜んだのが目に浮かぶような、そんな確かなおいしさでした。(う~ん、このおいしさ、言葉で伝わるかなぁ。。。)

大和可楽(やまとコーラ)

大和コーラ

見慣れない品を見つけました。。。

大和コーラ

大和可楽?ヤマトコーラ?一瓶1,852円?

人口1,300人の曽爾(そに)村は自然豊かで穏やかな村です。そんな小さな村で作られているのがこの大和コーラ。原料は大和当帰(とうき)→セリ科の農作物、キハダの実、大和橘(どちらもミカン科)、など奈良に古くから伝わる植物で作られた、いうなればクラフトビールならぬクラフトコーラです。飲み方は、原液1:炭酸水4の割合で混ぜて飲みます。

大和コーラ

こちらが原液です。得体の知れない(?)植物ということでやや怪しい色をしています。

大和コーラ

炭酸水を入れたものがこちら。小麦色になったコーラの上には植物の粒粒が浮いています。正直「う~ん、美味しいのかなぁ」と思いつつ飲んでみました。

私が生まれてこれまで飲んだことのない味で、確かにコーラのような味がします。やや薬草のような香りがあるスパイスが効いたコーラという印象です。好みは分かれるかもしれませんが、私はけっこう気に入りました。コーラのような人工的な味ではなく、スパイスは効きつつも優しい自然の味です。甘さもマイルドで奥深い味。自然派由来の、体に優しく体に良いコーラだと感じます。これ、クセになりそうです。そもそもコーラは薬から生まれたそうですから、オリジナルはこんな味だったのかもしれません。

曽爾村は「すすきの名所」としても知られています。

>>>【奈良】ススキの観光名所「曽爾高原」の魅力とおすすめのハイキングコースをご紹介

きざみごった奈良漬

呑んべえの鼻をくすぐるネーミング「きざみごった奈良漬」。瓜、きゅうり、守口大根、玉ねぎを酒粕と合わせ、生姜を利かせた奈良漬です。

奈良漬

清酒発祥の地である奈良では酒粕が大量にできて、それで奈良漬が生まれたと前述しましたが、そこにさまざまな野菜を加え、お酒のつまみ、ごはんのお供として作られたのがこのきざみごった奈良漬です。中身はこんな感じです。

奈良漬

甘みがしっかりついており、コクがある濃口です。瓜、大根、玉ねぎの食感が飽きさせません。これだけで食べてももちろん良いですが、これにクリームチーズとか、ポテサラを和えるとさらに美味しくなるのだとか。さっそく家でクリームチーズと混ぜて食べたらバッチグー!でした。お酒がすすむことすすむこと。。。

奈良の魅力 まとめ

いかがだったでしょうか?奈良の魅力が少しでも伝わったでしょうか?

奈良には「悠久」とか「夕暮れ」という言葉が似あうようです。

日本は明治時代以降、スピード化、効率化最優先で突き進んできました。目先のことに右往左往して、はつかねずみのように、周りに遅れをとらないように、必死になって前に進んできました。それで日本は繁栄しました。確かにそうなのですが、私たちは足下のことに一喜一憂し、目や心を奪われがちです。しかし歴史の上からみれば、それもほんの一瞬のこと、実は取るに足らないことだったことも結構あるでしょう。(後から冷静に振り返ってみればわかるのですが)

奈良の人たちはそういった近代化のスタンスに振り回されず、一定の距離を置いてこられたのではないかと思います。

長い歴史の中で「時代を見つめる目」を持っているような気がします。

奈良の人たちは鷹揚にどっしりと構え、自分という芯を持ち、地に足がついているように見えます。ひけらかさず、奢らず、奇をてらわず、時代を受け止め、受け入れ、大切にしたいものは断固守り続ける、

一刀彫、大和野菜、生わらび餅の自然で優しい甘さに、そういう部分を感じました。

奈良には神様がたくさんいらっしゃいます。私もコロナ禍が落ち着いたら、数十年ぶりに奈良の地を踏んでみたいと思います。

以前奈良に訪れたのは二十歳そこそこの時でした。「30歳過ぎたら、奈良の良さがわかる」、確かにそんな気がします。

奈良にはこんな人が向いているような気がします。

  • 都会の忙しい、ストレスフルな生活に疲れた人
  • 自然を取り入れた生き方をしている(したい)人
  • 丁寧な暮らしをしている(したい)人
  • のんびりぼんやり鐘の音を聞きたい人

今はコロナ禍で自由に奈良に訪れることが叶いませんが、落ちついたらぜひ大人の街「奈良」へお出かけください。

関東近郊にいらっしゃる方は、東京新橋にも奈良がありますよ。今週末あたり、出かけてみてはいかがですか?

せんとくんが万全の感染予防対策をしてお出迎えしてくれますヨ。

せんとくん

奈良まほろば館(1F Shop/Cafe & Bar)

  • 住所:東京都港区新橋1丁目8-4 SMBC新橋ビル1F
  • TEL:03-6263-9656
  • 営業時間:11:00〜20:00
  • 定休日:年中無休(年末年始を除く)
  • 公式HP
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記事投稿日:2021/09/15最終更新日:2021/09/15

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