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【茨城県】奥久慈「袋田の滝」の魅力と散策コースを紹介!氷瀑パノラマは必見
日本三名瀑の一つに数えられ,国名勝に指定される茨城県が誇る絶景スポット「袋田の滝」。
水の流れが四段に落下すること。春には新緑、夏には水音がこだまし、秋には紅葉、冬には氷瀑と四季折々の表情で人々を楽しませてくれることなどから別名四度の滝と呼ばれています。
また、秋から冬にかけての大子町の風物詩、袋田の滝夜間ライトアップイベント「大子来人(ダイゴライト)」では、日中とは違った表情でわたしたちを魅了します。
今回は、そんな袋田の滝の魅力や散策コースを詳しくご紹介します。
※こちらの記事は2020年12月に取材したものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。
目次
<7. 袋田の滝へ向かう月居山登山・ハイキングコースを紹介>
1. 「袋田の滝」とは
茨城県大子町(だいごまち)、奥久慈(おくくじ)地方を流れる久慈川の支流の一つ、滝川。その滝川に存在するのが、約1,500万年前の海底火山で誕生した「袋田の滝」です。
高さ120m、幅約73mを誇る大瀑布は、日光の「華厳の滝」(栃木県)、熊野の「那智の滝」(和歌山県)に並ぶ日本三名瀑の一つと称され、日本の滝百選にも選ばれています。
四段に流れ落ちる姿から別名「四度の滝(よどのたき)」とも呼ばれる袋田の滝。
「四度」という名がついたのは、弘法大師空海による四度の護摩修行に由来する説や、西行法師が秋にこの地を訪れた際、「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」として春夏冬にも再訪したとする説が伝えられています。
いずれにしても、深山幽谷に流れ落ちる四段の滝は、一度見たら忘れられない圧巻の大瀑布です。
春には新緑、夏は響き渡る清々しい水音、秋には燃える紅葉、冬は真っ白な氷瀑と四季折々の表情で楽しませてくれる袋田の滝。
近世には水戸藩主の徳川光圀公や斉昭(なりあき)公らが、近代には歌人・大町桂月(おおまちけいげつ)や長塚節(ながつかたかし)らがこの地を訪れ、歌を詠んでいきました。
多くの文人墨客に愛された袋田の滝はまさに日本を代表する名瀑といえます。
2. 袋田の滝へのアクセス
袋田の滝へは、最寄りの駅からバスを使うパターンと車で最寄りの駐車場からアクセスするパターン、そして駅から徒歩で向かうパターンがあります。
電車の場合、まずはJR水郡線「袋田駅」に向かいます。
袋田駅に到着したら、袋田の滝直行の茨城交通バスに乗り換え、終点「滝本(袋田の滝)」バス停にて下車、そこからさらに徒歩10分ほどで袋田の滝の観瀑トンネル入口に到着します。
ただし、当バスは10:37、12:33、13:55、14:29の1日4便しか運行がないため注意が必要です。乗り継ぎが悪く、バスを逃したら徒歩かタクシーを利用しましょう。
車の場合、袋田の滝から約1.2km離れた町営無料第1駐車場、あるいはそこからさらに約400m離れた町営無料第2駐車場を利用するのが一般的です。
とはいえ、紅葉や氷瀑シーズンは非常に混雑するため、すぐに満車状態が予想されます。朝早めに向かうか、もしくは袋田の滝入口周辺には有料駐車場やお土産を購入すれば駐車場無料となる土産物店などが数多く存在するため、そちらも賢く利用しましょう(料金300~500円程度)。
徒歩の場合、袋田駅から袋田の滝入口まではおよそ3km、所要時間は約40分です。袋田駅から袋田温泉までは多少坂道もありますが、袋田温泉から先の街道沿いは比較的平坦で歩きやすいルートとなっています。また後述する月居山登山・ハイキングコースからアプローチもあります。
>>>袋田の滝への交通アクセスについて詳しくはこちらから(公式サイト)
3. 袋田の滝の魅力その1.美しい氷爆
四季折々の表情を見せる袋田の滝の中でも、圧倒的スケールを誇るのはやはり冬の氷瀑です。
厳冬期は最低気温が氷点下10度以下に達することもある大子町。そのため、袋田の滝も12月下旬頃から滝の氷結がはじまります。
例年の氷瀑シーズンは12月下旬から2月頃で、寒波の影響で冷え込みが続くと "完全凍結"の姿を鑑賞できます。
しかしながら、2012年以来、完全凍結の姿は目撃されておりません。
しかし、7~8割の凍結であっても、まるで純白のベールをまとったような真っ白な滝の姿は神がかった美しさで実に神秘的です。
とりわけ袋田の滝の場合、滝の間近に観瀑台が設置されていることから、視界いっぱいに広がる大迫力の氷瀑パノラマを味わえ、底冷えする寒さなんか一瞬でふっとぶほどの興奮と感動が味わえます。
4. 袋田の滝の魅力その2.四季折々の変化
それでは、袋田の滝の魅力である春夏秋冬、四季折々の変化をご紹介しましょう。
4.1 春
春の訪れとともに凍てついた氷壁が音を立てて崩れだし、再び滝の音と川のせせらぎが聞こえはじめます。新緑に包まれた春の袋田の滝は、実に清々しくさわやかです。
4.2 夏
夏の陽光を浴びた滝のしぶきがキラキラと輝いて、流れ落ちる滝の清涼感とマイナスイオンで訪れる人を心身ともにひんやりクールダウンしてくれます。
4.3 秋
赤・黃・オレンジと色鮮やかな紅葉に衣替えした錦秋の袋田の滝。日本屈指の紅葉スポットとして滝とのコントラストが息を呑むほど美しく、まさしく額に入れたい絶景です。
4.4 冬
まるで白銀の衣をまとったような氷瀑となる厳冬期の袋田の滝です。
5. 袋田の滝の魅力その3.ライトアップ
毎年11月から1月末まで行われる袋田の滝の夜間ライトアップイベント「大子来人~ダイゴライト~」。その概要をご紹介します。
1999年からはじまり、今や20年以上の歴史を持つ大子町の秋冬の風物詩「大子来人~ダイゴライト~」。観瀑トンネルには毎年テーマが与えられ、2020年(取材時)は「水の呼吸、光の吐息」をテーマに音と光で華麗に演出された、「光のトンネル」が滝へと訪問客をいざないました。
そして、トンネルを抜けた先には、漆黒の闇からスポットライトで浮かび上がる袋田の滝が静かにたたずみ、まるで墨絵のような神秘的な世界が広がります。日中とはまた違った新たな魅力を再発見できるでしょう。
なお、ライトアップの時間帯はさらに空気が冷え込んで底冷えする寒さ。防寒対策は万全にしていきましょう。
>>>「大子来人~ダイゴライト~」の詳細についてはこちら(公式サイト)
6. 袋田の滝へ向かう渓流散策コースがおすすめ
袋田の滝への入口は、観瀑トンネルからスタートする正面入口と滝川に架かる吊り橋から観瀑トンネルに接続する吊り橋口の2ヶ所存在します。
今回はちょっとした森林浴も楽しめる、吊り橋口方面からアプローチする渓流散策コースをご紹介します。
渓流散策コースは、スタート地点の滝見橋から袋田の滝吊り橋入口までつづく約500mの登山・ハイキングコースです。
距離は短く道は整備されて歩きやすいですが、途中急な坂道や山道もあるため、履きなれた靴で訪れましょう。
6.1 滝見橋からスタート
土産物屋や飲食店が立ち並ぶ滝見橋前。観瀑トンネル入口はこの滝見橋を渡った先にあります。今回は橋を渡らず、滝見橋横にあるお土産・お食事処の滝本屋本店の脇道を進み、依田屋駐車場を過ぎた辺りがスタート地点です。
はじめは木立の間を歩き、ちょっとした森林浴が楽しめます。
やがて滝川が見える舗装道路に出ますが、そこからの眺めは壮観です。またここから急坂がはじまるのでゆっくり自分のペースで歩きましょう。
6.2 坂の上の茶屋
坂道をさらに登っていくと、峠の茶屋ならぬ坂の上の茶屋「瀧見茶屋」と「三六亭」が見えてきます。
こちらは滝を見ながらお茶や食事が楽しめる唯一のお休み処として人気のスポットです。お座敷やテラスなどが用意されています。著名人の色紙や歌をしたためた色紙、天皇家のご子息の来店写真なども飾られていました。
大子町名物の鮎の塩焼き(540円)やけんちんそば(890円)、ゆず味噌田楽(4本540円)、名水で淹れたアイスコーヒー(540円)や抹茶フロート(540円)などメニューも豊富(すべて税込み)。袋田の滝鑑賞後に立ち寄っても良いですね。
6.3 袋田の滝吊り橋
屏風岩を横目に細い通路を下っていくと、滝川に架かる吊り橋が見えてきます。
吊り橋の全長はおよそ25m、右手に袋田の滝、左手には巨岩がゴロゴロ転がった滝川を見下ろします。
橋の上から眺める袋田の滝も絶景です。ただし、橋は意外と揺れるのでちょっとスリリング。高所恐怖症の方は足元を見ずに渡る人が少ないタイミングで一気に渡りましょう。
6.4 吊り橋入口
橋を渡った先に、吊り橋口の発券所があります。手の消毒、検温も忘れずに。吊り橋口の場所は観瀑トンネル入口から201mの地点にあります。そこから第1観瀑台まではすぐですよ。
6.5 袋田の滝
いよいよ袋田の滝に到着!滝へと通ずる観瀑トンネルには、滝を鑑賞するための観瀑台が2箇所と「恋人の聖地」モニュメント、四度滝不動尊などが設置されています。
鑑賞スポット:第1観瀑台
吊り橋側の入口から50mほどの距離にある第1観瀑台。そこからは、ダイナミックに流れ落ちる袋田の滝を間近で体感できます。あまりに近く横幅があるため、通常のスマートフォンでは滝幅全体が入り切らないかもしれません。広角レンズのカメラがあると便利ですね。
ちなみに、各観瀑台には茨城県の無料WiFiが設置されています。撮りたての画像と感動をすぐにSNSでシェアできるのはありがたいです。
鑑賞スポット:第2観瀑台
観瀑トンネルの終点左手に、第2観瀑台へと続くエレベーターが設置されています。
平成20年9月に完成した第2観瀑台は全長44m、20秒ほどかけて最上段に到着します。第1観瀑台が滝を見上げるのに対し、滝とほぼ同じ高さから俯瞰して鑑賞することができます。
第2観瀑台は3層構造になっており、それぞれ違った表情を楽しめます。
ちなみに、恋愛のパワースポットとしても知られる袋田の滝。その日の流れ落ちる水量によって滝最上段の岩肌にハート型が現れることがあります。見つけられたらラッキー、恋の願いが成就するかもしれません。ぜひ目を凝らして探してみてください。
現在は専用のAR(拡張現実)アプリで袋田の滝のガイドを聞きながら鑑賞を楽しむこともできます。第2観瀑台にも無料WiFiに接続できるため、ぜひアプリをダウンロードして試してみてくださいね。
鑑賞スポット:「恋人たちの聖地」モニュメント
ただならぬ大地のパワーを秘めた袋田の滝は、風水的にも「冨貴に恵まれ、即効的に恋愛のエネルギーが満ちるところ」といわれ、恋愛面で前向きな気持ちを与えてくれる恋愛のパワースポットとしても知られています。
そこで、2015年、NPO法人地域活性化支援センターから「恋人たちの聖地」として正式に選定を受け、観瀑トンネルの中間通路に「恋人たちの聖地」モニュメントが設立されました。
上記写真は大子町の町の鳥であるオシドリをモチーフにした相愛を表すモニュメント。ぜひここでもARアプリを使って"映える"想い出の一枚を撮影してみてくださいね。
鑑賞スポット:四度瀧不動尊
袋田の滝(四度の滝)は「煩悩と迷いを断ち切り、厳しくも正しい道へと導く不動明王」を祀り守られている地でもあります。
その不動明王をご本尊とする四度瀧不動尊(よどのたきふどうそん)の本堂が袋田の滝入口手前の茶屋街並びに鎮座していますが、その拝殿が観瀑トンネル終点突き当たりに安置されています。
この拝殿は、第2観瀑台の1層目からかろうじて見える四度瀧不動尊奥の院へ参拝できなくなった代わりとして設置されました。
煩悩や迷い、執着を断ち切り救いを求める者や健康祈願や病気平癒などご利益を授かりたい人は、ぜひ心穏やかに手を合わせてお参りしてくださいね。
7. 袋田の滝へ向かう月居山登山・ハイキングコースを紹介
時間的に余裕があり、森林浴が好きな方やゆっくり景色を眺めながら訪れたい方は、袋田駅からスタートする月居山ハイキングコースをおすすめします。
【袋田満喫コース:月居山登山・ハイキングコース】
- 難易度:一般レベル(初級者向け)
- コース全長:約8km
- 所要時間:約2時間半
7.1 袋田駅からスタート
JR水郡線「袋田駅」からスタート。JR水郡線は奥久慈清流ラインとしても親しまれるローカル線。袋田駅は丸太でできた昭和レトロで味わいのある木造駅舎です。ここでお手洗いを済ませていきましょう。
駅の反対ホームにはミニ袋田の滝もあったり、駅舎内には袋田小ギャラリーがあったり、なかなかユニークです。
駅から住宅街を抜け、県道324号沿いのゆるやかな坂を歩いていくと国道118号の幹線道路に出ます。「袋田の滝入口」交差点を直進して国道461号沿いに入ります。
7.2 袋田温泉
交差点から1.5kmほど進むとやがて袋田温泉エリアに到着します。目印はホテル「袋田温泉 思い出浪漫館」。ホテルを左手に眺めながら、再び県道324号線に合流し、しばらく街道沿いを進みます。
ちなみに、袋田の滝のある奥久慈地方には大きく3つの温泉地があり、1つ目は美肌効果で女性から高い支持を集める「大子温泉」、2つ目はお肌に優しい泉質が特徴の「月居(つきおれさん)温泉」、そして最後に「百病を治す温泉」として、筋肉痛や神経痛、関節痛、五十肩、打ち身などさまざまな効能が期待される「袋田温泉」となっています。
もし時間があれば、登山・ハイキングの後など、疲れたからだを癒やしに立ち寄ってみてくださいね。
7.3 七曲がり
袋田温泉を過ぎ、600mほど進むと、町営無料第1駐車場が右手に見えてきます。その先の「見返り橋」を渡ってすぐ横の脇道に入ります。目印は農家レストラン「みらんど袋田」の看板です。
農道をさらに進むと車道に突き当たり、道の向こうには「七曲がり」の標識が立っています。そこから登山がスタートします。
七曲がりというだけあり、木立の間をウネウネ曲がって登りますが、比較的坂も緩やかで登りやすくなっています。道は整備されているため迷うことはないと思われますが、念のため、目印のピンクテープの場所はチェックしながら歩いていきましょう。
7.4 月居山入口
しばらくすると山道を抜け、再び車の旧道に出ます。旧道に沿って坂を登っていくと、「奥久慈自然休養林」と表記された案内板が立つ月居山(つきおれやま)登山口に突き当たります。ここにはお手洗いがあるので気になる方はすませていきましょう。
ここからは本格的な登山になってきます。落ち葉が多いため雨が降った後は滑りやすく、また大きめの岩が転がっている箇所もあるため、足元には十分気をつけて歩きましょう。
やがて、月居山山頂にあたる月居城跡と男体山(なんたいさん)か、袋田の滝・月居観音堂へ進む分岐に差し掛かります。ここでは袋田の滝・月居観音堂方面へ進みましょう。
7.5 月居観音堂
寂れた門をくぐり、やや急勾配の道を登ると、朱色の屋根が特徴の「月居観音堂」がそびえたっています。
月居観音堂は大同二年(807年)に建立されたと伝えられ、お堂の中には伝運慶作の高さ6尺(約1.8m)の聖観世音菩薩像が安置されています。
お堂からは大子町を一望できます。
観音堂から月居山前山までは急勾配の石段が延々と続きます。段差が高いので気合いを入れて登りましょう。
山頂にはベンチがあるので、座って眺望を楽しみながら持参したお弁当を食べるのもおすすめです。
7.6 生瀬滝
月居山前山山頂からはひたすら急勾配の階段を降りていきます。石段の幅が狭いので足元には十分気をつけて歩きましょう。約30分後に次の目的地、生瀬滝(なませだき)展望台に到着します。
袋田の滝の約200m上流に位置する生瀬滝は「奥の滝」とも呼ばれ、落差約10m、幅約27mと袋田の滝に比べてやや小ぶりです。
しかし、静かな佇まいと周囲とのコントラストが美しく、平成27年、袋田の滝とともに国名勝に指定されました。
展望台からはちょっと遠いので、双眼鏡があるといいですよ。
撮影するのであれば望遠レンズ付カメラを持参したほうがよいでしょう。
7.7 袋田の滝吊り橋
生瀬滝展望台からさらに急な階段を下り、天狗の鼻のような形をした天狗岩を過ぎると、約20分で袋田の滝吊り橋前に到着します。
こちらは渓流散策コースと合流する地点で、「袋田自然探求路入口」あるいは「月居山登山・ハイキングコース入口」と看板に示されています。
とはいえ、この階段はかなり急勾配。しかも山頂まで続くので、登るにはかなりの健脚と体力が必要です。個人的には七曲り方面からのアプローチをおすすめします。
7.8 袋田の滝
吊り橋以降の観瀑トンネルや各観瀑台などは、渓流散策コースと同じです。
7.9 袋田駅
帰りは、観瀑トンネルから正面入口を出て滝見橋まで戻り、飲食店や商店が立ち並ぶ界隈を通過して、ひたすら滝川沿いを駅方向に歩きます。しばらく進むと見返り橋に合流するので、そこからは来た道をひたすら戻ります。
足が疲れた方は、見返り橋から300mほど手前にある茨城交通「滝本(袋田の滝)」のバス停留所にてバスで駅まで戻ることも可能です。
ただし、滝本発のバスは1日4~5本(11:00、13:10、14:10、15:10、16:00 ※4~11月のみ)のため、乗車時間に注意が必要です。
8. 袋田の滝周辺のグルメ情報
袋田の滝のある奥久慈地方大子町は清らかな水と土壌に育まれた特産品がいっぱい。大子町が太鼓判を押す魅力あふれるご当地産品「だいごみ」認証ブランドを与えられた自慢の逸品をご紹介します。
8.1 玉屋旅館「奥久慈しゃも弁当」
日本三大地鶏の一つとされる茨城地鶏の「奥久慈しゃも」。しっかりとした歯ごたえと鶏の旨味がギュッと詰まった低脂肪かつヘルシーな肉質が特徴で、全国の一流料亭やレストランなどからも高い評価を受ける日本トップクラスの高品質な高級地鶏です。
大子町では、多くの飲食店にて鍋物や親子丼、カレーやラーメン、そば、うどん、唐揚げなどさまざまなメニューに奥久慈しゃもが取り入れられ、町のいたる所にのぼりが出ています。
そうした中で、常陸大子駅前の老舗玉屋旅館が提供する「奥久慈しゃも弁当」(1折1,180円・税込)は知る人ぞ知る大子町の名物駅弁です。
醤油ベースでやや甘めにしっかりと味付けされた厚切り大ぶりのしゃも肉がおしげもなく盛り付けられています。
歯ごたえのある肉は噛めば噛むほど深い味わい。その煮汁で甘辛く煮たささがきごぼうと甘めの卵そぼろの相性も抜群で、ご飯が進みます。
ぜひ登山・ハイキングのお供にして、山頂からの絶景ランチをおすすめします。
>>>大子町「奥久慈しゃも」について詳細はこちら(公式サイト)
8.2 久慈川の「鮎の塩焼き」
炭火で焼かれた天然鮎の塩焼きもまた袋田の滝の風物詩。
清らかな久慈川で育まれた奥久慈の天然鮎は身が締まって香り高く、形が美しいことで有名です。
炭火で焼かれた新鮮な鮎は身がホクホクとして香ばしく人気を集めています。塩焼きのほか、刺身や甘露煮、田楽なども人気です。
9. 袋田の滝の基本情報
凍結する氷瀑・氷柱は全国各地に存在しますが、ここまで大規模かつダイナミックな氷瀑パノラマを間近で堪能できるのは袋田の滝ならではです。
都心からは電車で約3時間半、車なら3時間ほどでアクセス可能で日帰り観光も楽しめます。
滝鑑賞の後はご当地グルメや温泉を満喫したいところ。ぜひ袋田の滝へ遊びに来てみませんか。
それでは最後に袋田の滝の基本情報をご紹介します。
- 住所:茨城県久慈郡大子町袋田3-19
- 開園時間:
【5月~10月】8:00~18:00、
【11月】8:00~17:00
【12月~4月】9:00~17:00
※ライトアップは【11月】日没頃~20:00、【12月~1月】日没頃~19:00 - 定休日:年中無休
- 電話:0295-72-0285(大子町観光協会)
- 入場料:大人(15歳以上)300円、子ども(幼児~中学生まで)150円
- 駐車場:
町営無料第一駐車場50台(滝から約1.2km)、
町営無料第二駐車場220台(滝から約1.4km)、
袋田の滝入口周辺には有料駐車場が約700台 - アクセス:
<車でのアクセス>
東北自動車道「矢板IC」より国道461号経由、所要時間約1時間20分
常磐自動車道「那珂IC」より国道461号経由、所要時間約1時間
<電車・バスでのアクセス>
JR水郡(すいぐん)線「袋田駅」から茨城交通バスにて「滝本(袋田の滝)」下車、徒歩約10分
- 公式サイト:袋田の滝
※本記事は2020年12月に取材したものです。最新情報は公式サイトなどでご確認ください
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かわいまゆみ
- 自称ミステリーハンターで絶景ハンター。訪れた国は80カ国以上。世界中の絶景を求めて地球を駆け回っています。