瀬戸内海が誇る魅惑のアート島!香川県・直島で芸術の秋を満喫しよう

本日は芸術の秋にぜひ足を運んでいただきたい香川県の「直島(なおしま)」を紹介します。

瀬戸内国際芸術祭の中心島でもあり、アート島の先駆けとしても知られている直島。地中美術館やベネッセハウスなど有名な観光スポットがありますが、本日は私が実際に行っておすすめしたいと思った直島の注目スポットをご紹介いたします。

その他にも東京からの直島への行き方、直島の中での移動手段もご紹介したいと思います。

目次

東京から5時間でのんびり島に到着【直島への行き方】

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直島へ入る方法は【船のみ】で、船は岡山県(宇野港)または香川県(高松港)から出ています。東京から行くには、岡山県まで新幹線または飛行機で行き、岡山県内の港から行くか香川県に移動して高松港から直島に入るかという選択肢になります。

私は訪問当時学生だったため、学割を利用して新幹線で岡山まで行き、香川県に移動して高松港から船に乗って行きました。学生は往復割と学割が利用できるので、運賃が3割引きになります!大人運賃でも往復割で1割引きになるので、ぜひお得な島旅を計画してください。

東京→(新幹線:約3時間、1万6300円)→岡山→(電車:約1時間、約1500円)→高松→(船:約30分、1220円)→直島 本村港

時期によってはJR(新幹線+電車)の運賃が変わっていたり、船の出入りが変わっていることもあるので気をつけてください。また、岡山駅→宇野港や高松駅→高松港の間は少し距離があるので、時間に余裕をもってアクセス計画を立ててください。

ゆったり島の風を感じながら【自転車島旅】

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<直島周遊道路>

直島の周囲は16キロありますが、観光エリアは島の南半分。車で何も見ずに走れば20分でまわれるほどの小さな島で、瀬戸内海の島ということでアップダウンは比較的少ないです。道中こまごまとしたアートが散らばっている島で、道路幅もあまり広くないため、気候のいい時期であれば自転車で島内を巡るのがおすすめです。ただしアップダウンがないわけではないので、休憩をこまめにとりながら自転車旅を楽しんでください。

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上の通り観光エリアは大きく分けて3か所です。

  • 宮ノ浦エリア
    アート銭湯や草間彌生さんの赤かぼちゃ、多くの居酒屋さんがあるのがこのエリアです。このエリアにある宮浦港は本村港に比べて大きく、海の駅や観光協会の拠点でもあるため、直島で一番栄えているエリアとも言えます。
  • 本村(ほんむら)エリア
    家プロジェクトや島民の生活地区と隣接するエリアです。私はこのエリアの港から出入りをし、このエリアに宿泊をしました。直島ならではの静かでのんびりした空気を楽しめるエリアです。
  • 美術館エリア
    ベネッセ関連施設や宿泊場所、地中美術館などはこのエリアにあります。山を切り開いたエリアのため、ここまでの道中はアップダウンがあります。

宮ノ浦エリアはお店も多くあり有名観光地までの距離が近いエリアではありますが、私は直島のゆったりとした雰囲気を味わえる本村エリアがおすすめです。本村エリアはお食事処は少ないですが、海を真横に島ならではのお散歩ができたり、住民の方とのんびりおしゃべりができたりと島時間を楽しめるエリアです。宮ノ浦までも車であれば5分、自転車であれば15-20分で行くことができるので、宿泊はぜひ本村エリアも視野に入れてみてください。

見逃し注意!あちこちに散らばる【島アート】

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<家プロジェクト 壁画>

直島では美術館や家プロジェクトと呼ばれる施設に入らなくても、島のあちこちでアートをみることができます。写真はお散歩中に見つけたもので、民家の壁に井戸端会議の様子が描かれていました。

また家プロジェクトの中心地である本村地区では、屋号プロジェクトが行われています。

屋号とは苗字とは別の、島民の間で呼び習わされてきた旧家の渾名(あだな)のことです。この屋号がZAWAMEの永野ヒロコさんのデザインで門札化し、本村地区の家々の玄関に飾られています。直島町が発行している屋号マップをみながら、屋号探しのお散歩に行くのもおすすめです。この屋号門札は51個あるそうなので、ぜひのんびり島探索を楽しんでください。

本村の細い路地にある小さなお店「よいち座」さん。お店の前にはたくさんの空き缶アートがお出迎え。エコとアートが融合したかわいい空き缶アート、店内では手作りの小物やアクセサリーも販売しているのでぜひ直島土産にのぞいていってみてください。

よいち座

  • 住所:香川県香川郡直島町845−8
  • 開館時間:9~17時
  • 休館日:月曜日
  • 鑑賞料金:無料

旅の疲れはアート銭湯で癒そう【I♥湯】

直島に行った際に外せないのがこのアート銭湯「直島銭湯 I♥湯」です。

この銭湯は、大竹伸朗さんというアーティストによって手掛けられ、入浴できる美術施設として開館しました。住宅街の中に明らかに質の違う奇抜の建物がどーんと建っていて、外観の奇抜さからついつい中が気になってしまうそんな銭湯です。

しかしこの直島銭湯 I♥湯、ただ奇抜なだけではなく中に入ればもっといろいろな仕掛けがあります。大竹さんの得意とするスクラップブックの手法があちこちに施されていて、洗面台やトイレ、浴槽内や天井にまでたくさんの意味が込められた絵が描かれています。

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<公式HPより>

内観は撮影禁止のためホームページに載っているものしかお見せできませんが、日本の文化である銭湯とアートが融合したとてもワクワクするこだわり溢れる銭湯です。写真では見づらいですが、蛇口にもかわいいサプライズがあるのでぜひ見つけてみてください。

I♥湯は入り口入ってすぐに番台があり、そこではこの銭湯を手掛けた大竹伸朗さんオリジナルのI湯グッズも販売しています。銭湯にまつわる手ぬぐいやTシャツなど、いまや直島を代表するお土産にもなっているものがたくさん売っているのでぜひ買い逃しなく。

直島銭湯 I♥湯

  • 住所:香川県香川郡直島町2252-2
  • 開館時間:13~21時(最終受付20時30分
  • 休館日:月曜日
    ※ただし、祝日の場合開館、翌日休館
  • 鑑賞料金:650円、15歳以下300円、3歳未満無料
  • URL:http://benesse-artsite.jp/art/naoshimasento.html

やっぱり外せない直島といえばココ【地中美術館】

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直島と言えばやはり最も有名なのは「地中美術館」ではないでしょうか。

私もあまり美術やアートに詳しいほうではないので楽しめるか不安でしたが、名前の通り地中に埋まった美術館、自然と融合した美術館ならではの体験や作品を観ることができてとても面白かったです。

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この美術館は作品を観るために、島の光や自然の音を取り入れて展示スペースが作られているため、その日の天気や気候で見え方が変わるのもこの美術館の特徴です。美術に詳しくない方でも直感的にすごいと思えたり、作品から目が離せなくなったりする美術館です。施設も広く、お土産屋さんにはたくさんの可愛い美術館グッズが売っているので、ぜひそちらも楽しみに足を運んでみてください。

地中美術館

  • 住所:香川県香川郡直島町3449-1
  • 開館時間:10~18時(10~2月は~17時、最終入館は閉館1時間前)
  • 休館日:月曜日
    ※ただし、祝日の場合開館、翌日休館
  • 鑑賞料金:2,060円、15歳以下無料
    ※2018年8月1日より、オンラインチケットによる予約制となりました。
  • URL:http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html

まとめ

いかがでしたでしょうか。私もこの記事を書いていて直島の風や音を思い出して、また直島に行きたくなりました。直島はのんびりとした空気と、現代アートが融合した何度行っても楽しい島です。近くには瀬戸内芸術祭に参加している島や、有名観光地も沢山あるのでお時間のある方はぜひ瀬戸内の島巡りも楽しんでください。

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Islander なんばなう

東京都在住の20代女性です。大学は観光学を専攻しました。世界遺産巡りが好きだった母にくっついて、幼い頃から世界中を旅してきました。その反動からか大学時代にコスパよく楽しむ島旅・日帰り1人島旅・贅沢な古民家ハウスへ宿泊する島旅など国内の島旅にハマりました。

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