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ちょっと前まで、マスクをしている人の心理とマスクをしている人を見た時の心理って世界共通じゃなかった in オーストラリア。
こんにちは!〝みちみち"と申します。
今では日常のマスクは必要不可欠。着用していない方は煙たがられてしまいますよね。
そこで、世界中でマスク、マスク...と言われる以前、私がオーストラリア留学中にマスクをしていてびっくりした出来事を、ふと思い出したので小話程度で書いてみようと思います。よかったら読んでみてください。
<プラナ / PIXTA(ピクスタ)>
目次
オーストラリア留学中、風邪をひいてマスクをした
私は2017年8月中旬に渡豪しました。日本ではお盆という一番暑い時期ですが、オーストラリア南半球なので真冬です。しかも私が降り立った街はメルボルン。もこもこのダウンコートを着てカシミア混のマフラーをぐるぐるに巻いていても、朝晩はブルブル震えていました...。
学校内は、国際色豊かで体感温度の差があり、コートを着たまま授業を受けていたこともありました。笑
オーストラリアに到着して2~3週間、環境の変化に適応できず、ホームステイ滞在中に風邪をひいてしまいました。風邪薬も海外のためかあまり効果はなく、日本にいる母親に頼み、日本から風邪薬一式を送ってもらいました。素晴らしい物流システムで、EMS(国際スピード郵送)発送で、1週間弱で届きました。拍手したくなるレベル!(余談ですが、送料は4,000円くらいだったかな?意外と安いです。海外留学中の方、もしいらっしゃいましたら気張らず親に甘えましょう。母が一生懸命書いてくれた送り状の英語のスペル、多少間違っていても届きますから!笑)
風邪薬セット一式の中にマスクも梱包してくれていました。授業中やステイ先で咳をコンコンされるのは嫌だろうし、風邪をうつされたくないと思われると思い、私は四六時中マスクをしていました。
風邪が治ってマスクを外した時のホストマザーの反応が意外
そしてその後、風邪も完治し、マスクをせずに自宅でホストマザーが買っていた犬、猫と戯れていた頃、ホストマザーが帰宅。
「あら、マスクをはずしたのね。」と言われたので、私はこう答えました。
「風邪をひいていて、ホストマザーや友人に移したくなかったから...。でももう治ったから安心してね!」と伝えると、驚いた表情でこちらを見て、こう言いました。
「そうだったのね、私はてっきり体が弱っているから外部のウイルスや菌を体に取り込みたくないからマスクをしているのかと思っていたわ!だから私たちとあまりお話ししたくないのかと思っていたの。」と。
そのホストマザーは留学生を今までに何人も受け入れている方で、外国人留学生への理解がとっても深い方でした。(※中にはお金稼ぎのためだけに、留学生を受け入れている方もいるので本当に当たり外れがあるのです...泣)
まさか話しかけてほしくないと思われていたとは全く夢にも思わず、むしろ躊躇することなくコミュニケーションがとれるようにマスクをしていました。
私はマスクが海外ではあまりメジャーでない事も知らず、世界共通と勝手に判断していまい、とても恥ずかしくなった感覚を今でも覚えています。
もちろん、誤解を解くために以下のように説明しました。
「日本での冬は、カラッカラに乾燥していて風邪やインフルエンザがとても流行しやすい。しかも朝晩の電車通勤なんて最悪で、毎日ぎゅうぎゅうの満員電車。風邪をひいて、咳やくしゃみをしている人は、ほかの乗客に風邪がうつってしまったら困るだろうという心理が働いて、マスクをする人が多い。」
ということを、私のつたない英語で一生懸命伝えました。どんな風に表現したかはもはや覚えていませんが(当時は必死すぎて..笑)。(またまた余談ですが、そのステイ先での生活は1か月のみの予定でしたので、後ろ髪を引かれながらシェアハウスに引っ越しました。今でもまた会いたいなと思い出すくらいです。)
世界中でガラッと変わってしまったマスクへの反応
今となっては「感染症をうつさず、うつされず」のためにマスクをすることが世界中に浸透していますが、「お互いのことを思ってのマスク」として理解が深まりつつあるのがなんだか嬉しいなと、勝手にほっこりした気分になっている今日この頃でした。
「コロナウイルスが終息したら、またオーストラリア行こうかな~」なんてプランを練っているライターみちみちでした(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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みちみち
- 旅行会社勤務。趣味は、次に行く海外旅行の計画を練ることです(行けるかどうかは別として…)。
コーヒー好き。オーストラリアのメルボルンに1年弱滞在経験あり。