オーストラリアらしく発展していくwithコロナ時代のニューノーマルコスメ

コロナウィルスの影響を受けて、ライフスタイルにもいろいろな変化が見られますが、全くマスクをしたことがなかったオーストラリアの人がマスクをして街を歩いたり、ハンドサニタイザーが必需品となったり、長年の習慣をも変えるインパクトを感じます。オーストラリアでは元々オーガニックやナチュラルな自然に沿った暮らしが根付いているので、衛生関連商品もナチュラル志向な発展を遂げています。

コロナウィルスをきっかけに新しいライフスタイルが当たり前の「エチケット」になってきました

ショッピングセンターでもあらゆるところにソーシャルディスタンスに関する案内が見られるようになりました。画像はエスカレーター前のサインですが、スーパーでお買い物するときも、レジに並ぶときも、ソーシャルディスタンスのサインがあります。

飲食店だけでなく、何か商品やサービスを販売するようなお店でも入口にサニタイザーが置かれ、店内の人数制限などの表示が当たり前に見られるようになりました。

ナチュラルに発展するオーストラリアの衛生関連コスメ

アルコールに至るまでナチュラルにこだわりたい

サニタイザーは今や必需品ですので、驚くほどたくさんの種類のサニタイザーが新発売されました。サニタイザーの売り上げの伸びは900％以上とも言われ、コロナウィルスの影響が懸念され始めたころはサニタイザーの売り切れ店が続出していましたが、現在は、より個人の好みに合ったサニタイザーがそろい、コスメブランドも独自に女性好みの製品を開発しています。

それらサニタイザーに共通するのは、ナチュラルな成分にこだわった商品が多いこと。

オーガニック認定のサニタイザーもありますし、100％植物性にこだわるために、サニタイザーのアルコール成分にもサトウキビ由来のアルコールを使い、ビーガンフレンドリーである点をアピールする商品も多いです。

バイオディグレイダブル（土に還る成分）でできていること、燃えにくい成分であることも選択のポイントになっています。

アルコール度数の高いサニタイザーは、肌を荒らす原因にもなりえるので、アロエベラのようなナチュラルな成分で保湿効果のあるサニタイザーが人気です。

エコにこだわるオーストラリアらしく、エシカルコスメとしての、人にも地球にも優しいアイテムが豊富です。

オーストラリアならではの成分を

オーストラリアの人は、元々自国の商品を購入しよう！という気持ちの強い人が多いですが、コロナウィルスの影響を受けるにつれて、ますます海外から入ってくるものでなくオーストラリア製のものへの安心感を強めたように思います。

サニタイザーもオーストラリア製の製品であることをアピールした商品が多くなっています。

さらに、オーストラリアに豊富にあるユーカリやティトリーは、優れた殺菌効果でも有名なので、それら植物のエッセンシャルオイルを使って、殺菌効果の相乗効果や香りを楽しめるなど、オーストラリアらしい成分が使われているサニタイザーも多いです。もちろん、サトウキビ由来のアルコールに使用されるサトウキビもオーストラリア産です。

サニタイザーのその先のケアも発展

サニタイザーを使うことが常識になりつつある今だからこそ、サニタイザー使用後の肌をケアするアイテムも登場しています。通常のハンドクリームが保湿する以上に、アルコールなどで荒れた手肌をケアし、手肌をさらに強化し、手肌の免疫力をアップするハンドクリームなど、サニタイザーから派生する新しい商品も登場しています。

ハンドソープも、これまでは洗面所などに置くタイプのポンプ式が主流でしたが、個人個人で持ち歩く携帯用ハンドソープが増え、銀イオンやオレンジの殺菌作用を利用していたり、お好みのエッセンシャルオイルの香りが選べたりとハンドソープも種類が増えています。

マスクをする習慣が全くなかったオーストラリアからもマスクスプレーが登場しました。

ナチュラルな成分のマスクスプレーでは、エッセンシャルオイルの効果を利用したマスクスプレーなどが日本でも見られますが、オーストラリアでもエッセンシャルオイルを利用したマスクスプレーが多いので、より発展し、自然由来成分のみを利用しながら、殺菌力、消臭力、マスクの機能を上げるとともに、マスクによる肌荒れ、吹き出物を癒やすスキンケア機能も備えたマスクスプレーも登場しました。