世界遺産!ラオスのルアンパバーン早わかり☆絶品グルメやお買い物情報も

メディアで「アジアの原風景が見られる街」「アジアの桃源郷」などの見出しと共に紹介されることが多い、ラオスのルアンパバーン。

実際に行ってみたら、街中ほとんどの場所で英語が通じて観光地として整備されていたので、イメージしていたより「原風景感」が少なくも感じました。

しかし、メコン川やクアンシーの滝、仏教寺院、朝の托鉢(たくはつ)などの自然や文化の魅力はもちろん、アジアン雑貨・エスニックファッション好きには堪らないナイトマーケットでのショッピング、西洋人のローカルシェフが手掛ける絶品レストランやカフェなど食文化も発達していて、魅力に満ちた街でした。

今回は、そんなルアンパバーンの魅力についてご紹介します。

目次

ルアン・パバーン早わかり、主な見どころ

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ラオス北部にある古都で観光の中心地ルアンパバーン(Luang Prabang、別名ルアンプラバーン(Luang Prabang))、市街地一帯がユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されています。

ラオスの首都ビエンチャン(Vientiane)からメコン川を約400km上流にさかのぼったナムカン川との合流場所に位置する、人口約6万人の街です。

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メコン川に沈む夕日を眺めたり、街中から30km程度離れた場所にあるクアンシーの滝(Kuang Si Falls)でマイナスイオンを浴びたりと豊かな大自然を観光出来る他、仏教寺院やサフラン色の袈裟に身を包んだ僧侶の托鉢風景を見たり、実際に托鉢を経験することも出来ます。

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ルアンパバーンで夕日を見る場所と言えば、メディアにも度々取り上げられている、プーシーの丘が人気です。

ハイシーズンは丘の頂上がものすごく混雑していて、別の日に参加したメコン川サンセットクルーズの方が落ち着いた雰囲気の中、刻一刻と変わっていく夕日と川の表情を見ることが出来て、しっかりと目に焼き付けることが出来ました。

2泊以上滞在するのであれば、両方体験してみるのも良いでしょう。

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市内の移動はレンタサイクルで回ると効率が良く、クアンシーの滝へはソンテウ(バイクやトラックの荷台を改装した乗り物)が便利です。

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ラオスには人口の半数以上を占めるラオ族など計50の民族が住んでいますが、9割が仏教徒です。隣国のタイ、ミャンマー、カンボジア同様、上座部仏教(テーラワーダ仏教)が信仰されており、ルアンパバーンにもお寺が多数あります。

中でも街で一番大きな寺院、ワット・シェントーン(Wat Xiengthong)のモザイク壁画は保存状態もよく、お寺好きもそうで無い方も一見の価値が有ります。

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日本各地の仏像を鑑賞する番組『新TV見仏記』ファンの方必見!日本と仏像の配置の仕方も違います。お寺の外壁の黄金のレリーフも美しいワット・マイ(ワット・メイ(Wat Mai))。

お寺は街のあちこちに点在しているので、お寺巡りにはレンタサイクルが尚のことオススメです。

オススメ!ショッピング

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ラオスと言えば、伝統的な織物が有名でルアンパバーンの街中にも織物を扱っているショップがたくさんあります。

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中でもイギリス人とラオス人がオーナーの「オーク・ポップ・トック(Ock Pop Tok)ではセンスの良い綿や絹のタペストリーやテキスタイルを使ったストール、洋服、雑貨などが購入出来ます。

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このお店はルアンパバーンのメインの通り、サッカリン通り(Sakkaline Road)沿いに2軒ショップがある他、メコン川沿いにはリビング・クラフト・センター(Living Craft Centre)というショップ兼機織り体験やワークショップなどを開催している、カフェ併設の体験型店舗も有って、そちらも人気です!

オーク・ポップ・トックはフェアトレードと地元民の職業訓練をコンセプトに運営しているので、地元の市場やナイトマーケットなどと比べると商品のお値段は高いですが、センスの良い高品質なアイテムが揃っています。

OCK POP TOCK The Boutique

  • 営業時間:8:00-20:00
  • 住所:07 Ban Phonheung Phayalaungmuengchan Rd, Luang Prabang 06000, Lao PDR
  • 電話番号:+856 (071) 253 219
  • ホームページ:https://www.ockpoptok.com/

OCK POP TOCK Heritage Shop

  • 営業時間:8:00-20:00
  • 住所:79 Sakkarin Rd,Ban Vat Sene, Luang Prabang, Lao PDR
  • 電話番号:+856 (071) 254 406
  • ホームページ:https://www.ockpoptok.com/

OCK POP TOCK The Living Craft Centre

  • 営業時間:8:00-19:00
  • 住所:125/10 Ban Saylom,Luang Prabang, Lao PDR
  • 電話番号:+856 (071) 212 597
  • ホームページ:https://www.ockpoptok.com/

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一方で、みんなに配れるようなバラマキ用のお土産などを探すのにオススメなのがナイトマーケット(Night Market)。毎日、日没時間帯から徐々にオープンし、夜10時すぎまでシーサワンウォン通り(Sisavangvon Road)のルアンパバーン国立博物館(Luang Prabang NationalMuseum)前から、インタソム通り(Inthasome Road)との交差点までの間で開催されています。

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ナイトマーケット山岳地帯に住む少数民族のモン族が多く出店していて、モン族の特徴であるカラフルな雑貨の数々が並びます!

タイのチェンマイでもよく見かけるデザインや刺繍の入った雑貨がずらっと並んでいるので、一通りマーケット全体を見た後に気に入ったお店または販売員から買うのがオススメです☆

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ナイトマーケットで販売されている、藍染や刺繍の入った綿や絹の巻スカート(ラオス女性の伝統衣装「シン」)の多くは、その場でフックの位置を変えてウエストのサイズを調整してくれます。

仕立てる前の生地を購入することも可能で、時間のある方は日中タラート・ポーシー(Phosy Market)などの市場にスカート生地を持っていくと採寸してスカートを作ってくれるそうです。

ただし、ナイトマーケットで売られている織物は中国製が多いそうなので、気になる方はクオリティが保証されているお店で買った方が良いでしょう。

日本人が馴染みやすい絶品料理とオススメ!レストラン・カフェ

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見どころが豊富で治安も安定していて、英語を話せる人が多く親切な人が多いルアンパバーンですが、さらに滞在者を惹き付けるのが、食事が美味しい!というところ。

私もまさに胃袋を掴まれました。

ここでは、私がオススメするレストランを3軒ご紹介します。

おすすめレストランその1. 雰囲気抜群の創作ラオス料理店「マンダ・デ・ラオス(MANDA de LAOS)」

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絶対一度は食べて欲しいラオス料理がこちら。

肉や魚をミンチ状にしたものを炒め、ハーブ、野菜、ライスパウダー、ライム汁などと混ぜていただく「ラープ(LapまたはLaap)」。ラープには「幸せ」「幸運」という意味もあって、晴れの日には欠かせない料理だそう。

タイ北部や北東部でも食べられている料理ですが、タイと比べて辛さと味の濃さが控えめに感じました!特に雰囲気抜群の創作ラオス料理店「マンダ・デ・ラオス(MANDA de LAOS)」のラープは最高で、今すぐにでも食べに行きたいくらいです。

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一つ前の写真の野菜と豚肉のミンチを混ぜるとこうなります。店員さんが目の前で混ぜてくれるので、出来立ての状態でいただけます。ラープを更に葉野菜で包んで食べます。

ラープは他のお店でも食べ比べてみましたが、マンダ・デ・ラオスのラープは入っているミントなどのハーブや野菜の種類も豊富で具材も新鮮で、群を抜いた美味しさでした!

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こちらがマンダ・デ・ラオス店内。蓮の池を囲むように席が配置されていて、ゆったりとした空間です。ラープ以外も何を食べても美味しい!オリジナルカクテルも良かったです。

繁忙期は前もって予約が必要です。

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ルアンパバーンの有名レストランのほとんどは西洋人のオーナーがローカルの人たちと共に運営しているお店で、サービスも衛生概念もレベルが高く安心して食事が出来ました。

勿論、完全にローカルな屋台より値段は高めですが、前菜からデザートまで食べて、アルコールを飲んでも日本円で一人2,000~4,000円程度でした。

▼MANDA de LAOS 基本情報

  • 営業時間:ランチ12:00-15:00、ディナー 18:00-22:30L.O.、Bar 12:00-24:00、年中無休
  • 住所:Unit 1 Ban That Luang,10 Norrassan Rd, Luang Prabang, Lao PDR
  • 電話番号:+856 (071) 253 923
  • ホームページ:https://www.mandadelaos.com

おすすめレストランその2. 地中海料理やレバノン料理などが食べられる「ユニ・ユポン(Yuni Yupoun)」

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街の中心部にあるお店だと、ラオス料理の他、地中海料理、レバノン料理やセネガル料理などを提供するユニ・ユポン(Yuni Yupoun)もオススメ!カジュアルで雰囲気もよく、お料理も美味しいお店です。

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ユニ・ユポンで特にオススメはこちら。ルアン・パバーン名物の川苔を軽く揚げて、辛味噌を付けていただく「カイ・ペーン(Khai Phen)」。言わずもがな、ビア・ラオ(Beer Lao、ラオスのビール)との相性は抜群です。

▼Yuni Yupon Restaurant 基本情報

おすすめレストランその3. リバービューを眺めながら朝食を!「ザ・ベル・リーブ・テラス(The Belle Rive Terrace)」

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メコン川のリバービューを眺めながら朝食やランチを取るのであれば、ザ・ベル・リーブ・テラス(The Belle Rive Terrace)がオススメ。

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ここのクロワッサンは地元ベーカリーの焼きたてのものを提供していて、今までアジア圏で食べたクロワッサンの中で一番美味しかった☆ ベトナムのフォーに似た汁麺「フー(Feu)」はフォーより麺が細めです。

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揚げ春巻やメコン川で取れた川魚と野菜が入ったココナッツ風味のカレーなど、周辺国の影響を受けていることが伺えます。

ラオス料理は例えるならば、タイ北部の料理によく似ていますが、タイ料理と比べて全体的に味付けがあっさりしていて、主食はもち米で、魚や海苔をよく食べるところ、全体的に辛さが少し控えめなところが日本人好みに感じました!

そして、元フランス領ということもあって、パンやジャムもとても美味しいです。

▼The Belle Rive Terrace

  • 営業時間:7:30-22:30
  • 住所:99 Baan Phonehueang,Luang Prabang 06000, Lao PDR
  • 電話番号:+856 (071) 260 733
  • ホームページ:https://www.thebellerive.com

まとめ

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こぢんまりとした街ながら、見どころも美味しい食べものも多く、体験型の観光も出来るルアンパバーン。時間が許すことならば、3泊以上、街に住むような感覚でステイするとより一層楽しめると思います。

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ガイドブックなどでは夕日が有名なルアンパバーンですが、実際に行ってみたら日の出もとても美しかったです!

観光も食も良くて、治安も安定している、外国人と地元民が協力して暮らしている街で是非お気に入りの場所を見つけてください☆ 一人旅にもオススメです!

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ゆりさん

旅好きな30代。過去30か国以上を訪問。これまでに出会った人、景色やモノたちを皆さんに繋いでいけたら嬉しいです。現在、シンガポール在住。

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