ロシアの民芸品を自宅で作って楽しもう!~おすすめ10選~

海外旅行が難しい現在、うずうずしている方も多いと思います。ロシアの民芸品を現地で買うことができない今、自宅で作って楽しめるようなものを紹介します。

本場物と自分で作るものは違いますが、あらかじめ日本で作り、こういう民芸品があるのかと調べておくと、現地でのお土産探しの時に、目利きがきくようになると思います。

目次

1. マトリョーシカ

ロシアに興味がない人でも、良く知られているロシアの民芸品と言えば、マトリョーシカです。

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マトリョーシカの白木は、ロシア雑貨店で買うことができますが、手に入りにくいので、紙にマトリョーシカを描くという代替えならすぐにできます。顔や、衣装や、模様などをさまざまに描くことができます。

柄は、こちらのものが参考になります。

>>>раскраски матрешки с названиями видов: 6 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

2. ホフロマ

ホフロマは、モスクワから北東へ480km行ったニジニ・ノヴゴロド州のホフロマ村で17世紀から作られているロシアの民芸品です。赤と黒と金が入ったかなり鮮やかな柄の塗りものです。

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最近は、緑色や、青色のホフロマ塗りも出てきて、2018年のサッカーのワールドカップの時は、ホフロマ塗りのスプーンを2つ鳴らして応援できるように、オフィシャルショップでも売られていました。実際、民族音楽では、スプーンを楽器として使います。木でできているので、旅行時の持ち帰りも安心です。

初めての場合、木に描くのは難しいので、紙などに描いてみるといいと思います。初心者向けの描き方は、こちらのものが参考になります。

>>>основные элементы хохломской росписи: 5 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

3. ジョストヴォ

ジョストヴォは、モスクワから北へ24㎞行ったところにあるジョストヴォ村で作られているロシアの民芸品です。1825年から作られているので、200年近い民芸品です。

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海外旅行に行けるようになれば、ジョストヴォ村の工場へ行き、絵付け体験をすることもできます。

ジョストヴォは子供向けに、描き方の本も出ています。

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初心者向けの描き方は、こちらのものが参考になります。

>>>жостовская роспись элементы росписи: 4 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

4. ゴロヴェツ

ゴロヴェツは、モスクワから北東へ430㎞行ったニジニ・ノヴゴロド州にあるゴロヴェツで作られているロシアの民芸品です。19世紀半ばから作られています。この素朴な絵柄や鮮やかな色遣いが魅力的です。

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木に描かれているので、小さいものであればこちらも持ち帰りやすいです。

こちらも、子供向けに本が出ています。

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初心者向けの描き方は、こちらのものが参考になります。

>>>городецкая роспись элементы: 4 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

5. グジェリ

グジェリは、モスクワから南東へ約60㎞行ったところにあるグジェリ村で作られているロシアの民芸品です。磁器に適した粘土が出る地域だったため、17世紀の半ばから作られています。

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陶器でできているため、持ち帰る時は、割れないように気をつけないとなりません。青色で描かれるこの民芸品はロシア人にも大人気です。海外旅行ができるようになれば、グジェリ村の工房へ見学に出かけ、そこで、購入することもできます。

グジェリも子供向けに本が出ています。

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初心者向けの描き方はこちらのものが参考になります。陶器に描くのは難しいので、紙に描いてみてください。

>>>гжель элементы росписи: 4 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

6. メゼニ

メゼニは、モスクワから北へ1500㎞行ったアルハンゲリスク州のメゼニで作られているロシアの民芸品です。

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この素朴な絵には、「太陽」「雨」などそれぞれ意味があります。

これも子供向けに本が出ています。

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柄はこちらのものが参考になります。

>>>мезенская роспись основные элементы: 3 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

7. パレフ

パレフは、モスクワから北東に320㎞ほど行ったパレフ村で作られているロシアの民芸品です。

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<民芸品博物館に展示されているパレフ>

画家さんが描くと、木でできた小箱の値段も高くなります。しかし、この絵の細かさと言ったら、ため息が出るほどです。

作り方については、こちらの記事に詳しく書かれています。

>>>ロシアの伝統工芸「ラッカー塗り細密画」ができるまで | たびこふれ (tabicoffret.com)

画家さんが描いたパレフの実物は高くて手を出せなくても、カレンダーやノートなどにもなっているので、そういう小物を買うこともできます。

柄は、こちらのものが参考になります。

>>>палехская роспись картинки раскраски: 4 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

8. 刺繍

ロシアの北方のカレリア共和国などに伝わる伝統的な刺繍も魅力的です。

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実際の旅行では、博物館などで刺繍を目にする機会も多いので、もし見かけたらチェックしてみてください。ロシアの博物館は、多くのところで、フラッシュをたかなければ、写真撮影ができるので、気に入った刺繍を見かけたら、写真を撮り、帰国後に自分で再現してみるのもいいと思います。昔は、各家に代々伝わる絵柄があり、それを娘は嫁入り前に母親から教えてもらっていたようです。赤い刺繍糸だけで刺繍をするので、初心者もやりやすいと思います。図面も本になっています。

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柄は、こちらのものが参考になります。

>>>русская народная вышивка крестом схемы: 5 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

9. パブロフスキー・パサードのプラトーク

ロシアと言えば、おばあちゃんがよくスカーフをかぶっているイメージがあると思います。昔は、既婚女性は髪の毛を隠さないといけなかったため、スカーフをかぶっていました。今は、教会に入るときに、女性はスカーフをかぶって髪の毛を隠さないとならないのと、冬は、スカーフをかぶっていると防寒になるので、ロシア人女性に欠かせないアイテムです。美術館や演奏会でスカーフを羽織っている女性も見かけます。そして、老舗のパブロフスキー・パサード(モスクワから東へ68㎞離れた町)のプラトークは、柄がとても素敵です。

柄はこちらのものが参考になります。

>>>павловский платок раскраска: 7 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

実際にプラトークを作ることはないと思いますが、ロシアらしいデザインを描きたいときなどに参考になると思います。

10. オレンブルクのプラトーク

編み物ができる人は、オレンブルクのプラトークがおすすめです。

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モスクワから南東に1480㎞離れた町のオレンブルクで作られるプラトークは、世界で一番細い山羊の毛を使っています。こちらも実際に購入するとかなりのお値段がしますが、編み物が得意な方は、図面を見て、それらしいものを編むことができると思います。

柄は、こちらのものが参考になります。

>>>оренбургский платок схемы вязания: 6 тыс изображений найдено в Яндекс.Картинках (yandex.ru)

まとめ

私は、美術系が非常に苦手なので、自分で作れる気がしません。かろうじて、ロシアの伝統的な刺繍に挑戦してみようかなと思うくらいです。おそらく、美術系が得意な方は、これをヒントに自分でアレンジするなどできると思いますので、ロシア旅行ができない今だからこそ、自宅で楽しんでいただければと思います。

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チェブラーシカ

高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。

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