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スロベニア・ブレッド湖の魅力と願いを込めて鳴らす鐘
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ブレッド湖
ユリアンアルプスの北西部に位置する氷河湖・ブレッド湖。スロベニアを代表する観光地です。湖の西側は人工的に砂浜が作られ、人々が集える憩いの場となっています。コンクリートで固めた上に、実際の海から運ばれた砂を運んで作られた砂浜では、湖水に足を浸けたり、浜に座って読書をしたりと、観光客のみならず地元の人々も思い思いに穏やかな時間を過ごしています。
周囲にはサイクリングコースも整備されており、緑豊かな自然の中でのサイクリングが楽しめます。湖面に目を移すと天然の島ブレッド島に佇む聖マリア教会、北側ユリアンアルプスの断崖にはアルプスの瞳と称されるブレッド城が望めます。今回は、手漕ぎボートに乗ってブレッド島に渡り聖マリア教会を訪ねます。
伝統の手漕ぎボート・プレトナボートで聖マリア教会へ
代々継承された家のみが営む事ができる伝統の手漕ぎボート・プレトナボート。漕ぎ手1人が、色鮮やかなボートを操ります。大きなオール2本のみで、最大20名を聖マリア教会までを島まで送り続けています。ブレッド島への交通手段はこのボートのみ。中にはブレッド島まで泳いで渡るツワモノもいるそうですが、聖マリア教会を訪れるためには水着のままという訳にはいかず、しっかり頭の上に着替えを乗せて泳ぐそう。ブレッド島に到着すると、聖マリア教会までは99段の階段を上ります。
憧れのウェディング
聖マリア教会で行うウェディングはスロベニアでは憧れだそうです。そして教会までの99段の階段を、新郎が新婦を抱き上げて上ると幸せになれると言われ、そのため結婚式の日取りが決まると、新郎は体を鍛え新婦はダイエットに励むそう。
聖マリア教会(聖母被昇天教会)
99段の階段を上りきると、そこには聖マリア教会。内部はバロック様式で、日の光が射し込む明るい作りになっています。主祭壇の前には鐘楼につながる長い紐が垂れており、 鐘楼を3回鳴らす内に願い事を願うと、その願いは叶うと言われます。高い位置にある鐘楼まで続く紐は重く、鐘の音を鳴らすにはコツがいる様で多くの観光客は全体重を乗せながら、願いを込めて紐を引いています。
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Y.M
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