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【2024年】日光の観光スポット43選! ジャンル別に人気のスポットをご紹介
江戸幕府の初代将軍・徳川家康公ゆかりの日光東照宮を含め、世界遺産に登録された「日光の社寺」を擁する栃木県日光市。
今回は、そんな日光のおすすめの観光スポットを、ジャンル別に紹介します。ロープウェイ、神社仏閣、テーマパーク、温泉、グルメスポットなど、さまざまな観光スポットを紹介するのでぜひチェックしてみてください。
目次
- 1.1 男体山(なんたいさん)
- 1.2 湯ノ湖(ゆのこ)
- 1.3 霧降高原(きりふりこうげん)
- 1.4 龍王峡
- 1.5 戦場ヶ原
- 1.6 華厳(けごん)ノ滝
- 1.7 中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)
- 1.8 間欠泉(かんけつせん)
- 1.9 湯滝(ゆだき)
- 1.10 竜頭(りゅうず)ノ滝
- 1.11 雲竜渓谷
- 1.12 霧降滝(きりふりのたき)
1. 日光の自然・公園
関東の内陸部に位置する日光。その地形と気候に育まれた自然を満喫できるスポットは、こちらです。
1.1 男体山(なんたいさん)
<出典元:写真AC>
中禅寺湖の北側にそびえる標高2486mの男体山は、日光連山を代表する山でもあります。
山頂には日光二荒山(ふたらさん)神社の奥宮があり、古くから山の存在自体が信仰の対象としてあがめられてきました。
かつては女人禁制とされていましたが、現在は撤廃され、開山期間中には誰もが登山を楽しめます。
日光二荒山神社中宮祠(ちゅうぐうし)からのルートが初心者の方におすすめです。登山の際は、きちんとした装備でお出かけください。
- 住所:栃木県日光市中宮祠
- 開山期間:4月25日~11月11日
- サイト:男体山(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
1.2 湯ノ湖(ゆのこ)
<出典元:写真AC>
湯ノ湖は、三岳(みたけ)火山の噴火により、湯川がせき止められて誕生した湖です。
周囲が約3kmとほどよい距離で、なおかつ散策路も整備されているため、徒歩でぐるりと1周することができます。
その行程で待ってくれているのは、オオカメノキなどの広葉樹、コメツガなど人の手が入れられていないありのままの自然で、紅葉の季節の美しさは格別です。
湯ノ湖のもうひとつの顔は、マス釣りの名所であること。散策ついでにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
- 住所:栃木県日光市湯元
- サイト:湯ノ湖(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
1.3 霧降高原(きりふりこうげん)
<出典元:写真AC>
高山植物のひとつ、黄色が鮮やかなニッコウキスゲの群生地として全国的に知られている霧降高原は、赤薙山(あかなぎさん)の斜面、標高約1200mに位置しています。
夏に見ごろを迎えるニッコウキスゲは20万株以上。
春はツツジ、秋は紅葉が堪能でき、冬はスノーシューを使った雪歩きを楽しめます。
周辺には、宿泊施設やレストランもあります。
- 住所:栃木県日光市所野1531(日光市霧降高原 キスゲ平園地)
- 営業時間:4月~11月9:00~17:00、12月~3月9:00~16:00
- 定休日:年末年始(12月29日~1月3日)
- 公式サイト:霧降高原
1.4 龍王峡
<出典元:写真AC>
川治温泉と鬼怒川温泉の間に位置する龍王峡。
今からおよそ2200万年もの昔、海底火山の活動で噴き出した火山岩が、鬼怒川の水の力で浸食され、生み出された龍がのたうち回るような独特の景観です。
歩きやすく整備された遊歩道は、ハイキングにぴったり。
植物、鳥、水のせせらぎに包まれて自然の中を歩けば、心身ともにリフレッシュできること、間違いなしです。
- 住所:栃木県日光市藤原1357
- 公式サイト:龍王峡
1.5 戦場ヶ原
<出典元:写真AC>
日本有数の湿原として、男体山のふもとに広がる戦場ヶ原。
地名の由来は、中禅寺湖を巡り、男体山の神と赤城山の神が争った戦場だったという神話から。
2時間半程度のハイキングコースも整備されているので、のんびりゆったり、動植物を眺めながら歩いてみてはいかがでしょうか。
夜の星空もおすすめです。
- 住所:栃木県日光市中宮祠(奥日光戦場ヶ原)
- サイト:戦場ヶ原(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
1.6 華厳(けごん)ノ滝
<出典元:写真AC>
和歌山県熊野の「那智の滝」、茨城県奥久慈の「袋田の滝」と並び、日本三名瀑(めいばく)と称される華厳ノ滝。
97mの高さから一気に流れ落ちる水は迫力満点で、その水量にも圧倒されます。近くで観賞できるように、エレベーターで滝つぼ付近までおりることができ、観瀑台(かんばくだい)も設置されています。
ひんやりとした空気、水の落ちる豪快な音、飛びちる水しぶきには、壮大な自然の力を感じずにはいられません。
四季折々に変化を見せる周辺の景色も必見です。
- 住所:栃木県日光市中宮祠(華厳滝)
エレベーター営業時間:3月~11月 8:00~17:00、12月~2月 9:00~16:30 ※営業時間は変動する場合があります - サイト:華厳ノ滝(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
1.7 中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)
<出典元:写真AC>
男体山のふもとに位置する広大な中禅寺湖は、約2万年前、男体山が噴火したことにより形作られたといわれています。
その静かなたたずまい、四季折々の美しい光景は、国内だけでなく、海外から訪れた人々にも人気となっています。
特に見ごとなのは、春に咲くツツジと、秋の紅葉です。
秋には、遊覧船で紅葉を観賞できます。
- 住所:栃木県日光市
- サイト:中禅寺湖(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
1.8 間欠泉(かんけつせん)
<出典元:Instagram>
間欠泉は、一定の周期で熱湯や水蒸気が噴出する温泉のこと。
国内に温泉地は数多くありますが、間欠泉が見られる地域はあまりありません。
60~70分おきに、120度にも達するお湯が1~2分間に渡って噴き出し、湯柱の高さは低くて15m、高いときには30mに達します(台風のなどの影響によって変動あり)。
間欠泉脇の墳泉橋や足湯のある間欠泉展望台から眺めることができます。
- 住所:栃木県日光市川俣(川俣間欠泉)
- サイト:間欠泉(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
1.9 湯滝(ゆだき)
<出典元:写真AC>
湯ノ湖を水源とする湯滝は、高さ70m、長さ110mという堂々たる姿で、訪れる人を圧倒します。
戦場ヶ原を北上するハイキングコースの途中にあります。
滝つぼの近くまで降りられ、観瀑台も設置されているので、その迫力を間近で感じることができます。
三岳火山噴火で生じた溶岩流のゴツゴツとした岸壁と豪快な水の流れのコラボレーション、自然の造形美には目を見張るばかりです。
- 住所:栃木県日光市湯元
- サイト:湯滝(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
1.10 竜頭(りゅうず)ノ滝
<出典元:写真AC>
竜頭ノ滝は、約210mを流れ落ちていく渓流瀑に分類されます。
滝つぼ付近にある大きな岩で流れが二分され、その左右に分かれた水の流れが竜のヒゲ、大きな岩が竜の頭に見えるということで、「竜頭ノ滝」の名がつきました。
滝つぼには観瀑台が設置されています。
訪れるなら紅葉の時期がおすすめ。
- 住所:栃木県日光市中宮祠
- サイト:竜頭ノ滝(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
1.11 雲竜渓谷
<出典元:Instagram>
どの季節に訪れても美しい自然に触れられる雲竜渓谷(うんりゅうけいこく)ですが、その名を知らしめているのは氷瀑(ひょうばく)です。
氷瀑とは、寒さにより凍結し、つらら状になった滝のこと。雲竜渓谷には大小無数の滝が流れ落ちていますが、それらがいっせいに凍結し、冬の一時期しか見られない景観を生み出しています。
訪れるのであれば装備を借りることができる体験ツアーへの参加がおすすめです。
- 住所:栃木県日光市日光
- 公式サイト:雲竜渓谷(日光市 公式)
1.12 霧降滝(きりふりのたき)
<出典元:写真AC>
滝の多い日光において、華厳ノ滝、湯滝、竜頭ノ滝などとともに、日光の名瀑として名を馳せているのが霧降ノ滝です。
特徴は上下2段に分かれている点で、上段が25m、下段が26m。
下段の滝の水は岩にあたり、細かな霧のようになって流れ落ちることから、霧降の名がついたといわれています。
うっそうと茂る木々の間をぬうように岩肌をつたって流れる滝の姿は圧巻です。
- 住所:栃木県日光市所野(霧降の滝)
- サイト:霧降滝(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
2. 日光の橋
山に囲まれ川も多い日光にはいくつもの橋がかかっていますが、中でも個性が際立つふたつの橋を紹介します。
2.1 かずら橋
<出典元:写真AC>
かずら橋は、湯西川にかかる橋。
創業350年の歴史を誇る老舗旅館「本家伴久(ほんけばんきゅう)」の敷地内にかけられています。
はるか昔、争いを続けていた源氏と平氏が手を取り合ってこの橋を渡ったと言われています。このエピソードにちなみ、縁結びの橋としても親しまれています。
旅館では、本館からこの橋を渡って夕食処へ。木造りの高床式の建物、囲炉裏端での食事は、まるで時空を超えてしまったかのような趣です。
- 住所:栃木県日光市湯西川749(本家伴久)
- 関連サイト:かずら橋(「湯西川温泉 本家伴久 平家伝承かずら橋の宿」公式)
2.2 鬼怒楯岩(きぬたていわ)大吊橋
<出典元:写真AC>
名勝として名高い「楯岩」と鬼怒川温泉街の南部を結んでいるのが鬼怒楯岩大吊橋。高さ約37m、全長約140mという歩道専用のつり橋です。
楯岩は、その形が戦闘の際に用いられる楯に似ていることから名付けられたとのこと。
高さ約100mにもなる岩の頂上には、展望台も設置されています。眼下に鬼怒川の清流を望み、遠景では美しい山々を眺められるというロケーションに身を置くと、心が洗われるかのよう。
橋を往復するだけでなく、楯岩鬼怒姫神社など周辺の散策もおすすめです。
- 住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原1436
- サイト:鬼怒楯岩大吊橋(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
3. 日光のドライブスポット
車で日光を訪れるならはずしたくないドライブスポットを紹介します。
3.1 いろは坂
<出典元:写真AC>
日光市街と奥日光、標高差440mの地域を結ぶ道路で、下り専用の第1いろは坂、上り専用の第2いろは坂、合わせて48もの急カーブがある坂道がこの「いろは坂」です。
名前の由来は、カーブの数をいろは48文字に見立てたこと。カーブごとに「い」「ろ」「は」...と、看板が立てられています。
第2いろは坂に設置されている展望台からは、急カーブが連なる道路の様子を眺めることができます。
大型バスがカーブするときには、見ている側も手に汗を握ってしまうほどです。
すいていれば片道数十分のコースですが、紅葉の季節は大渋滞となるのでご注意ください。
- 住所:栃木県日光市中宮祠(第一いろは坂(下り))
- サイト:いろは坂(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
4. 日光のロープウェイ
ワクワクした気持ちにさせてくれるロープウェイ。ぜひ乗っておきたい2つのロープウェイを紹介します。
4.1 明智平ロープウェイ
<出典元:写真AC>
第2いろは坂を上りきったところに位置する明智平と、その上に設置されている展望台を結ぶのが明智平ロープウェイです。
約3分の乗車時間で、標高1373m地点へ。華厳の滝、中禅寺湖、男体山をはじめとした周囲の山並みを一望できるとあって、日光でもっとも眺めのよい場所のひとつといわれています。
展望台からは、中禅寺湖へ抜ける遊歩道も整備されているので、トレッキング装備を準備したうえで、歩いてみてはいかがでしょうか。
- 住所:栃木県日光市細尾町
- 営業時間:9:00~15:30 ※荒天時(霧・強風・雷など)や点検整備のため運休する場合があります
- 公式サイト:明智平ロープウェイ(日光交通)
4.2 鬼怒川温泉ロープウェイ
<出典元:写真AC>
鬼怒川温泉の中心街にある駅から、約4分で標高差300mの丸山山頂へといざなってくれるのが鬼怒川温泉ロープウェイです。
山頂には、鬼怒川温泉街を見渡すことのできる展望台がありますが、もうひとつ見逃せないスポットが「おさるの山」。
飼育されているさるたちが、かわいらしい姿で出迎えてくれます。エサを購入して、食べさせてあげることもできます。
- 住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝(鬼怒川温泉山麓駅)
- 営業時間:9:00~16:00
- 定休日:なし(整備による運休あり)
- 公式サイト:鬼怒川温泉ロープウェイ
5. 日光のアクティビティ
日光でしかできない体験をしたいと思うなら、こちらのアクティビティがおすすめです。
5.1 鬼怒川ライン下り
<出典元:写真AC>
荒々しさと美しさが共存する景勝地として知られる鬼怒川。
その鬼怒川を船に乗って下るアクティビティが「鬼怒川ライン下り」です。
四季折々の姿を見せる木々、大自然が生み出した奇岩を、水の上から楽しめます。
船頭さんの話術や見ごとな櫂(かい)さばきに触れられることも、得難い体験です。
乗船は予約制となっています。空きがあるときには予約しなくても乗船できますが、観光シーズンの場合は早めの予約が確実です。
- 住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原1414番地
- 営業時間:4月中旬~11月下旬の9:00~15:45
- 定休日:営業期間中は無休
- 公式サイト:鬼怒川ライン下り
6. 日光の歴史的建造物
世界遺産に登録されている社寺で知られる日光ですが、少し足をのばすと、日本の歴史を語るうえで重要な建造物も見ることができます。
6.1 平家の里
<出典元:写真AC>
平家の里が位置するのは、平家落人(おちゅうど ※または、おちうど)伝説が語り継がれる湯西川温泉。
戦いに敗れて逃げてきた平家落人の生活スタイルを後世に残すべく、かやぶき屋根の民家を移築して再現しています。
資料館としての役割も兼ねており、当時がしのばれる生活道具なども展示されています。
湯西川の農産物、山うどやそば粉を使用した加工品が販売されているほか、落人のお腹を満たした栃もち、おしるこの販売もあるので、ぜひ味わってみてください。
- 住所:栃木県日光市湯西川1042
- 営業時間:4~11月 8:30~17:00、12~3月 9:00~16:30
- 定休日:なし
- 公式サイト:平家の里
6.2 足尾銅山
<出典元:写真AC>
江戸時代には江戸幕府のもとで、明治時代からは民営化により採鉱を続けてきた足尾銅山。
400年の歴史に終止符を打った現在は、坑内の一部を開放するほか、銅山に関する資料を展示するなど、観光地というかたちで地域に貢献しています。
坑内へはトロッコ電車で向かいます。当時の働く人を模した人形が、その過酷さを伝えてくれています。
銅に関する資料館やレストハウスも整備され、さまざまな角度から「日本一」と呼ばれた足尾銅山についての学びを深められる造りになっています。
- 住所:栃木県日光市足尾町通洞9-2
- 営業時間:9:00~16:15(閉園17:00)
- 定休日:なし
- 公式サイト:足尾銅山(日光市 公式)
7. 日光の神社・仏閣・宮
「日光の社寺」として世界遺産に登録されている神社や仏閣のほか、日光には足を運びたい神社や仏閣が数多くあります。
狙いを定めて拝観するもよし、ルートを決めて巡り歩くもよし、自分なりのプランを組んでみてください。
7.1 日光東照宮
<photo by hiyang.on.flickr>
世界遺産「日光の社寺」の中でも知名度の高い日光東照宮は、徳川家康公を御祭神とする神社です。現存する社殿群の多くは、1636年、三代将軍・徳川家光公の命により建て替えられたもの。
目を見張るほどの豪華絢爛な装飾や、「三猿」「眠り猫」をはじめとした数多くの造形物を見ることができます。これらの造形物は、信仰や学問、思想を表現したもので、その多くが国宝や重要文化財です。
また、平成の大修理でよみがえった国宝・陽明門は「日本でもっとも美しい門」といわれています。
- 住所:栃木県日光市山内2301
- 営業時間:4月~10月 9:00~17:00、11月~3月 9:00~16:00(受付は閉門30分前)
- 定休日:なし
- 公式サイト:日光東照宮
7.2 日光二荒山(ふたらさん)神社
<出典元:写真AC>
「二荒山」の異名をとる男体山は、山そのものが御神体として尊ばれてきました。その証となるのが、日光二荒山神社です。
日光の氏神様でもあり、市内の御本社、男体山山頂の奥宮、中禅寺湖畔の中宮祠の3社が鎮座しています。
主祭神は、「だいこく様」として親しまれている大己貴命(おおなむちのみこと)。福の神、縁結びの神として知られています。
日光山の入り口にかかる神橋(しんきょう)も、二荒山の建造物。1636年の東照宮を建て替える大工事の際、現在の朱塗りの橋となりました。
- 住所:栃木県日光市山内2307
- 営業時間:8:00~17:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:日光二荒山神社
7.3 滝尾神社
<出典元:Instagram>
滝尾神社は日光二荒山神社の別宮で、白糸の滝近くに鎮座しています。
御祭神は、二荒山神社の主祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)の妃神(きしん)である田心姫命(たごりひめのみこと)。
本殿裏には巨木「滝尾三本杉」がそびえ、石灯籠や石鳥居により石柵を巡らした一画があります。言い伝えでは、この場所に田心姫命が降臨したとのこと。
日本有数のパワースポットです。
- 住所:栃木県日光市山内
- 関連サイト:滝尾神社(日光二荒山神社 公式)
7.4 湯殿山(ゆどのさん)神社
<出典元:Instagram>
日光市湯西川に鎮座する湯殿山神社は、湯の守り神・湯西川温泉総鎮守として人々の信仰を集めてきた神社です。
湯西川に温泉が見つかったのは、さかのぼること天正年間(1573~1592年)。このころ、出羽三山のひとつ羽黒山から土を運んで建てられたと伝えられる歴史ある神社でもあります。
ひっそりとした佇まいですが、毎年8月に催される例大祭では、獅子舞や大行列の奉納も行われます。
- 住所:栃木県日光市湯西川(湯殿山神社(湯西川))
- サイト:湯殿山神社(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
7.5 中禅寺
<出典元:写真AC>
784年、日光開山の祖である勝道上人(しょうどうしょうにん)が建立した寺で、日光山輪王寺(にっこうざんりんのうじ)の別院に当たります。
御本尊は国の重要文化財で、立木観音(たちきかんのん)とも呼ばれる、十一面千手観世音菩薩です。あらゆる願い事を成就する仏さまとして、訪れる人を優しく迎えてくれます。
密教の五大明王(みょうおう)を安置した五大堂の天井に描かれた大雲龍、この場所から望む中禅寺湖の景色は、言葉にはあらわせないほど見ごとです。
- 住所:栃木県日光市中宮祠2578(日光山 中禅寺「立木観音」)
- 営業時間:4月~10月8:00~17:00、11月・3月8:00~16:00、12月~2月8:30~15:30
- 定休日:なし
- サイト:中禅寺(日光山輪王寺 公式)
7.6 輪王寺
<出典元:写真AC>
輪王寺は、先ほど紹介した中禅寺をはじめ、本堂(三仏堂)、大護摩堂などのお堂や本坊、15の支院、それら全体の総称です。
世界遺産にも登録され、見どころ満載ですが、やはり押さえておきたいのは、三仏堂と呼ばれる本堂。
創建されたのは平安時代で、東日本最大の木造建築物であり、数少ない天台密教形式のお堂として重要文化財にも指定されています。
お堂の前に植えられているのは、樹齢500年と推定される金剛桜(こんごうざくら)。境内に、はるかなる時の流れをもたらしてくれているようです。
- 住所:栃木県日光市山内2300
- 営業時間:4月~10月8:00~17:00、11月~3月8:00~16:00(受付は閉門30分前)
- 定休日:なし
- 公式サイト:輪王寺
7.7 温泉寺
<出典元:Instagram>
温泉寺は、先ほど紹介した中禅寺同様、日光山輪王寺の別院で、敷地内に温泉があるユニークなお寺です。
日光開山の祖である勝道上人がこの場所に温泉を発見し、病苦を癒す薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)をお祀りしたことが起源となっています。
当時は管理人や日光奉行の許可なくして入浴はできなかったと伝えられていますが、現在は一般に開放されています。
ぜひ、健康増進、延命長寿の御利益をちょうだいしましょう。
- 住所:栃木県日光市湯元2559(日光山温泉寺)
- 営業時間:8:00~17:00
- 定休日:なし
- サイト:温泉寺(日光山輪王寺 公式)
8. 日光の牧場
日光には、日本ではめずらしい牛を飼育する牧場があります。訪れてみてはいかがでしょうか。
8.1 大笹(おおざさ)牧場
<出典元:Instagram>
大笹牧場は、標高1,300mほど、霧降高原道路の終点に位置する日光国立公園内の高原牧場です。
東京ドーム77個分という広大な敷地で飼育されているのは、白黒模様でおなじみのホルスタインと、どこか愛くるしさを感じるブラウンスイス牛。
レストハウス内では、ブラウンスイス牛の牛乳をはじめ、ソフトクリーム、ヨーグルト、チーズなどの乳製品を味わうことができます。
ヤギ、ヒツジといった家畜との触れ合い、乗馬体験なども楽しめます。また、名物のジンギスカンも堪能することができます。
- 住所:栃木県日光市瀬尾 字大笹原3405
- 営業時間:8:45~16:45(冬期 9:30~16:00)
- 定休日:1月4日~2月末日の水・木曜日
- 公式サイト:大笹牧場
9. 日光のレジャースポット・テーマパーク
一点集中で遊びたいなら、日光のレジャースポット、テーマパークへ。
9.1 EDO WONDERLAND 日光江戸村
<photo by miz fiat>
関所をくぐれば、そこは江戸の街。
街道沿いには宿場が並び、商家もあれば武家屋敷もあります。
江戸時代をリアルに再現した街では、スリルと迫力に満ちた忍者ショー、美しさの中に笑いをちりばめた花魁(おいらん)劇場などを楽しめます。
- 住所:栃木県日光市柄倉470-2
- 営業時間:3月20日~11月30日 9:00~17:00、12月1日~3月19日 9:30~16:00
- 定休日:不定休 ※詳細は営業カレンダーでご確認ください
- 公式サイト:EDO WONDERLAND 日光江戸村
9.2 東武ワールドスクウェア
<photo by Masashi Nishioka>
世界の有名建築物の中から、47点の世界遺産を含む102点をピックアップし、25分の1に縮小して再現して見せてくれるのが、東武ワールドスクウェアです。
その造りは、目を見張るほどに精巧で、外観だけでなく、内部の細かいところまで造りこまれています。
また、建物と同じ25分の1に縮小した人形が配置されているので、実際の建物の大きさをイメージすることもできます。
東武ワールドスクウェアについて詳しく知りたい方は「【栃木・日光】東武ワールドスクウェアで世界一周!? その全貌や見どころを徹底調査!」の記事もご覧ください。
- 住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原209-1
- 営業時間:3月20日~11月30日 9:00~17:00、12月1日~3月19日 9:30~16:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:東武ワールドスクウェア
9.3 とりっくあーとぴあ日光
<出典元:Instagram>
とりっくあーとぴあ日光は、観るだけでなく、触れたり写真を撮ったりすることもできるトリックアートの美術館です。
トリックアートとは、平面に描かれた絵が立体的に見えたり、見る角度によって絵柄が変わったり、目の錯覚を利用して描かれたアート作品のことをいいます。
館内の作品は、すべて壁や床に直接描かれています。
- 住所:栃木県日光市小佐越1-4
- 営業時間:9:30~17:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:とりっくあーとぴあ日光
9.4 巨大迷路パラディアム
<出典元:Instagram>
総面積が9,900平方メートルという国内最大規模の巨大迷路です。
高さ約2mの壁に仕切られた迷路の中には、チェックポイントが4か所設けられていて、各ポイントで、スタンプを集めてゴールへ向かいます。
スタートからゴールまでの平均時間は50分前後。ギブアップ用のリタイア口もあります。
日光江戸村に近いので、時間があれば両方楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 住所:栃木県日光市柄倉465
- 営業時間:9:00~15:00(最終受付15:30)
- 定休日:水曜・木曜日(3月、8月と祝日、連休中を除く)
- サイト:巨大迷路パラディアム(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
10. 日光の温泉
旅行をするなら「温泉は外せない!」という温泉マニアの人にもおすすめの日光の温泉はこちら。
10.1 奥鬼怒温泉
<出典元:写真AC>
人里離れた奥鬼怒の地に湧き出る奥鬼怒温泉。
「関東最後の秘湯」とも呼ばれる地には、それぞれに泉質が違う「加仁湯(かにゆ)」「手白澤(てしろさわ)温泉」「日光沢(にっこうざわ)温泉」「八丁の湯」という4つの温泉があります。
もちろん宿泊施設も整備され、手白澤温泉以外の温泉は、日帰り入浴での利用も可能です。
ただし、周囲の自然環境を保護するため、車で入ることができません。移動手段は、1時間ほど歩くか送迎を依頼するかのどちらか。
だからこその「秘湯」なのです。人のざわめきから離れた場所でくつろぎたいという人は、ぜひ。
- 住所:栃木県日光市
- 営業時間・定休日:温泉施設による
- サイト:奥鬼怒温泉(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
10.2 湯西川温泉
<出典元:写真AC>
湯西川温泉は、平家落人伝説の残る歴史の古い温泉です。
壇ノ浦の合戦で負傷した人々が、この地に湧き出る温泉で傷を癒したのだとか。はるか源平合戦のころに思いを馳せると、時の流れが逆行していくようです。
温泉名にも冠せられている河川・湯西川沿いには旅館が並んでいるので、宿泊についても心配はありません。
湯量豊富な温泉に体をあずけながら、落人料理に舌鼓を打つのもオツなもの。冬季には、約800個のミニかまくらに灯りが入るかまくら祭りも実施され、幻想的な光景を見せてくれます。
- 住所:栃木県日光市湯西川
- 営業時間・定休日:温泉施設による
- サイト:湯西川温泉(日光市観光公式「行こう日光!日光旅ナビ」)
11. 日光のホテル・旅館
日光の中でも、由緒と特徴のあるホテル、旅館を紹介します。
11.1 日光金谷ホテル
<出典元:Instagram>
日光金谷ホテルは、明治6年創業、現存する日本最古のリゾートホテルとして、約150年に渡る歴史を誇るホテルです。
創業以降、いろいろなかたちで増改築を繰り返してきた建物は、各館が登録有形文化財になっています。
アンティークの食器、数々の彫刻コレクションなどが並び、まるで美術館のようです。
その風格は他の追随を許しません。宿泊はもちろん、ランチのみの利用もできますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
- 住所:栃木県日光市上鉢石町1300
- チェックイン15:00、チェックアウト11:00
- 公式サイト:日光金谷ホテル
11.2 あさやホテル
<photo by ume-y>
創業130年、鬼怒川温泉の老舗として知られるあさやホテル。
宿泊客のおもてなしを「旅を彩る7つの魅力」として掲げています。そのひとつが、空中庭園露天風呂です。
見上げれば空、目の前には山、夕暮れ以降は鬼怒川の街に灯りがともるという抜群のロケーションの中で、ゆったりとお湯につかることができます。
貸切風呂や岩盤浴のほか、カラオケルームやキッズルームなど、館内の施設も充実しています。
- 住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝813
- チェックイン15:00、チェックアウト10:00
- 公式サイト:あさやホテル
11.3 中禅寺金谷ホテル
<出典元:Instagram>
日光金谷ホテルの歴史の一幕として、昭和15年に中禅寺湖畔に開業した中善寺金谷ホテル。
奥日光への観光拠点として、あるいは夏の中禅寺湖、冬のスキーなど季節ならではのアクティビティを楽しめる宿として、多くの人が訪れていいます。
ホテル自慢の温泉「空ぶろ」は、内風呂もありますが、入るなら露天風呂がおすすめ。24時まで空いているので、星空を眺めながらゆったりとお湯につかることもできます。
- 住所:栃木県日光市中宮祠2482
- チェックイン15:00、チェックアウト11:00
- 公式サイト:中禅寺金谷ホテル
11.4 鬼怒川温泉ホテル
<出典元:Instagram>
鬼怒川渓谷を見下ろすように建つ、鬼怒川温泉における老舗ホテルのひとつです。
木造りの「渓谷の湯」、天然石を使用した石造りの「湯里(ゆり)」というふたつの大浴場を備えているほか、貸切露天風呂も2つのタイプが用意されています。
室内温水プール、卓球やプレイルームなど、館内施設も充実。
ベビーベッドを備えた部屋、和室、洋室、自分たちのスタイルに合った部屋を選べる点も魅力です。
- 住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝545
- チェックイン15:00~18:00、チェックアウト10:00
- 公式サイト:鬼怒川温泉ホテル
11.5 奥日光高原ホテル
<出典元:Instagram>
地元の食材をふんだんに使ったおいしい食事、四季折々の自然、そして1200年の歴史ある名湯を堪能できるのが奥日光高原ホテルです。
温泉は、全国的にもめずらしい「源泉かけ流し乳白色の硫黄温泉」。
男女別の大浴場と中浴場があり、それぞれに露天風呂も設けられています。
入浴後には、高原ならではのオリジナル会席料理に大満足できるはず。
ペットと一緒の宿泊も可能なホテルです。
- 住所:栃木県日光市湯元2549-6
- チェックイン15:00
- 公式サイト:奥日光高原ホテル
12. 日光の入浴施設
温泉の多い日光ですが、公共の湯などお手頃な料金で入浴できる施設もあります。
12.1 日光和の代温泉 やしおの湯
<出典元:Instagram>
やしおの湯は、日光宇都宮道路の清滝インターチェンジ近くにある公共の温泉施設です。
大きなガラス張りの大浴場、露天風呂、低温サウナといった入浴施設のほか、休憩室、食堂、売店なども完備。
公共というだけあり、料金もお手ごろとなっています。泉質は、無色透明無臭のアルカリ性単純温泉です。
心地好いお湯は高齢者にも人気で、凝りや痛み、疲労回復など、さまざまな効能を求めて多くの人が訪れています。
- 住所:栃木県日光市清滝和の代町1726-4
営業時間:10:00~21:00(入館は20:30まで) - 定休日:木曜日(木曜日が祝日の場合は翌金曜日)※臨時休館あり。詳細は公式サイトをご確認ください
- 公式サイト:日光和の代温泉 やしおの湯
12.2 川治温泉 薬師の湯
<出典元:写真AC>
薬師の湯は、川治温泉の男鹿(おじか)川沿いにある共同浴場です。
「薬師」の名がつく通り、古くからケガに効能のあるお湯として知られています。
男女別の内湯、貸切風呂のほか、露天風呂は混浴で開放的。
お湯はぬるめなので、ゆったりのんびりつかるには、ぴったり。
休憩所もあるので、しばし日常の喧騒を忘れ、お湯を出たり入ったりしながら心ゆくまでくつろげる場所でもあります。
- 住所:栃木県日光市川治温泉川治278-2営業時間:10:00~21:00(混浴露天風呂は18:00まで)
- 定休日:水曜日(祝祭日にあたるときは翌日)、但しGWの10連休は無休、混浴露天風呂は12月1日から翌年3月31日まで休館
- 公式サイト:川治温泉 薬師の湯(日光市 公式)
13. 日光のグルメスポット
数ある日光のグルメスポットの中から、せひとも立ち寄りたいお店を紹介します。
13.1 松月氷室(しょうげつひむろ)
<出典元:Instagram>
日光天然氷の蔵元であり、1年を通して、かき氷を提供してくれるお店でもあります。
氷は、山に湧き出る天然水を引き込み、冬の寒さを利用して大切に製造した......ではなく、大切に「育てた」もの。
透明度が高く、かき氷にすると、きめが細かくふわふわの食感になります。
これでもかというくらいにこんもりと盛られて提供されますが、頭がキーンとすることもなく、あっという間に食べ切れるおいしさです。
- 住所:栃木県日光市今市379(かき氷処 蔵元 松月氷室)
- 営業時間:12:00~16:00(季節により変更有り)
- 定休日:月曜日(諸事情により変更有り)
- 公式X(旧Twitter):松月氷室
※2023年11月~2024年GW前後まで、店舗リニューアルに伴う長期休業中です。詳しくは公式Xをご確認ください
13.2 明治の館
<出典元:Instagram>
日光東照宮の近くにある洋食レストラン、明治の館。
石造りの洋館は、初めて日本に蓄音機を紹介したアメリカの貿易商の別荘として建てられたものです。
当時の雰囲気をそのままに残し、文明開化の香りを感じさせてくれるレストランは、食事ももちろんおいしいのですが、チーズケーキのおいしさでも名を馳せています。
「ニルバーナ」と名づけられたチーズケーキは、舌ざわりが滑らかでコクがあります。日光駅前などに展開するテイクアウトショップでも購入することができます。
- 住所:栃木県日光市山内2339-1
- 営業時間:11:00~19:30(ラストオーダー)、冬期 11:30~19:30(ラストオーダー)
- 定休日:なし(年末年始のみ休業あり)
- 公式サイト:明治の館
日光でおすすめの観光スポットをジャンル別にご紹介しました。世界遺産巡りもできれば温泉巡りもできますし、テーマパークで集中して遊ぶこともできます。
プランに合わせて、さまざまな過ごし方を楽しめる日光。ぜひ日光へ旅行する際は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
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