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【2019~2020年版】青春18きっぷとは?値段・利用期間・買い方・お得ポイントをご案内
できるだけ交通費を節約して旅行をしたいという人におすすめの「青春18きっぷ」。名称は知っているけれど「使い方を知らない」「何がどう得になるのかがわからない」ということで、敬遠している人も多いようです。鉄道で長距離を移動するならぜひとも使いこなしたい青春18きっぷ。利用料金や期間など、あらゆる角度から解説します。
目次
- 2.1 安い
- 2.2 乗り降り自由
- 2.3 普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーも利用可能
- 2.4 快速電車(SL電車、リゾート電車含む)も利用可能
- 2.5 一部の区間の特急列車も利用可能
- 2.6 代行バスも利用可能
- 2.7 一人でもグループでも利用可能
- 2.8 北海道新幹線のお得なオプション券を購入可能
- 2.9 JRホテルグループ加盟の各ホテルで割引特典を受けられる
<3. 青春18きっぷの例年の発売期間・利用期間・値段・購入場所>
1. 青春18きっぷとは?
青春18きっぷは、JRの普通列車や快速列車、指定された路線の列車が1日乗り放題になるフリーパスが5回分(5日分)セットになったものです。料金は12,050円。
2. 青春18きっぷのお得なポイント・便利なポイント
青春18きっぷは、何がどのようにお得で便利なのでしょうか。
2.1 安い
まず挙げられるのが、値段の安さです。5回(5日)使えて12,050円ということは、1回(1日)当たり2,410円。片道2,410円、もしくは往復2,410円より遠いところを目的地とするなら得する計算になります。
たとえば東京駅から東海道線を使う場合は、吉原より先を目指すなら青春18きっぷが安くなります。大阪発なら、山陽線で岡山以西に行く場合、片道運賃が安くなる計算です。
もちろん往復もできます。たとえば東京駅から東海道線で二宮より遠いところへ行って帰ってくるなら青春18きっぷが安上がりです。
2.2 乗り降り自由
青春18きっぷは乗り降りも自由。たとえば東海道線を使って東京から大阪まで行く場合、途中の名古屋や京都で下車して観光することもできるということです。
2.3 普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーも利用可能
普通列車・快速列車ともに、普通車の自由席であれば追加料金なしで利用できます。東日本大震災の被害を受けた地域で運行しているBRT(バス高速輸送システム)、厳島神社(広島県)がある宮島へのJR西日本宮島フェリーも利用が可能です。
2.4 快速電車(SL電車、リゾート電車含む)も利用可能
快速電車は普通車で利用が可能です。また、快速扱いとなるSL電車やリゾート電車も青春18きっぷで乗ることができます。いずれも、別途指定席券が必要となる場合があります。
2.5 一部の区間の特急列車も利用可能
部分的に特急列車が利用できる区間もあるのです。たとえば、石勝線(北海道)の新夕張から新得、佐世保線(長崎県)の早岐から佐世保などは、自由席に限りますが乗車できます。
2.6 代行バスも利用可能
災害などでJR路線が不通になった場合、JRが定める代行バスを利用することができます。
2.7 一人でもグループでも利用可能
青春18きっぷは、5回分使うことができるきっぷです。ひとりで5回に分けた日帰り旅行で使うことができますし、行きと帰りで青春18きっぷ2回分使う宿泊旅行を2回と1回の日帰り旅行などと使い方が工夫できます。
嬉しいのは、グループでも使えること。たとえば5人組で日帰り旅行をしてもよし、3人で日帰り旅行に行き、別の日に2人で日帰り旅行をするといった使い方も可能です。ただしグループで利用する場合は、必ず全員が同じ駅を利用することが条件となっています。
2.8 北海道新幹線のお得なオプション券を購入可能
「北海道新幹線オプション券」を購入すると、新幹線で津軽海峡を渡ることができます。有効期間は乗車当日限定などいくつかの条件はありますが、青春18きっぷで北海道を目指すなら、お得です。
2.9 JRホテルグループ加盟の各ホテルで割引特典を受けられる
JRホテルグループ東京予約センターを通じてJRホテルグループに加盟しているホテルに宿泊すると、青春18きっぷのチケット提示で宿泊料金割引などの特典を受けることができます。
3. 青春18きっぷの例年の発売期間・利用期間・値段・購入場所
青春18きっぷは学生が長期休暇をとる時期に合わせて発売されます。2019年のデータを紹介しますので、参考にしてください。発売時期・値段ともに、2019年から大きく変更される予定は今のところありません。
3.1 発売期間・利用期間
- 春季用
<発売期間>2/20~3/31
<利用期間>3/1~4/10 - 夏季用
<発売期間>7/1~8/31
<利用期間>7/20~9/10 - 冬季用
<発売期間>12/1~12/31
<利用期間>12/10~1/10
3.2 値段
12,050円(おとな・こども同額)
3.3 購入場所
みどりの窓口、一部の券売機、旅行代理店など。
4. 青春18きっぷを利用する上での注意点
安くてお得なことが盛りだくさんの青春18きっぷですが、利用する際に気をつけたいことがいくつかあります。
4.1 1回分の利用は0時から日付が変わるまで
青春18きっぷの1回分の利用時間は0時から23時59分までのまる1日です。たとえば東京と大垣を結ぶ夜行の快速列車「ムーンライトながら」は、2019年12月20日~30日までの間、東京駅を23時10分に発車した後、品川23時18分、横浜23時36分、小田原0時31分というダイヤで運行しました。
この列車に青春18きっぷで乗る場合(別途指定席券が必要)、小田原から乗車すれば青春18きっぷをまる1日使うことができますが、東京や品川、横浜から青春18きっぷで乗車すると、すぐに1回分が終わってしまいます。この場合は、小田原までのきっぷを購入して乗車したほうがお得です。
4.2 特急、急行列車には乗れない
基本的に特急列車や急行列車に乗ることはできません。ただし、先にお伝えした通り、一部ですが乗車可能な区間が設定されています。旅行プランを組むときに確認しておきましょう。
4.3 第3セクターなどJR線以外の電車には基本的に乗れない
青春18きっぷはJRが発売しているきっぷなので、基本的にJR以外の路線に青春18きっぷを使って乗ることはできません。ただし、JRから第3セクターに経営移管された、あいの風とやま鉄道(高岡・富山間)、IRいしかわ鉄道(金沢・津幡間)など、JRが提示する条件を満たすことで利用できる路線もあります。
4.4 指定席は利用できない
基本的に指定席は利用できない青春18きっぷですが、普通列車および快速列車の指定席であれば、指定席券を購入しての利用が可能です。また、時刻表に「乗車整理券が必要」と記載されているライナーは、該当の券を購入すれば利用できます。
青春18きっぷを利用すれば、とてもお得に列車の旅を楽しむことができます。また、泊まりがけで旅行する場合は、JRホテルグループ加盟の各ホテルを利用すれば、さらにお得になる可能性があります。青春18きっぷを利用するお得な旅行プランを立ててみてはいかがでしょうか。
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