あの"青の洞窟"も"最後の晩餐"も観られる!?「夢のイタリア」ツアーの魅力を徹底解説。

こんにちは! たびこふれ編集部のシンジーノです。

「海外旅行で訪れたい国」と聞かれたら必ず挙がる国一つが、イタリアではないでしょうか。

陽気で明るい人々、ピッツァ、パスタ、ジェラートといった美味しい食べ物、次々と現れる絶景、登録世界遺産の数は世界一(2019年時点で55個)。

一生のうちに一度はイタリアに行き、かの有名な「青の洞窟」や「コロッセオ」を訪ねたり、「最後の晩餐」を鑑賞したりしたい!と考えたことがある人も少なくないことでしょう。イタリアは旅人にとって、魅力あふれる憧れの国であることはまちがいありません。

が、しかーし!

実はイタリアは外国人旅行者にとってかなり手ごわい国なのです。たとえば、確保されていると思っていた予約がいつのまにか取り消されていたり、予定された時間が大幅に遅れたり、その「遅れる」という連絡や説明もまったくなされなかったり・・・。特に、時間に関しては日本と比べかなりルーズな傾向があります。飛行機、列車、バスなどの時間が予告無しに遅れたり運休したりは日常茶飯事。ストライキも頻繁に起こり、突然サービスがストップすることも。スリ、置き引きで被害に遭う旅行者も後を絶ちません。また、大都市では英語が通じる場所もありますが、イタリア語のみ話せる人も多いため、スムーズなコミュニケーションが難しいことも。これらの理由から、イタリアに旅行して何事もなく帰国するケースは少ないのではないでしょうか。日本では考えられないことが当たり前に起こるのがイタリアなのです。

さてこの記事では、イタリアに行ってみたいけれど不安なことも多い、という方、特に以下のような方におすすめしたいお話を紹介していきます。

  • 初めてイタリアに旅行する人
  • 「青の洞窟」や「最後の晩餐」について予約方法や行き方を知りたいけど、個人ですべて予約手配することに不安を感じている人

この記事を読めば、イタリアに安心して旅行できる道が見えてくることでしょう。

さて数ある観光地の中でも、先ほど触れたカプリ島にある「青の洞窟」やミラノにある「最後の晩餐」はイタリアを代表する素晴らしい観光地ですが、これらは非常に人気が高いこと、天候や当日の状況に左右されやすいことなどから、事前に予約や手配ををした上で旅行されることをおすすめします。行き当たりばったりで訪れることはやめた方がいいでしょう。

ですが、個人で予約を取り、現地の窓口もすべて自分で対応することは、言葉の面も含めかなり難易度が高いと言えます(特に「最後の晩餐」は後述の通り予約が大変です)。

  • それら煩わしい予約手配をすべて代行してくれる
  • 現地窓口でのやりとりもスムーズにできる
  • さらにイタリアに旅行する時、絶対押さえておきたい観光スポットを網羅し、かつ効率的に無駄なく巡ることができる。

そうした要望をお持ちの「イタリアが初めての旅行者」にとって、心強い味方となるツアーがあります。そのツアーの名は、「夢のイタリア8日間」です(企画旅行会社 阪急交通社)。

この記事では、「青の洞窟」や「最後の晩餐」を含めた当ツアーで巡る主要な観光地についての予約手配の方法を紹介していくと共に、各スポットの魅力を解説していきます。

また、「夢のイタリア8日間」ツアーのスケジュールに沿って解説しているため、自分はどんなルートでイタリアを楽しめばよいのか、それともツアーで参加したほうが、より充実したイタリア旅行を楽しめるのか、検討いただける構成となっています。ぜひ、自分に合ったスタイルを探してみてください。

目次

1.イタリア主要観光地の概要と予約手配方法

まずは、イタリアにおける主要な観光地の概要と、予約手配方法を見ていきましょう。この項目では、観光地として人気が高いけれども予約手配が難しい、またはわかりにくいと言われやすい、「最後の晩餐(ミラノ)」、「コロッセオ(ローマ)」、「青の洞窟(カプリ島)」について、それぞれ解説していきます。

1-1.最後の晩餐(ミラノ)の概要と予約方法

ミラノにある最後の晩餐
(ミラノにある最後の晩餐)

キリスト教の絵画で、おそらくもっとも有名な作品のひとつであろう「最後の晩餐」。描いたのは天才レオナルド・ダ・ヴィンチです。この絵はキャンバスに描かれたものではなく、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に隣接する食堂の壁に描かれた絵です。この絵はテンペラ画という技法で描かれており、光や温度・湿度の変化に弱く、損傷が激しいことから、品質を保つため厳格に管理されています。

「最後の晩餐」の見学は完全予約チケット制。おそらく世界にある一般入場が可能な施設の中でも、特に予約が難しいスポットと言えるでしょう。また、見学時間は15分きざみの完全入れ替え制。1回に見学できるのは30名までと、ゆっくり鑑賞することは難しくなっています。

「最後の晩餐」を予約するには、大まかに4つの方法があります。一部を除いて英語またはイタリア語での対応が必要なため、語学に不安がある方にとっては難しいかもしれません。

  •  ①Web公式サイトで予約(英語かイタリア語対応)
  •  ②電話で予約(英語かイタリア語対応)
  •  ③現地の窓口で予約(英語かイタリア語対応)
  •  ④ツアーに参加する(日本語対応可)

これらの中でも、英語かイタリア語ができるならば比較的個人で予約しやすく、かつリーズナブルなのは「①Web公式サイトで予約する」です。以下に簡単な手順を載せていますので参考にしてみてください。

Web公式サイトでのオンライン予約方法

「最後の晩餐」の公式予約サイトはこちらです。手順は以下の通り。

  • ①チケットの種類を選ぶ(CENACOLO VINCIANO が最後の晩餐です。)
  • ②予約日、時間を選ぶ
  • ③会員登録を行う(SIGN OR REGISTER)・・・会員登録を行わないと予約できません
  • ④会員情報を入力する:eメールアドレス、パスワード、名前、在住国、住所、生年月日、パスポート番号
  • ⑤会員登録メールが届くのでその中のURLをクリックして会員登録終了
  • ⑥予約チケット枚数を入力
  • ⑦支払い方法を入力:クレジットカード
  • ⑧予約完了したら予約番号の入ったメールが届く

(入力途中に、メルマガを承認する、規約に合意する、といった質問がいくつかあります)

詳細な予約方法はAmazing TRIPというサイトにて、図解入りで詳しく書かれていますのでご参照ください。

◆【最後の晩餐】が見られる施設の基本情報

  • 名前:サンタマリア・デッレ・グラツイエ教会Chiesa di Santa Maria delle Grazie)
  • 住所:Piazza di Santa Maria delle Grazie, 20123 Milano MI, イタリア 
  • 定休日:月曜日 その他クリスマス年末年始等

 
1-2.コロッセオ(ローマ、内部観光)の概要と予約方法

ローマ コロッセオ
(ローマにあるコロッセオ)

コロッセオは、ローマ観光においてまず外せないスポットと言えるでしょう。

コロッセオは日本がまだ弥生時代だった西暦70年に着工し、5年で完成した5万人収容できたとされる円形闘技場。人や猛獣が死闘をくりひろげ、ローマっ子を熱狂させました。私がイメージするコロッセオと言えば、ブルース・リーの映画「ドラゴンへの道」。チャックノリス扮する殺し屋と決闘するシーンは、コロッセオの内部で撮影されたものです。

コロッセオは外観の見学は無料ですが、内部に入って観光するには入場券(16ユーロ)が必要。せっかくローマを訪れるなら、外観だけでなく内部まで見学することをおすすめします。入場券は当日でも購入可能ですが、事前に予約しておくことで券購入の列に並ぶ必要がありません。

コロッセオ(内部)の入場券予約購入方法は、「最後の晩餐」と同じくAmazing TRIPで紹介されています。

◆【コロッセオ】が見られる施設の基本情報

  • 名前:コロッセオ
  • 住所:Piazza del Colosseo, 1, 00184 Roma,Italy

公式見学ツアー販売サイト:https://www.coopculture.it/colosseo-e-shop.cfm

【関連記事】見学がもっと楽しくなる!「ローマのコロッセオ」にまつわる5つの豆知識

1-3.青の洞窟(カプリ島)の概要と予約方法

カプリ島 青の洞窟
(カプリ島にある青の洞窟)

イタリアの観光地で、もっとも人気があるスポットのひとつと言えるのが南イタリアのカプリ島にある「青の洞窟」でしょう。海に面した岩壁からわずかに口を開けた入り口から洞窟内に入ると、そこは神秘的な青の世界。ここにしかないであろう幻想的な空間は、地盤沈下により海面下へ沈んでしまったために生まれたと言われています。岸壁の穴から太陽光が洞窟内に差し込み、石灰を含んだ白い海底に反射することで、海面が青く輝くのです。その洞窟内に小さなボートで入っていきます。

青の洞窟は、晴れて波が穏やかな日にしか入ることができません。天候や波の高さに大きく影響を受けるため、イタリアの観光地の中では最も入るのが難しいとも言われているスポットです。簡単には入れないけれども、この他では見ることのできない絶景を一目見ようと世界中から多くの観光客が訪れています。一般的には、冬場より夏場(5月~9月)の方が入れる確率が高いと言われています。

「青の洞窟」の個人での予約手配方法としては、Webや電話で現地に予約するというよりは、現地の旅行社が展開するツアーに参加するのが一般的です。青の洞窟は1年中混んでいますので、事前に予約を入れてから行くことをおすすめします。

日本から青の洞窟を予約する手順については、VELTRAで販売されているツアーを基にみていきましょう。

  • 1.VELTRAで販売されている「青の洞窟」プランを確認する
  • 2.注意事項(料金、参加時刻、途中離脱の可・不可など)を確認する
  • 3.VELTRAのアカウントを作成し、申し込み手続きに沿って情報を入力する

>>>VELTRA予約サイトはこちら

ここまで「最後の晩餐」「コロッセオ」「青の洞窟」と、イタリアへ行ったぜひ訪れたい観光地について、それぞれ概要と予約手配の方法を解説しました。

これらを巡るにあたり、旅慣れていて語学ができる方であればハードルはそれほど高くないかもしれません。また、個人旅行でイタリアに訪れる時は、入場の根拠となる証明書やそのコピー、やりとりしたメールなどは必ず印刷したりスマートフォンに保存したりして持参することをおすすめします。

ただしイタリアの手ごわいところは、予約が取れていると思って現地に入ったのに、なぜか予約が入っていなくて入場を断られるなど、日本の常識では信じられないようなことが起こる可能性がある、という点です(もちろん必ずそうなる、というわけではありません)。また窓口の人によって対応が変わることも。これも日本ではなかなか考えられないですが、イタリアでは起こる場合があります。

※筆者註:これはイタリアに限った話ではなく、日本では物事が予定通り、約束通り、ルール通りにちゃんと進む傾向がありますが、世界にはその通りにならない国がまだたくさんあり、中でもイタリアはその傾向が強い国だ、ということでもあります。

言葉も不安だし、自分で予約手配するのはちょっとハードルが高くて不安・・・という方には、わずらわしい作業をすべてやってくれて、自分は旅行を楽しむことに専念できるのが「ツアーに参加する」というチョイスです。

次の項目では、そんな要望を叶えてくれるような、「夢のイタリア」ツアーについて、スケジュールや見どころを解説していきます。

2.最後の晩餐もコロッセオも青の洞窟もすべて見られるツアーとは?

先ほど紹介した、イタリアの主要な観光地である「最後の晩餐」「コロッセオ(内部観光)」「青の洞窟」の予約手配がすべて含まれており、かつイタリアに行くなら絶対押さえるべきその他の観光地も網羅。日本から8日間でイタリアの魅力を無駄なく効率的に楽しめるツアー、それが「夢のイタリア8日間」ツアーです。

こちらのツアーは、観光にかかる費用や食費はすべて料金に含まれています(お土産代など個人でかかる費用は除きます)。またツアーに参加されたお客様アンケートによれば、「満足」と答えられた割合がなんと93.4%(2019年調べ)にのぼる、高評価が付けられています。

そんな「夢のイタリア8日間」ツアーの内容はどういったものなのか、じっくり見てみましょう。各日程の流れを紹介していきますので、スケジュールの参考となれば幸いです。(企画時期により、ツアー内容は変わる場合があります。最新のツアー内容は企画会社 阪急交通社サイトでご確認ください。)

2-1.夢のイタリア8日間ツアー:1日目はミラノへ出発

1日目日本の羽田空港から空路で、イタリアのミラノへ向かいます(ヨーロッパ内乗り継ぎあり)。夜にミラノへ到着し、そのまま現地のホテルに宿泊します。

ツアー参加者は日程表に書かれている集合場所に集合。くれぐれもパスポートはお忘れなく。受付後、チェックインを終えて飛行機に搭乗します。

飛行機は羽田空港から出発し、途中ヨーロッパ内で乗り継ぎをします。乗り継ぎの案内は添乗員が案内してくれますので、それに従って移動しましょう。

ミラノへ到着したら、添乗員の案内に沿ってホテルへ移動します。移動はバスにて。ホテルへ到着したら荷物を確認してください。チェックインは添乗員がまとめて行いますのでロビーで待っていればOKです。

このツアーはミラノに夜到着します。日本とは時差があり、時差ボケが起こるかもしれません。イタリアなどヨーロッパ圏へ旅行する時は、時差ボケ対策として下記の記事も参考にしてみてください。

【関連記事】ヨーロッパへ旅行する方必見!イタリア旅行者が語る時差ボケ対策

2-2.夢のイタリア8日間ツアー:2日目はミラノで最後の晩餐を鑑賞!

ツアー2日目の午前中はミラノ市内観光で以下のスポットを巡ります。

  • ミラノのドゥオモ
  • スカラ座(歴史あるイタリアンオペラの殿堂)
  • ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリア(伝統的なショッピングアーケード街)

中でも私のおすすめは「ミラノのドゥオモ」です。イタリアゴシック建築のシンボルともいえるミラノのドゥオモ。たくさんの尖塔がまるで天を突き刺すようにそびえ立ち、数ある教会の中でも男らしく威風堂々とした建物です。このドゥオモの前に立つと、その圧倒的な力に驚くことでしょう。

ミラノ ドゥオモ
(ミラノのドゥオモ)

昼食はミラノ名物「ミラノ風カツレツ」をご賞味ください。

ミラノ風カツレツ
(ミラノ風カツレツの一例)

こちらは、薄く叩いた仔牛肉にパン粉をつけて焼き上げた料理です。日本のとんかつにも似ていますが、そこまで脂っぽくはなく、見た目よりもさっぱりしていると思います。ミラノ風カツレツはとんかつソースではなく、レモンを絞って食べます。

昼食後は、いよいよレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」を鑑賞します。予約は既に押さえられていますので、ツアー参加の皆さんは添乗員の案内に従って行動するだけで楽しめますよ。

その後、列車でベネチアへ移動します。(フレッチャロッサ、またはイタロ/2等車)

移動時間は約2時間半ほど。トイレを済ませておきましょう。

夕食は列車内にて各自召し上がっていただきます。

【夜:ベネチア着、ベネチア本島内のホテルへ】

ベネチアでは本島に位置するホテルへ宿泊します。実はベネチアを訪れるツアーはたくさんありますが、本島に宿泊するツアーはそれほど多くはありません。ベネチア本島以外の郊外にあるホテルに泊まるプランがほとんどです。ベネチア本島に泊まるということは、観光客が少なくなった夜や早朝に、混雑の少ない路地をゆっくり散策できるということ。この価値は大きいです。

また「夢のイタリア8日間」ツアーでは、スーペリアクラスというランクの部屋にお泊りいただけます。(ホテルや客室のタイプは指定できません)。スーペリアクラスとは、ホテルの客室グレードがスタンダードクラスよりも、やや上位にあたるランクです。エコノミークラスやスタンダードクラスよりも上質のサービスを期待できます。

ツアー2日目にして「最後の晩餐」鑑賞をはじめ、有名な観光地を巡り、本場の味を楽しむなど、「これが本場のイタリア!」と興奮されているかもしれません。ですが「夢のイタリア」はまだまだ始まったばかり。どうぞゆっくりホテルでお休みください。

3日目は、ベネチアと斜塔で有名なピサの観光が待っていますよ。

ベネチア リアルト橋
(ベネチアの名所 リアルト橋)

こちらはベネチアのカナル・グランデ(大運河)に架かる「リアルト橋」。カナル・グランデには4つの大きな橋が架かっていますが、リアルト橋はその中でも最古と言われています。

2-3.夢のイタリア8日間ツアー:3日目はベネチアとピサを観光

ツアー3日目は午前は、ベネチア観光!以下のスポットを巡ります。

  • サンマルコ寺院(ベネチアでもっとも有名な聖堂
  • ドゥカーレ宮殿(ベネチア共和国時代の政庁であり、現在は美術館)
  • ベネチアのゴンドラ遊覧体験(ゴンドラに乗って運河を優雅に巡ります)

ベネチア サンマルコ広場
(ベネチアのサンマルコ広場)

ここは、かのナポレオンに「世界で一番美しい広場」と言わせたサンマルコ広場です。広場には世界最古と言われているカフェがあります。

ベネチアの水路
(ゴンドラでベネチアの水路を巡ります)

ゴンドラに乗って中世の雰囲気がそのまま残る水路を巡ります。ここベネチアでしか見られない風景です。個人で旅行する場合、ゴンドラに乗ろうとすると高い料金をふっかけられることがあるので要注意です。でも、ツアーで参加する場合はツアー会社が事前に手配済みなので安心して乗ることができます。

3日目の昼食は、ベネチア名物イカスミパスタ。ベネチアは海に囲まれた島ですので、シーフードを楽しむことが出来ますが、イカスミパスタはベネチアが本場だとご存じでしょうか。見た目は驚きますが、味は磯の香りと程よい塩加減で、日本人の口にも合う味と評判のパスタです。

いか墨パスタ
(いか墨パスタの一例)

ベネチアをたっぷり観光し、昼食を食べた後は、バスでピサへ移動します。移動時間は約3時間半。ピサと言えば、あの有名な斜塔が見られます。きちんと写真が撮れるよう、カメラのバッテリー充電は大丈夫ですか?

ピサに到着したら、斜塔と洗礼堂を観光します。

ピサの斜塔
(ピサ斜塔)

土壌が強固でなかったため、建築途中から既に傾き始めていたといわれるピサの斜塔。その斜塔が、今では一大観光地になっているとは、当時の誰が想像したことでしょうか?SNS映えする写真が撮れる、絶好のポイントでもあります。

【夜:フィレンツェ着、旧市街近辺のホテルへ】

ピサを観光した後は、バスでフィレンツェへ移動します。移動時間は約1時間半。2日目と同じく、ホテルはスーペリアクラスです。また、フィレンツェ旧市街から徒歩圏内(800m以内)にあるホテルを指定しているため、ルネサンスの歴史を感じられる中世の街並みをたっぷり楽しむことができます。

2-4.夢のイタリア8日間ツアー:4日目はフィレンツェとカプリ島!

ツアー4日目の午前中はフィレンツェ観光。街全体が「屋根のない博物館」と言われるほど美しい街で、「花の都」とも称されるフィレンツェは、京都と姉妹都市です。フィレンツェを舞台にした映画といえば「冷静と情熱のあいだ」。エンヤのBGMがぴったりはまる、女性に大人気のたおやかな街です。中世の衣装を着てセピア色のフィルターなどで写真を撮れば、当時そのままのような写真を撮ることもできるでしょう。ツアーでは以下のスポットを巡りますが、移動中も思わずカメラを向けたくなる街角や「これは何だろう?」と気になる建物や彫刻を見かけるはず。ぜひ、添乗員さんに質問して、フィレンツェの知識を深めてください。

  • ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)
  • シニョーリア広場(街の中心に彫刻が立ち並ぶ美しい広場)
  • ウフィッツィ美術館(ルネサンスの至宝〝ヴィーナスの誕生"〝春"などを鑑賞できます)

フィレンツェ ドゥオモとジョットの鐘楼
(フィレンツェ ドゥオモとジョットの鐘楼)

直線的な建築であるミラノのドゥオモに比べて、女性的な優雅さを持つ曲線美のフィレンツェのドゥオモ。目の前に立つと想像よりかなり大きい建物で、圧倒されます。さまざまな色の大理石が煌めく美しい大聖堂です。

フィレンツェ観光を楽しんだ後は、フィレンツェ中央駅より、一路南イタリアのナポリまで列車の旅です(イタリアの高速列車であるフレッチャロッサまたはイタロ)。移動時間は約3時間ほど。列車内にもトイレはあります。なお、荷物はカプリ島へ宿泊する為の1泊分のみご準備ください。それ以外の荷物を詰めたスーツケースは、別途5日目に宿泊するローマのホテルへ送ってくれるため、身軽にカプリ島を楽しむことが出来ます。これもツアーならではの安心楽々なサービスです。

列車 フレッチャロッサ
(フィレンツェからナポリ間はフレッチャロッサまたはイタロで列車の旅)

ナポリ着後、ナポリ港からジェットフォイルにてカプリ島へ。

ジェットフォイルとは、高速で移動する水中翼船のこと。カプリ島への移動時間は約1時間です。ここからは船に乗ることが続くため、心配な方は酔い止めを飲んでおく、食事は軽めに済ませておくことなどをおすすめします。

カプリ島へ到着したら、ついに青の洞窟観光、1回目のチャレンジです。天候、波の状況によってこの日に青の洞窟へ入れなかったとしても、翌日改めてチャレンジできますよ!

【夜:カプリ島のホテルへ】

カプリ島のホテルも、これまでと同じくスーペリアクラスです。この日のハイライトは、なんといっても美しいカプリ島の夜景!カプリ島は青の洞窟を見るためだけに日帰りで訪れる旅行者が多いのですが、素晴らしい夜景はカプリ島に泊まる者だけに与えられる特権と言えるでしょう。

2-5.夢のイタリア8日間ツアー:5日目は青の洞窟2度目の挑戦も!

前日「青の洞窟」に入れなかった場合、この日に再チャレンジのチャンス!

ジェットフォイルにてソレントへ移動します(約40分)。

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(「世界一美しい海岸」といわれるアマルフィ海岸をドライブ(アマデウス / PIXTA(ピクスタ))

ソレントは日本人にはあまり知名度が高くないかもしれませんが、世界遺産にもなっている、アマルフィ海岸の玄関口ともいえるリゾート地。ソレントからバスでアマルフィ海岸をドライブします。晴れたアマルフィ海岸は、まさに「絶景!」としかいいようのない美しさ。シャッターチャンスは逃がさないように。

アマルフィ海岸をドライブしながら、ポンペイ遺跡へ移動します。この遺跡は古代ローマ時代にヴェスヴィオ山の噴火により、街が丸ごと火山灰に埋もれてしまいました。そのため、当時の生活をうかがわせる施設跡が保存され、現代の私たちにその歴史を伝えています。

ポンペイ遺跡
(ポンペイ遺跡)

ポンペイ遺跡を訪ねた後は、ローマにバスで移動します。移動時間は3時間。旅行者が外国を旅行しているときは、公共バスの中で寝てしまうと、スリや置き引きの被害に遭いやすいため絶対寝てはならないのは常識ですが、「夢のイタリア」ツアーは貸し切りのバスで移動します。そのため、疲れが出てきた・・・という方も安心してバスの車内で休むことが出来ます。

ローマに到着したら、事前に送っていた荷物があるかどうか確認してください。ローマのホテルも、もちろんスーペリアクラス。明日はローマ観光でいよいよイタリア最後の散策を楽しむことが出来る日です。ゆっくり休んで体調を整えてくださいね。

また「夢のイタリア」ツアーでは、事前に6日目午後のコースをAプランとBプランから選ぶことが出来ます。そのプランについてもご紹介しましょう!

2-6.夢のイタリア8日間ツアー:6日目はコロッセオへ入場!

6日目の午前中は、ローマとバチカン市国の観光スポットを巡ります。コロッセオは事前に内部見学を予約していますので、並ぶことなくスムーズに見学できますよ。またミラノの「最後の晩餐」と並びイタリアに訪れたら必ず見ておきたい、もう一つ「最後」と名のつく作品「最後の審判」(巨匠ミケランジェロ作)も、ぜひ鑑賞してください。

  • コロッセオ
  • バチカン博物館(システィーナ礼拝堂)にて「最後の審判」を鑑賞
  • サンピエトロ寺院
  • サンタンジェロ城

バチカン市国 サンピエトロ寺院
(バチカン市国 サンピエトロ寺院)

昼食はカルボナーラパスタとピッツァです。

カルボナーラ ©RISTORANTE PICCOLO MONDO
(カルボナーラの一例 ©RISTORANTE PICCOLO MONDO

カルボナーラは日本でもおなじみのパスタですが、カルボナーラ発祥の地はローマだとご存じでしたか?また、日本では生クリームを入れますが、本場ローマのカルボナーラは生クリームを入れません。パンチェッタ(塩漬けベーコン)、たっぷりのチーズ、玉子、黒コショウのみで、こってりと濃厚な味です。

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(ピッツァの一例。こちらはナポリ風のピッツァです)

イタリアの食事としてパスタと並び外せないのがピッツァ。アメリカなどではピザと言いますが、イタリア語ではピッツァです。

イタリアにはピッツェリアと呼ばれるピッツァ専門店があります。ピッツァは焼き立てを食べるのが命ですから、お店には焼き窯が備えられています。イタリアにもいろいろなピッツァの種類があり、ナポリのピッツァ(写真)がもっちり皮が厚いのに対し、ローマのピッツァは皮が薄めのクリスピーなタイプです。

お腹を満たした後は、「Aプラン:ガイド付きウォーキングツアー」と「Bプラン:完全な自由時間を過ごす」という、2つのプランから選ぶことが出来ます。個人行動が不安な方は、ガイドが案内してくれるウォーキングツアーに同行するのが良いでしょう。一方、自分たちで自由に動きたい、ウォーキングツアーに含まれていないけどここに行きたい!というスポットがある方は、自由行動を選ぶのが良いでしょう。

<Aプラン>日本語ガイドと行く!タイムスリップウォーキング

Aプランの魅力は、なんといっても日本語を話すことができ、ローマ歴史地区に詳しい現地ガイドさんと一緒にウォーキングを楽しめること!最後まで効率よく、安心してイタリアを観光したい方におすすめです。

  • ナヴォーナ広場(楕円形の美しい広場でバロックの巨匠ベルニーニ作"四大河の噴水は必見です)
  • パンテオン(古代ローマを代表する神殿)
  • トレビの泉(後ろ向きになってコインを投げると、願いが叶うという逸話がある噴水)
  • スペイン広場(ローマと言えば"あの"有名な映画のロケ地にもなった、絵になる広場です)

トレビの泉
(トレビの泉)

スペイン階段
(スペイン階段)

<Bプラン>自由時間でローマを満喫

自由に好きなようにローマを歩きたい!という方は、Bプランをどうぞ。こちらスペイン広場にて解散し、約2時間の自由行動になります。

気になる観光スポットやお店など、自由に訪ねてみてください。なお、ローマはイタリアの中でも特に観光客が集まる大都市。

中にはスリや置き引き、不要な品物を売りつける人の姿も・・・。必ずガイドさんからの注意事項を確認し、万一何かあった時はすぐに連絡を取れるように準備しておいてください。

夕食:レストランにて生演奏を聴きながらお楽しみください。

イタリア旅行最後の夕食はイタリアの民謡であるカンツォーネの名曲など生演奏を鑑賞しながらのディナー!

どこか郷愁を感じる調べを聴きながら「もう少しイタリアを楽しみたい」と思われるかもしれません。ですが、今回のツアーではこの日が最後。ローマの風、空気、街の雰囲気を存分にお楽しみください。

2-7.夢のイタリア8日間ツアー:7日目~8日目は日本へ帰国!

楽しかった夢のイタリアも本日で終わり。荷物やお土産はすべて荷造りしてありますか?帰路はローマ・フィウミチーノ空港から、一路日本へ向かいます。

往路と同じく、飛行機内では過ごしやすいゆったりした服装がおすすめ、乾燥への対策は十分にご準備ください。

【機中泊:日本】

お疲れさまでした!自宅でゆっくり旅の疲れを癒してくださいね。「旅から帰ってきたらゆっくりと日本式の湯船に浸かりたい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。たびこふれ編集部がおすすめしている重炭酸イオンの入浴剤があるのですが、これが冷え性、肩こり、腰痛に効くと評判なんです。よかったらこちらもチェックしてみてください。

【関連記事】重炭酸イオンの入浴剤が、冷え性、肩こり、腰痛、肌荒れをやわらげる

ここまで、「夢のイタリア」ツアーについて、出発から帰国まで1日ずつご紹介してきました。一通り読んで、気になるスポットはありましたか?リンク先ではこのツアーの詳細が掲載されていますので、ご覧ください。

※上記内容は記事作成時の情報です。最新のツアー内容は、必ず下記旅行会社サイトにてご確認ください。

>>>各出発日24名様限定!≪羽田発着≫アリタリア-イタリア航空往復利用 夢のイタリア8日間ツアーの詳細はこちらから

3.「夢のイタリア」ツアーはこんなに魅力がいっぱい

「夢のイタリア」ツアーは、予約必須な最後の晩餐、コロッセオの内部見学、青の洞窟を押さえて観光できるのが大きな魅力。ですが、それ以外にもツアーとして次のような魅力があります。これまで解説してきた観光スポットやツアーの魅力を改めてまとめていますので、振り返りの参考にしてください。

3-1.夢のイタリアツアーが持つ12の魅力

  • 世界遺産を7つ観光できる(ローマで観光付きプランをチョイスすれば8つに!)
  • 過去に参加した旅行者の満足度が、なんと93.4%(阪急交通社のアンケートデータより)
  • カプリ島へ泊まることによって「青の洞窟」を見られるチャンスが2回!
  • コロッセオは一般のツアーでは車窓からか下車しての観光のみですが、このツアーは内部の観光付き
  • 全都市スーペリアクラスホテルに宿泊
  • ベネチアは近郊ではなく、本島のホテルに宿泊
  • フィレンツェは歴史地区まで徒歩圏内のホテルに宿泊
  • 観光はバス移動だけでなく、フィレンツェ~ナポリ間の移動ではイタリア列車に乗車体験もできる
  • イタリアの写真スポットの定番「ピサの斜塔」観光
  • 1900年以上前にヴェスヴィオ火山の噴火で消失した都市ポンペイ遺跡を観光
  • 「世界一美しい海岸」と言われるアマルフィ海岸をドライブ
  • 添乗員同行で、言葉の問題も、トラブル対応も安心

イタリアは日本の約80%ほどの国土面積がありますが、それを無駄なく効率的に、かつ押さえるべきイタリアの主要な観光地をカバーして8日間に収めるのは、ツアーならではの強みです。個人旅行では、かなり旅慣れた方でないと難しいでしょう。

3-2.ツアーって融通が利かず自由度が少ないイメージがある・・・?

確かに、個人旅行とツアーでの旅行を比べると、自由度においては個人旅行のほうが高いでしょう。ただ先述したように、イタリアは旅行初心者にとってはかなり手ごわい国といえますので、何かトラブルがあった時、個人旅行で対応するのは難しいです。

例えばトラブル例として次のことなどが挙げられます。

  • 予定していた列車の遅れや運航停止により、旅行日程変更を余儀なくされたた場合の手配変更
  • 航空会社に預けていた荷物が届かず、ロスト&ファウンドの手続きを行って、移動中に荷物の所在を確認
  • パスポートが盗難に遭った時の警察、大使館での手続き
  • 予約済みと思っていた観光施設の予約が手違いで入っていないことが現地で判明

このような時、個人で対応するのはかなりの語学力と交渉術、情報収集力が必要とされます。

ツアー参加であれば、添乗員、旅行会社、現地手配会社(ランドオペレーター)などのバックアップにより、被害を最小限に抑えられる可能性がより高まります。

筆者のおすすめは、初めてイタリアに行くならまずはツアーで一通り経験してみて、気に入ったら次は個人旅行にチャレンジしてみる、というやり方がいいと思います。

また、夢のイタリアツアーも一部フリータイム(6日目でご紹介したローマでの午後)として、自由に動ける時間も組んであります。(これは、過去のお客さまアンケートの声を参考に改善したそうです)。

そして、ツアーの参加者は、ご家族、ご夫婦、お友達同志、母娘、おひとり様参加とさまざまな層の方がいらっしゃいますので、道中で旅行の楽しさを共有できることでしょう。まるでいっしょに映画を観ているように・・・

まとめ

これまで、「最後の晩餐」「コロッセオ」「青の洞窟」と、イタリア屈指の名所を予約する方法とともに、それらをまとめて堪能できる「夢のイタリア」ツアーの概要や魅力、そして旅行する時に注意すべき点などを見てきましたが、いかがでしたか?

イタリアは初めて旅行するには想像以上にハードルが高い国ですが、そのリスクを凌駕するくらい素敵な魅力が詰まった国です。一度ならず、何度でも行きたくなる国と言えます。

そのためにも準備をしっかりして、不安をできるだけ払拭し、安心を胸に旅行するのが良いでしょう。

リスクヘッジのひとつとして、すべて予約手配を代行してくれ、現地のイレギュラーなアクシデントにも臨機応変に対応できる、添乗員付きのツアーに参加するという方法があります。

イタリア旅行が、あなたにとって一生の思い出になることを願っています。

※上記は記事作成時の情報です。最新のツアー内容は、必ず阪急交通社サイトにてご確認ください。

「青の洞窟」も「最後の晩餐」も見られる。「夢のイタリア」ツアーの更に詳しい情報はこちらへ

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シンジーノ

3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。

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