お茶天国ドイツ!おすすめのお茶ブランド5選を大公開!~日本で買えるものもあります~

ドイツ 紅茶

おうち時間が長くなった今、リラックス目的でお茶を自宅で楽しんでいる方が多いと思います。飲み物と言えばビールの印象が強いドイツですが、実は紅茶やハーブティーも大人気。

そこで今回は、ドイツ発のものを中心に、私が特におすすめしたいお茶ブランドを5つ紹介します。日本でも購入可能なものもありますので、この機会にドイツの味をぜひお試しください。

目次

お茶大国ドイツ、その理由とは?

ドイツのお茶

ドイツでよく飲まれているものといえば、ビールもしくはコーヒーをイメージする人が多いと思います。現に一人あたりの年間消費量はコーヒー、ビールが常にドイツのトップ2。しかし年々お茶の消費量が増加しているのも事実です。

ドイツに来た当初、ドイツの人は薬をあまり飲まないし、そもそも薬をなかなか病院で処方してもらえないと教えてもらいました。

ではドイツでは体調不良の場合どうするのか。

なんと、薬の代わりにお茶を飲むのです。スーパーのお茶売り場はとても広いうえ、体の不調に合わせたハーブティーも多く販売されています。体調がすぐれないとき、イライラするとき、眠れないときや目が痛むときなど、ほぼすべての不調に対応したお茶が販売されているので、お茶はドイツの人にはなくてはならないものなのです。私自身も過去に病院で喉の痛みに効く紅茶を処方されたことがありました。

また、北ドイツにオストフリースラントという地域があります。オランダとの国境近くにあり、昔オランダ東インド会社から紅茶が入ってきた影響で今もなお、紅茶文化が根強い地域です。ドイツ全体の紅茶消費量と比べるとオストフリースラントでの消費量はなんと100倍近くにのぼり、世界で一番紅茶を飲む地域と言われていて、2017年にこの地域の紅茶文化は無形文化遺産にも認定されています。そんな地域も存在するドイツでお茶が人気にならないわけがありません。

このような歴史や習慣があるからこそ、ドイツでは多くの人にお茶は愛され、たくさんのドイツ発のお茶ブランドがあるのです。

ドイツで人気のおすすめお茶ブランド5選

ここからはドイツでおすすめのお茶ブランドを紹介していきます。日本で大人気のブランドから日本未上陸のブランドまで。日本で購入できるものもありますし、日本未発売で気になるものはドイツへお越しの際に探してみてください。必ずお気に入りのものが見つかるはず!

1. ドイツ最高級品質の紅茶、Ronnefeldt(ロンネフェルト)

ロンネフェルト 紅茶

1823年設立のロンネフェルト。フランクフルトに本社があります。ロンネフェルトの紅茶はなんといっても香り高い!どの紅茶を選んでも香り豊かで美味しいので常に自宅にはロンネフェルトの紅茶を常備しています。今やヨーロッパだけでなく日本にもロンネフェルトのティーサロンは展開されていて、世界中で大人気のブランド。

人気の茶葉はアッサムにカカオ、アイリッシュウイスキーのアロマがブレンドされた「アイリッシュモルト」やスパイスとバニラの香りが効いている「バニラチャイ」。暑くなってくるこの時期には白茶にルバーブやキイチゴが入った「ピンクハーモニー」や、グレープフルーツそのままを感じられるフルーツティー「グレープフルーツパンチ」を冷やして飲むのもおすすめです。

>>ロンネフェルトティーブティック(日本総販売元)公式サイト

2. ミュンヘン発バイエルン王室御用達のお茶、Eilles(アイレス)

アイレス 紅茶

1873年設立。ノイシュヴァンシュタイン城を建てたことで知られる第4代バイエルン国王ルートヴィヒ2世に愛されたブランドとしても有名で、ミュンヘン発のお茶専門店ということもありバイエルンの人たちに古くから愛されています。

おすすめはたくさんありますが、最近のお気に入りは「ヒムベーレジャスミン」という名の緑茶。ヒムベーレとはドイツ語でヨーロッパキイチゴのこと。ジャスミンとキイチゴの香りがいっぱいに広がるオシャレな緑茶です。定番商品は「サマーベリー」。その名の通り夏に飲みたくなる一杯。ベリー以外にリンゴやハイビスカスなども入っており、ピンク色の可愛らしいフルーツティーです。

残念ながら現在はミュンヘン中心部にあるレジデンス通りの本店は閉店となってしまいましたが、他の店舗は営業していますし、日本でもアイレスを取り扱っているお店もあるのでチェックしてみてください。

3. ハーブティーといえばここ!SONNENTOR(ゾネントア)

ゾネントア ハーブティー 
 
美味しいだけでなく、体の不調も整えてくれるハーブティーをメインに販売しているゾネントア。こちらはお隣オーストリア発のブランドですが、オーストリアとの国境に近い南ドイツには多くの店舗があります。

それぞれのお茶に名前がついていて、どんな時に飲むべきかが分かりやすいのも嬉しい。写真を見ての通り、パッケージもかわいいのでお土産にもおすすめです。先日ゾネントアに立ち寄った際にパッケージが可愛くて購入したこちらはミュンヘン限定のお茶。期間限定のお茶も多く販売しているのでついつい購入してしまいます。

ゾネントアでのお気に入りは「Durchschlafen」。ドイツ語で、「一晩中眠る」という意味のハーブティーです。眠りが浅い時に初めて購入し、飲んだその日に深い眠りにつくことができてから定期的に購入しています。女性特有の悩みにも効くハーブティーも数多く販売されているので、薬に頼りたくない方は飲んでみることをおすすめします。

>>SONNENTOR 公式サイト

4. 有機栽培にこだわった無添加オーガニックティー、BIOTEAQUE

バイオティーク オーガニックティー

先日友人のすすめで知ったBIOTEAQUE。日本未進出の会社です。本社はミュンヘンから1時間程で行ける自然豊かなキーム湖近くにあります。素材をそのままいかしたお茶が多く、フルーツやハーブがそのままの形で入っていて見た目もすごく綺麗。もちろん素材が良いので味も抜群です。パッケージから中身までBIOTEAQUEのこだわりが感じられるので色々な味をつい試してみたくなります。

こちらの「ジンジャーレモングリーンティー」はレモングラスと生姜がしっかりと効いていて本当に美味しいです。ビオのお茶だけを置いているお店はそう多くは無いので、キーム湖へ行く際には絶対に立ち寄りたいと思っているお店です。BIOTEAQUEのお茶は現在日本では購入できないので、ドイツに来た際のお土産にもおすすめです。

>>BIOTEAQUE 公式サイト(ドイツ語)

5. ハンブルクの伝統的な家族経営店、TEE MAASS

ティーマース 紅茶

最後にご紹介するのは1887年創業、ハンブルクにある家族経営のお店、TEE MAASSです。近所のチョコレート屋さんでクリスマスの紅茶を見つけたのがきっかけで知った素敵なお茶屋さん。ハンブルクは紅茶の街オストフリースラントからも近く、文化も似ていて紅茶店も多いそう。紅茶の種類が特に多く、セイロンやダージリンがとっても美味しかったです。

冬になると多くのクリスマスティーを販売し、冬らしいオレンジやシナモン、焼きリンゴのフルーツティーなどを販売しているのでクリスマスの時期にゲットしたい紅茶の一つ。こちらも日本未発売なのでなかなか手に入れにくいですが、ドイツのクリスマスを存分に味わいたい方にはおすすめの紅茶です。

>>TEE MAASS 公式サイト(ドイツ語)

最後に

いかがでしたか。TEEKANNE(テーカンネ)やDallmayr(ダルマイヤー)など、ここに記載していないドイツ発のお茶ブランドはまだまだたくさんあります。ネット等でも購入できますのでおうち時間が長いこの時期、ご家庭でドイツの味を楽しみながら少しでも旅行気分を味わってもらえたら嬉しいです。また、ドイツに来る際にはお手頃価格で買える美味しいドイツのお茶をこの記事を参考に探してみてください。

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Maki

ドイツ在住、旅行大好き30代です。旅行以外にも食、ファッション、コスメ、 アートなどにも興味があり、私自身が気になっているヨーロッパの現地情報を記事にしていこうと思っています。ドイツ在住中にヨーロッパ中を飛びまわるのが目標!

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