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パリのカフェでちょい飲み!「カフェ飲み」を愛する現地在住記者が注文する安くて美味しいカフェの定番おつまみ6選
Bonjour!
フランスに来たらまず食べたいのはフレンチのフルコースですが、もう少しユルい気分で何かをつまみながらお酒を楽しみたい時にはカフェでのちょい飲みがおすすめ!パリの「カフェ」は朝食やお茶を飲む場所としてだけではなく、お酒を楽しむバーとしての役割や軽食を提供する役割もあるんです。
そんなパリのカフェでちょい飲みするときに注文したい、安くて美味しい定番おつまみをご紹介します!
目次
- みんなでワイワイつまみたい!ハム&チーズの盛り合わせ
- ワインにもビールにも合う!田舎風パテ、リエット
- ガーリックバターの味付けが最強のおつまみ!エスカルゴ
- シーフードもあるよ!生牡蠣&ムール・フリット
- ミニスイーツ3種とシャンパーニュ一杯のセットでお洒落なちょい飲み!
- 〆はあたたかいオニオングラタンスープでホッと一息
みんなでワイワイつまみたい!ハムやチーズの盛り合わせ
ハム、チーズの盛り合わせはパリのおつまみの中で最もポピュラーなものと言っても良いでしょう。大抵のバーやカフェで注文することができます。お店によって差はありますが、基本的には数種類のサラミや生ハム等、ハム系のみの盛り合わせと、数種類のチーズのみの盛り合わせ、ハムもチーズも両方乗った豪華な盛り合わせの3種類があります。
バゲットは無料でついてきておかわり自由なので、お腹が減っている時はこれだけで夕食を済ませてしまう人も。ちょい飲みの場合は数人でワイワイつまむのが楽しいメニューです。
<シェアしながら色々な種類のチーズが少しずつ楽しめるチーズの盛り合わせ>
ワインにもビールにも合う!田舎風パテ、リエット
メニューにあったら頼まずにはいられないのが田舎風パテやリエットです。田舎風パテは豚のレバーや脂肪を固めて焼いた料理で、フレンチの前菜のド定番でもあります。ほのかなレバーの香りのする焼豚のような風味が病みつきになる美味しさ。
リエットはパテに似ていますが、肉をほぐして脂肪と混ぜあわせペースト上にしたもの。リエットは豚がもっともポピュラーで美味しいのですが、運良くガチョウ(仏語でOie[オワ]、英語でGoose[グース])のリエットに出会ったら迷わず注文した方が良いです。低い温度でとろけるガチョウの脂肪は天国の美味しさ。ワインにもビールにもよく合いますが、カフェのちょい飲みではビールと合わせるのがおすすめ。もちろんパンはおかわり自由です。
<バーで見つけて即注文したとろけるガチョウのリエット。付け合わせのパプリカのピクルスも美味>
ガーリックバターとパセリの味付けが最強のおつまみ!エスカルゴ
大抵のものは日本でも食べられているフランスの食べ物ですが、日本ではほとんど見かけないのがエスカルゴ、カタツムリです。
バターとガーリック、そしてパセリで調理されたアツアツの殻に入ったカタツムリを専用のハサミで掴み、巻貝を食べる時のように専用の小さなフォークでくるくると引っ張り出して食べます。食欲をそそるガーリックバターの風味とエスカルゴの歯応えがとても美味しいです。フランスの上質なバターとガーリック、パセリの組み合わせは最強のおつまみ。
カフェででてくるエスカルゴは冷凍なのでレストランに比べて小ぶりのものが多く、シェアもしやすいのでおつまみにぴったりです。
シーフードもあるよ!生牡蠣&ムール・フリット
ちょっと高級なカフェ・ブラッスリーになるとお店の軒先に殻つきの生牡蠣が並んでいるところも。注文すると手早く開けてくれて氷に載って出てきます。
パリは海辺の町ではないのでシーフードは全体的にお高めですが、やはり生牡蠣も地方に比べて少し高く一個3ユーロくらいです。しかしながら大抵は1個から注文できるのでちょい飲みのおつまみにする場合は2〜3個だけ開けてもらうことも可能。氷の上に載せられてるとはいえ夏は鮮度がすこし心配なので冬に食べる人が多いです。
<生牡蠣はレモンやエシャロットとワインビネガーのソースとともにいただきます>
ムール・フリットはムール貝の白ワイン蒸しとフライドポテトの組み合わせ。メインとしておいてあることの多いこの料理ですがカフェならおつまみとしてシェアするのもOK。軽めのビールと合わせると美味しいです。
<飲み物を注文すれば無料でムール貝の白ワイン蒸しを出してくれるお店も!>
ミニスイーツ3種とシャンパーニュ一杯のセットでお洒落なちょい飲み!
日本でもフランスでもお酒のアテといえば塩辛いものが多いですが、フランスではデザートにワインを合わせることもあります。
代表的なのがシャンパーニュとデザートの組み合わせ。パリのカフェで時々見かけるシャンパーニュ・グルマンは3つの小さなデザート+シャンパーニュ一杯のかわいいちょい飲みセットです。お酒も飲みたいけどスイーツも食べたい、そんなワガママなマドモアゼルたちの要望に答えてくれるメニューです。
<クレーム・ブリュレ、焼き菓子、パンナコッタがセットになったシャンパーニュ・グルマン>
シャンパーニュ・グルマンは元々カフェ・グルマンという3つのミニデザートにエスプレッソがついた定番デザートのカスタマイズ版です。その他にもテ・グルマン(お茶とお菓子)、サケ・グルマン(日本酒とお菓子やおつまみ)など時々見かけます。
<「○○グルマン」というのが3種のデザート+飲物1杯のセットという意味>
〆はオニオングラタンスープでホッと一息
パリのカフェの定番メニューでハズせないのがオニオングラタンスープです。キャラメル色になるまで炒めた玉ねぎの旨味たっぷりのスープに、スライスしたバゲットとエメンタールチーズをたっぷり載せてオーブンでこんがり焼いたこちらのスープは〆にピッタリ!こちらにもおかわり自由のパンはしっかりついてくるのでこれまでのおつまみで足りなかった場合もこれでお腹はしっかり満たされます。
<こんがりチーズがうれしいオニオングラタンスープは、カフェの人気メニュー>
スープはフランスでは前菜なので最後に頼むと驚かれるかもしれませんが、ルールを気にせず自由に頼めるのがパリのカフェの良いところ!スープでしっかり暖まって家路につきましょう。
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N.L.Paris
- パリ在住約10年。美味しいものとお酒が大好き。超B級グルメから高級店まで地道に研究しています。グルメ情報メインのブログ&インスタも。→→→ nightlifeparis.hatenablog.com
Instagram@n.l.parisienne