【ペルー】アヤクーチョの郷土料理を食べつくせ!

グルメ大国として知られているペルーですが、アヤクーチョの郷土料理も例外にもれず美味でした。日本ではあまりお目にかかることがない食材を使ったものが多くて、何を食べたらいいか分からない旅行者のために、この町で出会った「食」についてお話ししましょう。

目次

地元の人も太鼓判を押すレストラン、ビアビア・カフェで食べれば失敗なし

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地元の人も現地で知り合ったペルー人の観光客も口を合わせてお勧めしたレストランがビアビア・ カフェ。実は、私も事前に調べてここが美味しいという情報を得ていたので、ホテル兼レストランのこの店に宿泊先を置いて、朝昼晩の三食をこのレストランで食べる計画でした。評判通り美味しく、コロニアル建築の店は、とても雰囲気が良く、申し分なかったです。

基本情報

  • 施設名:ビアビア・カフェ・アヤクーチョ(ViaVia Cafe)
  • 住所:Portal Constitucion 4, Ayacucho
  • 営業時間:7:30~23:30 
  • 定休日:なし
  • HP:https://viavia-ayacucho.negocio.site/

アヤクーチョ市民の台所、サンタ・クララ市場は必見

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アヤクーチョ市民の台所と言われているサンタ・クララ市場は、絶対外せないスポットです。アンデスのありとあらゆる食材が揃っている市場で、見ていてとにかく飽きません。外から見ると、入り口に人がたむろをしていて、中も薄暗く、危険な印象を与えるのですが、そんなことは気にせず、中に入ってください。危ない場所ではありませんから。

基本情報

  • 施設名:サンタ・クララ市場(MERCADO SANTA CLARA
  • 住所:Jiron 28 de Julio, Ayacucho
  • 営業時間:6:30~19:00

アンデスでしか食べられない肉

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アンデス地方でしか食べられない肉、それはアルパカのお肉です。またこちらの人はモルモットと同属のクイというテンジクネズミも常食にしています。私はこれらの動物を食肉としてとらえたことは一度もありませんでしたが、「郷に入れば郷に従え」ということで、アルパカのお肉を試してみました。選んだ料理は、アルパカ肉のハンバーガーセット。脂っぽくもなく、やわらかく、かなりいけます!クイの料理は、丸焼きで食べることが多く、ネズミの姿を残しているため、食べるのは控えました。

地方料理、プカ・ピカンテを楽しむ

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アヤクーチョの郷土料理で一番有名なのがプカ・ピカンテです。プカはケチュア語で赤。ピカンテはスパイシー。つまり、料理名は「スパイシーな赤」というわけです。名前の通り、外観が赤でした。それもそのはずで、ビーツが材料に使われているからです。その他に、ピーナッツ、ジャガイモ、ペルーの唐辛子アヒが、材料として入っており、ジャガイモがふんだんにはいったシチューといったら想像がつくでしょうか。お味は?というと、ピリ辛ですが、ピーナッツとビーツのせいか、甘さもあります。感想は、とにかく「初めて食べた味!」でした。通常、豚肉、ご飯、オニオンのサラダと一緒に食べます。

キヌアを使った料理

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アヤクーチョは、一時、スーパーフードとして話題になったキヌアの原産地です。そのせいか、キヌアを使ったメニューもいろいろありました。私が食べた中で、とくに美味しかったのは、キヌアと鶏肉のスープとキヌアリゾットです。スイートにまで使用されており、キヌアの粉でできたケーキなどもありました。

アヤクーチョの伝統的なパン、チャプラとタンタ・ワワ

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アヤクーチョでは、400年以上も前にスペイン人が持ってきたレシピで今でも作られていると言われるパンが朝の食卓に上ります。チャプラと言って、ピタパンをプックリ膨らませたようなパンです。中は空洞で、チーズなどを挟んで食べるととても美味しいです。滞在中毎日、私も朝食にこのパンを頂きました。

アヤクーチョの空港にはチャプラの売店があります。そして、リマに戻る飛行機で、このパンが悠々に30個は入っているだろうと思われる大きなビニール袋を、機内に持ち込んでいるペルー人を何人も見かけたとき、地元の人のチャプラへの愛を感じました。

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もう一つは、タンタ・ワワという赤ちゃんの形をしたアニスやシナモンなどの香辛料が入った菓子パンです。このパンは、ペルーの南部では11月1日の全聖人の日に死者へのお供え物となるパンとして有名ですが、アヤクーチョでは、この祝日に代父母(カトリックの社会制度)にタンタ・ワワを贈る独自の風習があるそうです。特別なパンですが、常食でもあるので、市場では山積みになって売られています。

チチャの飲み比べ

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チチャという不思議な飲み物がペルーにはあります。不思議と呼ぶ理由は、この飲み物をなんと紹介したらいいのか、正直言って分からないからです。発酵させた低アルコールのものとチチャ・モラーダのような無発酵の飲み物があります。共通して言えるのが、甘いわりには、のど越しすっきりでかなり美味しい、ということ。低アルコール飲料のほうも、アルコールが入っていることすら気づかないほど低いので、ジュースのようにゴクゴク飲めます。チチャの原料はトウモロコシまたは穀物(トウモロコシでできている伝統的な飲み物は、チチャ・デ・ホラと言います)。砂糖が入っているため、どれも甘く、種類によっては果実が入っていました。

先に紹介したサンタ・クララ市場には、いろいろな種類のチチャが飲めるスタンドがあります。ぜひ飲み比べをしてみてください。

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手作りアイス、ムユチ

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ムユチは、新鮮な牛乳から作られたアヤクーチョの手作りアイスです。牛乳の他に、白ゴマ、ココナッツ、シナモンとグローブなどが入っているせいか、濃厚な味で、これまたかなり美味しいです。ウチワサボテンというサボテンの果実を使ったジャムがトッピングされています。初めて食べるのに、なぜか懐かしいと思わせる味。ぜひ試してみてください。週末、プラサ・デ・アルマに立つ屋台で売っています。

まとめ

以上、ざっとですが、アヤクーチョに行ったら、挑戦してみてほしいものを紹介しました。香辛料を使っているわりには、味に癖がなく、どれも食べやすくて美味しかったというのが、全体的な感想です。アヤクーチョは日本人にとっては、まだまだマイナーな観光地ですが、マチュピチュに行った帰りにでも、ぜひ足を延ばしてみてほしい町です。

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オシャラ

ブラジル在住19年。今はサンパウロに住んでいます。現地ならではの旅情報を発信していけたらと思います。

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