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大阪国際空港(伊丹)を起点に飛行機ウォッチング
こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
大阪国際空港(伊丹)は関西を代表する空港。関西国際空港ができるまでは国内線・国際線の玄関口としてとても賑わっていました。国際線は関西国際空港に移管され、現在はありませんが、国内線は場所がいいので今でもフル活用されています。その昔は飛行機ファンが楽しむ場所でしたが、今やカップルやファミリーまで楽しめるスポットになりました。飛行機に乗るだけではなく、飛行機ウォッチングの起点としてもとても人気な大阪国際空港(伊丹)を紹介しましょう!
目次
- 大阪国際空港(伊丹)の概略
- 大阪国際空港(伊丹)を離発着する飛行経路
- 大阪国際空港(伊丹)の展望デッキ
- 大阪国際空港(伊丹)の外周は阪急レンタサイクルを利用
- 千里川の土手
- スカイランドHARADA
- 伊丹スカイパーク
- エア・フロントオアシス下河原
- 動画でみる伊丹空港外周びゅうスポット巡り
- 統括と注意事項
大阪国際空港(伊丹)の概略
大阪国際空港は、兵庫県伊丹市・大阪府池田市・大阪府豊中市の3つの市にまたがっています。
戦後アメリカ軍に接収された大阪国際空港は「イタミ・エアベース」と命名され、一般に「伊丹空港」や「伊丹飛行場」と呼ばれていました。その後、日本に返還され大阪国際空港となりました。なお、大阪国際空港は、国際線は就航しておりませんが、空港法により、「大阪国際空港」が正式名として定められており、「伊丹空港」は大阪国際空港の通称です。【大阪国際空港HPより引用】
なお大阪国際空港(伊丹)の空港コードは「ITM」です。
大阪国際空港(伊丹)を離発着する飛行経路
空港の運用時間は7時から21時まで。滑走路は2本あり、A滑走路と呼ばれる滑走路はターミナルから見て手前。長さ1,828m・幅45mの小型機離発着用。
B滑走路と呼ばれる滑走路はターミナルから見て奥。長さ3,000m・幅60mの小型から大型機離発着用です。
★離陸する航空機は、南東から北西(伊丹市・川西市方面)に向かって離陸し、左旋回しながら上昇して、東方面と西方面に向かいます。六甲山に向かって離陸して左へ旋回するイメージです。
★着陸する航空機は、南東から北西(大阪市・豊中市方面)に向かって進入してきます。
☆しかし航空機は風に向かって離着陸しますので、ごくまれに逆サイドから離発着することがあります。これは台風通過時に発生することがあり、年間2%だそうです。僕は逆向きへの離陸、着陸とも今まで1度だけ経験したことがあります。本当にごくまれな体験です。
大阪国際空港(伊丹)の展望デッキ
大阪国際空港(伊丹)の展望デッキはターミナルビルの4階にあります。全長400m・総面積7,700平方メートルの広さを誇るウッドデッキです。南ターミナル側、中央部(閉鎖中)、北ターミナル側にあります。展望デッキはイスや屋根付きのスペースになっていて日差しがきつい日や雨の日も安心です。こちらは南ターミナル側の展望デッキです。
南ターミナル側には「そらやんのおにわ」があります。
こちらは北ターミナル側の展望デッキです。中央には噴水があり、夏場は水遊びも楽しめます。
飛行機の周りで働く機材を見ることができます。
望遠レンズを使うと離着陸シーンの撮影ができます。(B滑走路使用)
大阪国際空港(伊丹)展望デッキの良い点
天候が悪くなれば館内へ逃げ込め、トイレが完備していて、レストランが充実していて、交通至便、飛行機の作業風景も見ることができます。
大阪国際空港(伊丹)展望デッキの悪い点
昔はサテライトの端まで行くことができたので、大型機から小型機まで見ることができたのですが今は行くことができず、午後からは逆光になってしまいます。滑走路まで遠いのでスマートフォンでの撮影は飛行機が点になってしまいます。
大阪国際空港(伊丹)展望デッキのインフォーメーション
- 公式HP:https://www.osaka-airport.co.jp
- 開場時間:6時00分~22時00分(最終入場は21時30分)
※新型コロナウイルスの影響で開場時間が変更になっている場合もあります。 - 料金:無料
- 休館日:年中無休
大阪国際空港(伊丹)の外周は阪急レンタサイクルを利用
それでは大阪国際空港(伊丹)の外周へ行ってみましょう。車でも行くことができますが、駐車料金が意外と高いのでレンタサイクルもおすすめです。大阪国際空港(伊丹)の周辺は阪急電車・宝塚線の曽根駅、岡町駅、豊中駅にある阪急レンタサイクルが便利です。電動自転車もあり、料金もお手頃なので小回りが利く自転車の利用も最適だと思います。
阪急曽根駐輪センター
- 営業時間:7:00〜21:00
- 電話番号:06-6850-4411
阪急岡町北駐輪センター
- 営業時間:6:30〜23:30
- 電話番号:06-6840-4080
阪急豊中北駐輪センター
- 営業時間:6:30〜23:30
- 電話番号:06-6840-8858
★身分証明書の提示が必要です。
★利用料金は普通自転車の1回利用と時間料金制があります。
1回1日利用で普通自転車が320円、電動自転車が420円。
時間料金制の利用で普通自転車が2時間まで110円、4時間まで210円、電動自転車が2時間まで160円、4時間まで320円です。
※1回1日利用は、貸し出し日の翌日10:00まで利用が可能です。
※台数には制限があり、事前の予約はできません。
千里川の土手
阪急電車の曽根駅で電動自転車を借りました。曽根駅でどこへ行くのかと聞かれたので千里川の土手というと用意してあった地図をもらいました。曽根駅から自転車で約10分です。千里川はその名の通り川沿いの土手です。川を挟んで右側と左側(左側が滑走路)のどちらかに進みます。千里川の土手は飛行機ウォッチングの聖地として有名な場所です。
千里川の土手の魅力はなんと言ってもB滑走路へ着陸してくる飛行機を正面から見ることができること。スマートフォンでも撮影可能です。
自分の頭の上を通り過ぎて滑走路へと着陸していきます。迫力満点です。
タイヤが設置するとこのように白い煙をあげます。
こちらはA滑走路へ着陸する機体。A滑走路はもう少し先が着陸地点になりますので、千里川から見るとまだ高度があります。
B滑走路を離陸する飛行機はこのように正面までやってきます。
千里川の土手の良い点
B滑走路への着陸機を真下から見ることができる。どこよりも迫力満点。いつでも行くことができます。
千里川の土手の悪い点
A滑走路の離発着が遠い。駐車場がいつでも混んでいる。周辺道路が渋滞しやすい。屋根があるスペースがなく(雨を避ける場所がない)、トイレがない(豊中市伊丹市グリーンランドひろばへ行かなければならない)。飲料の自動販売機が駐車場に行かないとない。
千里川の土手のインフォーメーション
- 公共交通機関:阪急バスの原田下水処理場停留所(本数が1〜3時間に1本しかありません)
- 開場時間:24時間自由に行くことができます
- 料金:無料
- 休園日:365日いつでも行くことができます
- 駐車場:最寄りの駐車場は「オリックスパーキングスポット千里川土手」です。料金は7:00~21:00が20分100円、21:00~翌7:00が60分100円です。最大料金は700円。24時間営業。千里川の土手までは100mくらいです。
※地図はオリックスパーキングスポット千里川土手を示しています。
<オリックスパーキングスポット千里川土手>
オリックスパーキングスポット千里川土手が満車の場合、「豊中市伊丹市グリーンランドひろば」の第一駐車場へ。料金は30分ごとに100円(最初の30分までは無料)、24時間最大700円です。営業時間は7:00〜19:00(入庫は17:00まで)。千里川の土手まで約1.2kmあり歩くと約15分かかります。
スカイランドHARADA
スカイランドHARADAは千里川の土手から約2km、徒歩で約40分のところにあります。原田処理場3系水処理施設の屋上にある、約42,000平方メートルの公園です。広大な芝生な公園なので飛行機ウォッチングはもちろん子供の遊び場として最適な場所です。飛行機ウォッチングには下記の地図上で芝生広場の角からが最適な場所になります。
駐車場や駐輪場からエレベーターまたは階段へ2階へ。飛行機ウォッチングに最適な芝生広場はこのような場所です。
スカイランドHARADAはB滑走路の着陸地点の前にあるため、迫力満点の着陸シーンを見ることができます。
逆方向には旅客ターミナルを見ることができます。
B滑走路から離陸滑走を始めた機体。音も体感することができます。
B滑走路への着陸シーンです。
A滑走路は少し距離があるのでこのような構図になります。
スカイランドHARADAの良い点
建物の2階部分なので空港を見渡せる。午後から順光です。B滑走路への離発着機を横から見ることができる。着陸の瞬間を見ることができる。小さな子供も楽しめる広場がある。屋根付きのスペースもある。トイレも完備している。飲料の自動販売機がある。
スカイランドHARADAの悪い点
A滑走路の離発着が遠い。利用できる時間が限られている。休園日がある。
スカイランドHARADAのインフォーメーション
- 公式HP
- 公共交通機関:路線バス利用。詳細はHPにてご確認ください(運行本数に注意が必要)
- 開場時間:9:00〜17:00
- 料金:無料
- 休園日:木曜日 ※臨時休園日があります。詳細はHPでご確認ください
- 駐車場:専用の駐車場があります。料金は30分ごとに100円、1日最大平日が500円、土日祝が800円です。駐車場の営業時間は7:00〜19:00。スカイランドHARADAの休園日も駐車場は利用可能
<スカイランドHARADA専用駐車場>
伊丹スカイパーク
伊丹スカイパークはB滑走路に並行して長さ1.2km、幅80mの巨大な公園です。着陸から離陸まで見渡すことができます。こちらは中央部のスカイテラスからの眺めです。北エントランス、中央エントランス、南エントランスと入口が3箇所あります。南エントランスはスカイランドHARADAに隣接しています。
B滑走路を離陸滑走の機体。
A滑走路へ着陸する機体。
屋根付きのスペースもあり、ベンチも設置されています。
果てしなく通路が続いています。
こちらは南エントランス側の展望台です。
伊丹スカイパークの良い点
B滑走路への離発着機を横から見ることができる。午後から順光です。離陸・着陸の瞬間を見ることができる。小さな子供も楽しめる広場や遊具がある。屋根付きのスペースもある。トイレも完備している。飲料の自動販売機がある。売店もある。
伊丹スカイパークの悪い点
A滑走路の離発着が遠い。広すぎる(笑)
伊丹スカイパークのインフォーメーション
- 公式HP
- 公共交通機関:路線バス利用。詳細はHPにてご確認ください(運行本数に注意が必要)
- 開場時間:4月〜10月の平日・11月〜3月が9:00〜21:00、4月〜10月の土日祝が7:00〜21:00
- 料金:無料
- 休園日:無休
- 駐車場:専用の駐車場が北駐車場、中央駐車場、南駐車場の3箇所あります。料金は20分ごとに100円、最大料金がないので注意が必要です。入庫は20:30まで
<
<中央駐車場>
エア・フロント・オアシス下河原
こちらは空港の北側に位置する公園です。千里川の土手が南側、スカイランドHARADAと伊丹スカイパークが滑走路沿い。ここは逆サイドに位置しています。
滑走路の端に位置しています。前述の通り、こちらから離発着は年に2%程度なので普段は離陸シーンを眺めることになります。着陸ははるか彼方で着地して中央部でターミナルへ右折するので遠目にしか見ることができません。
ウッドデッキがあったり、このような高台になっていたりと空港を見渡せる構造になっています。
隣接する下河原緑地は子供が楽しめる遊具が充実しています。
下河原緑地にも展望台があります。
B滑走路を離陸する機体。
梅田のビル群をバックにA滑走路を離陸する機体。
A滑走路を離陸した機体は目の前を通過する頃はかなり高く上昇しています。
目の前にヘリコプターが離発着することがあります。
着陸機ははるか彼方で着地し、中央部でターミナルへ右折します。
全体的にはこんな感じです。
エア・フロント・オアシス下河原の良い点
空港を見渡すことができる。梅田のビル群をバックに飛行機を見ることができる。午後から順光です。小さな子供も楽しめる広場や遊具がある。屋根付きのスペースもある。トイレも完備している。飲料の自動販売機がある。
エア・フロント・オアシス下河原の悪い点
南東から北西に離着陸するので飛行機が遠くに見える。離陸機が目の前を通るときには高いところを上昇している。夜は公園内に入らない方がいい。
エア・フロント・オアシス下河原のインフォーメーション
- 公式HP
- 公共交通機関:路線バス利用。詳細はHPにてご確認ください(運行本数に注意が必要)
- 開場時間:24時間利用可能
- 料金:無料
- 休園日:無休
- 駐車場:専用の駐車場があります。9台と限られているので常に満車です。開放時間は9月〜6月が9:00〜17:00(入庫は16:40まで)、7月・8月が9:00〜19:00(入庫は18:40まで)
動画で見る伊丹空港外周びゅうスポット巡り
レンタサイクルで伊丹空港外周びゅうスポットを巡った動画を"うわじい"さんに提供してもらいました。こちらもどうぞご覧ください。
▼【電動自転車でらくらく♪】伊丹空港外周びゅうスポット巡りで飛行機見放題の1日
統括と注意事項
- 各スポットとも飛行機ウォッチングにはたまらないスポットですで、飛行機に興味がない方や子供連れにも人気のスポットです
- ピクニック気分でお弁当持参もいいと思います
- 現在、コロナの影響で減便・欠航していますが、通常運航に戻ると離発着がたくさん見ることができます
- 時間が許せば夕方から夜間もとても素敵です
- 空港ターミナル内の展望デッキ以外へは車もしくはレンタサイクルが便利です
- 外周スポット各所の駐車場は週末は混雑しています
- 外周道路は車がビュンビュン飛ばして走っていますのでレンタサイクル利用は注意してください
- 外周道路の路上駐車は周囲の迷惑になりますのでやめましょう
- 夏場は飲料水を持参して熱中症には気をつけてください
- 各所スポットとも200mm以上の望遠レンズがあると迫力ある離着陸シーンを撮影できます
- スマートフォンでの撮影は静止画より動画撮影をおすすめします
※当記事は2021年6月に訪問した時のものです。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。