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全米ベストビーチに選ばれたハナウマ湾への行き方!ザ・バスでお得に移動
オアフ島の人気ビーチ「ハナウマ湾(ハナウマベイ、またはハナウマ湾自然保護区)」をご存知でしょうか? 全米ベストビーチに過去2度も選ばれたことがあり、エルヴィス・プレスリーの映画「ブルーハワイ」の撮影でも使われた美しいビーチです。 ハワイ王朝時代には、王族しか入ることを許されなかったスペシャルな場所で、現在は観光客や地元の人たちがシュノーケリングやビーチでのピクニックを楽しんでいます。 こちらのハナウマ湾、実はハワイで唯一の有料ビーチ。ハワイ州民と12歳以下は無料ですが、お金を払ってでも行く価値がある、とビーチマニアの間ではとても人気のあるスポットなのです。 気になる入場料は、1日あたり大人7.50ドル(駐車場やロッカー利用、シュノーケリングなどは別途追加料金)。また10分ほどの教育ビデオによる教育を受けてからでないと、入ることができません。 これには理由があり、ハナウマ湾はその水質の良さから、シュノーケリングで気軽にたくさんの魚やカメが泳ぐ姿を間近に見ることができるほど。自然保護区としてこの景観を守るために、ビジターは教育ビデオの鑑賞を通じて理解してもらうことが必要なのです。
目次
<2. ハナウマ湾への移動手段でおすすめしたい「ザ・バス」の利用方法>
1. ハナウマ湾の営業時間は?
<写真はイメージです。Photo by Brian Bondoc on Unsplash>
ハナウマ湾は、夏季営業時間が朝の6時から夜の19時まで(※)。冬季営業時間は朝の6時から夜の18時まで。そもそも、いつからいつまでが夏季なの?というところですが、戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)の週末から、ということになっています。 戦没将兵追悼記念日は毎年5月の最終月曜日であるため、その週の週末からが夏季営業時間になります。冬季がスタートするのはLabor day(レイバーデー:労働者の日)の週末で、9月第1週の月曜日がレイバーデイです。
ハイシーズンである夏季は、入場チケットを求める行列とシュノーケリングレンタルの列ができてしまうので、ビーチでの時間をたっぷり楽しみたい人は早起きして出かけましょう。 また車で行きたい人も早めの移動を心掛けましょう。朝のうちに駐車場が満車になってしまうこともあります。駐車場代は1台につき1ドルなので、日本に比べると驚くほどお得感のある値段設定ですね。レンタカーは苦手、という方は、ワイキキから後述するバスで移動するのがオススメです。
ちなみに、毎週火曜日とクリスマス、お正月は定休日となっています。毎週の定休日も自然保護のために設けられているので、火曜日はハナウマ湾に行ってもビーチエリアに入ることはできませんので覚えておいてくださいね。
※編集部註:2020年6月時点では、ハナウマ湾は新型コロナウイルス及びCOVID-19感染拡大の影響により、2020年6月30日時点まで閉鎖することをアナウンスしています。再開時期は変動する可能性があるため、必ず公式サイトなどで最新情報を確認してください
2. ハナウマ湾への移動手段でおすすめしたい「ザ・バス」の利用方法
<写真はイメージです。出典:写真AC>
ハワイをお得に移動しようと思った場合、大活躍するのが公共の交通機関「ザ・バス(The Bus)」の存在。ザ・バスの車両はレインボーカラーのものと、白地に黄色とオレンジのグラフィックのものと2種類があると覚えておきましょう。レインボーの方が大型車両です。
2.1 ザ・バスの料金について
ザ・バスの料金は大人(18歳以上)一人2.75ドルで、ワンデーパスは5.5ドル。1日に2回以上バスに乗ればワンデーパスの元が取れるという、お得感のある値段設定です。ワンデーパスは、バス乗車時にドライバーから購入することができます。 長期滞在者向けには、70ドルのマンスリーパスというものもありますが、買った日から1ヶ月ではなく、その月の1日から末日まで、という計算方法なので滞在日数によってはあまりお得にならない場合もあります。月初から当月末近くまで滞在するスケジュールの場合は、おすすめできると言えるでしょう。 ちなみに、もしタクシーで移動した場合は、ワイキキからおよそ40〜50ドル。断然バスがお得ですよね! 旅行者にとって安く、遠くまで気軽に移動することができる「ザ・バス」を、一度体験してみてはいかがでしょうか。
※>>>参考:The Bus公式サイト(英語、外部サイトへ遷移します)
2.2 ザ・バスに乗るとき
乗るのは前の扉から。この扉から降りてくる人もいるので、降りたい人が全員降りたことを確認してから乗り込んでください。 最近はアプリも充実しており、「DA BUS(ダ・バス)」を使えばリアルタイムでバスの現在位置をGPS機能で知ることができます。ザ・バスに乗る前にこのアプリをダウンロードしておけば、待っているバス停の名前を入れることでそのバスが今どこにいるのかがわかるのです。便利で安心!
※>>>参考:DaBus2アプリ紹介ページ(外部サイトへ遷移します)
2.3 ザ・バス内でのルール
ザ・バスには、大きな荷物を持ち込むことができません。持ち込めるのは膝に乗るサイズの荷物までとされているので、間違ってサーフボードやゴルフバッグなどを持ち込まないように気をつけましょう。 また、水着や濡れた服のままで乗り込むことも禁止です。音楽を聴く場合はヘッドホンやイヤフォンでのみOKですが、音漏れはダメなので気をつけましょう。ハワイのテンションでついついボリュームが大きくなってしまいそうですが、他の乗客に迷惑をかけないように注意です。 基本的には、日本の公共交通機関に乗るときとそんなにルールは変わりませんので、そこは安心してくださいね。
3. ザ・バスでハナウマ湾へ行くには
<写真はイメージです。出典:写真AC>
ハナウマ湾へザ・バスで行く場合は、ワイキキ・カラカウア通りの22番路線(海側)に乗って、Hanauma Bayのバス停留所で下車します(定休日の毎週火曜日は、この停留所には停まりません)。 ワイキキからは約40~50分程度。バスに乗っている間もワイキキらしい風景を楽しむことができるので、バスからの眺めも楽しんでみてください。
3.1 ザ・バスに乗ってハナウマ湾へ行くときの注意と料金
ザ・バスでハナウマ湾へ行くときに注意しておきたいのは、ルートの最初にある停留所付近でバスが満員になってしまうと、ルートの最後に近い停留所で途中から乗ろうとしても乗れない場合があるということ。 ですので、確実にバスでハナウマ湾に向かいたいという方は、始発に近いバス停から乗り込むことをオススメします。クヒオ通りの西端にあるワイキキ・ゲートウェイ公園前が、22番路線の始発停留所です。ハナウマ湾入り口の展望台まで乗り入れているので、このバスをうまく利用して移動したいところですね。
参考:ワイキキ・ゲートウェイ公園前Googleマップ:
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4. ハナウマ湾から帰るにはどうすれば良い?
<写真はイメージです。Photo by Amanda Phung on Unsplash>
行きと同様に、帰りもバスで移動しましょう。平日は1時間に1本程度のバスしかありませんが、15時〜16時は30分に1本あります。土曜日は30分間隔、日曜日と祝日は20〜30分おきに1本運行しているので、あまり混まない時間を見計らってバス停へ戻りましょう。時刻表は下記URLからご確認ください。
時刻表のページについて解説しますと、ROUTE22で上がワイキキからハナウマ湾へ行くルート、下がワイキキへ戻るルートです。また、日本の時刻表記と少し違うので見にくいですが、例えば800aは8:00AMという意味で、526pは5:26PM、つまり17:26ということです。 バスを使いこなして移動するのは交通費の節約になるため、その分美味しいものを食べたり、お土産を買ったりする費用に回すことができます。ぜひ、ハナウマ湾への移動も往復バスにチャレンジしてみてくださいね! それから、ハワイの「ザ・バス」はハナウマ湾だけでなく、オアフ島の主要エリアをほぼ網羅していて、機能的にもバッチリ。効率よくオアフ島を移動するには見逃せない存在です。地元の人たちに混ざって、気の向くままにバス移動してみるのも旅の思い出になりそうですね。
5. 全米ナンバーワンビーチの基準って?
最後に、ハナウマ湾を含む全米ナンバーワンビーチについて、その概要をご紹介しましょう。 まず、全米ナンバーワンビーチを決めるのは、「Dr.Beach」というニックネームを持つ、フロリダ国際大学教授のステファン・レザーマン博士。この方が全米のビーチを調査し、毎年審査項目で上位になったビーチを発表しています。
ランキングの審査項目は海水の条件や、治安、禁煙の有無、ライフガードが常駐しているか、など細かく50個の項目があります。もちろん、トイレやシャワーの設備に関しても評価がされます。評価点数を細かく数値化したデータなので、信頼がおけるデータだといえますね。 データは公式サイトからも見ることができるので、ハワイ州以外のベストビーチもチェックすることができます。
5.1 ハワイ州にあるハナウマ湾以外の全米ナンバーワンビーチ
ハナウマ湾は2016年と2004年の2回、全米ナンバーワンビーチを受賞しています。さらに、大人気ビーチリゾート地のハワイなだけあって、ハワイ州には全米ナンバーワンビーチに輝いたビーチが多数あります。 オアフ島では、今回ご紹介したハナウマ湾以外にラニカイ、カイルア、ワイナマロがあります。1991年の調査開始以降、それぞれ1度ずつの受賞です。マウイ島では、カパルア・ベイ・ビーチが2度受賞しました。これらの受賞実績から、ハナウマ湾がいかに魅力的なビーチなのか、そして景観の管理に力を入れているかということを想像できると思います。 ビーチ好きにとっては、全米のナンバーワンビーチを巡る贅沢な旅をしたい!という方もいることでしょう。まずはハナウマ湾を含めた、ハワイ州のベストビーチを制覇してみてはいかがでしょうか。
サムネイル出典:Photo by William Zhang on Unsplash
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yukaco
- 17歳のときに初めてフィレンツェ、ヴェネチアへ行ってからすっかりイタリア贔屓に。定期的にイタリアへ旅行。
食、ファッション、アートが得意分野。興味があればどこへでも行くフットワークの軽さでハードスケジュールな取材も敢行。
イタリアの中で一番好きな場所はミラノ・スカラ座。好きな食べ物はラヴィオリ。