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ドイツの治安は大丈夫?日本との違いを知って楽しい旅行にしよう!

記事投稿日:2019/11/17最終更新日:2019/11/17

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ドイツ旅行を計画されている方の中には、現地の治安が心配という方も多いのではないでしょうか?

ヨーロッパ諸国のなかでも、比較的治安が良いとされているドイツ。とはいえ地域や町の一部エリアには、治安が決して良いとは言えない場所があるのも事実です。過度に心配する必要はありませんが、現地の治安事情について少しでも知っていれば、現地での滞在もより安全なものになるでしょう。

なるべく避けたいエリアや、反対に安心して過ごせるエリアを解説すると共に、現地で犯罪に巻き込まれないために注意すべき点などを紹介します。

目次

1. ドイツは治安が良い?それとも悪い?実際に滞在して分かったこと

この項目では、筆者がこれまでに滞在した、または旅行で訪れた都市から、治安が良くないと感じた地域とトラブルなく過ごせた地域を紹介します。

フランクフルト:駅周辺の風俗街は治安が悪いので注意

国際空港やヨーロッパ各地を結ぶ鉄道ターミナルがあることから、多くの観光客やビジネスマンが集まるフランクフルト。日本からの直行便があることからも、フランクフルトからドイツに入って各地を観光するという方も多いかもしれません。

そんなフランクフルトですが、人が集まる場所にはやはり犯罪もつきもの。ドイツ国内においても犯罪発生率が高く、殺人など凶悪犯罪は少ないもののスリや置き引きには注意が必要です。

フランクフルトで最も注意したいエリアが、中央駅前の「バーンホーフスフィアテル(Bahnhofsviertel)」というエリア。目抜き通りになっているカイザー通りは比較的安全ですが、ニッダ通り、モーゼル通り、ヴェーザー通り、エルベ通りは風俗街になっており、昼間でも路上で麻薬の売買が行われているのだそう。よからぬ犯罪に巻き込まれないためにも、中央駅周辺では昼夜問わず路地などには近づかない方が賢明です。中央駅から町の中心部に出る場合は、カイザー通りを徒歩で向かうよりもSバーン(電車)を利用する方が早いし安全でしょう。

ニュルンベルク:駅前でたむろするホームレスに注意

古城や中世の街並みをたたえる美しい町ニュルンベルク。フランクフルトやミュンヘンからのアクセスも良く、日本人にも人気の町です。またニュルンベルクのクリスマスマーケットは「ドイツ3大クリスマスマーケット」のひとつ。これから冬にかけて、クリスマスマーケット巡りに訪れる方も多いのではないでしょうか。

筆者も頻繁に訪れるニュルンベルクですが、訪問時にいつも気になるのが駅の入り口でたむろするホームレスらしき人達。こちらが何もしなければ向こうも手を出したりはしませんが、酔っぱらって奇声を上げたりしている人もいて怖いなと思ったことがあります。また相手の人数が多い時は、彼らの間を通って駅に入らないといけないため、何かいたずらをされないかと1人の時はちょっと怖いと感じることがあります。

こういった人たちに遭遇した時は、なるべく近づかないようにして通り過ぎるのが大事。決してじろじろ見たりなどしないようにしましょう。ニュルンベルクの駅は駅正面の入り口を使わなくても地下通路から旧市街方面に出ることができるので、不安な方はこちらの通路を利用しても良いでしょう。

ハウプトヴァッへ、コンスタ―ブラヴァッへ、ザクセンハウゼン地区は比較的安全

フランクフルトのなかでも、観光スポットやショッピングストリート「Zeil」があるハウプトヴァッへおよびコンスターブラヴァッヘは、比較的安心して過ごせるエリアです。とはいえ、スリや置き引きへの注意は怠らないようにしましょう。お店で商品を見ている時や人混みの中などでは特に注意が必要です。

また、ハウプトヴァッへ、コンスターブラヴァッへ周辺ではデモや集会が行われることもあります。これらが思わぬ暴動に発展する可能性もゼロとはいえないので、注意するに越したことはありません。

美術館・博物館が多く集まるほか、フランクフルト名物「りんご酒」が楽しめるザクセンハウゼン地区も、治安は比較的良いと言えます。ただ治安の良いエリアであっても、人気のない場所へ行くのは避ける、怪しそうな人には近づかないようにすることが重要です。

2. ドイツと日本で違う、治安について

ドイツをはじめヨーロッパを旅行する際、日本にいる様な感覚でいると犯罪に巻き込まれるリスクもぐんと上がります。「ここは日本ではない」ということを十分自覚し、自分の身をしっかり守れるようにしましょう。

電車やバスで寝るのはNG!

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写真出典:Pixabay(CC 0)

日本では電車やバスの中で寝ている人をよく見かけますが、ドイツではそのような人はほとんど見かけません。公共交通機関のなかで居眠りができるのは日本の治安が良すぎるからであり、ドイツや他のヨーロッパ諸国で同じようにするとスリなどの被害に遭ったり、変ないたずらをされたりする可能性があります。旅行中はあちこち観光して疲れているとは思いますが、電車やバスでの居眠りはしないよう気をつけましょう。

また東京ほどではありませんが、ドイツでも朝晩の通勤時間は電車やバスが混雑します。大きいスーツケースなどがある場合は移動が大変になるので、朝晩の時間帯はなるべく避けるほうが賢明です。また荷物が多いと注意力も散漫になりやすいので、混雑した電車の中で貴重品のスリに遭うリスクも高くなります。
※ライター註:混雑具合は路線によって異なります。

地元の人もきっちりバッグのファスナーを閉めている?

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写真出典:Pixabay(CC 0)

現地に住んでいる人達のバッグを見ていると、ファスナーをきっちり閉めている人もいれば、バッグにファスナー自体が無いなどさまざま。ファスナーが無いと言ってもバッグの内ポケットにお財布や貴重品を入れ、貴重品は下の方に入れてすぐには盗られないよう対策している人が多いみたいです。地元の人でもスリに遭う人はいるので、その土地に慣れない観光客はなおさら注意する必要があります。

服の下にしまえるシークレットポーチを利用するなど、貴重品はなるべく肌に近い場所にしまうと良いでしょう。最近ではオシャレなリュックサックが沢山あり利用している人も多いですが、リュックサックは後ろから何か盗られても気がつかない事が多いので注意が必要です。おすすめは背中側にファスナーがあるタイプ。背中に違い場所へお財布や貴重品を入れることで、スリ対策になります。

ドイツでも「モノの置きっぱなし」はNG

日本ではセルフサービスのカフェなどで席にモノを置いたまま注文しにいく人や、トイレに行く人などを見かけますが、ドイツでは「どうぞ盗んでください」と言っているようなもの。これは絶対にしない方が良いでしょう。荷物はなるべく自分の近くで目の届く場所に置くようにしてください。

特に気をつけないといけないのが、テーブルの上に貴重品やスマートフォンを置きっぱなしにしてしまうこと。人の出入りが多いカフェや混雑時、また通りに面した席では、テーブルの上に置かれた貴重品がいつのまにか盗まれていたという話もあります。

このほか、旅行者の方に気をつけて欲しいシチュエーションとしては、友人との会話で盛り上がっているときや慣れない英語やドイツ語での注文に苦戦しているときなど。このときにサッと貴重品を盗られても、すぐには気がつかないかもしれません。こうした被害を防ぐためにも、貴重品はバッグやズボンのポケットにしまうようにすると安心です。

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ホテルでも貴重品や荷物はきちんと管理

一見安全に見えるホテルのエントランスでも、荷物管理には十分注意が必要です。筆者がたまに見かけるのは、チェックインやチェックアウト時にそれまで座っていたロビーのソファー周辺に荷物を置いたまま、カウンターで手続きをしている人。目の届かない、しかも少し離れた所に置き去りにされた荷物は、手続きの合間誰かに持っていかれてしまっても不思議ではありません。

こうした置き引き被害を未然に防ぐためにも、カウンターでやり取りする際は自分の荷物を全て持って行くようにしましょう。同じホテル内としては、朝食ビュッフェの会場でも持ち物には十分注意しましょう。貴重品は小さなバッグに入れて持ち歩くか、部屋にあるセーフティーボックスに入れておくと安心です。

ドイツでお金とスマートフォンを管理するコツ

カードが普及してきているとはいえ、現金での支払いが多いドイツ。旅行の際、お財布には最低限の現金とカードを入れておくようにしましょう。大量の現金を持ち歩くのは避けたいですが、どうしても必要な場合は分散してバッグの中にしまう事でリスクも少なくなります。

また、スマートフォンの管理をするコツは、歩きスマホを避けること。日本でも注意喚起されているように前が見えなくて危ないですし、注意力散漫でスリやひったくりなどの標的に遭いやすくなります。地図機能を使用する方も多いと思われますが、使用中に荷物を取られないよう警戒してください。

3. ドイツ旅行で滞在するなら、ホテルはどのエリアが良い?

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写真出典:Pixabay(CC 0)

この項目ではドイツ、特にフランクフルトやベルリンへの滞在でホテルに泊まる場合、治安面から気をつけたい地区の選び方について解説します。渡航目的へのアクセスや宿泊料金などでホテルを選ぶポイントは変わると思われますが、まずは治安の良い地区を優先的に選ぶようにしましょう。

フランクフルト:避けた方が良い地区と比較的安全な地区について

フランクフルトから周辺の町へ出かけたり、朝早い電車を利用する際に駅前のホテルはとても便利。とはいえ風俗街周辺は怪しい人が特に多いので避けた方が良いです。裏路地に入り口があるホテルなども、なるべく利用しない方が良いでしょう。駅前に宿泊するのであれば、大通りに面したホテルの方が出かけたりする際も安心です。

一方メッセ会場の周辺やマイン川を渡った対岸のザクセンハウゼン地区は、比較的安全と言われています。メッセ周辺はホテルが多く、ショッピングセンターもあるので、買い物にも便利。地下鉄のU4で町の中心へもすぐに出ることができます。

ベルリン:フリードリヒシュとラーセ周辺は比較的安全

ベルリンに滞在する場合は、フリードリヒシュトラーセ周辺が比較的安全であるほか、電車や地下鉄駅もあって観光するのに便利です。

4. ドイツでもスリや詐欺がある!

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<ベルリンのブランデンブルク門。写真:Mops>

他のヨーロッパ諸国と同様に、ドイツでもスリや詐欺などが発生しています。この項目では、ドイツで観光客が遭いやすい、典型的なトラブルを解説しましょう。

まず、ドイツで最も観光客が遭いやすい被害がスリ。人混みの中はもちろん、エスカレーターに乗っているときや大きなスーツケースを持って電車に乗るときなど、バッグやリュックサックから貴重品を抜かれるという事例が発生しています。貴重品やお財布は肌身離さず持ち歩くことを心がけましょう。

ドイツのスリに関する詳細な事例は、ぜひ関連記事をご覧ください。

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ドイツで見かけられる詐欺の事例としては、警察官を装った犯罪グループによる被害もあります。手口としては、ニセの警官が身分証や所持品を見せろと言ってきて、所持品検査をするふりをして財布の中の現金や貴重品をこっそり盗むというもの。怪しいと感じたら検査などには応じず、110番通報をして警察を呼んでもらうようにしましょう。

また、駅で電車を待っているときや町なかでは、物乞いの姿を見かけます。たいていは片手を出してきて小銭を求めるもので、毅然とした態度で「No」といえばすぐに去っていきます。ヨーロッパ諸国で言われるトラブルとしては、ドラッグ売買もありますが、これに関しては町中で堂々と行われているのは稀です。人気のない裏路地に入っていかない限り、問題ないでしょう。

5. ドイツでトラブルに遭ったときは

ここまでドイツで起こりがちなトラブルとその対策方法をお伝えしてきましたが、万が一トラブルに遭った際、どう行動すればよいか解説していきます。まず、スリや置き引きなどトラブルに遭った場合は、すぐに警察に届け出て「被害届受理証明書 」を作成してもらうようにしてください。クレジットカードを盗まれてしまった場合は、カード会社に連絡してすぐにカードを止めてもらいましょう。

パスポートの盗難に遭った場合は、日本大使館または領事館で再発行をしてもらう必要があります。再発行をまたずに帰らなければならない場合は、「帰国のための渡航書」を作ってもらいます。

【参考】

トラブルに遭ったときに助けを求めるときは、次の言葉を使ってください。
「助けて」はドイツ語で「Hilfe!(ヒルフェ)」、「警察」はドイツ語で「Polizei(ポリツァイ)」となります。周囲の人に警察を呼んでほしいと伝える際は、「Biite rufen Sie die Pilizei.(ビッテ ルーフェン ズィー ディ ポリツァイ)」と言ってみましょう。

ヨーロッパでは比較的安全と言われる一方で、スリや置き引きといった軽犯罪は多いドイツ。ちょっとした工夫や気遣いで被害を防ぐことができるので、今回の記事を参考に対策をしてみてくださいね。

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