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ドイツのチョコレートはおいしい!日本でも買えるおすすめのブランドを紹介!
ドイツへ旅行したことがなくても、お土産としてドイツのチョコレートを頂いたことがある方もいるのではないでしょうか? なぜドイツの定番土産としてチョコレートが選ばれているかと言うと、ドイツはチョコレート消費大国であり、あらゆる種類のチョコレートが豊富に揃っているから。「チョコレートといえばベルギー」という印象がありますが、ドイツもそれに引けを取らないおいしさです。そこで、この記事ではドイツ発のチョコレートについて、おすすめのブランドをそれぞれ解説します。 また、これらのブランドは日本でも買える商品もあります!「ドイツ旅行のお土産でもらったあのチョコレートを、もう一度食べたい!」という方も、ぜひご覧ください。
目次
<1. ドイツのチョコレートについて基本を解説!日本とはどう違う?>
<2. ドイツのおすすめチョコレート:Milka(ミルカ)>
<3. ドイツのおすすめチョコレート:Lindt(リンツ)>
<4. ドイツのおすすめチョコレート:Ritter Sport(リッタースポーツ)>
- 4.1 Ritter Sport(リッタースポーツ)の概要
- 4.2 Ritter Sport(リッタースポーツ)の魅力
- 4.3 Ritter Sport(リッタースポーツ)の価格帯
- 4.4 Ritter Sport(リッタースポーツ)は日本でも買える?
<5. ドイツのおすすめチョコレート:Feodora(フェオドラ)>
<6. ドイツのおすすめチョコレート:TOBLERONE(トブラローネ)>
- 6.1 TOBLERONE(トブラローネ)の概要
- 6.2 TOBLERONE(トブラローネ)の魅力
- 6.3 TOBLERONE(トブラローネ)の価格帯
- 6.4 TOBLERONE(トブラローネ)は日本でも買える?
1. ドイツのチョコレートについて基本を解説!日本とはどう違う?
ドイツには歴史のある老舗チョコレートメーカーが多く、スーパーマーケットなどで手軽に購入できます。また、現在では日本でも輸入食品店やオンラインストアなどでドイツのチョコレートを購入でき、おうちにいながら楽しむこともできます。まずは、ドイツのチョコレート事情を解説しましょう。
1.1 ドイツはチョコレート大国
ドイツといえば、自動車・機械産業、ビール大国として知られていますが、意外にもドイツはチョコレート世界消費量トップに君臨しています。1人あたりの年間消費量、日本の約5倍にもなる11.1キロ!2位はお隣のスイス、3位はエストニアとヨーロッパ圏がランクインしています。またある調査では、約75%のドイツ人は少なくとも週に1度はチョコレートを食べているという結果が出ています。男女別で言うと、男性は回答者のうち約12%、女性は回答者のうち約20%が毎日チョコレートを食べているとされるほど、チョコレートはドイツの人々にとって欠かせないお菓子となっています。
>>>参考: ロッテ世界のチョコレート文化(外部サイトに遷移します)
>>>参考:BARMER magazin-Deutsche lieben Schokolade(外部サイトへ遷移します)
1.2 ドイツのチョコレートはどんなテイスト?
ある調査によると、ドイツ国内で一番人気のチョコレートはミルクチョコレートで、全体の約半数にも及ぶ47%を占めています。次いでビターチョコレート、ホワイトチョコレート、マジパンという順位になっています。 調査からも分かるように、基本的にドイツではミルクチョコレートが多く売られていますが、その他にもビスケット、キャラメルをチョコレートでコーティングしたお菓子なども人気。
マジパン(Marzipan)とは、挽いたアーモンドと砂糖、卵白を練り合わせた洋菓子で、ドイツではチョコレートでコーティングしたもののほか、シュトーレンなどにも使用されています。マジパンは独特な食感から日本では苦手な方も多いようですが、ドイツでも若い人よりは60代~70代の年配の方に好まれるそうで、昔ながらのお菓子という立ち位置が伺えます。
もう一つ、ドイツと日本での大きな違いは、チョコレートの大きさと容量でしょうか。日本の板チョコが標準50gなのに対し、ドイツの板チョコは100gと倍のサイズ。またおいしいチョコレートが食べたい!というときはチョコレート専門店に行かなくても、ドイツではスーパーマーケットで簡単に買えるほど品質の高いチョコレートがあります。
>>>参考:stasista-Die Deutschen lieben Milch-Schokolade(外部サイトへ遷移します)
2. ドイツのおすすめチョコレート:Milka(ミルカ)
<写真はイメージです。Photo by Pixabay(CC 0)>
ここからは、日本でも手に入るドイツのチョコレート5選をご紹介したいと思います。まずはミルカというブランドからご紹介しましょう。
2.1 Milka(ミルカ)の概要
ドイツに行くなら、ぜひ試していただきたいのがミルカのチョコレート。スイス生まれのブランドですが、1880年に作られた国外初の工場をドイツのLörrach(レラハ)に開きました。今でもレラハの工場で、多くのチョコレートが生産されています。
ドイツ国内におけるチョコレート市場調査結果では、ミルカのブランドは堂々の1位を獲得し、圧倒的な国内販売シェアを誇っています。紫色のパッケージに牛のキャラクターで親しまれているミルカは、「ミルク+カカオ」の二つの言葉を合わせたネーミングとなっています。その名の通り、100%アルペンミルク(アルプス地方のミルク)が使われていることが特徴で、濃厚なミルクの味わいはドイツ人の心を掴んで離しません。
>>>参考:SPRENDID RESEARCH GmbH(外部サイトへ遷移します)
2.2 Milka(ミルカ)の魅力
ミルカが人気であるもう一つの理由は、なんといってもフレーバーの豊富さ。ミルカのメイン商品は板チョコですが、板チョコだけでも20種類以上のフレーバーがあるんです。一番人気のアルペンミルクチョコレートをはじめ、オレオ、ストロベリー、ヘーゼルナッツ、キャラメル、マーブルチョコレートなど、ここではご紹介しきれないほど。 バレンタインやクリスマス、イースター、母の日などイベントによって限定商品が豊富に揃うので、プレゼント用に購入できるのも良いですね。
2.3 Milka(ミルカ)の価格帯
値段は100gサイズの板チョコで約1ユーロ前後。お土産にもぴったりな個包装のアソートセットも、2~3ユーロ前後とお手頃です。甘党の方へドイツ土産としてまとめ買いするのも良さそうですね。現地では、一般的なスーパーマーケットで購入することができます。
2.4 Milka(ミルカ)は日本でも買える?
ミルカは日本でもファンの多いチョコレートで、100gの板チョコを中心にPLAZA(プラザ)などの輸入雑貨店のほか、アマゾン、楽天等の通販でも購入が可能です。ただし、ドイツに比べ販売されている種類が少ないため、より幅広くミルカを楽しまれる場合は、旅行時のお土産にチョイスすることをおすすめします。
3. ドイツのおすすめチョコレート:Lindt(リンツ)
<写真はイメージです。Photo by Yves on Unsplash>
続いてご紹介するチョコレートブランドは「 Lindt(リンツ)」。こちらは日本でもおなじみでロゴやパッケージを見たことがある人は多いかもしれません。
3.1 Lindt(リンツ)の概要
リンツはドイツの隣国、スイスに本社のある製菓会社で、2020年に創業175周年、日本での店舗展開は10周年を迎えたプレミアムチョコレートブランドです。高級感あるパッケージと濃厚な味わいで、ドイツ国内のチョコレートブランド指数では4位にランクインするほど、根強い人気があります。
>>>参考:SPRENDID RESEARCH-Milka gewinnt Markenranking knapp vor Ritter Sport(外部サイトへ遷移します)
>>>リンツについて詳しく見てみる(グローバル版公式サイト)
3.2 Lindt(リンツ)の魅力
リンツの強みは、なんといっても滑らかな口溶けと濃厚な味わい。幅広い商品ラインナップも魅力の一つです。おすすめは、リンツの中でも人気商品のLINDOR(リンドール)。キャンディーのようにカラフルなパッケージを開けると、大きな丸いトリュフタイプのチョコレートが現れ、ボールの中にはとろけるチョコレートフィリングがたっぷり入っています。口の中に入れると、とろっと広がる深い甘みは格別。 20種類以上のフレーバーがあり、ミルク、ダーク、ホワイト、ストロベリー、キャラメルなどが揃っています。
3.3 Lindt(リンツ)はドイツだとお手頃
日本では高級なイメージのあるリンツですが、ドイツではスーパーでも買える身近な存在。 100gの板チョコで約2ユーロ前後、137gのリンドールでも約4ユーロと手が届きやすいお値段となっています。日本ではちょっと良いギフト向けに思われるチョコレートの詰め合わせも、200gで約8~9ユーロ。ドイツ旅行の際、職場の方へのお土産にするのもおすすめです。
3.4 Lindt(リンツ)は日本でも買える?
<撮影:Miho>
先ほど述べたようにリンツは日本でも店舗展開しており、東京都内では渋谷や表参道などに直営店があるほか、リンツショコラカフェとして営業している店舗もあります。オンラインショップも充実していて、特に「ジャパンコレクション」など日本でしか購入できないシリーズがあるのも魅力的。また、輸入食品店のKALDI(カルディ)やPLAZA、成城石井でも販売されています。
4. ドイツのおすすめチョコレート:Ritter Sport(リッタースポーツ)
<写真はイメージです。Photo by Pixabay(CC 0)>
正方形のカラフルなパッケージのチョコレートを、ちょっと高級なスーパーや輸入食品店などで見かけたことはありませんか? 実はこのRitter Sport(リッタースポーツ)も、ドイツ発祥のチョコレートブランドなんです。
4.1 Ritter Sport(リッタースポーツ)の概要
リッタースポーツは今から100年以上前、ドイツのシュトゥットガルトで誕生しました。ドイツ語では、「リッターシュポルト」という発音になります。 創業者の妻であるクララのアイディアで、「スポーツジャケットのポケットに入れても崩れない形で、縦長のチョコレートと同じ量のチョコレートを」という思いから、この正方形のチョコレートが生まれました。厚みのあるコンパクトな正方形で、そのアイディア通り持ち歩きやすいサイズ感が特徴です。
4.2 Ritter Sport(リッタースポーツ)の魅力
リッタースポーツは定番商品である正方形の100gチョコレートに、20種類のフレーバーが揃っています。また250gのビッグサイズ、ミニサイズ、ラム酒入り、ビーガンの方でも食べられる動物由来の成分を使わないビーガンフリーチョコレートなど、幅広い種類の製品があります。 ドイツのスーパーマーケットが展開するオンラインサイトでは、ミルクチョコレートの他、ヨーグルトやマジパン、クリスピーフレーク、ペパーミント味なども人気商品としてランクインしています。 さらに乳糖を含まないラクトースフリーチョコレートも売られており、さまざまな方がチョコレートを楽しめるようなラインナップです。
4.3 Ritter Sport(リッタースポーツ)の価格帯
ドイツの場合、リッタースポーツは正方形の100gチョコレートで約1ユーロ、大き目の250gサイズでも約3ユーロ弱で販売されています。ミニサイズの詰め合わせパッケージも、約2ユーロとお手頃。一枚全部は食べきれない!という方はミニサイズがおすすめです。
4.4 Ritter Sport(リッタースポーツ)は日本でも買える?
リッタースポーツは、輸入雑貨店のPLAZA(プラザ)のほか、KALDI(カルディ)などでも購入できます。また、アマゾンや楽天等の通販でも購入可能です。価格帯は定番の正方形100gの場合380円、ミニサイズのアソートは150gで500円です(税抜、店舗により価格は変動する可能性があります)。
5. ドイツのおすすめチョコレート:Feodora(フェオドラ)
<撮影:Miho>
続いてのFeodora(フェオドラ)は、日本ではなかなか珍しいドイツのチョコレート。こちらについては、ドイツ旅行のお土産リストに入れるのがおすすめです。
5.1 Feodora(フェオドラ)の概要
フェオドラは1910年にドイツのブレーメンで創業した、老舗の高級チョコレートブランド。フェオドラとは、ドイツのビクトリア皇后の妹であるプリンセスフェオドラの名前に由来しています。フェオドラ創業者が上質なチョコレートには崇高な名前を付けたいと、「神からの贈り物」を意味するフェオドラを名づけるに至りました。パッケージの「Feodora」はプリンセスフェオドラのサインが使用されており、フェオドラ社の製品パッケージに頻繫に使われる淡い黄色は、彼女のお気に入りな色だそうです。
5.2 Feodora(フェオドラ)の魅力
フェオドラのチョコレートは、その名の通り気品のある繊細な味わいが特徴です。フェオドラの定番商品は黄色のパッケージの板チョコ。フェオドラは現在でもブレーメンの自社工場で生産を続けており、創業当時から受け継がれる伝統的なレシピから創られたチョコレートは、深いカカオの風味が魅力です。
5.3 Feodora(フェオドラ)の価格帯
フェオドラは現地のスーパーマーケットで購入できますが、価格は他のブランドよりも少々割高。100gの板チョコで約2ユーロ前後となっています。価格帯は幅があり、この項目で載せたクリスマス限定デザインのものは、2.99ユーロでした。 またフェオドラでは、小さなチョコレートがたくさん入った六角形のボックスパッケージも主力商品で、こちらは約5ユーロ。ほかにもチョコレート詰め合わせは約20ユーロ前後で販売されています。高級感のあるパッケージは、贈り物やドイツ土産としてもおすすめです。
5.4 Feodora(フェオドラ)は日本でも買える?
残念ながら、フェオドラは日本では入手困難です。Amazon等の海外製品も扱う通販やフリマアプリで見かけることはありますが、種類は多くありません。ドイツ旅行をするときは、ぜひ味わってみてくださいね。
6. ドイツのおすすめチョコレート:TOBLERONE(トブラローネ)
<写真はイメージです。Photo by Pixabay(CC 0)>
最後にご紹介するのは、日本でも比較的よく見かける三角形が特徴的なTOBLERONE(トブラローネ)です。
6.1 TOBLERONE(トブラローネ)の概要
三角形のチョコレートが細長く連なるパッケージでお馴染みのトブラローネ。スイス発のチョコレートブランドですが、ドイツ人にも長く愛されています。この商品が発売されたのは1908年頃とされており、実に112年もの歴史があります。 なお、この形はスイスのアルプス山脈に連なる山のマッターホルンをイメージしており、細かく砕いたアーモンドのヌガーが入ったミルクチョコレートが人気フレーバーです。
6.2 TOBLERONE(トブラローネ)の魅力
<写真はイメージです。Photo by Pixabay(CC 0)>
トブラローネのフレーバーは蜂蜜やアーモンドヌガー入りのミルク、リッチダークチョコレートのダーク、ホワイトチョコレート、フルーツ&ナッツなどの種類があります。三角形のパッケージだけでなく、小袋に分けられたアソートセットも。 蜂蜜の甘みに加えて、深みのある苦みが合わさった大人でも楽しめる味わいです。
6.3 TOBLERONE(トブラローネ)の価格帯
トブラローネは三角形の200gパッケージで約3ユーロ、100gパッケージで約2ユーロで、スーパーマーケットにて購入可能。空港にある免税店でも購入できますが、割高になるためスーパーマーケットで買うことをおすすめします。
6.4 TOBLERONE(トブラローネ)は日本でも買える?
トブラローネは日本でも輸入食品店のKALDI(カルディ)やPLAZA(プラザ)の店頭や公式通販で購入ができます。三角形の100gパッケージや、小さな山型の個包装パッケージなどが販売されています。アマゾンや楽天でも見かけるので、今回ご紹介したチョコレートブランドの中では、比較的入手しやすいかもしれません。
ドイツではあらゆる種類のチョコレートが豊富。チョコレートを普段食べないという方も、ドイツに行ったら気になるフレーバーが見つかり、試してみたくなるかもしれません。この記事では日本でも購入できるチョコレートブランドを中心にご紹介しましたが、それでも本国ほど種類は多くありません。ドイツ旅行の際には、ぜひ日本では手に入りにくい限定のフレーバーを試してみてくださいね。
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Miho
- ドイツ人パートナーと国際遠距離恋愛中。スペイン・マラガへ語学留学経験があり、ラテン文化も大好き!個人ブログ「Lupo(ルポ)とわたし」を運営中。