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アテネで最近話題のスブラキ店は、小腹がすいた時におすすめ!
昨年11月から施行されたロックダウンは2月第1週の現在も継続中。店舗の営業など規制の内容は、状況に応じて緩められたり厳しくされたり変わってはいますが、なんとか感染を抑え夏の観光シーズンを迎えたいというのがギリシャ政府の目標のひとつです。
ロックダウンによりかなりのダメージを受けている業種のひとつが飲食業なのですが、逆境にもめげずロックダウン中に開店したお店も。そんなお店のひとつに最近行ってみたので、今回の記事でご紹介します。
目次
古くて新しいスブラキショップΗ ΒΟΛΒΗ(イ・ヴォルヴィ)
アテネ中心エリアのモナスティラキ近くにある中央市場は、昔ながらの下町っぽい雰囲気が残っている場所。日本で言うところの昭和感もあり、ノスタルジーを感じさせられます。賑やかな肉市場の脇に昨年12月オープンした小さなスブラキショップが、「イ・ヴォルヴィ」。
まず最初にスブラキとは何かを説明しておくと、主に豚肉で作られるシンプルな味つけの串焼きのことで、ギリシャではとてもポピュラーなストリートフードです。ここヴォルヴィは正統派のスブラキを出すということ、人気バーのオーナーによるお店だということでアテネっ子の間で話題になっていました。
私たちが行った時は少し遅めの時間だったこともあって、周りのお店も多くが閉まって閑散としてたにもかかわらず、ヴォルヴィにはお客さんがひっきりなしに来ていました。ロックダウン中の飲食店はテイクアウトとデリバリーのみ許可されていて、ここも平常時は座って食べられますが、現在椅子などは撤去されています。
メニューはとてもシンプル
メニューは炭火焼きのスブラキ(豚串)とスジュカキァ(スパイシーなミートボールのようなもの)のみで、単品もしくはピタパンで巻いたサンドイッチが選べます。単品だとスジュカキァが10個入り5€、スブラキは1串あたり1.10€。
スジュカキァのピタサンドが人気のようなので頼んでみました。この手のピタサンドは具がぎっしり入ったボリューム満点のが多いですが、ここのはとてもシンプル。他のお店ではよく入っているポテトもなく、昔ながらの正統派のスブラキといった感じです。
私が頼んだのはスジュカキァ2個入りのピタ(1.8€)ですが、もうちょっとボリュームが欲しいという方には、スジュカキァなら4個、スブラキなら2串入りのもあります。他に入っているのは玉ねぎとトマト、マスタード、唐辛子。
スジュカキァはクミンの風味がついていて少しスパイシーな味つけなのですが、さらに唐辛子とマスタードもいいアクセントになっています。油なしで焼かれたピタもふんわりと軽く、ペロッと食べられるので買い物や街歩きの合間に小腹を満たすのに最適ですね。
店舗情報
Η ΒΟΛΒΗ(イ・ヴォルヴィ)
- 住所:24 Evripidou Street, Athens 105 51
- 電話番号:21-1118-0587
- 営業時間:12:00~18:00(日曜定休)
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アナグノストゥ直子
- アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。