【ドイツ】ベルリンにある開放感や自然を楽しむことができる特別な場所5選!

ドイツの首都であるベルリンは、日本の首都、東京に比べると多くの公園や緑地があるため、街にはゆとりが生まれています。公園や緑地は多くの自然を街の中に生み出すだけでなく、歴史的な史跡がその中にあったり、アトラクションを用意しているなど、観光旅行で訪れても十分に楽しめる個性的で魅力的なものとなっています。また、その中には無料で入場できるものがあり、有料であっても他の観光施設ほど入場料がかからないため、気軽に訪れることができるでしょう。

そこで今回は、開放感や自然を気軽に楽しむることができる、ベルリンにある5カ所の特別なスペースを紹介したいと思います。

目次

1. ティアガルテン

ベルリン中心部に広がる広大な公園「ティアガルテン(Tiergarten)」。それはベルリンの象徴である、ブランデンブルク門周辺に広がる森のような空間です。その広さは210ヘクタール(東京ドームおよそ45個分の広さ)と、とても街の中心部にある公園とは思えないでしょう。

このような公園には木々が生い茂り、幾つかの湖もあります。公園内には多くの散策路が設けられており、街の中心部であっても気軽に散歩することができ、自然を身近に感じることができるでしょう。

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自然が身近に感じられることだけでなく、公園内やその周辺に多くの観光スポットがあることも旅行者にとっては見逃せないでしょう。公園の中心には戦勝記念塔がそびえ、塔の展望台からはティアガルテンやベルリンの街並みを楽しむことができます。

また公園の両端には、ベルリン動物園やブランデンブルク門があり、公園の訪問に合わせて訪れることができます。そのため観光の合間の休憩としてティアガルテンを訪れ、自然に触れて旅行の疲れを癒すことができるかもしれません。

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ティアガルテン(Tiergarten) 基本情報

2. テンペルホーフ・フェールド

世界でも例を見ないスペースがベルリンにあります。「テンペルホーフ・フェールド(Tempelhofer Feld)」が位置するのはベルリンの中心部。かつては飛行場として使用されており、多くの飛行機が離発着していました。しかし街の中心部にあること、そして拡張不可能な場所であるため、2008年にその役割を終えています。

現在、本来の役目を終えた飛行場は市民に開放されており、そのまま残された滑走路はランニングやサイクリングの場所として多くの人々に利用されています。

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およそ300ヘクタール(東京ドーム60個以上の広さ)という広大な敷地には、滑走路がそのまま残されているため、そこに足を踏み入れると非日常的な感覚を楽しめるかもしれません。

また滑走路から少し離れれば、そこに広がるのは広大な平原です。周りに視界を遮るものは何もなく、360度の風景を街の中で気軽に楽しむことができます。もちろん目に見えるのは植物のみ。そのため開放感だけでなく自然を身近に感じられるに違いないでしょう。

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テンペルホーフ・フェールド(Tempelhofer Feld) 基本情報

3. スードゲレンデ自然公園

ベルリンの街の南側にある「スードゲレンデ自然公園(Natur-Park Südgelände)」には、広大な緑地が広がっています。今では多くの木々が生い繁っていますが、その中を歩いていると、ここが昔は別の役割を果たしていたことに気付かされるでしょう。

森の中に残されているのは多くの鉄道のレールです。この場所は19世紀後半から20世紀半ばまで、鉄道の車両基地として多くの列車が留め置かれる場所として使われていました。しかし1952年に車両基地が閉鎖された後は、草木によって覆われて森のようになり、2000年からは公園として市民に開放されているのです。

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このような公園の特徴となるのは、鉄道のレールと自然とのコントラスト。廃墟や廃線跡を訪れることは最近ではちょっとしたブームになっていますが、ここでは整備された廃線跡をハイキングすることができます。

また蒸気機関車が設置されているため、往時の車両基地の様子を思い起こすことができるでしょう。このような公園は、自然も鉄道も同時に楽しむことができる素敵な場所となっています。

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スードゲレンデ自然公園(Natur-Park Südgelände) 基本情報

4. ブリッツァー・ガルテン

ベルリン郊外にある「ブリッツァー・ガルテン(Britzer Garten)」は、湖を囲うような形で広がる特別な空間となっています。敷地は90ヘクタールと、東京ドームで考えると約20個分の広さを持つ広大なスペースとなっています。

こちらの特徴となるのは、様々な花々を楽しめること。チューリップ、ツツジ、シャクナゲ、そしてダリアが植えられており、春から秋にかけて美しい花々を鑑賞することができるのです。このようなことからブリッツァー・ガルテンは2002年に「ドイツで最も美しい庭園10選」にも選ばれており、多くの市民に愛される場所となっています。

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ブリッツァー・ガルテンには、他にも静かな湖の風景、湿地帯に見られる多くの植物など様々な魅力がありますが、忘れてならないのはミニ鉄道が走っていること。敷地に広がる湖を一周する形で線路が敷かれており、そこを小さな列車が走り抜けているのです。このようなことから、大人は美しい草花を、子供はミニ鉄道を楽しめるため、家族で訪れるにはぴったりの場所と言えるでしょう。

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ブリッツァー・ガルテン(Britzer Garten) 基本情報

5. ゲルテン・デア・ヴェルト

ベルリン北東部の郊外には、世界各国の庭を集めた「ゲルテン・デア・ヴェルト(Gärten der Welt)」が広がっています。集められているのは、日本、中国、韓国、バリ、イタリア、イギリスなどの庭です。

中国庭園は池のほとりに広がっており、また中国茶を楽しむことができる茶館も建てられているため、目だけでなく味覚でも異文化を感じられる場所となっています。日本庭園には多くの桜の木が植えられており、春にはドイツで日本の春の風景を楽しむことができます。

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このような異国の風景を見せる庭園ですが、2017年に「国際庭園博覧会」が開催され、会期中に整備された移動手段や設備が今も残され、こちらのスペースをより魅力的なものにしているのです。

敷地の小高い丘には展望台が建てられおり、庭園だけでなく周辺の街並みを一望することができます。また会場の移動手段としてロープウェイが設置され、広大な公園を上から眺めることができるようにもなっているのです。そのため庭を楽しむだけでなく、素晴らしい眺望も合わせて楽しむことができるでしょう。

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ゲルテン・デア・ヴェルト(Gärten der Welt) 基本情報

  • 入場料:庭のみの入場料7ユーロ(約860円、季節により異なる)、ロープウェイ+入場料9.9ユーロ(約1,220円)
  • アドレス:Blumberger Damm 44, 12685 Berlin
  • 開場時間:9時〜日没
  • Web-Site:https://www.gaertenderwelt.de/en/

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K.Hayashi

大学卒業後に渡独。フリーランスライターとしてドイツの文化について多くの記事を執筆中。

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