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【スペイン】火祭りやワインフェス等、楽しいイベントがいっぱいの春のバレンシア

記事投稿日:2020/06/10最終更新日:2020/06/10

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日本でも報道されている通り、これを書いている2020年3月末現在、スペインは新型コロナウイルス感染者の急増により、警戒事態下にあります。外出できるのは通院、食品や薬の買い物、犬の散歩くらい。既に始まっていた火祭りもストップがかかり延期となりました。通常バレンシアでは3月の火祭りからの約1か月半は、いろいろなイベントが目白押しでとても楽しいシーズンなのです。来年以降への参考に、バレンシアの春のイベントをご紹介したいと思います。

目次

スペインが世界に誇るバレンシアの火祭り

春のイベントのトップバッターが火祭りです。日本ではスペインの三大祭りのひとつに数えられていますね。ユネスコの無形文化遺産として登録され、毎年世界中から大勢の見物客が訪れます。

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com>

2月の最終日曜日に開会式典が開催され、3月に入ると毎日14時に市役所広場でバレンシアっ子が大好きな爆竹ショーが開かれます。その後夜になるとイルミネーションがまたたき、15日の夜中にはバレンシアの町中に大小およそ750ものオブジェ("ファジャ/falla"といいます)が立ち並びます。これ以降は毎晩花火大会があり、17日・18日は美しい民族衣装を着た人々のパレード等のイベントもあり、19日の夜一斉に"ファジャ"に点火。

バレンシアに住んでもうすぐ20年になる私ですが、毎年新しいファジャが飾られるのでまったく飽きがきません。バレンシアがもっともバレンシア色に輝く、一度は体験したいお祭りです。

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com>

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com>

今年は、3月10日に火祭りの延期が発表になりましたが、大きな"ファジャ"は既に設置中で解体できないものもありました。そういった"ファジャ"は残念なことに、外出制限で誰も出られない中、事前告知なしに燃やされてしまいました・・・。なお、延期による新しい日程は7月15日~19日とのこと。歴史に残る、はじめての夏の火祭りになります。

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>>>組織委員会公式ウェブサイトはこちら(スペイン語、バレンシア語)

スペイン中が宗教色に包まれるセマナサンタ

セマナサンタ(聖週間)は、キリストの受難と死とを偲ぶ1週間。枝の主日と呼ばれる日曜日から始まり、スペイン全土において厳かに行われます。

教会にあるマリア像やキリスト像を山車にのせ、信徒やブラスバンドが連なって町を練り歩く"プロセシオン/procesión"が有名です。バレンシア全般ではあまり盛んではありませんが、海辺のカバニャル地区では盛大に催されます。連日どこかしらの信徒団の"プロセシオン"があり、土地柄、ビーチでも執り行われる宗教行事が独特。キリストが十字架に架けられた聖金曜日には、多くの信徒団による大掛かりな"プロセシオン"があり、最初から最後まで見るのに4時間近くかかります。

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com>

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com>

また、復活の日曜日の昼間には、それまでの厳かさとは打って変わって明るい雰囲気のパレードを見ることができます(※セマナサンタは移動祝日なので、毎年日にちが変わります)。

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com>

聖週間の"プロセシオン"には、アンダルシアのように豪華なものから小さな田舎町の質素なものまでいろいろなタイプがありますが、キリスト教信者ではなくても胸を打たれます。

残念なことに、今年は全国的に"プロセシオン"の中止が発表されました。

関連サイト: https://www.semanasantamarinera.org/(スペイン語、バレンシア語、英語)

広いビーチの上で青空に舞う西洋だこが壮観

バレンシアでは、セマナサンタの時期にたこあげをする習慣があります。それに合わせて、毎春マルバロサのビーチでは「たこあげフェスティバル(Festival de Cometas de Valencia)」を開催。

広くどこまでも続くビーチと青い海、青い空に舞うカラフルな西洋だこ。とても爽快で気持ちのいいイベントです。ビーチ沿いの遊歩道にはバルやレストランのテラス席もあるので、一杯飲みながら空を見上げてのんびりしたバレンシア時間をお楽しみください。

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今年の開催は延期になりましたが、まだいつになるかの告知はありません。

バレンシア産のワインと食材の野外フェスティバル

毎春、トゥリア公園で開かれて大勢の人で賑わうのが「Mostra de Vinos, Cavas y Licores y la Mostra de Alimentos Tradicionales」。訳すと、ワイン、カバ、リキュールと伝統食品市となります。

バレンシア各地のワイナリーやチーズ、腸詰類などのブースが並び、入り口で購入するチケットとグラスを持って、あちこちでバレンシアの味を楽しむオススメのイベントで、昼は大きなパエリア鍋でつくるパエリアの販売も。夜はとくに混みあいますが、私は家族連れの姿もある青空の下での、のんびりした昼間の方が好きです。

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<©TVCB, Valencia. Todos los derechos reservados. www.visitvalencia.com>

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関連サイト:https://lamostra.es/ (スペイン語、バレンシア語、英語)

郷土愛の強い在バレンシアのアンダルシア移民たちのお祭り

昔、貧しかったアンダルシア地方では、多くの人々が職を求めて地方へ移住をしました。そして同郷の仲間たちとアンダルシアの典型的なお祭り"フェリア"を開いて楽しんでいました。

バレンシアではいつしかそれが毎春行われるGran Feria Andaluzaというイベントになり、今年開催されれば28回目を迎えます。トゥリア公園にフェリア会場を再現し、カセタと呼ばれるお祭り小屋の中で飲み食べ、話に花を咲かせ、セビジャーナス(セビリア周辺地域の民謡や踊りの一種)を踊ります。

バレンシアの民族衣装とはまったく異なるアンダルシアの衣装に身を包んだ人で来る人も多数。陽気で明るいアンダルシア気分を味わえるイベントです。

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風光明媚な産地で開かれるワイン市

最後におまけをひとつ。バレンシア郊外で開かれる、ワイン好きに人気のイベントが「Mostra de Vins de Terres dels Alforins」です。

バレンシア県南部にあるモヘンテ(現地ではモイシェン)とフエンテ・ラ・イゲラ(同ラ・フォン・デ・ラ・フィゲラ)、フォンタナレス(同フォナタナルス・デルス・アルフォリンス)の3つの町を結ぶ三角地帯は、バレンシアのトスカーナと呼ばれる風光明媚なワインの産地です。

毎春、3つの町を持ち回りで開かれる青空ワインまつりには、10を超える地元のワイナリーがブースを出店。春の陽気のもと、ワイングラスを片手にあれこれ試飲を楽しむことができます。

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関連サイト:https://www.facebook.com/Terres-dels-Alforins-170666729658644/ (バレンシア語)

今年は新型コロナウイルスの影響で、どのイベントも予定通りの開催ができなくなりました。私も楽しみにしていたので、残念でたまりません。バレンシアの春は暖かでとても気持ちのいい季節です。ぜひ、来年の春はバレンシアにお越しになり、イベントをお楽しみくださいね。

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記事投稿日:2020/06/10最終更新日:2020/06/10

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