これが箱根フリーパスの使い方!購入方法、乗り放題の乗り物、割引施設まで詳しくご紹介します

箱根観光といえば、芦ノ湖遊覧に美術館めぐりなど訪れたい場所が盛りだくさん。車で行く方は道を調べる必要がありますが、旅行は公共交通機関派の方はどのルートを使うのかに加えて、それぞれの運賃も気になりますよね。運行会社が多岐に渡るので、いちいち交通費を調べて、計算すると意外と高額に......? そんな方にぜひおすすめしたいのが「箱根フリーパス」です。泊りがけで箱根を訪れる際に思う存分活用してください。

目次

1. 箱根フリーパスとは?

広大な箱根エリアを走る交通機関が乗り放題となるチケットがその名も箱根フリーパスです。例えば、新宿から小田急線に乗車して、箱根湯本を起点に1泊2日の周遊を楽しむとします。強羅、早雲山、大涌谷、桃源台、箱根町という定番ルートをぐるっと回ると、通常の運賃なら合計6,530円かかりますが、箱根フリーパスなら同じ区間を何度乗り降りしても5,140円です。つまり、使い方次第で1,000円以上お得になるのです。

2. 箱根フリーパスの購入方法・料金・有効期間

箱根フリーパスは、通年で簡単に入手することができます。

2.1 購入方法

当日から利用するパスは小田急線各駅の自動券売機で買えます。事前に窓口で購入したい方向けには小田急トラベルをはじめとする各種旅行代理店で取り扱いがあります。その他に西武線、相鉄線、そして箱根フリーパス対象の各交通機関でも購入可能です。

またKLOOK(アクティビティ予約サイト)でも事前に購入できます。

※KLOOKとは?
 ⇒国内/海外のアクティビティ予約サイトです。世界400以上の旅行先で1,000,000以上のアクティビティを簡単&お得に予約することができます。
※さらにKLOOKで初めて予約する場合はKLOOK限定初回登録クーポン(500円offでお得!)が利用できます。クーポンコード「KLJPNUC」を忘れずに入力してください。

>>>アクティビティ予約サイトKLOOKで箱根フリーパスを購入する

2.2 料金

発駅と利用日数により、金額が異なります。例えば、新宿駅発で2日間有効の切符は大人5,700円、子供1,500円です。ただし、小田原までロマンスカーを利用する場合は別途特急料金の890円が必要です

2.3 有効期間

箱根フリーパスは2日間・3日間有効の2種類が用意されており、乗車日の1カ月前から購入できます。

>詳しくは、小田急電鉄の公式サイトをご覧ください

3. 箱根フリーパスで使える乗り物

一部の指定区間に限定される会社もありますが、下記の8種類の乗り物が乗り放題となります。初めて箱根を訪れる方向けにおすすめの巡回コースを作ってみましたので、参考にしてください。

3.1 箱根登山電車

箱根観光の入り口は、箱根湯本駅です。小田急線から箱根登山鉄道に乗り換えましょう。箱根湯本から強羅(ごうら)まで標高差445mを40分近くかけて、ゆっくりと登ります。視界が広く確保された車窓から思う存分、箱根の自然をご堪能ください。塔ノ沢駅と大平台駅の間にある出山鉄橋は登録有形文化財にも認定されている箱根登山の名所の一つです。紅葉の季節にここを通過する際は渓谷の美しい姿を写真におさめたいものです。

3.2 箱根登山ケーブルカー

箱根登山鉄道を降りたら強羅駅でケーブルカーに乗り換えます。終点の早雲山(そううんざん)駅は強羅夏祭り(毎年8月16日開催)で行われる大文字焼きの観覧スポットとして有名です。山並みだけでなく、相模湾を見渡すオーシャンビューも絶景です。

3.3 箱根ロープウェイ

地獄谷の異名をとる大涌谷(おおわくだに)は箱根ロープウェイでの空中散歩がイチオシです。始発駅の早雲山駅から終着駅の桃源台(とうげんだい)駅までの所要時間は約24分。箱根フリーパスは乗り降り自由なので、大涌谷駅で途中下車して、名物の黒たまごを味わうのもOK。箱根ロープウェイは全4駅で、姥子(うばこ)駅周辺に日帰り温泉もあります。

3.4 箱根海賊船

桃源台港、箱根町港、元箱根港の芦ノ湖の3つの港を結ぶ箱根海賊船。海賊船という見た目の豪華さもあって、観光気分が存分に味わえます。芦ノ湖を縦に突っ切る桃源台港から箱根町港までの航路は約25分。晴れた日にデッキから眺める富士山は箱根観光の目玉といえるでしょう。時間が許せば、もう一つの波止場である元箱根港にもお立ち寄りください。ここから徒歩圏にパワースポットとして有名な箱根神社、完全復元された箱根関所などがあります。

3.5 箱根登山バス(指定区間のみ)

船旅を終え、箱根町から箱根湯本に戻るときは箱根登山バスを利用しましょう。

3.6 観光施設めぐりバス

箱根登山バスには、天窓を意味するスカイライトと名付けられた車両があり、強羅・仙石原地区の美術館や観光施設をくまなく巡回します。御殿場のプレミアム・アウトレットまで足を伸ばしたいときもこのバスをご利用ください。

3.7 小田急箱根高速バス(指定区間のみ)

新宿から東名御殿場までの区間も、箱根フリーパスの対象区間です。なので、行きは電車、帰りはバスといった旅行プランも可能。往復で異なる景色を楽しめるのも箱根フリーパスを使うメリットです。

3.8 東海バスオレンジシャトル

かつて沼津登山東海バスと呼ばれていたバスです。箱根町から沼津までの指定区間で利用できます。三島で途中下車して、富士山の湧き水でぎゅっと引き締められた名物のうなぎを賞味するのはいかがでしょう。

4. 箱根フリーパスで料金が割引になる主な施設

箱根フリーパスでは、箱根地区の50カ所以上の施設で料金の割引や優待サービスを受けることができます。箱根町のシンボルであるキツツキの青いマークが、店頭に掲げられるお店は箱根フリーパスが使用できるという目印です。

4.1 温泉施設

温泉を楽しみたいのなら、日帰りスパとして有名な小涌園のユネッサンがおすすめ。ユネッサン(水着エリア)&森の湯(裸エリア)共通パスポートの通常料金は4,100円ですが、箱根フリーパスを提示すると3,200円で利用できます。乗り物以外にも、箱根フリーパスは箱根の休日を満喫するのにとってもお得ですね。

4.2 美術館・博物館・植物園

箱根にはここでしか触れることができない貴重なアートが集積しているリゾートでもあります。モネやルノワールの作品が常設展示されている「ポーラ美術館」や野外美術館の先駆けとなった「彫刻の森美術館」など1日ではとても周りきれません。「鈴廣のかまぼこ博物館」では、かまぼこやちくわ作りを体験することができます。お子様にも大人気の施設です。

4.3 名所・旧跡

難攻不落の城として有名な「小田原城」も天守閣、見聞館、SAMURAI館の入場料が割引対象となっています。天守閣から臨む相模湾のパノラマをご鑑賞ください。歴史好きの方には「箱根関所資料館」にもお立ち寄りください。当時の通行手形や道中絵図が展示されています。

4.4 レジャー施設・飲食施設・ショッピング施設

最近話題のレジャー施設として、「フォレストアドベンチャー・箱根」がおすすめです。高さ10mの木の上に縄梯子をわたらせた自然共生型のアウトドアで新鮮な体験が可能です。

「乙女峠ふじみ茶屋」の飲食代も5%割引になるため、御殿場牛乳ソフトも割引で食べることができます。これのためだけに観光施設めぐりバスを途中下車しても損はないと言われるほど、絶品です。

そのほかにも、箱根フリーパスを提示すると、「御殿場プレミアム・アウトレット」でもクーポンシート(割引券)がもらえます。

箱根の魅力はお伝えしきれないくらいまだまだ沢山あります。箱根フリーパスを使えば、プチバカンスをよりお得にかつ有意義なものにすることができます。使い方はあなた次第。料金の元をとろうという意気込みで観光名所をたくさん周るのもよし、ゆったりとした気ままな旅をするもよし。この切符を使って、自由な箱根旅行を楽しみましょう。

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【箱根のある神奈川一口メモ】
今回ご紹介した箱根には、美術館、パワースポット巡りや温泉など見所いっぱいです。そんな箱根のある神奈川県には、異国情緒漂う中華街や洋館が残る山手などが魅力の横浜、鎌倉幕府の栄華を伝える鎌倉なども魅力的。日帰りで1つのスポットを訪れても良いですし、2泊3日ぐらいで横浜、江ノ島、箱根あたりをぐるっと散策するのも良さそうですね。

<日数と費用>(目安)
●旅行日数:1~4日間
●ツアー費用:約5,000円~約120,000円(関東発)

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