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アマゾンの動物たちと触れ合おう!ペルー・キストコチャ動物園
ペルーアマゾン最大の都市イキトスにある「Complejo turístico de Quistococha(キストコチャ観光複合施設/通称:キストコチャ動物園)」は、ペルー・ロレト州唯一の国立観光公園。緑豊かな369ヘクタールの広大な敷地に、アマゾンを代表する個性豊かな動物たちが飼育されています。真っ白な砂浜が美しいキストコチャ湖もあり、イキトス市民の憩いの場となっています。
目次
イキトス市民に人気の動物園
イキトス中心部からイキトス-ナウタ街道を一路南へ。2016年7月5日にこの"たびこふれ"でご紹介したアマゾン・マナティの保護施設「アマゾン・レスキュー・センター」からもう少し先へ進むと、左手にストコチャ動物園への入り口を示す看板が見えてきます。
>アマゾンマナティと直接触れ合えるペルー唯一の施設「アマゾン・レスキュー・センター」はこちら
こちらがチケット売り場、入場料は大人9ソレスです。うっそうと茂る木々たちが落とす濃い影のおかげでしょう、園内は比較的涼しく感じられます。
観光用パンフレットはないので、入口付近にある看板をチェック。プーマやオトロンゴ(ジャガー)といった大型動物のほか、ピンクイルカやピラルクー(パイチェ)、ワニ、マタマタなどのアマゾン河の主役たち、鳥類やサルなどいろんな動物がいますね。
こちらは「Janulf y La Warmi Boa(ファヌルフとワルミボア)」というアマゾンの森に伝わる神様の像。ファヌルフは高い頬骨が特徴、ワルミボアは半人半蛇の女神・・・・・・だそうですが、詳しい説明はありませんでした。人間と自然の関係が深いアマゾンには、大蛇(ボア)や鳥の姿を持つ神様がたくさん存在します。村人を惑わしたり、悪い輩を頭からバリバリ食らうようなちょっとコワイ神様が多いのは、それだけ森での暮らしが過酷で危険に満ちているからかもしれません。でも互いを見つめあうファヌルフとワルミボアの像は、穏やかでほっとします。
アマゾンの動物たちがいっぱい!
さぁ、気を取り直して動物見学といきましょう。ここはキストコチャで人気のピンクイルカ"ワイルリン"の水槽です。彼はオレンジ色のライフジャケットがお気に入りのようで、水中でずっと戯れていました。イルカショーもあるので、開始時間は入り口で確認してくださいね。
アマゾン河の王者パイチェもいました。水中に潜っていてなかなかその姿は見えませんが、時々大きな水しぶきとともに水面に跳ね上がってきます。
木陰とはいえやはり暑いのでしょう、お昼寝中のオトロンゴたち。
マンチン・ネグロという種類のおサルさん。なんと檻から抜け出して園内をうろうろしていました。好奇心が旺盛なのでしょう、観光客を見つけると何かもらえないかと後をついてきます。帽子やカバンをひったくられることのないよう、気を付けながら進みました。
ピクニックにぴったりの美しいキストコチャ湖
園内をぐるっと一周すると、真っ白な砂浜が美しいキストコチャ湖に出てきます。「トゥンチ」と呼ばれるこの浜は、人口浜なんですよ。キストコチャ湖は遊泳可なので、週末はピクニックに訪れる市民でいっぱいです。
トゥンチ浜にあるレストランで昼食を頂きました。セビーチェやロモサルタードといった定番ペルー料理もありますが、なんといっても炭火焼きがオススメとのこと。魚や鶏肉のほか、チマキ風料理のフアネや豚肉を干したセシーナ、カメやスリ(イモムシ)の串焼きなどアマゾンらしさいっぱいのメニューもありました。
食後はボートに乗って、キストコチャ湖をのんびり遊覧。湖上は涼しくゆったりとした時間が過ごせます。森の動物と触れ合ったり、水遊びができるキストコチャ動物園。イキトスを訪れたら水着とタオル持参でぜひどうぞ!
Complejo turístico de Quistococha/キストコチャ観光複合施設
- 現地名称:Complejo turístico de Quistococha
- 日本語名称:キストコチャ観光複合施設
- ※通称:キストコチャ動物園
- 住所:Km. 6.5 Carretera Iquitos - Nauta, Iquitos
- 開園時間:8時~16時(無休)
- 入場料:9ソレス(大人)
- 公式サイト:https://m.facebook.com/QuistocochaIqt
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原田慶子
- ペルー・リマ在住ライター。ペルーの観光情報からエコやグルメの話題などを幅広く執筆。ペルーに関する情報誌等の取材協力。