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知ってる? スペインのクリスマス豆知識

記事投稿日:2020/12/19最終更新日:2021/06/15

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コロナ禍ではじめてのクリスマスがやってきます。町でもクリスマスの装飾が出始めました。スペインのクリスマスは、日本でいうお正月。家族が集まって楽しく過ごす大切なイベントです。スペインのクリスマスについて語ると非常に長くなりますが、今回はかいつまんでいくつかの特徴をお話します。

目次

スペインのクリスマスは長い

まず最初に知っておきたいのは、スペインのクリスマスは年が明けても続くということです。クリスマスイブの12月24日から始まり、終わるのは1月6日。最終日は公現祭で国の祝日に定められています。真ん中に元日を挟み、まさに2週間のお祭りモード。学校や一部企業はこの間休暇になりますが、お役所や金融機関、商店などはクリスマスイブと大晦日は営業(昼~夕方には閉まります)、クリスマス当日と元旦、公現祭がお休みです。

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com

子ども達は2度プレゼントをもら

実は、スペインにサンタクロースが浸透したのはここ数十年のこと。もともとの習慣では、プレゼントを届けに来るのは聖書に出てくる東方の三賢王で、1月5日の夜でした。今ではこの両方が採り入れられ、ほとんどの子どもがクリスマス休暇のはじまりと終わりにプレゼントをもらうようになりました。

なぜ東方の三賢王なのか。聖書によると、イエス・キリストの誕生を知った3人はラクダにまたがり、星に導かれながらベツレヘムのイエスに贈り物を届けに来たそうなのです。それが1月5日の夜にあたるのだとか。

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<ラクダに乗ってベツレヘムのイエスのもとへ向かう三賢王 ©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com

スペインの各地で1月5日の夕方から夜にかけて東方の三賢王パレードが催され、子ども達は三賢王を一目見ようと目をキラキラさせて見物に行きます。このパレードは、キャンディなどのお菓子、場所によってはオモチャまでが見物客に向かって投げられることで知られています。

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com

地方によって異なるクリスマスのごちそう

日本のクリスマスの食事といえばチキンですが、スペインのクリスマスのご馳走は地方によって異なります。仔羊や仔豚のオーブン焼き、七面鳥、タラ料理、カネロニ、うなぎの稚魚のアヒージョなどなど。私の住むバレンシア州の一部では、コシードやプチェロと呼ばれる煮込み料理を食べます。

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<アリカンテの煮込みは大きなミートボール入り>

最近は見かけることがあるものの、クリスマスケーキを食べる習慣はありません。クリスマスのスイーツといえば、トゥロンやポルボロンです。トゥロンは、アーモンドの実をハチミツと卵白でかためたドゥロ(硬いの意味)とアーモンドの粉をハチミツと卵白でかためたブランド(柔らかいの意味)が基本ではありますが、チョコレートを使ったものも多く、何十種類ものフレーバーが売られています。

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com

そして、公現祭とその前日には、ロスコン・デ・レジェスという甘いリング状のパンを食べることが伝統です。リング状なのは王冠をイメージしているそうで、上に飾られているドライフルーツは宝石を模しているのだとか。ロスコンの中には陶器のフェーブ(あたり)と乾燥そら豆(はずれ)が隠されているので、切り分けて食べる時には盛り上がります。当たった人はその日は王様、はずれた人はロスコン代金を払わないといけません。

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伝統の飾りはツリーではなくベレン

クリスマスの時期はあちこちで大きなツリーを目にします。でも、スペイン伝統の飾りといえば、ベレン。ベレンとは、人形でキリスト生誕のシーンを人形で再現したものです。大掛かりなものだと、当時のベツレヘム(スペイン語でベレン)の町まで作られています。この時期は、ベレンを見に行くのも楽しみのひとつです。教会や広場、ショッピングセンターや商店のウィンドーなどにお目見えします。私の住む町では、広場全体を使って等身大の人形や本物の動物までいる大きなベレンが出るのですが、スペインでもっとも面積の大きなベレンだそうです。

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com

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<知人が飾るベレンは毎年人形などの配置が変わるので楽しみ>

コロナ禍で迎えるはじめてのクリスマス

さて、今年はコロナ禍で迎えるクリスマス。今までとは事情が異なります。現在スペイン全土で夜間外出禁止令が敷かれていて、22:00~24:00から翌6:00(自治州によって多少異なる)までは外出することができません。政府では今、クリスマスイブと大晦日は特別に25:00までは外出を許容することが検討されています。また、たとえ家庭での集まりでも6人以内との厳しい要請が出る見込みです。子ども達が楽しみにしている東方の三賢王パレードもないでしょうし、さびしいクリスマスになります。来年は、コロナウイルスから解放されて楽しいクリスマスが戻ってきますように!!

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この記事を書いた人
田川敬子(Keiko Tagawa)
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記事投稿日:2020/12/19最終更新日:2021/06/15

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