シュプレー川沿いを散策して、ベルリンの観光スポットを巡ろう

ドイツの首都ベルリンには多くの魅力的な観光スポットがあります。その多くはベルリン中心部に集まっており、鉄道やバスなど使わなくても、まとめて訪れることができます。中でもお勧めしたいのが、街の中心部を流れるシュプレー川沿いを散策しながら、観光スポットを訪れること。整備された川沿いの道を歩いていくと、観光客に人気のあるニコライ地区や博物館島などを訪れることができます。距離はおよそ2kmと長すぎず、観光名所を巡りつつ散策するにはちょうど良い距離かもしれません。今回は、そんなシュプレー川沿いのお勧め散策ルートを紹介したいと思います。

目次

1. シュプレー川の眺めを楽しめるヤノヴィッツブリュッケ駅

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まず散策のスタート地点として紹介したいのが、ヤノヴィッツブリュッケ駅です。こちらはベルリンの中心地とも言えるアレキサンダープラッツ駅の隣駅で、駅舎の横にシュプレー川にかかる橋があります。こちらで楽しめるのは、シュプレー川やその周りに広がるベルリン中心部の街並み。ベルリンのシンボルであるテレビ塔がそびえ、川岸に係留されている船を眺めることができるでしょう。

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また大都市の中心部でありながら、静かで自然を身近に感じることができます。一般的な観光スポットではないため、カフェやレストランなどはありませんが、川岸は綺麗に整備されており、川辺の風景を楽しみながら散策するには打ってつけの場所と言えるでしょう。

ヤノヴィッツブリュッケ駅(Jannowitzbrücke)

2. 昔ながらのドイツの街並みを楽しむニコライ地区

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シュプレー川を流れに沿って歩いていくと、ニコライ地区にたどり着きます。こちらはベルリン中心部でありながら、昔ながらのドイツの街並みを復元した場所になっています。地区と言っても広くはなく、教会やレストラン、そしてカフェなどが古き良き時代のドイツの街並みを作り出しています。

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こちらでお勧めしたいのは、川沿いのカフェやレストランで食事やお茶をすること。川沿いの道にはテーブルや椅子が並び、オープンカフェになっています。そこから見えるのは雄大なベルリン大聖堂の建物。ベルリン中心部は近代的で味気ない街並みが広がっているため、多くの人が思い浮かべるヨーロッパの街並みを楽しむことができません。ですがここニコライ地区では、街の中心部にいながら素敵な雰囲気を満喫できるでしょう。

ニコライ地区(Nikolaiviertel)

3. 新しい文化の拠点となるベルリン王宮(フンボルトフォーラム)

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ニコライ地区からシュプレー川を挟んだ目と鼻の先に見えるのは、真新しいベルリン王宮の建物。こちらの建物は第二次世界大戦で破壊されたものを再建したものです。現在も再建工事が進められており、2020年12月にフンボルトフォーラムと呼ばれる総合文化施設としてオープンが予定されています。

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建物にはベルリン郊外に建物を構えていた東アジア美術館や民族博物館などの文化施設が入居し、すぐ近くにある博物館島と共にベルリンの文化的な中心地として重要な役割を果たすことになるでしょう。特に東アジア美術館には、優れた日本美術のコレクションがあり、ドイツでの日本文化の紹介のされ方を垣間見ることができるかもしれません。

フンボルトフォーラム(Humboldt Forum)

4. 建築空間や眺望を楽しめるベルリン大聖堂

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旧王宮の向かい側には見えるのは巨大なベルリン大聖堂。19世紀末に建てられた大聖堂は100メートル近くの高さを持ち、ベルリン中心部に聳え立っています。大聖堂内部にはステングラスから鮮やかな光が射し込み、荘厳な雰囲気を持つ建築空間が広がっています。

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こちらの建物はドイツ皇帝を出したホーエンツォレルン家の墓所にもなっており、地下には王族の棺が並んでいます。また建物内には大聖堂についての展示があり、眺望を楽しむことができる展望スペースも設けられているなど単なる教会に留まりません。聖堂の雰囲気を楽しむだけでなく様々な見所があるので、ぜひ訪れておきたい場所です。

ベルリン大聖堂(Berliner Dom)

  • 住所:Am Lustgarten, 10178 Berlin
  • 入場料:7ユーロ
  • 開館時間:教会の行事の時間次第で変わる(行事がない場合は基本的に10時から19時)
  • Web-Site:https://www.berlinerdom.de/en/

5. 様々な種類の美術を楽しむことができる博物館島

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シュプレー川沿いの散策でゴールの場所に挙げたいのが博物館島です。こちらには古代ギリシア美術を展示する旧博物館、エジプト美術を展示する新博物館、ビザンチン美術を展示するボーデ博物館、ペルガモン祭壇を展示するペルガモン博物館、そして近代美術作品を展示する旧ナショナルギャラリーが集まるエリアになっています。

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このような博物館や美術館が集まるエリアは世界遺産にも登録されており、ベルリンを訪れるのであれば、見逃すことのできない場所です。全ての施設を訪れることは簡単ではありませんが、多くの選択肢があるので、時間や体力に合わせて好みの場所を訪れると良いでしょう。

周辺には多くのカフェやレストランがあるため、散策の疲れを取り、体力を回復させることができます。またバスや鉄道などの交通手段が充実しており、簡単に宿泊する場所にも戻れるため、長い散策のゴールには最適な場所と言えるでしょう。

博物館島(Museumsinsel)

旧ナショナルギャラリー/Alte Nationalgalerie

新博物館 / Neues Museum

旧博物館 / Altes Museum

ボーデ博物館 / Bode-Museum

ペルガモン博物館 / Pergamonmuseum

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K.Hayashi

大学卒業後に渡独。フリーランスライターとしてドイツの文化について多くの記事を執筆中。

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