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東洋一の蓮が見られる?新潟県上越市の観蓮会(かんれんかい)
新潟県上越市に転勤して約2週間。
コロナ禍で行動が制限される中、ちょっとした「夏」を感じられる情報をお届けします。
今年の見頃はもうすぐ終わりますが、来年の夏休みに向けて参考になれば嬉しいです。
目次
高田城址公園 観蓮会とは
1871年、当時の高田藩は戊辰戦争などで財政的に厳しい状況でした。それを打開するために、お堀にレンコンを植え、販売して資金を得ようとしたのが始まりと言われています。
外堀は周囲約4km、面積19ヘクタールにおよび、その内約16ヘクタール分(東京ドーム約3個分)を埋め尽くして、咲き誇ります。
1953年、蓮の研究で有名な大賀一郎博士が訪れた際にお堀の蓮を見て、「蓮池でこのような規模のものは世界でも稀で、特に紅白が入り混じっているのは珍しい」と激賞されました。これが後に「東洋一」と語り継がれるゆえんになっているようです。
<第42回 観蓮会のポスター>
高田城址公園 観蓮会
- 開催時期:毎年7月中旬~8月中旬
- 公式HP
蓮の豆知識
蓮の豆知識
- 1つの花の開花期間は4日間
- レンコンはハスの地下茎が肥大したもの
蓮の開花
- 1日目 早朝咲き始め、わずかに開いて午前中には閉じる
- 2日目 早朝咲き始め、花びら色も濃く、最も綺麗な状態。香りも最も強くなる
- 3日目 夜中より開き始め、花びら色はうすくなる
- 4日目 夜中より開き始め、落ち始め、午後には花がなくなる
レンコンは、蓮根と書きますが、「根」ではなく「茎」です。夏の間に地下茎が分岐しながら伸び、先端が肥大してレンコンになります。
上の写真の蓮の花は2日目でしょうか・・・?
<2021年8月1日撮影>
この日は朝7:30頃でしたが、写真撮影に訪れた方、ランニングついでの方、ツアーの方など、いろいろな人が見に来ていました。この規模の蓮は想像していなかったので、来年も見たいと思います。
朝とはいえ、暑さ対策は必須です!
蓮の朝粥
先日、高田ターミナルホテルで「蓮の朝粥」を食べました。
さすが米どころ新潟、そのままでも甘味・旨味の感じるお粥。レンコン料理もお粥に合うようになのか、少し濃いめに感じる味付けでとても美味でした。
<お品書き>
久しぶりに早起きして、蓮を見ながら公園を散歩して、朝ご飯にお粥。。。とても健康的な一日になりました。
まとめ
上越市にある高田城址公園といえば、「日本3大夜桜」で有名ですが、この蓮も有名とは全く知りませんでした。
蓮といえば、インドとか、仏教とか、仏像とか、そんなイメージしか持っていなかったので、新たな発見になりました。
蓮の花が開くのは朝早い時間です。早起きして、散歩がてら足を運んでみてはいかかでしょうか。
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